
「当社のどこに魅力を感じましたか?」という質問にどう答えるべき…?

志望動機で述べる自分の強みと「企業の特徴」を絡めて話せばOK。
転職面接において、「当社のどこに魅力を感じましたか?」という質問は頻繁に登場します。私もこれまで多くの面接でこの質問を受けてきました。
企業の採用担当者は、この質問を通じて応募者の企業に対する熱意や、深い理解を確認しようとしています。
自分の強みと「企業の特徴」をしっかり把握して志望動機を書いておけば、簡単に対策できます。

がっくん
中堅企業で平社員だったがっくんです。就職倍率1000倍(2024名エントリー、採用2名)の超ホワイト企業に転職できた経験から、転職成功ノウハウを発信しています。
この記事では、「当社のどこに魅力を感じましたか?」と転職面接で質問される理由と面接回答例文3選を解説し、併せて採用される志望動機の作成法も紹介します。
「当社のどこに魅力を感じましたか?」のアンケート調査結果

「当社のどこに魅力を感じましたか」という質問に関して、当サイトで企業の採用担当者に独自アンケート調査を行いました。
「当社の魅力」を明確に回答できる応募者の印象は? | |
---|---|
大変良い | 59% |
良い | 32% |
どちらでもない | 8% |
悪い | 1% |
その結果、当社の魅力について明確に回答できる応募者に対して、90%以上の採用担当者が「良い印象」と回答しました。

この質問が、企業の採用担当者にとっていかに重要であるかが分かりますね。
・当社のどこに魅力を感じたか明確に回答する⇒企業採用担当者の評価が高い。
「当社のどこに魅力を感じましたか?」と面接で聞かれる理由

採用担当者が面接で「当社のどこに魅力を感じましたか?」という質問をする背後には、主に以下の理由があります。
・「企業の理解度」を確認したい
・「応募者の熱意」を確認したい
・「論理的な思考」か確認したい
「企業の理解度」を確認したい(※当社のどこに魅力を感じましたか?と聞く理由①)
面接官は、自社の魅力を聞くことで、応募者が会社をどれだけ理解しているか確認しています。
応募者が企業の文化、価値観、方向性を理解しているかどうかを知ることで、入社後の適応度や業務の向き不向きを知っておきたいからです。

入社後のミスマッチを防ぎたいという思いの表れですね。
「応募者の熱意」を確認したい(※当社のどこに魅力を感じましたか?と聞く理由②)
面接官は、自社の魅力を聞くことで、応募者がどの程度の熱意や情熱をもって転職活動をしているか把握しようとします。
熱意がある応募者ほど企業に定着して長く働いてくれる可能性が高く、企業に対する貢献意欲も高いと評価されます。

私も、採用担当者が定着性を気にしている様子をよく見ました。
「論理的な思考」か確認したい(※当社のどこに魅力を感じましたか?と聞く理由③)
面接官は、応募者が自社の魅力をしっかりと把握したうえで、魅力について論理的に話せるかを確認しています。
どんな企業でも、入社後は顧客や取引先と付き合うことになります。その際に自社の魅力について論理的に説明できない人材だと困るからです。

私も、面接官に「顧客対応」ができそうか試された経験があります。
・当社のどこに魅力を感じましたか?⇒理解度、熱意、論理思考の確認。
「当社のどこに魅力を感じましたか?」の質問で避ける回答例

「当社のどこに魅力を感じましたか?」という質問に対して、避けるべき回答の例文を3つ紹介します。
・「労働環境」に関する内容
・「人間関係」に関する内容
・「HPから引用」した内容
「労働環境」に関する内容(※当社のどこに魅力を感じましたか?へのNG回答)
言うまでもなく、残業や休日、勤務地など労働環境の良さを魅力に挙げることは避けなければなりません。
労働環境など、その企業独自の魅力から大きく外れるような回答は、できるだけ避けましょう。

応募企業以外にも、労働環境に魅力のある企業は山ほど存在し、結果的に「この会社ならではの魅力」が伝わりません。
「人間関係」に関する内容(※当社のどこに魅力を感じましたか?へのNG回答)
社長の人柄が良い、職員同士の仲が良い、といった人間関係の魅力について話すことは、一見問題ないように思えます。
しかし、企業内の人間関係は変動的で、社員個人の考え方次第で大きく変わります。そのため、面接官によっては魅力だと考えない人もいるのです。

私も、うまくいったこともあれば、面接官にイマイチ刺さらないな…と感じた経験もあります。
「HPから引用」した内容(※当社のどこに魅力を感じましたか?へのNG回答)
企業理念など、単に企業の公式HPから引用しただけの表面的な魅力は避けましょう。
企業HPの情報でも、自身の独自の経験や価値観を結びつけ、なぜその企業に魅力を感じるかを具体的に説明することが肝心です。

私も最初の頃はネット上で企業情報だけを収集していましたが、内容に深みが出ませんでした。
・当社のどこに魅力を感じましたか?⇒労働環境、人間関係、企業HPの浅い内容は避ける
「当社のどこに魅力を感じましたか?」は志望動機で考えよう

