
「転職先に求める一番の条件は何ですか」と聞かれたら、どう答える?

自分の『強み』を活かせることを条件にすればOK。
「転職先に求める一番の条件は何ですか?」と面接で聞かれることがよくあります。私も何度も聞かれた経験があります。
経験が活かせる・スキルが活かせる・やりがい・自己成長など、人によって様々な回答があるでしょう。
しかし、私なら自分の『強み』を活かせることが条件と答えます。これ一択です。志望動機と合わせた回答で、一貫性を示せるからです。

がっくん
中堅企業で平社員だったがっくんです。就職倍率1000倍(2024名エントリー、採用2名)の超ホワイト企業に転職できた経験から、転職成功ノウハウを発信しています。
この記事では、転職面接での「転職先に求める一番の条件は何ですか?」という質問に答える例文を解説し、あわせて採用される志望動機の作成法も紹介します。
「転職先に求める一番の条件は何ですか」の独自アンケート調査

「転職先に求める一番の条件は何ですか」という質問に関して、当サイトで企業の採用担当者向けに独自のアンケート調査を行いました。
「転職先に求める一番の条件は何ですか」に回答できる応募者の印象は? | |
---|---|
大変良い | 28% |
良い | 60% |
どちらでもない | 7% |
悪い | 5% |
その結果、転職先に求める一番の条件を回答できる応募者について、80%以上の採用担当者が「良い印象」を持つことが分かりました。

転職先に求める一番の条件を具体的に回答できれば、採用担当者に好印象を与えることができます。
・「転職先に求める一番の条件は何ですか?」に回答できる応募者:80%以上の採用担当者が「良い印象」と回答。
「転職先に求める一番の条件は何ですか」と面接官が尋ねる理由


転職面接で「転職先に求める一番の条件は何ですか?」と面接官が尋ねる理由は、主に以下の2点です。
・入社後に長く働く人材か
・自社にマッチした人材か
入社後に長く働く人材か(※転職先に求める一番の条件を聞かれる理由①)
面接官は、この質問を通して応募者の転職への熱意を確認し、転職の動機や将来のキャリアに対する考え方を知りたいと考えています。

条件を知ることで、採用後に会社に定着して長く働いてくれる人材かを見極めるための質問なのです。
自社にマッチした人材か(※転職先に求める一番の条件を聞かれる理由②)
面接官は、応募者の条件を知ることで、自社の文化や価値観に合っているか、会社の方向性にマッチして仕事ができるかを確認しています。

応募者が自社にマッチした人材かどうかは採用したあとに職場に馴染むか、会社に貢献してくれるかを判断する上で大変重要だからです。
・企業は「転職先に求める一番の条件」を尋ねて、長く働ける会社にマッチした人材かどうかを確認している。
「転職先に求める一番の条件は何ですか」と転職経験者のホンネ

リクナビNEXTの調査より、転職経験者が「転職先を選ぶ際に重視した項目」を紹介します。
上位3つは、「経験が活かせる」「やりがい」「将来性」などであり、転職先に求める条件が人それぞれであることが分かります。

ただし、こうしたホンネとは異なり、実際の面接では応募先の企業に配慮して、求める条件を答える必要があります。
1:「経験やスキルが活かせる」
2:「やりがいのある仕事に携われる」
3:「会社・団体に将来性がある」
「転職先に求める一番の条件は何ですか」で避けるべきNG回答例

「転職先に求める一番の条件は何ですか?」という質問で、避けるべきNG回答例をいくつか解説します。
実は、リクナビNEXTの調査でも、これらの条件は重視された項目の上位に入っています。
ただし、勤務時間や勤務地、年収などの労働環境に関する内容は、面接では避けるべき回答です。

また、たとえ経験・スキル・やりがいといった条件であっても、企業側に「長く働けそうな人材」というイメージが湧かないと意味がありません。
・経験・スキル・やりがいといった条件でも、「長く働ける会社にマッチした人材」と示せなければ意味がない。
「転職先に求める一番の条件は何ですか」には『強み』と答える

「転職先に求める一番の条件は何ですか?」という質問には、自分の『強み』を活かせることだと答えましょう。
経験やスキル、やりがいなどは、誰でも習得できます。それより、自分本来の『強み』を活かせると答えたほうが説得力があり、志望動機との一貫性も示せます。
そして、志望動機との一貫性を示すことで、「長く働ける会社にマッチした人材」だと強くアピールできるのです。

私も面接では、自分の『強み』をアピールし、実際に内定を獲得してきました。
・条件は「自分の強みを活かせること」⇒志望動機と一貫している⇒「長く働ける会社にマッチした人材」と評価される。
「転職先に求める一番の条件は何ですか」の志望動機のつくり方(※重要)

