転職面接で「懸念点はありますか」と聞かれたら?
懸念点だけでなく、自分の強みを印象付けることが肝心です!
転職面接で「懸念点はありますか?」と聞かれたら、どう答えればいいのか悩んでいませんか?私も、同じく悩んだ経験があります。
この質問を通して企業の採用担当者は、応募者が抱える懸念点だけでなく、志望動機との一貫性を確認しています。
そのため、自分の強みを反映した志望動機を踏まえた上で答えることが大切です。
がっくん
中堅企業で平社員だったがっくんです。就職倍率1000倍(2024名エントリー、採用2名)の超ホワイト企業に転職できた経験から、転職に成功するノウハウを発信しています。
この記事では、私の転職経験をもとに面接で「懸念点はありますか?」と聞かれた時の回答例文3選と採用される志望動機の作成法を紹介します。
「懸念点はありますか?」と面接で聞かれる理由は?
転職面接で「懸念点はありますか?」聞かれる主な理由は、下記の通りです。
応募者の「不安や解消法」の確認
まず、企業の採用担当者が「懸念点はありますか?」と聞く理由の一つは、応募者の不安や解消法を確認するためです。
あらかじめ応募者の懸念点を聞いておくことで、採用後に不満や不安が出て早期退職につながるリスクを減らせるからです。
また、応募者の懸念を企業側が解消できるか、あるいは応募者がその懸念を解決できる力があるか確認したいという点もありますね。
私も転職前に解決策も含めた懸念点を伝えることで、企業に安心して採用できる人材だとアピールしていました。
「コミュニケーション能力」の確認
さらに、採用担当者が「懸念点はありますか?」と質問するもう一つの理由は、応募者のコミュニケーション能力を確認するためです。
懸念があるときに、それを積極的に口に出して伝え、きちんとコミュニケーションを取れる人材かどうかを見ているわけです。
懸念について適切なコミュニケーションをとって伝えられる人は、ストレス管理が上手く、問題解決能力も高いと見なされます。
私も面接では採用担当者に対してコミュニケーション能力をしっかりアピールしてきました。
志望動機との「一貫性」の確認
そして、最も重要なことは「懸念点はありますか?」と聞いて採用担当者が志望動機との一貫性を確認していることです。
懸念点の内容が志望動機と一貫しているかどうかを確認し、応募者が本当にその企業で働きたいという意欲があるかを見ているわけです。
志望動機と一貫性のある回答ができれば、企業に対して真剣に転職活動に取り組んでいる姿勢をアピールできます。
私も、一貫性のある回答をするために、まずは自分の志望動機をしっかりと作り込みました。
・「懸念点はありますか?」と面接で聞かれる理由:応募者の不安や解消法、コミュニケーション能力、志望動機との一貫性、を確認するため。
「懸念点はありますか?」の面接で避けるべき回答!
続いて、転職面接で「懸念点はありますか?」と聞かれた際に避けるべき回答は、以下の通りです。
「懸念点」をそのまま伝えてしまう
まず、「懸念点はありますか?」と聞かれた際に、懸念点をそのまま伝えることは避けましょう。
例えば、待遇や採用条件、選考段階などの懸念についてそのまま伝えるだけでは、消極的な印象を与えてしまうでしょう。
どのような回答であれ、面接は自分の経験や意欲を採用担当者にしっかり伝えるための場です。
懸念をそのまま伝えるのではなく、その解決策や自分の対処法を示すことで、前向きな印象を残しましょう。
「コミュニケーション不足」を感じさせる
次に、「懸念点はありますか?」と聞かれた際に、コミュニケーション不足を感じさせるような回答も避けるべきです。
例えば、面接中に既に説明された内容や基本情報を懸念点として挙げると、コミュニケーション能力が不足していると見なされるでしょう。
コミュニケーション力が足りないと、転職後も職場に馴染めない人材だと判断されます。
採用担当者は、早期退職リスクを避けるために、コミュニケーションスキルが高い人材を求めているわけです。
志望動機との「一貫性がない」と見なされる
さらに、「懸念点はありますか?」と聞かれた際に、志望動機との一貫性がない回答も避けるべきです。
例えば、志望動機で即戦力をアピールしながら、懸念として研修制度があるかどうかを尋ねると、矛盾が生じ一貫性がないと見なされるでしょう。
志望動機と懸念点の内容に一貫性がなければ、一気に採用担当者の信頼を失う可能性があります。
面接は信頼関係を築く場であるため、応募者が一貫した姿勢を示すことが採用のカギとなります。
・「懸念点はありますか?」で避けるべき回答:懸念点をそのまま伝える、コミュニケーション不足を感じさせる、志望動機との一貫性がないと見なされる。
「懸念点はありますか?」は志望動機を中心に答える
転職面接で「懸念点はありますか?」と聞かれた場合は、自分の強みを反映した志望動機を中心に答えることをお勧めします。
