転職の面接で「ストレスを感じるとき」を聞かれたら?
あなたの強みを反映した志望動機をもとに回答しましょう。
転職面接における「ストレスを感じるとき」の回答方法に悩んでいませんか?私も転職活動中の面接でストレスに関する質問を受けたことがあります。
採用担当者が「ストレス」に関して質問するのは、応募者の仕事に対するストレス耐性や強みを確認する必要があるからです。
私は自分の強みを反映した志望動機をもとに回答することで、面接官に対してストレス耐性だけでなく、強みや意欲をアピールして内定を獲得してきました。
がっくん
中堅企業で平社員だったがっくんです。就職倍率1000倍(2024名エントリー、採用2名)の超ホワイト企業に転職できた経験から、実績がない人でも転職成功するノウハウを発信してます。
この記事では、私の転職成功体験をベースに「ストレスを感じるとき」に対する面接例文と採用される志望動機の作成法を紹介します。
「ストレスを感じるとき」をアンケート調査!
当サイトで「ストレスを感じるとき」という質問に明確に回答できる応募者の印象について、一般企業向けに独自アンケートを行いました。
その結果、採用担当者100名のうち、「大変良い」が30%、「良い」が43%となり、70%程度の採用担当者が良い印象を持つことが判明しました。
自分のストレスや限界について、しっかりと認識し口頭で回答できる応募者は非常に良い印象を持たれるようです。
・「ストレスを感じるとき」に明確に回答する⇒採用担当者の70%が好感をもつ。
「ストレスを感じるとき」を聞かれる理由は?
転職で面接官が「ストレスを感じるとき」を聞く理由には主に以下のようなものがあります。
ストレス耐性と解消法の確認(※「ストレスを感じるとき」を聞く理由①)
採用担当者が「ストレスを感じるとき」を尋ねる理由は、応募者のストレス耐性と、その解消法の確認です。転職後の仕事には様々なプレッシャーが伴うからです。
面接官は、応募者が前職でどのような状況でストレスを感じ、どのように解消したかを聞いて、ストレス耐性を評価します。
企業は、ストレスに適切に対処できる人材を求めており、短期間での離職を防ぐためにもストレス耐性の高さや解消法は大きな評価ポイントです。
応募企業とのマッチ度の確認(※「ストレスを感じるとき」を聞く理由②)
採用担当者は「ストレスを感じるとき」について質問することで、応募者の人間性や性格が企業文化や風土に合っているかを確認しています。
採用において、応募者と企業のマッチ度は極めて重要です。面接官は、応募者が感じるストレスやその解消法から、企業とのマッチ度を測るわけです。
ストレス耐性があると評価されても、回答を通して企業が求める価値観に一致しないと、不採用に繋がる可能性があります。
応募者が持つ「強み」の確認(※「ストレスを感じるとき」を聞く理由③)
採用担当者が「ストレスを感じるとき」を聞く最大の理由は、応募者の強みを確認することにあります。面接官は、応募者のストレス耐性だけが知りたいわけではありません。
面接官は、ストレスを感じるときやその解消法を通して、企業が求める応募者の特定の強みや適性が回答に反映されているか確認しています。
このため、回答する際は「自分の強み」をしっかりとアピールできているか?という点に注意する必要があります。
・「ストレスを感じるとき」を聞かれる理由⇒応募者の「強み」を確認したい
「ストレスを感じるとき」に対するNG回答
転職の面接で「ストレスを感じるとき」を聞かれた際のNG回答は、以下の通りです。
ストレスを感じる事はない(※「ストレスを感じるとき」のNG回答①)
「ストレスを感じるとき」という質問に対して、ストレスを全く感じない、あるいは感じることは少ない、といった回答は避けてください。
ストレスを感じないという回答には良いイメージがなく、むしろ面接官に対して信頼性がない人物と受け取られる可能性があります。