「転職先に求める一番の条件は何ですか?」という質問に答えるため、自分の『強み』を理解する必要性と『強み』を反映した志望動機の作成法を紹介します。

志望動機には、面接官に刺さる「型」があります。しかし採用される志望動機に必要不可欠なことがあります。
採用したい志望動機は「自分の強みを理解している」こと

8割以上の採用担当者が「自分の強みを理解している志望動機」を求めることが企業アンケートで分かりました。

つまり『強み』が反映されないと、採用される志望動機にはなりません。
半数以上の採用担当は自己分析しない応募者を採用しない

半数以上の採用担当者は「自己分析をしていない応募者は採用しない」と追加調査で答えました。また、9割が「自己分析済」か見抜けます。

『自己分析』をしないと半数が即不採用になるわけです。自己分析ナシでは強みが理解できないからです。
※すぐに自己分析をして自分の『強み』だけを知りたい方はこちら↓↓
最強の志望動機をつくる【2つの方法】
いちど自己分析で分かった『強み』を反映するだけで面接で何を突っ込まれても『絶対に』ブレない志望動機になります。

私は自己分析で分かった『強み』で志望動機を作り、倍率1000倍の企業に転職できました。以下に、これを試せる2つの方法を紹介します↓↓
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私は保険会社の営業職で、チームメンバーと協力して目標を達成してきました。しかし、前職では既存顧客への保険商品提案が主で、チームワークを発揮する機会が少なかったため、転職を決意しました。貴社は挑戦的なベンチャー企業であり、新規市場への進出やプロジェクト全体の一体感が魅力です。私はチームワークを活かし、新たな事業展開に貢献したいと考え、貴社を志望しました。

AIが書いた志望動機例文です。文字数指定で『履歴書用』も書けるので、利用した方に大変好評です。
「転職先に求める一番の条件は何ですか」の志望動機と面接例文

志望動機をつくる2つの方法で書いた志望動機と、「転職先に求める一番の条件は何ですか?」に答える面接回答例文3選を紹介します。

「自分の強みが活かせること」と答える際のポイントは、以下の通りです。
・「自分の強みが活かせること」と答える
・強みが活きたエピソードについて語る
・強みを活かしたいことを改めて伝える
【1】志望動機と面接回答例文(※自己分析で分かった強み:共感性)
私は不動産会社で営業職をしています。共感性を活かした営業スタイルで、お客様のニーズを理解し、信頼関係を築くことで成約につなげてきました。しかし、不動産のように短い契約で終了するものでなく、より長いお付き合いができる環境で営業スキルを高めたいと考えて転職を決意しました。
貴社は自動車ディーラーとして、アフターサービスや整備に重点を置き、新規顧客のみならず既存顧客の満足度を高める営業活動に注力していると伺いました。
私は現職で培った営業スキルを活かし、お客様の悩みに寄り添う営業力を身に付けることで既存顧客のリピート購入を促し、貴社のさらなる発展に貢献したいと考えて志望しました。
※不動産会社営業職から自動車ディーラー営業職への転職

転職先に求める一番の条件は何ですか?

はい。自分の強みが活かせることです。現職では予算や間取りなどの条件に加え、ライフスタイルまで踏み込んでお伺いし、お客様に共感することで隠れたニーズを探り、ご成約にいたる信頼を得てきました。貴社でも深いニーズまで理解したお客様に共感する営業を心掛け、ご納得いただける自動車が見つかるまで、お客様に寄り添った営業に尽力したいと考えています。
【2】志望動機と面接回答例文(※自己分析で分かった強み:人あたり)
現在、家電量販店で販売を担当しています。人あたりの良い接客を心掛け、サービス精神によって、製品の価格以上の価値を提供することで、売上に貢献してきました。しかし、今後はより高度な接遇スキルを習得し、これを活かせる職務でキャリアを築きたいと考え、転職を決意しました。
貴社のホテルは、地元企業との協業を通じた観光案内や接遇研修に力を注ぎ、ホスピタリティの追求に取り組んでおられます。
私は、販売経験を活かしつつ、お客様の期待を超えた滞在体験を提供できる接遇スキルを身につけ、顧客満足度を向上させ、貴社の発展に貢献したいと考えて応募しました。
※家電量販店販売職からホテリエへの転職

転職先に求める一番の条件は何ですか?