「当社のどこに魅力を感じましたか?」という質問には、しっかりとした志望動機を書くだけで、うまく対応できます。
志望動機の段階で「自分の強み」と「企業の特徴」を把握しておけば、「魅力を感じた」ことも深掘りして説明するだけで済むからです。
志望動機を中心に考えることで、転職面接においてさまざまな質問に素早く、上手に対応できるようになります。

私も、志望動機を踏まえて面接対策を行うことで、実際に多くの内定を獲得してきました。
・当社のどこに魅力を感じましたか?⇒志望動機(「自分の強み」と「企業の特徴」)を中心に考えて回答する。
「当社のどこに魅力を感じましたか?」の志望動機のつくり方(※重要)

「当社のどこに魅力を感じましたか?」という質問に回答するため、自分の『強み』を知る必要性と採用される志望動機の作成法を紹介します。

志望動機には、面接官に刺さる「型」があります。しかし採用される志望動機に必要不可欠なことがあります。
採用したい志望動機は「自分の強みを理解している」こと

8割以上の採用担当者が「自分の強みを理解している志望動機」を求めることが企業アンケートで分かりました。

つまり『強み』が反映されないと、採用される志望動機にはなりません。
半数以上の採用担当は自己分析しない応募者を採用しない

半数以上の採用担当者は「自己分析をしていない応募者は採用しない」と追加調査で回答しました。また、9割が「自己分析済」か見抜けます。

『自己分析』をしないと半数が即不採用になるわけです。自己分析ナシでは強みが理解できないからです。
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私は保険会社の営業職で、チームメンバーと協力して目標を達成してきました。しかし、前職では既存顧客への保険商品提案が主で、チームワークを発揮する機会が少なかったため、転職を決意しました。貴社は挑戦的なベンチャー企業であり、新規市場への進出やプロジェクト全体の一体感が魅力です。私はチームワークを活かし、新たな事業展開に貢献したいと考え、貴社を志望しました。

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「当社のどこに魅力を感じましたか?」の志望動機と回答例文

志望動機をつくる2つの方法で書いた志望動機と、面接における回答例文3選を紹介します。

「当社のどこに魅力を感じましたか?」という質問に答えるポイントは、以下の通りです。
・「企業の特徴」を挙げる
・「自分の強み」を絡める
・企業に貢献できる姿勢を示す
志望動機と回答例文①(※当社のどこに魅力を感じましたか?)
【自己分析ツールで分かった強み:共感力】
私は不動産会社で賃貸仲介営業を務めています。顧客のニーズを先読みする共感力を活かした営業スタイルで、成約を積み重ねてまいりました。しかしながら、取扱い物件には地域や住宅設備の制約があるため、より良い選択肢を提供できる環境で、営業スキルを高めたいと考えて転職を決意しました。
貴社は高品質建材にこだわり、住宅設備も自社開発することで、お客様の声に応えるハウスメーカーとして業界をリードしています。
私は、現職での営業経験を活かし、対話によって顧客ニーズを満たす提案に徹することで、お客様と信頼関係を築き、貴社の更なる発展に貢献したいと考えて志望しました。
※不動産会社営業職からハウスメーカー営業職への転職

当社のどこに魅力を感じましたか?

はい。住宅設備を自社で開発している点に魅力を感じました。私はお客様のニーズや要望に共感し、それに応じる営業姿勢を大切にしています。このため、御社の住宅設備を含む幅広い提案ができることは顧客ニーズを満たす上で大変魅力的です。この魅力を最大限に活かした営業活動に尽力し、顧客満足度の向上と御社の発展に貢献したいと考えています。
志望動機と回答例文②(※当社のどこに魅力を感じましたか?)
【自己分析ツールで分かった強み:人あたり】
私は自動車ディーラーで営業事務を担当しています。事務業務に加え、人あたりの良い接客と電話応対を通じ、お客様と社内から高く評価いただいております。これからは、お客様と直接関わりながら商品を販売できる環境で、新たなキャリアを築きたいと考え、転職を決めました。
貴社は紳士服専門店として、オーダースーツを早くから取り入れ、地域に根ざした安心できるお店を目指していると伺っています。
私は現職で培った接客経験を活かし、お客様のスタイルやご要望に寄り添う接客を心掛け、販売員として信頼されることでリピート顧客を増やし、貴社の更なる発展に貢献したいと考えて応募しました。
※自動車ディーラー営業事務職から紳士服専門店販売職への転職

当社のどこに魅力を感じましたか?

