
転職面接で「仕事で心がけていること」を聞かれたら?

あなたが志望動機で示した強みを「心がけていること」として答えればOKです。
転職面接で「仕事で心がけていること」について、どう答えるべきか悩んでいませんか?私も、面接対策をした経験があります。
この質問は、仕事に対する姿勢や、企業とのマッチ度、そして志望動機との一貫性を確認するために行われます。
私は、志望動機で示した強みを「仕事で心がけていること」として説明し、採用担当者の関心を引くことで面接を突破しました。

がっくん
中堅企業で平社員だったがっくんです。就職倍率1000倍(2024名エントリー、採用2名)の超ホワイト企業に転職できた経験から、転職成功ノウハウを発信しています。
この記事では、私の転職経験をもとに、「仕事で心がけていること」に答える方法や実際の面接例文3選を解説し、志望動機の作成法も紹介します。
「仕事で心がけていること」の独自アンケート調査結果

「仕事で心がけていること」という質問に答えられる応募者の印象について、当サイトで企業に独自アンケートを実施しました。
「仕事で心がけていること」を答えられる応募者の印象は? | |
---|---|
大変良い | 58% |
良い | 18% |
どちらでもない | 21% |
悪い | 3% |
採用担当者100名を対象に調査したところ、「大変良い」「良い」と回答した割合が合わせて70%以上に達しました。

日頃の仕事で心がけていることについて、即座に答えられるだけで、採用担当者の印象が大きく向上することが分かります。
・・「仕事で心がけていること」に答えられる : 70%以上の採用担当者が良い印象を抱く。
「仕事で心がけていること」を採用担当者が尋ねる理由

転職面接において「仕事で心がけていること」を採用担当者が尋ねる理由には次のようなものがあります。
・「仕事に対する姿勢」の確認
・企業との「マッチ度」の確認
・「志望動機」と合うかの確認
「仕事に対する姿勢」の確認(※「仕事で心がけていること」を聞かれる理由①)
採用担当者は、「仕事で心がけていること」を尋ねることで、応募者がどのような姿勢で仕事に取り組んでいるかを確認しています。
協調性を大切にしているのか、それとも個人で黙々と仕事に取り組むタイプなのかといった、基本的な仕事姿勢を見ています。
また、応募者が転職活動にも真剣に向き合っているかどうかを、日頃の仕事への心がけから読み取ろうとしています。

私も実際に、転職活動に対する熱意を問われた経験があります。
企業との「マッチ度」の確認(※「仕事で心がけていること」を聞かれる理由②)
採用担当者は、「仕事で心がけていること」を聞くことで、応募者が自社の企業文化や風土に合うかどうかを確認しています。
応募者が心がけていることが、企業の価値観や行動指針と一致していれば、入社後も長く活躍できると期待できるからです。

私も面接で「自社とあなたが合うと思う部分を挙げてください」と聞かれたことがありました。
「志望動機」と合うかの確認(※「仕事で心がけていること」を聞かれる理由③)
「仕事で心がけていること」を答える際に最も注意すべきなのは、志望動機と合う内容かどうかです。
面接官は、志望動機で述べた内容と、「仕事で心がけていること」の回答に一貫性があるかを慎重に確認しています。
一貫性のある態度は、採用担当者の信頼獲得に直結し、最終的な内定決定にも大きく影響します。

このため、私は志望動機と面接での回答に一貫性を持たせることを徹底しました。
・「仕事で心がけていること」を尋ねる理由:仕事の姿勢、企業とのマッチ度、志望動機と合うかの確認。
「仕事で心がけていること」で避けた方が良い回答例文

転職面接で「仕事で心がけていること」を尋ねられた際、避けたほうが良い回答例は以下の通りです。
・「給料や労働環境」について話す
・「企業文化」に合っていない内容
・「志望動機と矛盾」している内容
「給料や労働環境」について話す(※「仕事で心がけていること」で避ける回答①)
たとえ「仕事で心がけていること」であっても、昇給や残業削減といった労働環境に関する内容を回答するのは避けましょう。
たとえば、「営業成績を向上させて昇給を目指すことを心がけています」と答えると、企業への真摯な貢献意欲が伝わりません。
「心がけていること」は、本来、どのように会社全体の成長に貢献できるかをアピールするものです。

