成長したいこと(キャリアアップ)が転職理由なら志望動機はどう書くべき?
成長したいこと(キャリアアップ)は、転職理由として最もポピュラーだからこそ、差別化が重要です。私が実践した独自性のある志望動機を書く方法をお伝えします。
自己成長やキャリアアップは、転職の志望動機で最も一般的な転職理由です。だからこそ、書き方に悩んでいませんか?
私も転職活動を始めた頃は、成長したいことが転職理由でも、なかなか言語化できず苦労していました。
私は、なぜ成長(キャリアアップ)したいのか?という転職理由を独自に志望動機に落とし込むことで採用内定を獲得しました。
がっくん
中堅企業で平社員だったがっくんです。就職倍率1000倍(2024名エントリー、採用2名)の超ホワイト企業に転職できた経験から、実績がない人でも転職成功するノウハウを発信してます。
この記事では、私の転職経験から「成長したい(キャリアアップ)」が転職・退職理由の志望動機例文と、採用される志望動機の作成法もご紹介します。
【成長したい(キャリアアップ)】独自アンケート調査
一般企業の採用担当者100名に「成長したい(キャリアアップ)」という転職理由の印象についてアンケート調査しました。
「成長したい(キャリアアップ)」が転職理由の印象は? | |
---|---|
大変良い | 22% |
良い | 67% |
どちらでもない | 11% |
悪い | 0% |
9割程度が「良い印象」だと回答し、「悪い印象」を持つ採用担当者はいないという結果になりました。
このため、志望動機として自己成長(キャリアアップ)を掲げる求職者も多いと思われます。なぜ成長したいのか?を独自に説明する必要がありそうですね。
次に、転職・退職理由の割合を考えてみましょう。
【成長したい(キャリアアップ)】転職・退職者の割合
みんな本音と建前(キャリアアップ)を使い分けて転職している
リクナビNEXTの退職理由ランキングでは、本音の退職理由の1位は「上司・経営者の仕事の仕方が気に入らなかった」で、建前の退職理由1位が「キャリアアップしたかった」です。
つまり転職者の多くは、労働環境や人間関係といった本音と、建前(キャリアアップ)の転職理由を使い分けているということです。
38%の転職理由成功者はキャリアアップの志望動機を書いている
このアンケート調査で注目すべきは38%もの転職者が建前の転職・退職理由で転職に成功してるという点です。
これは、たとえ本音があっても「キャリアアップ」を志望動機にする方が圧倒的に採用されやすいからです。
成長したい(キャリアアップ)を志望動機にするなら独自性が必要
多くの転職者が成長したいこと(キャリアアップ)を志望動機に書くのは、転職・退職理由として最も無難だからです。
一方で、多くの人が同じ理由を選ぶわけですから、他の候補者と差別化し、採用担当者を魅了するためには独自性のある志望動機が求められます。
ここからは成長したいこと(キャリアアップ)を転職理由にする際の、志望動機の作り方を解説します。
【成長したい(キャリアアップ)】志望動機のつくり方
転職・退職理由が成長したい(キャリアアップしたい)場合の独自性のある志望動機のつくり方を解説します。
志望動機には、面接官に刺さる「型」が存在します。この型に当てはめるだけで成長したいこと(キャリアアップ)を目的とした独自の志望動機を簡単に作成できます。
詳しいステップは以下の通りです。
- ステップ1転職理由
前職で自身の強みを生かした経験やエピソードを思い出し、将来のキャリアで実現したいことを主張する。
- ステップ2企業の特徴
志望企業の求人やウェブサイトを確認し、自分の転職理由(成長したい・キャリアアップ)と共通する企業の特徴を把握する。
- ステップ3マッチング
転職理由(成長したい・キャリアアップ)と企業の特徴がマッチしていることを示す。
【成長したい(キャリアアップ)】志望動機の例文3選
成長したい(キャリアアップ)が転職・退職理由の志望動機作成法にもとづき、実際に志望動機の例文を紹介します。
転職理由と志望企業の特徴については以下のように仮定します。
当社を志望した理由は何ですか?
