事務職の「仕事のやりがい」は転職先にどう伝える?
自分の強みを反映した志望動機を作成すればOK。
事務系の求人に応募するとき「仕事のやりがい」の伝え方に悩んでいませんか?事務職はやりがいを見つけるのが難しい職種だからです。
私は前職で事務も営業も担当しましたが、転職活動中の面接で「事務職での仕事のやりがい」を聞かれ、焦った経験があります。
私の場合、自分の強みを明確にした志望動機を書き、それをもとに事務職の「仕事のやりがい」を伝えることで、面接官を納得させ内定を勝ち取りました。
がっくん
中堅企業で平社員だったがっくんです。就職倍率1000倍(2024名エントリー、採用2名)の超ホワイト企業に転職できた経験から、実績がない人でも転職成功するノウハウを発信してます。
この記事では、私の経験をもとに事務職における「仕事のやりがい」について具体的な面接例文を解説し、併せて採用される志望動機の作成法も紹介します。
「仕事のやりがい」に関するアンケート調査
事務職の「仕事のやりがい」に関して、きちんと答えられる応募者の印象について、当サイトで独自のアンケートを集計しました。
一般企業の採用担当者100名を調査した結果、「大変良い」「良い」というポジティブな回答が74%を占めました。
事務職であっても「仕事のやりがい」を感じ、きちんと面接で発言できれば、採用担当者の好印象に繋がります。
・事務職の「仕事のやりがい」を答えられる⇒74%の採用担当者が好意的な印象を受ける
「仕事のやりがい」が事務職で問われる理由
事務職に転職する際に面接官が「仕事のやりがい」を問う理由は、以下の通りです。
仕事に対する「熱意」(※事務職で「仕事のやりがい」が問われる理由①)
企業の採用担当者は、「仕事のやりがい」について質問し、あなたの事務職に対する熱意を確認したいと考えています。
事務職は、営業職などと違って自分の仕事に対する成果が目に見えにくい職種です。そのため、中には退屈さや不満から他職種へ転職する人もいます。
企業は、採用後にやりがいを感じずに早期退職されるリスクを回避するため、あなたが事務職に本当に熱意を抱いているか、この質問を通して確かめるわけです。
企業との「マッチ度」(※事務職で「仕事のやりがい」が問われる理由②)
企業の採用担当者は、事務職における「仕事のやりがい」を聞いて、あなたの人間性が企業とマッチしているか確認しています。
事務職への転職意欲があっても、面接の回答自体が企業の文化や価値観と合致しない場合、採用されません。
企業は、あなたが感じるやりがいが自社の事務の仕事で実現できる(マッチする)かどうか見極めるためにも「仕事のやりがい」を質問します。
「志望動機」との一貫性(※事務職で「仕事のやりがい」が問われる理由③)
採用担当者は「仕事のやりがい」を質問し、その内容が履歴書や面接冒頭で述べる志望動機と一貫性があるか確認しています。
志望動機と「仕事のやりがい」に対する回答が矛盾していたり、食い違いがあると、あなたの信頼性に関わります。
特に事務職の場合、仕事では事務スキルに加えて注意力や論理的思考力も求められます。一貫性のない質疑応答を行うことが、そのまま不採用につながる可能性があります。
・事務職で「仕事のやりがい」を問う理由⇒熱意、マッチ度、志望動機との一貫性の確認
「仕事のやりがい」に対する事務職のNG回答
事務職における「仕事のやりがい」を聞かれた際に避けるべきNG回答は、以下の通りです。
「協調性」が無いと思われる回答(※事務職における「仕事のやりがい」のNG回答①)
事務職の「仕事のやりがい」を聞かれて、協調性が無いと思われる回答は避けましょう。例えば、「一人で黙々と作業したい」という回答では、協調性が疑われます。
事務職は個人作業が中心に見えて実際には協調性が求められます。他部門の仕事依頼や顧客問い合わせ対応が必要な業務もあるからです。
自身の事務業務だけでなく、他の職員と協調して互いに協力できる姿勢をアピールすることが重要です。
