転職活動が辛いからもうやめたい…
途中でやめるのって何か問題ある?
途中で辞めても全然OK。ただし、悔いのない転職活動にしよう。
転職活動中に「転職活動やっぱりやめる」と思いたくなる瞬間がいくつもありますよね。この気持ち、痛いほど分かります。
私も有給まで取って面接を受け、疲れ果てて帰る新幹線の中や、お祈りメールが来たときに何度そう考えたでしょうか。
しかし、転職活動を途中でやめる前に、まずは最善の転職活動ができているか?を一度考え直してみてください。
がっくん
中堅企業で平社員だったがっくんです。就職倍率1000倍(2024名エントリー、採用2名)の超ホワイト企業に転職できた経験から、実績がない人でも転職成功するノウハウを発信してます。
本記事では、私の経験から転職活動に潜むワナと、転職活動をやめるべきポイントを明確にした上で、続ける場合の採用される志望動機の作成法を解説します。
【転職活動やっぱりやめる】転職の失敗を決定する3つの要素
転職活動を「やっぱりやめる」と思うのは続けていても転職に失敗すると考えてしまうからですよね。では、転職に失敗することについて再定義してみます。
私の経験上、転職失敗か否かは以下3つの要素が複雑に絡み合っていると考えます。
ひとつ当てはまるだけで転職失敗と言う人もいるし、全て当てはまってこそ転職失敗と考える人もいるでしょう。
・年収が大幅に下がった
・労働環境が悪化した
・人間関係が悪化した
【1】年収が大幅に下がった(※やっぱりやめると考える要素)
例えば、年収500万円から、転職後に300万円台に減少してしまえば生活水準に大きな影響が出ることも考えられます。
特に日本人の平均年収が400万円程度を踏まえると、年齢や業界、地域の違いはありますが、この付近で年収が大きく下がることはデメリットになるでしょう。
ただし、私の同僚もそうでしたが、年収が下がっても平均年収を上回り、転職先でキャリアアップが望めそうなら問題が無いケースもあります。
【2】労働環境が悪化した(※やっぱりやめると考える要素)
例えば転職で長時間労働が増えて休日が減少し、ストレスが増えるようなら労働環境における転職の失敗と言えます。
ただし、労働時間が増えて休日が減っても興味関心を持って打ち込める仕事内容なら逆に労働環境が改善したと考える人もいます。
「転職活動やっぱりやめるわ」と言っていた友人がこんな転職を経験しています。転職先の労働環境を調べる際は、企業の口コミサイトや転職エージェントの活用がおすすめです。
【3】人間関係が悪化した(※やっぱりやめると考える要素)
何だかんだ言っても、人間関係が仕事に与える影響はかなり大きいです。転職失敗につながる一番の要素は人間関係の悪化です。
パワハラやいじめなど、職場での人間関係におけるトラブルは他の環境が良かったとしても転職者へのダメージが大きすぎます。
私もパワハラの経験がありますが、あのような日々が続いていたらまさに地獄そのもの。体調を崩しかねない恐ろしい事態になるところでした。
【転職活動やっぱりやめる】途中でやめる人が陥る3つのワナ
転職失敗を恐れて転職活動を途中でやめる人が陥る3つのワナについて解説します。
「転職活動やっぱりやめる」と考えながら現在転職活動を続けていらっしゃる方は、以下の3つのワナにはまっていないか確認してみてください。
・求人情報に潜んでいるワナ
・前職と同じ職種・業界にこだわるワナ
・転職の軸が分からなくなるワナ
【1】求人情報に潜んでいるワナ(※やっぱりやめる人が陥るワナ)
企業がお金を出して掲載している求人情報には良い面しか書いていないものもあります。高収入、福利厚生の充実、笑顔の集合写真などなど。
しかし、入ってみるとブラックだったということはあるあるです。私も転職活動のなかでそのような求人を多く見てきました。
このような求人をたくさん目にしていると、次第に「やっぱりやめる」と考えるようになります。
私は企業口コミサイトで社員の声を調べたり、転職エージェントで非公開優良求人を探すことでモチベーションを高め、結果的にホワイト企業に転職できました。
【2】前職と同じ職種・業界にこだわるワナ(※やっぱりやめる人が陥るワナ)
中途採用では「即戦力」が求められるため前職と同じ職種・業界の求人ばかりに目がいきがちです。その結果、求人の少なさから「やっぱりやめる」と考えてしまうわけです。
しかし、他業界、職種への転職可能性はあなどれません。優良企業には組織の慢性化を嫌い他業界、職種からの転職者を歓迎するところが沢山あります。
中途採用の即戦力については、下記記事で詳しくまとめています↓↓
私も別の業界で働いている知人と話したことがきっけで新たな業界に目を向け、全くの未経験業種、未経験職種の転職に成功しました。