私も、労働環境に言及して面接で失敗した苦い経験があります。
「企業文化」に合っていない内容(※「仕事で心がけていること」で避ける回答②)
「仕事で心がけていること」であっても、企業文化に合わない回答は避けるべきです。
社員の協調を求める企業で「一人で黙々と作業することを心がけています」と答えると、企業文化に合わないと判断されます。
企業文化に馴染めない人材は、早期退職のリスクが高いと見なされ、採用から遠ざかります。

私も面接で、企業文化に合う人材かどうかを徹底的に深掘りされた経験があります。
「志望動機と矛盾」している内容(※「仕事で心がけていること」で避ける回答③)
志望動機と、面接時に話す「仕事で心がけていること」の内容が矛盾していることも避けるべきです。
たとえば、志望動機で「チームワーク」を述べつつ「単独で仕事を完遂することを心がけています」と答えると、一貫性がありません。
面接官は常に、「なぜ応募者が自社を志望しているのか?」という視点を持って面接を進めています。

私も面接官が志望動機と質疑応答に矛盾がないか細かくチェックしている様子を何度も目にしました。
・「仕事で心がけていること」で避ける回答:給料や労働環境、企業文化に合わない、志望動機と矛盾する回答。
「仕事で心がけていること」は志望動機の強みを示そう

転職面接で「仕事で心がけていること」を問われた際は、志望動機で示した『強み』を心がけていると答えましょう。
たとえば、志望動機に協調性を強みとして書いた場合は、協調性を心がけて取り組んできた仕事を話せば良いのです。
さらに、志望動機と一致する回答で話全体に一貫性が生まれ、説得力を高めることもできます。

私も、まず自分の強みを反映した志望動機を作成し、その強みに沿った回答をすることで、信頼を得て内定を獲得しました。
・「仕事で心がけていること」⇒志望動機で示した『強み』を心がけていると答える。
「仕事で心がけていること」に答える志望動機の作り方(※重要)

「仕事で心がけていること」に答えるため、簡単に自分の強みを反映した志望動機を作成する方法を紹介します。

志望動機には、面接官に刺さる「型」が存在します。しかし採用内定に必要不可欠なことが自分の『強み』の理解です。
採用したい志望動機は「自分の強みを理解している」こと

8割以上の採用担当者が「自分の強みを理解している志望動機」を求めると企業調査で回答しました。

つまり『強み』が反映されないと、採用される志望動機にはなりません。
半数以上の採用担当は自己分析しない応募者を採用しない

半数以上の採用担当者は「自己分析をしていない応募者は採用しない」と追加調査で答えました。また、9割が「自己分析済」か見抜けます。

『自己分析』をしないと半数が即不採用になるわけです。自己分析ナシでは強みが理解できないからです。
※すぐに自己分析をして自分の『強み』だけを知りたい方はこちら↓↓
最強の志望動機をつくる【2つの方法】
いちど自己分析で分かった『強み』を反映するだけで面接で何を突っ込まれても『絶対に』ブレない志望動機になります。

私は自己分析で分かった『強み』で志望動機を作り、倍率1000倍の企業に転職しました。以下に、これを試せる2つの方法を紹介します↓↓
私が実際に無料自己分析ツールで志望動機を書いた方法です。スマホで簡単につくれます↓↓
AIに自己分析結果を学習させて志望動機を書く方法です。転職理由もAIが考えてくれます↓↓

私は保険会社の営業職で、チームメンバーと協力して目標を達成してきました。しかし、前職では既存顧客への保険商品提案が主で、チームワークを発揮する機会が少なかったため、転職を決意しました。貴社は挑戦的なベンチャー企業であり、新規市場への進出やプロジェクト全体の一体感が魅力です。私はチームワークを活かし、新たな事業展開に貢献したいと考え、貴社を志望しました。