「上昇志向」が無いと思われる回答(※事務職における「仕事のやりがい」のNG回答②)
事務職の「仕事のやりがい」について質問された際、上昇志向がないと思われる回答は避けてください。
例えば、「決められた業務の中でのルーティンワークが得意です」といった回答では上昇志向が欠けていると判断されます。
上昇志向は、昇給や昇進だけでなく事務業務の効率化や事務スキルの向上など、事務業務を通して実現したい目標を指します。
「志望動機」と一貫していない回答(※事務職における「仕事のやりがい」のNG回答③)
事務職の「仕事のやりがい」を聞かれて、志望動機と一貫していない回答は避けましょう。
志望動機が「事務職に挑戦したい」というものから、後半で単に「前の職場が嫌だから辞めた」といった本音が漏れる回答をすれば、信頼を損ないます。
採用担当者は、面接中に志望動機との一貫性を注意深く観察しているので、矛盾や食い違いのない回答が常に求められます。
・事務職の「仕事のやりがい」NG回答⇒協調性・上昇志向・志望動機と一貫性が無い回答
「仕事のやりがい」志望動機をもとに答える
面接で「仕事のやりがい」を事務職の求人で問われた場合、作成した志望動機に合わせて回答するように心がけましょう。
自身の強みを反映した志望動機をもとに回答すれば協調性が無い、上昇志向が無い、一貫性が無い、といったNG回答を避け面接官に好印象を与えられます。
私は自分の強みを明確にした志望動機を作成して面接対策し、自分の「強み」を再認識してもらうことで複数企業に内定を頂きました。
・事務職の「仕事のやりがい」⇒自分の強みを反映した「志望動機」をもとに回答すれば、NG回答を避けられる。
「仕事のやりがい」志望動機のつくり方(※重要)
事務職の「仕事のやりがい」に答えるため、自分の強みを明らかにする必要性と志望動機のつくり方を紹介します。
志望動機には面接官に刺さる「型」があります。しかし採用される志望動機に必要不可欠なことがあります。
採用したい志望動機は「自分の強みを理解している」こと
8割以上の採用担当者は「自分の強みを理解している」志望動機を求めると企業アンケート調査で分かりました。
つまり強みが反映されていないと採用されない志望動機を書き続けることになります。
半数以上の採用担当は自己分析しない応募者を採用しない
半数以上の採用担当者は『自己分析をしていない応募者』は採用しないことが追加調査で判明しました。さらに9割の面接官は応募者が「自己分析済」か見抜けます。
『自己分析』をしないと半数が即不採用になるわけです。自己分析ナシでは強みが理解できないからです。
最強の志望動機をつくる【2つの方法】
いちど『自己分析』で分かった強みを反映すれば、面接で何を突っ込まれても『絶対に』ブレない志望動機になります。そもそも、あなたの強みで書くからです。
私は自己分析結果から志望動機を作り、実際に倍率1000倍の企業に転職できました。以下に、これを試せる2つの方法を紹介します↓↓どちらかの方法で書いてみてください。
私が実際に無料自己分析ツールで志望動機を書いた方法です。スマホで簡単につくれます↓↓
AIに自己分析結果を学習させて志望動機を書く方法です。転職理由もAIが考えてくれます↓↓
私は保険会社の営業職で、チームメンバーと協力して目標を達成してきました。しかし、前職では既存顧客への保険商品提案が主で、チームワークを発揮する機会が少なかったため、転職を決意しました。貴社は挑戦的なベンチャー企業であり、新規市場への進出やプロジェクト全体の一体感が魅力です。私はチームワークを活かし、新たな事業展開に貢献したいと考え、貴社を志望しました。
AIが書いた志望動機例文です。人間以上の精度です。文字数指定で『履歴書用』も書けるので、利用した方に大変好評です。
「仕事のやりがい」志望動機と回答例文(事務職)
志望動機のつくり方で書いた自分の「強み」を反映した志望動機と、事務職の「仕事のやりがい」についての回答例文を3つ紹介します。