はい。地域密着型の店舗を目指している点に魅力を感じています。私は顧客目線の人当たりの良い接客を得意としています。地域に密着するためには、商品に問題があった際にも安心して相談でき、地元住民に信頼される窓口が不可欠です。私は頼れる紳士服店の販売員として丁寧な接客を心掛け、口コミによる販促と売上に貢献したいと考えています。
志望動機と回答例文③(※当社のどこに魅力を感じましたか?)
【自己分析ツールで分かった強み:コミュニケーション力】
前職では運送会社の受付事務として勤務していました。配送記録や請求書の管理に加えて、ドライバーのスケジュール管理においても、コミュニケーション力を活かし、担当者が効率的に業務を遂行できるようにサポートしてまいりました。しかし、事務業務に留まらず、職員同士が協力し合い、顧客に対応する環境でキャリアアップを図りたいと考えて転職を決意しました。
貴院は夜間や休日診療に力を入れつつ、事務員もチーム医療の一員として積極的に患者様とコミュニケーションをとることを重要視していると伺っています。
私は現職で培った事務処理スキルを生かしながら、職員同士の連携を強化し、積極的に患者様と対話し、医療スタッフを力強くサポートすることで、貴院の医療サービスの向上に貢献したいと考えて志望しました。
※運送会社受付事務職からクリニック医療事務職への転職

当院のどこに魅力を感じましたか?

はい。事務員もチーム医療の一員として参加できる点が魅力的です。医療スタッフだけでなく、事務員も含めて包括的に医療サービスの提供に携われる環境なら、私のコミュニケーション能力を最大限に発揮し、患者様のみならず、患者様と医療スタッフとの円滑なコミュニケーションを図り、日々、より良い医療サービスの向上と御院の発展に貢献できると考えています。
「当社のどこに魅力を感じましたか?」と私の転職活動体験談

「当社のどこに魅力を感じましたか?」という質問は、シンプルに見えて奥が深いものです。この質問には、「なぜ当社を選んだのか?」という意味が含まれています。
つまり、これは志望動機と密接に関係する質問だと言えます。実際、面接でのあらゆる質問は、最終的に志望動機に通じていると私は感じました。
私が転職活動を通じて強く実感したのは、面接官が話の内容以上に、応募者の第一印象をとても大切にしているということです。
そのため私は、「転職理由から企業選びまで一貫性を持たせること」を意識しました。話に流れがあると、印象が良くなると感じたからです。
また、同じポイントを繰り返すことで、面接官の記憶にも残りやすくなります。一貫性のある話し方は、それだけで信頼感につながります。
面接官は限られた時間で多くの応募者と面接します。そのため、企業の魅力をたくさん挙げるより、話の軸を絞って伝える方が効果的です。
私は、企業の特徴と自分の強みを一つに結びつけて話すようにしました。その方が、面接官にも伝わりやすかったからです。

「当社のどこに魅力を感じましたか?」という質問には、志望動機と一貫した内容を簡潔に、かつ説得力を持って答えることが大切だと実感しています。
転職成功テクニック

「当社のどこに魅力を感じましたか?」の例文と対策に加え、ホワイト企業の内定獲得率を高める転職成功テクニックを紹介します。

私が倍率1000倍の転職成功時にも使ったテクニックです↓↓
・若手向けの「中規模転職サイト」を利用
・「人柄」特化の転職エージェントを利用
・面接で「家族のための転職」をアピール
若手向けの「中規模転職サイト」を利用

実は、私も含め転職成功者の32%は大手以外の転職サイトも利用して初めて内定しています。

大手サイトだけでは掘り出し求人を見逃すからです。そこで、ホワイト求人の多い「若手向け」中規模転職サイトを紹介します↓↓
「人柄」特化の転職エージェントを利用

残念ながら、自分の「人柄の良さ」を伝えきれずに不採用になる方がとても多いです。

しかし、「人柄」のアピールに特化した転職エージェントを利用すれば、圧倒的にホワイト企業に採用されやすくなります↓↓
面接で「家族のための転職」をアピール

面接で「家族のために転職する」ことをアピールすれば信頼性を示すことができます。

アピール方法は下記記事が参考になります↓↓
まとめ

以上、「当社のどこに魅力を感じましたか?」と転職面接で質問される理由と面接回答例文3選と、採用される志望動機の作成法について解説しました。
・独自アンケート調査によると、当社の魅力に明確に回答できる応募者に対し、90%以上の採用担当者が「印象が良い」と回答。
・「当社のどこに魅力を感じましたか?」と面接官が尋ねる理由は、企業の理解度、応募者の熱意、論理的な思考を確認したいから。
・「当社のどこに魅力を感じましたか?」と質問されたときは、労働環境、人間関係、HPから引用した内容は避ける。
・「当社のどこに魅力を感じましたか?」と質問されても、志望動機の段階で「自分の強み」と「企業の特徴」を把握しておけば、対応できる。
・「当社のどこに魅力を感じましたか?」という質問に答えるため、自己分析ツールで分かった自分の強みをもとに志望動機を作成してください。
・「当社のどこに魅力を感じましたか?」に答える際は、「企業の特徴」を挙げる、「自分の強み」を絡める、企業に貢献できる姿勢を示す、ことがポイント。
・転職成功テクニックを活用して、ホワイト企業の内定獲得に一歩前進してください。

みなさんの転職成功を心から祈っております。