AIの志望動機例文です。文字数指定で『履歴書用』も書けるので、利用した方に大変好評です。
「仕事で心がけていること」の志望動機と回答例文3選

志望動機をつくる2つの方法で書いた志望動機と、「仕事で心がけていること」の面接回答例文3選を解説します。

「仕事で心がけていること」に回答する際のポイントは以下の通りです。
・「志望動機」に書いた強みをもとに「心がけていること」を述べる
・「心がけていること」を前職の仕事に活かしたエピソードを述べる
・「心がけていること」を応募企業でどのように活かしたいか述べる
志望動機と回答例文①(※仕事で心がけていること)
【自己分析で分かった強み:共感性】
現在、不動産会社で営業職として勤務しています。これまで、共感性を活かし顧客のニーズを深読みし、信頼関係を築くことで成約率の向上に努めてまいりました。しかしながら、より柔軟かつ高額な物件提案に携わり、営業スキルを一層高めたいという思いから、転職を決意しました。
貴社は、自社開発の住宅設備や高品質建材にこだわり、独自性と優れた品質に注力し、業界のリーディングカンパニーとして素晴らしい成長を遂げており、その姿勢に魅力を感じました。
私はこれまでの営業経験を活かし、顧客の心理を理解した住宅提案により貴社の魅力を最大限に引き出し、新規顧客の獲得を通じて貴社の発展に貢献したいと考えて志望しました。
※不動産会社営業職からハウスメーカー営業職への転職

「仕事で心がけていること」は何ですか?

はい。私は共感性を活かした営業を心がけています。現職では、物件をお求めになるお客様に対して、家賃や立地などの主要条件だけでなく、お客様がストレスを感じる環境に共感する商談を心がけました。これにより、防音設備や防犯設備に長けた物件を提案することで契約率を高めることに成功しました。御社でも同様に、来場客に共感し、深いニーズを読み取ることで、御社が自社開発している住宅設備の提案に繋げ、成約率を向上させることができると考えています。
志望動機と回答例文②(※仕事で心がけていること)
【自己分析で分かった強み:人あたり(気配り)】
前職では紳士服専門店で販売を担当しました。お客様に心地よいショッピング体験を提供するために、人あたりの良い接客を心掛け、リピート率の向上に努め、店舗売上に貢献しました。今後は新たな挑戦として営業の分野でスキルを向上させたいと考え、転職を決めました。
貴社は自動車ディーラーとして、車検や整備などのアフターサービスに注力し、既存顧客の維持と地域密着型の店舗を目指していると伺いました。
私は前職で培った販売経験を活かし、お客様とのコミュニケーション力を武器に、既存顧客のリピート率を高めることで貴社店舗の売上と発展に貢献したいと考えて応募しました。
※紳士服専門店販売職から自動車ディーラー営業職への転職

「仕事で心がけたこと」は何ですか?

はい。人当たりの良い接客を心がけました。前職の店舗では、カジュアルウエアの普及や競合店の拡大により、客離れが生じる厳しい状況でした。私は、来店客に対して商品の説明だけでなく、お買い物を楽しんでいただける雑談力を磨き、販売員としての魅力を高めることで口コミやSNSによる評価をもとに、来店されるお客様が増えました。御社でも、地域店舗を代表して何でも相談できる頼れる営業マンと認知されることで、既存顧客の維持率向上に貢献したいです。
志望動機と回答例文③(※仕事で心がけていること)
【自己分析で分かった強み:迅速性・正確性(オーガナイズ能力)】
私は信用金庫で後方事務職を務めています。迅速かつ正確な事務処理と電話応対を心がけ、顧客だけでなく庫内からも高い評価を頂いています。しかしながら、バックオフィス業務に留まらず、直接お客様と関われる環境で事務処理能力を高めたいという思いから、転職を決意しました。
貴院では医療支援システムの新規導入や職員同士の連携により、効率的な医療サービスの提供を目指し、患者満足度の向上を図っていると拝見しました。
私は現職で培った事務経験を活かしつつ、緊急性の高い医療現場でスムーズな事務処理スキルを発揮し、医療スタッフを力強くサポートすることで、患者満足度の向上を図り、貴院の発展に貢献したいと考えて志望しました。
※信用金庫後方事務職からクリニック医療事務職への転職

「仕事で心がけていること」は何ですか?