志望動機と回答例文①(※事務職の仕事のやりがい)
【強み:共感性】
私は損害保険会社で代理店営業を担当しています。これまで共感性を活かした対話を重視し、自動車保険代理店の開拓や営業指導に携わり、顧客との信頼関係を築くことで営業成績を上げてまいりました。しかし、損保の枠組みにとらわれず、お客様のライフスタイルを直接的に支える仕事に携わりたいという思いから転職を決意しました。
貴社は生命保険会社として、こども医療保険の新規開発や保険金支払い事務におけるスピーディーな支払いを目標に掲げ、顧客の豊かな人生を全力でバックアップする保険業を理念に掲げ、業界をリードしている企業です。
私は現職の保険代理店営業職で培った顧客対応のノウハウを活かし、貴社の支払い事務においてお客様との信頼関係を強化し、スピーディーかつ丁寧な支払い事務業務を通じて顧客満足度を高め、貴社の発展に貢献したいと考えて志望しました。
※損害保険会社代理店営業職から生命保険会社支払い事務職への転職
事務職の「仕事のやりがい」を教えてください。
はい。事務職の仕事のやりがいは、私の共感性を活かせることだと考えています。営業や企画といった他部門の職員の業務に共感し、事務処理で培った知識を共有することで、職場におけるチーム全体の利益向上に貢献できると考えるからです。現職の代理店営業でも、他の営業担当者と情報共有し、営業チームが効果的に顧客にアプローチする方法を模索し、会社全体の営業利益向上に努めました。御社の保険金支払い事務でも、業務を通じて培った知識を他の職員と共有し、信頼される事務職員として、やりがいをもって活躍したいと考えています。
志望動機と回答例文②(※事務職の仕事のやりがい)
【強み:人当たりの良さ】
私は紳士服専門店で販売職をしています。人当たりの良い接客でお客様のニーズを先読みし、リピート購入を促進することで、販売実績を伸ばしてまいりました。今後は、販売や営業を支える事務職として、キャリアを築きたいと考えて転職を決めました。
貴社は地元密着型の自動車ディーラーとして、主に既存顧客に対する整備や車検を通じて新車購入に繋げる営業活動に専念していると伺いました。
私は、前職の販売経験を活かし、来店されたお客様がスムーズに新車購入に至るように営業部門を力強くサポートし、電話応対や事務業務を通じて地元の頼れる自動車ディーラーとしての認知を拡大し、貴社の発展に貢献したいと考えて応募しました。
※紳士服専門店販売職から自動車ディーラー受付事務職への転職
事務職の「仕事のやりがい」を教えてください。
はい。事務職の仕事のやりがいは、私の人当たりの良い性格を活かせる点だと考えています。事務業務がメインであることから、営業担当者の手が回らない時や事務的な説明に関して、親切で丁寧な顧客対応ができると思います。前職の販売業務においても、納期やお会計などで事務的な説明が求められる場面があり、私は常にお客様に分かりやすい説明を心がけてまいりました。御社の受付事務でも、正確な事務スキルの向上を目指しつつ、お車をお求めになるお客様に対し、営業担当者をカバーできる丁寧な受付業務にやりがいを持ち、尽力したいと考えています。
志望動機と回答例文③(※事務職の仕事のやりがい)
【強み:迅速性】
私は信用金庫で後方事務を担当しています。迅速な申請書類のチェックや電話応対を心がけ、チーム全体の業務効率向上に貢献しました。しかし、後方事務の性質上、顧客と直接関わることが少ないため、今後は直接お客様と関われる環境で事務処理スキルの向上を図りたいと考えて転職を決意しました。
貴院は医療支援システムの導入や医療事務員を含めたチーム医療に重点を置き、業務効率化と患者満足度の向上を目指していると伺っております。
現職の事務経験で培ったスキルを向上させつつ、新しいシステムを早期に習得し、患者様と積極的に関わりながら医療スタッフを全力でサポートすることで患者満足度を向上させ、貴院の発展に貢献したいと考えて志望しました。