「ストレスを感じるとき」という質問自体が、応募者のストレス耐性を探るものだとしっかり自覚して回答する必要があります。
仕事に関係のないストレス(※「ストレスを感じるとき」のNG回答②)
「ストレスを感じるとき」という質問に対して、仕事や業務に直接関係のないストレスについて回答することは避けましょう。
転職の面接は1時間を超えることもあり、面接官の意図から外れた回答になりがちです。しかし、面接官は常に応募者がどのように自社で活躍できるか?を考えています。
前職や応募企業の仕事に焦点を当て、具体的な業務内容におけるストレスについて話すよう心がけてください。
職場の人間関係のストレス(※「ストレスを感じるとき」のNG回答③)
「ストレスを感じるとき」に回答する際に、職場における人間関係のストレスを話すことは基本的に避けてください。
人間関係の問題は、どんな会社でも発生する可能性があります。それにストレスを感じるということであれば応募者自身に問題があると判断される可能性があります。
あくまでもストレスを感じた仕事内容や業務を中心に、そのストレスをどのように克服したかを話すことが肝心です。
・「ストレスを感じるとき」のNG回答⇒職務に関連しないストレス
「ストレスを感じるとき」志望動機中心で話す
転職の面接で「ストレスを感じるとき」に回答する場合は、自分の強みを反映した志望動機を中心に話すことで、説得力を持たせることができます。
私は志望動機をつくる段階で、自分の強みをはっきりと示し、企業の特徴と自分の強みが一致していることをアピールしてきました。
「ストレスを感じるとき」という質問に対しても、自分の強みを活かして「ストレス」を克服したことを伝えれば、志望動機との一貫性が生まれます。
・「ストレスを感じるとき」⇒「強み」を反映した志望動機を中心に話す
「ストレスを感じるとき」志望動機のつくり方(※重要)
「ストレスを感じるとき」は?という質問に対応するため、ベースとなる志望動機の作成法を紹介します。
志望動機には、面接官に刺さる「型」が存在します。しかし採用される志望動機に必要不可欠なことがあります。
採用したい志望動機は「自分の強みを理解している」こと
8割以上の採用担当者は「自分の強みを理解している」志望動機を求めることが企業対象のアンケート調査で分かりました。
つまり強みが反映されないと採用されない志望動機を書き続けることになります。
半数以上の採用担当は自己分析しない応募者を採用しない
半数以上の採用担当者は『自己分析をしていない応募者』は採用しないことが追加調査で判明しました。また、9割の面接官は応募者が「自己分析済」かを見抜けます。
『自己分析』をしないと半数が即不採用になるわけです。自己分析ナシでは強みが理解できないからです。
最強の志望動機をつくる【2つの方法】
いちど『自己分析』で分かった強みを反映するだけで面接で何を突っ込まれても『絶対に』ブレない志望動機になります。自分の「強み」をもとに作成するからです。
私は「自己分析結果」から志望動機をつくり、倍率1000倍の企業にも転職できました。以下に、これを試せる2つの方法を紹介します↓↓どちらか試してみてください。
私が実際に無料自己分析ツールで志望動機を書いた方法です。スマホで簡単につくれます↓↓
AIに自己分析結果を学習させて志望動機を書く方法です。転職理由もAIが考えてくれます↓↓
私は保険会社の営業職で、チームメンバーと協力して目標を達成してきました。しかし、前職では既存顧客への保険商品提案が主で、チームワークを発揮する機会が少なかったため、転職を決意しました。貴社は挑戦的なベンチャー企業であり、新規市場への進出やプロジェクト全体の一体感が魅力です。私はチームワークを活かし、新たな事業展開に貢献したいと考え、貴社を志望しました。
AIが書いた志望動機例文です。人間以上の精度ですね。文字数指定で『履歴書用』も書けるので、利用した方に大変好評です。
「ストレスを感じるとき」志望動機と面接例文