志望動機を中心に答えることで、一貫性を保ちながら懸念点を前向きに採用担当者に伝えることができるからです。
私もまずはしっかりと志望動機を作り込み、面接対策を行ったことで、実際に複数の企業から内定を得ることができました。
・「懸念点はありますか?」⇒自分の強みを反映した「志望動機」を中心に答える。
「懸念点はありますか?」の志望動機のつくり方(※重要)
「懸念点はありますか?」という問いに答えるため、ベースとなる志望動機の作成法を解説します。
志望動機には、面接官に刺さる「型」があります。しかし採用される志望動機に必要不可欠なことがあります。
採用したい志望動機は「自分の強みを理解している」こと
8割以上の採用担当者は「自分の強みを理解している」志望動機を求めることが企業アンケートで分かりました。
つまり強みが反映されないと「採用されない志望動機」を書き続けることになります。
半数以上の採用担当は自己分析しない応募者を採用しない
半数以上の採用担当者は『自己分析をしていない応募者』は採用しないと追加調査で判明しました。また、9割の面接官は応募者が「自己分析済」か見抜けます。
『自己分析』をしないと半数が即不採用になるわけです。自己分析ナシでは強みが理解できないからです。
最強の志望動機をつくる【2つの方法】
いちど『自己分析』で分かった強みを反映すれば面接で何を突っ込まれても『絶対に』ブレない志望動機になります。
私は「強み」をもとに志望動機をつくり、倍率1000倍の企業にも転職できました。以下に、これを試せる2つの方法を紹介します↓↓
私が実際に無料自己分析ツールで志望動機を書いた方法です。スマホで簡単につくれます↓↓
AIに自己分析結果を学習させて志望動機を書く方法です。転職理由もAIが考えてくれます↓↓
私は保険会社の営業職で、チームメンバーと協力して目標を達成してきました。しかし、前職では既存顧客への保険商品提案が主で、チームワークを発揮する機会が少なかったため、転職を決意しました。貴社は挑戦的なベンチャー企業であり、新規市場への進出やプロジェクト全体の一体感が魅力です。私はチームワークを活かし、新たな事業展開に貢献したいと考え、貴社を志望しました。
AIが書いた志望動機例文です。文字数指定で『履歴書用』も書けるので、利用した方に大変好評です。
「懸念点はありますか?」の志望動機と面接例文3選
志望動機をつくる2つの方法に従って書いた志望動機と、「懸念点はありますか?」への面接回答例文3選を紹介します。
「懸念点はありますか?」に回答する際のポイントは、下記の通りです。志望動機をもとに回答を作成してください。
志望動機と面接回答例文①(※懸念点はありますか?)
【強み:状況適応力】
私は不動産会社で賃貸仲介営業を担当しております。お客様の家族構成や収入状況に合わせた物件提案に努め、契約率の向上に貢献してまいりました。しかし、現職では既存の物件提案に留まりがちなため、よりお客様のニーズに寄り添い、個別に最適な商品をご提案できる業界で自身の営業力をさらに高めたいと考え、転職を決意いたしました。
貴社が、個人年金保険や収入保障保険など、時代の変化やお客様のライフステージに応じた多様な保険商品を提供し続ける姿勢に深く感銘を受けました。
私は現職で培った営業経験を活かし、お客様の将来設計やライフステージの変化に合わせた保障の見直しや提案を行い、契約率の向上を目指すことで、貴社のさらなる発展に貢献したいと考えて、志望しました。
※不動産会社営業職から生命保険会社営業職への転職
懸念点はありますか?
はい。大きな懸念点はありませんが、保険業界特有の知識をどの程度速やかに吸収し、即戦力として貢献できるかに少し不安を感じています。ただし、現職でもお客様の多様なニーズに応じて柔軟に対応した提案によって知識を高めてきましたので、御社の環境でもお客様一人ひとりの将来設計に応じた提案ができるように、常に学び続ける姿勢を大切にして早期に成果を出せるよう努めたいと考えています。
志望動機と面接回答例文②(※懸念点はありますか?)
【強み:協調性】
私は紳士服専門店で販売を担当しておりました。スタッフ間で協力しながら、お客様のニーズに応じた接客方法を磨き上げることで、店舗の売上に貢献してまいりました。しかし、個人の売上成績にこだわるだけでなく、よりお客様の満足度に直接関わる仕事において接客力をさらに培いたいという思いから、転職を決意いたしました。
貴社ホテルでは、客室係やフロントなどスタッフ同士が垣根なく連携し、共に接遇スキルを高め合うことで、ホテル全体のホスピタリティを追求していると伺い、深く共感いたしました。
私は前職での接客経験を活かし、貴社ホテルの風通しの良い環境の中で、スタッフの皆様と協力しながら接遇スキルを磨き、顧客満足度とリピート率の向上に貢献したいと考え、志望いたしました。
※紳士服専門店販売職からホテリエへの転職
懸念点はありますか?