はい。自分の強みが活かせることです。現職では家電をお求めになるお客様に対し、ネット通販でも低価格で商品を購入できることも併せてお伝えしてきました。本来ならば不利益になり得る状況でも、人当たりの良い接客によってお客様に気に入られ、口コミで来店される方が増えました。御社でも人当たりが良く、丁寧な接遇を心掛けたいと思います。
【3】志望動機と面接回答例文(※自己分析で分かった強み:コミュニケーション力)
私は信用金庫で後方事務職をしています。職場内でのコミュニケーションを大切にし、電話応対や書類管理などの業務において庫内で評価をいただいております。しかしながら、事務業務にとどまらず、直接お客様と関わる環境で自身の事務スキルを更に発展させたいと考えて転職を決意しました。
貴院では職員同士の連携を重視し、事務員も患者様と積極的に関わることでチーム医療と医療サービスの質向上を目指していると伺っています。
私は、現職の事務処理能力を活かしながら、スムーズな事務処理と職員同士の連携を強めることで患者様に還元し、貴院の発展と医療サービスの質向上に貢献したいと思い応募しました。
※信用金庫後方事務職からクリニック医療事務職への転職

転職先に求める一番の条件は何ですか?

はい。自分の強みが活かせることです。現職では普段から融資担当と積極的にコミュニケーションをとることで、申請書類のチェックなどにおいてお客様に迅速な対応ができるようになり、顧客満足度の向上につながりました。御院でも持ち前のコミュニケーション力を活かし、医療スタッフと患者様の間に入り、効率よく診療が行われるように事務業務に取り組みたいと思います。
「転職先に求める一番の条件は何ですか」と私の転職面接体験談

「転職先に求める一番の条件は何ですか?」という質問は、実質的に「転職理由は何ですか?」という問いと同じだと私は考えています。
「何を条件に転職活動をしているのか?」は、「なぜ転職するのか?」という理由とほぼ同じです。つまり、転職理由を再確認されているのです。
私も転職活動を始めた頃は、この質問を深く考えずに答えていました。その場の思いつきで話すことが多かったです。
その結果、内定をもらえる確率は低かったと感じています。手応えのない面接も多く、伝わっていないと実感することがありました。
今思えば、面接官はこの質問を通じて、志望動機と転職理由の一貫性を見ていたのだと気づきました。
つまり、どれだけ魅力的な志望動機でも、「転職理由」と「転職先に求める条件」がズレていれば、説得力に欠けるということです。
この経験から私は、どんな質問にも対応できるように、自分の強みをベースにした志望動機をしっかり作り込むようにしました。

志望動機と一致した「転職先に求める条件」を準備してからは、面接でも自信を持てるようになり、内定につながりました。
転職成功テクニック

「転職先に求める一番の条件は何ですか?」の面接対策に加えて、ホワイト企業に内定が決まる転職成功テクニックを紹介します。

私が倍率1000倍の転職成功時にも使ったテクニックです↓↓
・若手向けの「中規模転職サイト」を利用
・「人柄」特化の転職エージェントを利用
・面接で「家族のための転職」をアピール
若手向けの「中規模転職サイト」を利用

実は、私も含め転職成功者の32%は大手以外の転職サイトも利用して初めて内定しています。

大手サイトだけでは掘り出し求人を見逃すからです。そこで、ホワイト求人の多い「若手向け」中規模転職サイトを紹介します↓↓
「人柄」特化の転職エージェントを利用

残念ながら、自分の「人柄の良さ」を伝えきれずに不採用になる方がとても多いです。

しかし、「人柄」のアピールに特化した転職エージェントを利用すれば、圧倒的にホワイト企業に採用されやすくなります↓↓
面接で「家族のための転職」をアピール

面接で「家族のために転職する」ことをアピールすれば信頼性を示すことができます。

アピール方法は下記記事が参考になります↓↓
まとめ

以上、転職面接での「転職先に求める一番の条件は何ですか?」という質問に答える例文と、採用される志望動機の作成法について解説しました。
・独自アンケート調査により「転職先に求める一番の条件」について回答できる応募者について、80%以上の採用担当者が良い印象を持つことが分かった。
・「転職先に求める一番の条件は何ですか?」と面接官が聞く理由は、応募者が「長く働ける会社にマッチした人材」かを確認するため。
・「転職先に求める一番の条件は何ですか?」という質問に対する転職経験者の本音には「経験やスキルが活かせる」「やりがいのある仕事に携われる」「会社・団体に将来性がある」などがある。
・「転職先に求める一番の条件は何ですか?」という質問で避けるべきNG回答は、労働環境に関すること。しかし、その他の条件でも「長く働ける会社にマッチした人材」だと示せなければ無意味。
・「転職先に求める一番の条件は何ですか?」という質問には、自分の『強み』が活かせることと回答し、志望動機との一貫性を示せば長く働ける会社にマッチした人材だとアピールできる。
・「転職先に求める一番の条件は何ですか?」という質問に答えるため、自己分析ツールで分かった強みを反映した志望動機を作成する。
・「転職先に求める一番の条件は何ですか?」という質問には、自分の強みが活かせること、強みが活きたエピソード、強みを活かしたいことを回答することがポイント。
・転職に成功するため、私が実践したホワイト企業に内定するテクニックをぜひ活用してください。

みなさんの転職成功を心から祈っております。