志望動機のつくり方に沿って書いた志望動機と、「ストレスを感じるとき」という質問への回答例文を解説します。
「ストレスを感じるとき」という質問に回答するポイントは以下の通りです。
志望動機と回答例文①(※ストレスを感じるとき)
【強み:共感性】
私は不動産会社で営業職をしています。顧客に共感する対話を通じた営業で、数多くの不動産取引を成立させてまいりました。しかし、短期的な契約が主体の不動産取引に対し、顧客とより持続的で深い関係を築く営業力を身につけたいと考え、転職を決意いたしました。
貴社は自動車ディーラーとして、特に整備や車検などのアフターサービスに力を入れ、これを販売に結びつけることで既存顧客の維持率向上を図っていると伺っております。
私はこれまでの営業経験を活かし、定期メンテナンスの提案を通じてお客様と長期にわたる信頼関係を築くことで、新車販売台数の売上に尽力し、貴社の更なる発展に貢献したいと考えて志望しました。
※不動産会社営業職から自動車ディーラー営業職への転職
仕事で「ストレスを感じるとき」を教えてください。
はい。不動産営業において、顧客の求める物件をご提案できないときはストレスを感じます。例えば、顧客の予算が限られている場合、多様な選択を提案することが難しく、営業マンとしてストレスを感じることがあります。単に「3LDKの物件が欲しい」という要望ではなく、その背後にあるライフスタイルを把握し、お客様に共感した物件提案を心がけ、顧客との信頼関係を築くことが、ストレス解消に繋がっています。御社でも、自動車をお求めになるお客様ひとりひとりに共感した営業に努め、お客様のご要望に柔軟に対応したいと考えています。
志望動機と回答例文②(※ストレスを感じるとき)
【強み:人当たりの良さ】
私は百貨店で紳士服の販売を担当しておりました。お客様に対する人当たりの良い接客を通じて、ファッションに関する悩みやアドバイスを提供し、最良の商品を提案することで、紳士服部門の売上に貢献してまいりました。今後は、より高度な接客スキルによって顧客満足度を高める環境でキャリアを築きたいと考え、転職を決めました。
貴社はホテル経営において、地元企業との協業による観光案内サービスや接遇スキル研修を実施し、ホスピタリティを追求していると伺いました。
私はこれまでの販売経験を活かし、お客様のニーズを先読みする接遇スキルを向上させ、心地よい滞在体験を提供することで顧客満足度を高め、貴社ホテルの発展に貢献したいと考えて応募しました。
※百貨店販売職からホテリエへの転職
仕事で「ストレスを感じるとき」を教えてください。
はい。商品に対するクレーム対応でストレスを感じることがありました。前職では、衣服のほつれなど、品質面でのクレームがお客様から寄せられることがありました。不良品を完全に排除することは難しく、丁寧に対応してもご納得されないお客様には苦労しました。私がクレームを頂く際は、お客様の感情に寄り添うよう心がけました。人当たりの良い接客を通して、お客様の不安を安心に変えることで、リピート購入に繋げ、ストレスを解消してきました。御社でもクレームに対し、心のこもった接遇によって顧客満足度の向上を図りたいと思います。
志望動機と回答例文③(※ストレスを感じるとき)
【強み:迅速性】
私は損害保険会社で保険金支払い事務を担当しています。迅速かつ正確な支払い業務に取り組み、顧客や社内から高い評価を頂いております。しかし、保険金支払い業務ではお客様との接点が限られることから、より顧客と直接関わる環境で事務処理能力を高めたいとの思いから、転職を決意しました。
貴院は地域に根付いたクリニックとして、新たに医療支援システムを導入し、医療事務における効率化を進め、患者満足度の向上を目指していると伺っております。
私は現職で培った事務経験を活かし、迅速な事務処理によって患者様との円滑なコミュニケーションを実現し、患者満足度を向上させることで貴院の発展に貢献したいと考えて志望しました。