はい。強いて言えば、ホテル業界では比較的人材の入れ替わりが激しいと伺っており、その点が少し気になっています。離職率が高いと、スタッフ全員で一貫したホスピタリティを提供することが難しくなると感じています。ただ、私は前職でも連携力を重視して仕事に取り組んできたため、御社でも上司や先輩後輩との関係を大切にし、チームとしての一体感を持って働ける環境づくりに努めたいと考えています。
志望動機と面接回答例文③(※懸念点はありますか?)
【強み:サポート力】
私はレンタカー会社で顧客対応に従事しておりました。予約や返却時の手続き、車両の点検など、幅広いサポート業務に迅速かつ丁寧に対応してまいりました。しかし、現職では顧客対応に特化した業務が中心となっており、今後は社内で店舗運営や経営面を支える仕事に取り組み、キャリアアップを図りたいと考え、転職を決意いたしました。
貴社は自動車ディーラーとして、整備スタッフが確認した車両の状態をもとに営業スタッフが修理や新車販売を提案するなど、各部門が一体となって店舗運営をしていると伺いました。
私は営業事務として、営業や整備スタッフの業務をしっかりと支え、より効率的な業務運営を実現することで、貴社のさらなる発展に貢献したいと考え、応募いたしました。
※レンタカー会社サービススタッフから自動車ディーラー営業事務職への転職
懸念点はありますか?
はい。あえて言えば、忙しい時期に休日休暇が取りにくいのではないかと感じています。休暇が取りにくい状況が続くと、業務効率にも影響が出るため、その点を少し懸念しております。ただ、私は現職でも繁忙期に効率的なサポート業務の実現に注力してまいりました。この経験を活かし、御社の繁忙期でもスタッフ全体の負担軽減に努め、皆が心地よく働ける環境を目指したいと考えています。
「懸念点はありますか?」に関する私の転職活動体験
私も転職面接で「懸念点はありますか?」「不安なことはありますか?」と尋ねられた経験が何度かあります。
大抵の場合、懸念点や不安な点を伝えると、それに対して企業がどう対応するかを丁寧に説明してくれることが多かったです。
しかし、とある企業で懸念点を聞かれて素直に話した際に、「あなた自身で何か取り組んでいることは?」と聞かれたことがありました。
このときは何とか話を取り繕いましたが、いざ突っ込まれると即座に対応できないことを痛感した経験です。
それ以降は、志望動機をしっかり作り込み、その内容に応じて自分の強みを印象付ける面接対策を行い、実際に内定も得てきました。
皆さんも志望動機を中心に、懸念点や不安点を突かれても即座に対応できる面接力を身に付けてくださいね。
転職成功テクニック
転職面接の「懸念点はありますか?」に対策できたら、実践して欲しい転職成功テクニックを紹介します。
私が倍率1000倍の転職成功時に駆使したテクニックです↓↓
若手向けの「中規模転職サイト」を利用
大手転職サイトだけの登録で満足していませんか?実は、私も含め転職成功者の32%は大手以外の転職サイトも利用して初めて内定しています。
大手だけを使うと中規模転職サイトの掘り出し求人を見逃すからです。下記では、ホワイト企業に内定する「若手向け」中規模転職サイトを紹介します↓↓
「人柄」特化の転職エージェントを利用
実は「人柄」こそ、最大の定着性のアピール法です。「人柄の良さ」を自分で伝えられないことが不採用の大きな原因と言えます。
しかし「人柄」のアピールに特化した転職エージェントを利用すれば、圧倒的に(ホワイト企業に)採用されやすくなります↓↓
「家族のための転職」を面接でアピール
転職面接では、「家族のために転職すること」をアピールするだけでも信頼性と定着性を示すことができます。
アピール方法は、以下の記事を参考にしてください↓↓
まとめ
以上、面接で「懸念点はありますか?」と聞かれた時の回答例文3選と、採用される志望動機の作成法について紹介しました。
・「懸念点はありますか?」と面接で聞かれる理由は、応募者の不安や解消法、コミュニケーション能力、志望動機との一貫性、を確認するため。
・「懸念点はありますか?」で避けるべき回答は、懸念点をそのまま伝える、コミュニケーション不足を感じさせる、志望動機との一貫性がないと見なされること。
・「懸念点はありますか?」には、自分の強みを反映した志望動機を中心に答える。
・「懸念点はありますか?」に答えるため、自己分析ツールで分かった強みをもとに志望動機を作成する。
・「懸念点はありますか?」という問いでは、大きな懸念点はないと示した上で自分が思う懸念点、前職において強みを活かして懸念点を克服した経験、応募先でも強みを活かして懸念点を克服したい意欲を述べることがポイント。
・転職成功テクニックの活用で内定獲得を目指してください。
みなさんの転職成功を心から祈っております。