【1】不動産会社営業職から生命保険会社営業職への転職(成長したい・キャリアアップ)が志望動機の例文
私は不動産会社で営業職をしています。顧客への最高のサービス提供に注力し、物件の見学前に情報を提供する業務フローを確立することで、顧客満足度向上にも貢献しました。しかし、現職では契約後の再契約機会が限られるため、継続的なサービス提供が難しい状況です。顧客との信頼関係を築ける環境でキャリアアップを目指したいと考えて、転職を決意しました。
貴社では、保険商品の契約前に顧客に対して専門的なアドバイスを行う「相談サービス」を提供しています。保険商品の販売だけでなく、顧客の声に耳を傾ける貴社の姿勢に感銘を受けました。
私が現職で培ってきたサービス精神を活かし、顧客と厚い信頼関係を構築し、顧客満足度を追求することで、貴社の発展に貢献できると考え、志望しました。
【2】医療事務職から自動車部品メーカー営業事務職への転職(成長したい・キャリアアップ)が志望動機の例文
私は現在、医療事務職として働いています。診療報酬の請求業務において、細かい規定を理解し、機敏性を活かしつつ正確かつ迅速に処理できるよう努めています。しかし、現職では出勤日数等が重視され、業務の品質やスピードを高める風土ではないため、より挑戦的な環境で事務スキルを伸ばしたいと考えて転職を決めました。
貴社は個人の業務成果を重視し、営業部門におけるフィードバックの共有や事務処理の業務改善に積極的な風土だと伺いました。
貴社であれば、機敏性を活かし、営業部門のサポートと事務業務のスキルアップを図ることで、貴社の成長に貢献できると考え、応募いたしました。
【3】ホテルフロント業務職から家電量販店販売職への転職(成長したい・キャリアアップ)が志望動機の例文
私は現在、ホテルのフロント業務を担当しています。社交性を活かした接客業務に大きなやりがいを感じています。地元観光に興味を持たれたお客様に、観光地の情報を提供することで、大変喜ばれたことがあり、ホテルの顧客満足に貢献できました。しかし、店舗の拡大や異動で、お客様に還元できるサービス提供が難しくなったことをきっかけに、転職を考えました。
貴社は地域貢献を重視し、地域のイベントへの協賛や家電リサイクルの推進など、地域のお客様とのコミュニケーションを通じて売り上げ拡大と事業発展に取り組んでおられます。
貴社であれば、私が培ってきた社交性を活かし、お客様に還元できる地域貢献イベントの立案や接遇によって、地域に根ざした貴社の発展に貢献できると思い、志望しました。
これが一般的な成長したい(キャリアアップ)ことが目的の志望動機例文です。しかし、採用される志望動機には独自性が必要です。
【成長したい(キャリアアップ)】採用される志望動機(※重要)
転職・退職理由が成長したい(キャリアアップしたい)という志望動機には、独自性を出し採用されやすくなるために必要不可欠なことがあります。
一般企業採用担当者への調査で8割以上の採用担当者は「自分の強みを理解している」志望動機を求めていることが分かりました。
つまりあなたしかもっていない独自の強みが反映されないと、採用につながらない志望動機を書き続けることになります。
半数以上の採用担当は『自己分析をしていない応募者』は採用しない
採用担当者への追加調査で半数以上が『自己分析をしていない応募者』は採用しないと回答しました。さらに9割は面接で自己分析済か見抜けるとも回答しました。
『自己分析』をしないと半数が即不採用になるわけです。自己分析ナシでは強みが理解できないからです。
最強の志望動機をつくる【2つの方法】
いちど『自己分析結果』を反映した志望動機さえつくってしまえば面接で何を突っ込まれても『絶対』にブレない志望動機になります。そもそも、あなた独自の強みで書くからです。
私は自己分析結果から志望動機をつくることで、実際に倍率1000倍の企業にも転職できました。以下にこれを試せる2つの方法を紹介します↓↓