※損害保険会社事務職からクリニック医療事務職への転職
仕事で「ストレスを感じるとき」を教えてください。
はい。効率的な保険金の支払いができないときは、ストレスを感じます。支払い手続きでは、他部門の担当者に確認が必要なことがあります。契約変更などで手続きが滞り、予定している支払予定日に遅延が出るとストレスを感じていました。私は、日頃から迅速な支払い金額の計算に取り組むことで、関係部署にすぐに対応してもらえるよう体制を整え、遅延のストレスを解消してきました。早急な支払体制は、結果としてお客様サービスの質向上に繋がりました。御社でも、患者様を待たせない迅速な事務対応で、患者満足度の向上を図りたいです。
「ストレスを感じるとき」私の転職活動体験談
私も転職面接で「ストレスを感じるとき」について聞かれたことがありました。初めは戸惑いましたが、それを逆手に取って自分の強みをアピールする機会に変えました。
「ストレスを感じるとき」と質問されると、つい率直に話しがちです。私もストレスの解消法として、趣味やスポーツを挙げたこともありました。
しかし、ストレスの質問で重要なのは、なぜその企業に応募したのか? その企業でどう活躍できるのか? その理由がハッキリと分かる回答です。
採用担当者は、常に応募者の志望動機や入社後に活躍できる人材かどうかを頭に置いたうえで面接をしています。
ですから、ストレスを解消する中にも自身の強みを含め、仕事にどのように活かせるかをしっかりアピールすることがカギです。
ストレスを感じるときも、またその解消法も常に仕事視点で面接官に入社意欲を伝える姿勢を貫くことで、採用内定にグッと近づくと思います。
「ストレスを感じるとき」転職成功テクニック
「ストレスを感じるとき」の面接対策に加えて、ホワイト企業に転職できる転職成功テクニックを紹介します。
私が倍率1000倍の転職成功時に駆使したテクニックです↓↓
若手向けの「中規模転職サイト」を利用
大手転職サイトだけの登録で満足していませんか?実は、私も含め転職成功者の32%は大手以外の転職サイトも利用して初めて内定しています。
大手だけを使うと中規模転職サイトの掘り出し求人を見逃すからです。下記では、ホワイト企業に内定する「若手向け」中規模転職サイトを紹介します↓↓
「人柄」特化の転職エージェントを利用
実は「人柄」こそ、最大の定着性のアピール法です。「人柄の良さ」を自分で伝えられないことが不採用の大きな原因と言えます。
しかし「人柄」のアピールに特化した転職エージェントを利用すれば、圧倒的に(ホワイト企業に)採用されやすくなります↓↓
「家族のための転職」を面接でアピール
面接で「家族のために転職する」ことをアピールすれば信頼性と定着性を示すことができます。私も実践しました。
アピール方法は以下の記事を参考にしてください↓↓
まとめ
以上、転職面接の「ストレスを感じるとき」に対する面接例文と志望動機の作成法について解説しました。
・独自アンケート調査の結果、「ストレスを感じるとき」に明確に回答できる応募者に対して、採用担当者の70%が好感をもつことが分かった。
・「ストレスを感じるとき」を聞かれる理由は、面接官がストレス耐性と解消法、応募企業とのマッチ度、応募者が持つ「強み」を確認したいから。
・「ストレスを感じるとき」に対するNG回答は、ストレスを感じる事はない、仕事に関係のないストレス、職場の人間関係のストレスについて話すこと。
・「ストレスを感じるとき」については、自身の強みを反映した志望動機を中心に回答する。
・「ストレスを感じるとき」に回答するため、自己分析結果から志望動機をつくることがおすすめ。
・「ストレスを感じるとき」は、前職においてストレスを感じた状況の説明、「強み」を活かしストレスを克服した経験、応募先企業でも「強み」を活かしたいことの順に伝える。
・転職成功テクニックを活用して、内定獲得率をアップさせることができる。
みなさんの転職成功を心から祈っております。