※信用金庫後方事務職からクリニック医療事務職への転職
事務職の「仕事のやりがい」を教えてください。
はい。事務職の仕事のやりがいは、事務業務に迅速に取り組むことで業務効率化を図れることだと思います。医療現場では、日進月歩で新しい治療法や医療制度、医療支援システムが取り入れられ、素早い対応力が求められると思います。現職の後方事務でも、私は新しいシステムにいち早く対応し、書類管理のタスク分担などに効率的に取り組んできました。御院でも、予約管理システムやレセプト請求のオンライン化に伴い、迅速かつ正確な医療事務業務に専念し、業務効率化によって医療スタッフと患者様を支えるやりがいを感じることができると思います。
「仕事のやりがい」事務職の面接体験談
私は前職で事務と営業の経験があります。転職活動では、営業と事務職の両方に応募し、両職種で内定を頂きました。
ところが、面接で事務職における「仕事のやりがい」について質問されたときは、正直なところ焦ったのを覚えています。
私の担当業務は、顧客情報の管理、支払い明細書の発行、データ入力まで幅広く、単に目の前にある事務業務をこなすだけでした。
そのため、面接では自分の強みと結びつけることが「やりがい」であり、その事務業務がどんな相手にどんな良い影響を与えるかを考えました。
事務業務によって、顧客や社内のメンバーにどんな価値を提供できるのか?具体的なエピソードを交えながら答えるのがポイントです。
自分の強みを活かして事務仕事にどう取り組むかを考え、やりがいだけでなく強みをしっかりとアピールできる面接対策に挑戦してくださいね。
転職成功テクニック
事務職の「仕事のやりがい」について面接対策ができたら、ぜひ実践して欲しい転職成功テクニックを紹介します。
倍率1000倍のホワイト転職に成功した各種テクニックです↓↓
若手向けの「中規模転職サイト」を利用
大手転職サイトだけの登録で満足していませんか?実は、私も含め転職成功者の32%は大手以外の転職サイトも利用して初めて内定しています。
大手だけを使うと中規模転職サイトの掘り出し求人を見逃すからです。下記では、ホワイト企業に内定する「若手向け」中規模転職サイトを紹介します↓↓
「人柄」特化の転職エージェントを利用
実は「人柄」こそ、最大の定着性のアピール法です。「人柄の良さ」を自分で伝えられないことが不採用の大きな原因と言えます。
しかし「人柄」のアピールに特化した転職エージェントを利用すれば、圧倒的に(ホワイト企業に)採用されやすくなります↓↓
「家族のための転職」を面接でアピール
面接で「家族のための転職」をアピールすることで採用担当者に応募者としての信頼性を示すことができます。私も実践してきました。
詳しいアピール方法は下記記事で解説しています↓↓
まとめ
以上、事務職における「仕事のやりがい」に関する面接例文と、私が転職に成功した志望動機のつくり方について解説しました。
・独自のアンケート調査の結果、事務職の「仕事のやりがい」を答えられる応募者に対し、74%の採用担当者が好意的な印象を受けることが分かった。
・「仕事のやりがい」が事務職で問われる理由は、仕事に対する熱意、企業とのマッチ度、志望動機との一貫性の確認。
・「仕事のやりがい」に対する事務職のNG回答は、協調性が無いと思われる、上昇志向が無いと思われる、志望動機と一貫していないと思われる回答。
・「仕事のやりがい」は、自分の強みを反映した志望動機をもとに回答することで、NG回答を避けることができる。
・「仕事のやりがい」に回答するため、自己分析ツールを活用した強みの発見によって、自分の強みを反映した志望動機を作成してみてください。
・「仕事のやりがい」に回答するポイントは、強みを活かし事務仕事のやりがいを感じる、前職で強みを活かしたエピソード、応募先で強みを活かして事務仕事をする姿勢、の順に話す。
・転職成功テクニックを活用して、内定獲得率をアップして下さい。
みなさんの転職成功を心から祈っております。