はい。何事にも迅速な対応を心がけてまいりました。現職では、庫内業務の効率化のために文書管理システムを導入しておりました。私は簡易的な操作マニュアルを作成し、他の職員と共有することで素早く対応できるよう努めました。その結果、業務スピードが改善し、顧客満足度の向上に繋がりました。御社でも、予約管理や電子カルテを導入していらっしゃいますが、即戦力として医療支援システムを活用し、業務効率化と患者サービス向上に貢献したいと考えています。
「仕事で心がけていること」を話した私の転職面接体験

私も転職活動中に、「仕事で心がけていること」について質問された経験があります。最初のうちは、特に準備もせず、やみくもに答えてしまっていました。
仕事に対する熱い思いを一生懸命語っていましたが、今振り返ると、面接官は笑顔で聞いてくれていたものの、具体性に欠けていたと感じます。
面接官は、採用担当者として「この応募者を採用すれば、企業にどんな利益がもたらされるか」を常に意識して、面接中にメモを取りながら評価しています。
しかし、私が話している間、面接官の手は止まっていました。「仕事で心がけていること」で企業にどう貢献するかが伝わっていないからです。
面接では、「心がけていること」と自分の強みが一致していることを示しつつ、それを企業でどう活かせるか、具体的に言及することがカギです。
そのためには、まず自己分析で発見した自分の強みを言語化できて初めて、企業側に魅力的に伝わる回答ができるようになります。
まず、自己分析で分かった強みをもとに志望動機を作成しておきましょう。これが、面接で一貫性のある答えをするための土台となります。

転職活動は、自己理解を深め、志望動機と「仕事で心がけていること」の一貫性を意識するところから始まるのです。
転職成功テクニック

「仕事で心がけていること」の面接例文に加え、ホワイト企業入社を実現する転職成功テクニックを紹介します。

私が倍率1000倍の転職成功時にも使ったテクニックです↓↓
・若手向けの「中規模転職サイト」を利用
・「人柄」特化の転職エージェントを利用
・面接で「家族のための転職」をアピール
若手向けの「中規模転職サイト」を利用

実は、私も含め転職成功者の32%は大手以外の転職サイトも利用して初めて内定しています。

大手サイトだけでは掘り出し求人を見逃すからです。そこで、ホワイト求人の多い「若手向け」中規模転職サイトを紹介します↓↓
「人柄」特化の転職エージェントを利用

残念ながら、自分の「人柄の良さ」を伝えきれずに不採用になる方がとても多いです。

しかし、「人柄」のアピールに特化した転職エージェントを利用すれば、圧倒的にホワイト企業に採用されやすくなります↓↓
面接で「家族のための転職」をアピール

面接で「家族のために転職する」ことをアピールすれば信頼性を示すことができます。

アピール方法は下記記事が参考になります↓↓
まとめ

以上、私の転職経験をもとに、「仕事で心がけていること」に答える方法や実際の面接例文3選を解説し、志望動機の作成法も紹介しました。
・当サイトの独自アンケート調査で「仕事で心がけていること」に答えられる応募者に対し、70%以上の採用担当者が良い印象を抱くことが分かった。
・「仕事で心がけていること」について聞かれる理由は、仕事に対する姿勢、企業とのマッチ度、志望動機と一致しているか確認するため。
・「仕事で心がけていること」で避けるべき回答は、給料や労働環境、企業文化に合っていない内容、志望動機と矛盾している内容。
・「仕事で心がけていること」に回答する際は、志望動機で示した強みを心がけていると答える。
・「仕事で心がけていること」に回答するため、自己分析を行ったうえで強みを反映した志望動機を作成する。
・「仕事で心がけていること」については、志望動機に書いた強み、前職の仕事に活かしたエピソード、応募企業でどのように活かすか、を述べることがポイント。
・転職成功テクニックを活用して、ホワイト転職を実現してください。

みなさんの転職成功を心から祈っております。