私が実際に無料自己分析ツールで志望動機を書いた方法です。スマホで簡単につくれます↓↓
AIに自己分析結果を学習させて志望動機を書く方法です。転職理由もAIが考えてくれます↓↓
私は保険会社の営業職で、チームメンバーと協力して目標を達成してきました。しかし、前職では既存顧客への保険商品提案が主で、チームワークを発揮する機会が少なかったため、転職を決意しました。貴社は挑戦的なベンチャー企業であり、新規市場への進出やプロジェクト全体の一体感が魅力です。私はチームワークを活かし、新たな事業展開に貢献したいと考え、貴社を志望しました。
AIが書いた志望動機例文を貼っておきます。人間が書いたみたいですね。文字数指定で『履歴書用』も書けるので、利用した方に大変好評です。
【成長したい(キャリアアップ)】私の転職体験談
成長したい(キャリアアップ)という転職・退職理由は、転職活動をしている殆どの人が使っていると言っても過言ではないです。私も使ってました。
だからこそ、他の求職者との差別化が難しいです。しかし、紹介した志望動機の作成法で、自己分析と企業研究さえ徹底すれば、自然と差別化ができます。
企業研究では企業口コミサイトで現役社員の声を集めたり、転職エージェントを通じて生きた会社情報を収集して面接でアピールすることが大変有効です。
「どうやってそんな情報を知ったの?」と思わせれば、長丁場の中途採用の面接でもかなり有利になります。
同時に、企業研究によって、どのような成長やキャリアアップを図りたいのか?という転職の軸も明確になりますよ。
自己分析で自分の強みを明らかにする、企業研究で会社の強みを明らかにする。これによってキャリアアップの志望動機に独自性を持たせ、採用内定を目指してください。
【成長したい(キャリアアップ)】転職成功テクニック
成長したいこと(キャリアアップ)が転職理由の志望動機が書けたら、ぜひ実践して欲しい転職成功テクニックを紹介します。
私が倍率1000倍の転職成功時に駆使したテクニックです↓↓
若手向けの「中規模転職サイト」を利用
大手転職サイトだけの登録で満足していませんか?実は、私も含め転職成功者の32%は大手以外の転職サイトも利用して初めて内定しています。
大手だけを使うと中規模転職サイトの掘り出し求人を見逃すからです。下記では、ホワイト企業に内定する「若手向け」中規模転職サイトを紹介します↓↓
「人柄」特化の転職エージェントを利用
実は「人柄」こそ、最大の定着性のアピール法です。「人柄の良さ」を自分で伝えられないことが不採用の大きな原因と言えます。
しかし「人柄」のアピールに特化した転職エージェントを利用すれば、圧倒的に(ホワイト企業に)採用されやすくなります↓↓
「家族のための転職」を面接でアピール
面接で「家族のために転職する」ことをアピールすれば信頼性と定着性を示すことができます。私も実践しました。
アピール方法は以下の記事を参考にしてください↓↓
まとめ
以上、私の転職経験から「成長したい(キャリアアップ)」が転職・退職理由の志望動機の作成法について例文を交えて解説しました。
・成長したい(キャリアアップ)が転職・退職理由の人は非常に多く、本音と建前を使い分けている。建前の退職理由としてはトップであるため、独自性を出した志望動機を書くことが肝心。
・成長したい(キャリアアップ)を転職理由とする志望動機は、転職理由、企業研究、マッチングの順につくればOK。
・成長したい(キャリアアップ)が転職理由の志望動機では、自己分析を徹底することで独自性を出すことによって、採用される志望動機になる。私が実践した無料自己分析ツールを活用する志望動機作成法を試してみてください。
・成長したい・キャリアアップが転職理由の志望動機が書けたら「転職成功テクニック」を活用して内定獲得に前進してください。
みなさんの転職成功を心から祈っております。