可能性を広げるために、前職とは違う業界や職種の求人を見てみることは「転職活動やっぱりやめる」と考えている方に強くおすすめしたいです。
【3】転職の軸が分からなくなるワナ(※やっぱりやめる人が陥るワナ①)
「転職活動やっぱりやめる」という方は転職活動を続けるなかで、どんな職種・業界が自分に合っているか分からなくなり転職の軸がブレてしまうことがあります。
私も転職活動中、現職での不満から、本来の自分には向かない業種・職種の求人ばかり見ていた時期がありました。
今からでも遅くないので、本当に転職してしまう前に自分の適性をしっかりと見極め転職の軸を明確にした志望動機を用意しておくことが大切です。
記事の後半では転職の軸を明確にした一貫性ある志望動機の書き方を紹介します。
【転職活動やっぱりやめる】転職活動をやめるべきタイミング
「転職活動やっぱりやめる」と考えている方が、実際にやめるべきタイミングを解説します。
・転職活動期間が長すぎる
・応募社数が余りにも多い
・現職に満足するようになった
【1】転職活動期間が長すぎる(※やっぱりやめるべきタイミング)
2022年3月に実施した「転職動向調査 2022年版(2021年実績)」によると、転職者1,500名のうち、約8割が転職を考え始めてから3ヵ月以内に転職しています。
転職動向調査 2022年版(2021年実績)|マイナビ
マイナビエージェントによれば転職成功者の転職活動期間の平均は3か月程度です。しかし、業界や職種によって大きく異なるようです。
現在、すでに半年以上転職活動を続けているなら長い部類に入るかも知れません。転職活動を「やっぱりやめる」目安にはなるでしょう。
ただし、しっかりした転職対策を行った上での3か月と考えられるので、転職サイトやエージェント等の転職サービスが活用できているかで差が出ると思われます。
ちなみに私は転職を考え始めてから、実際に転職するまで1年以上かかりました。
【2】応募社数が余りにも多い(※やっぱりやめるべきタイミング)
〜19歳 | 4.1社 |
20〜25歳 | 6.3社 |
26〜30歳 | 7.1社 |
31〜35歳 | 8.2社 |
36〜40歳 | 8.7社 |
41〜45歳 | 10.1社 |
46〜50歳 | 12.1社 |
51〜55歳 | 14.5社 |
56〜60歳 | 14.5社 |
61歳以上 | 15.2社 |
マイナビ転職によると転職者の平均応募社数は8.4社とのこと。ただし、上記の図表にあるように、年齢によってかなり差があるようです。
自身の年齢が平均応募社数を大きく上回っているようなら、転職活動を「やっぱりやめる」ひとつの目安となるでしょう。
ただし、こちらもしっかりした転職対策を行った上で転職に成功した人の平均です。
ちなみにわたしが応募した会社の数は平均を遥かに上回っています。
【3】現職に満足するようになった(※やっぱりやめるべきタイミング)
意外かも知れませんが、重要なポイントです。転職活動を長くやっていると様々な業界や職種に触れるため知見が広がります。
自分の会社や職種の重要性を再認識したことで、転職活動を「やっぱりやめる」ことにして現職に残る選択肢もあります。
例えば銀行員が他業界への転職活動を通して、金融商品や融資案件の知識やスキルの重要性を実感し、現職でスキル向上を目指すことにした場合、等です。
私は結局転職しましたが、転職活動を通して自分が置かれている業界や職種、自分を受け入れた会社に対して考えさせられる機会は何度もありました。
その他健康面や家庭の事情
言うまでもありませんが、転職活動によるストレスで体調を崩したり、家庭の事情によって転職すべきでない場合は転職活動をすぐにやめるべきです。
体は資本です。転職活動で体を守れなければ本末転倒ですからね。
【転職活動やっぱりやめる】企業や転職エージェントの断り方
企業に応募中や転職エージェントの利用中に転職活動を「やっぱりやめる」場合、企業や転職エージェントへの伝え方を簡単に解説します。
一度、転職活動を途中でやめる場合、またいつ再開するか分かりません。その時のためにも印象良く断りを入れるのがベストです。
応募している企業に対して(※転職活動をやっぱりやめる伝え方)
選考中の企業がある場合はできるだけ早く採用担当者に連絡しましょう。一身上の都合で、選考を辞退したい旨を丁寧に伝えます。
何も連絡せずに辞退することだけは避けましょう。世間は狭いもので、将来的に選考を受けた企業があなたの会社と取引する可能性もゼロではありません。
私も転職活動中に取引先の取引先が選考を受けていた企業と分かって、ハラハラした経験があります。
利用中の転職エージェントに対して(※転職活動をやっぱりやめる伝え方)
転職エージェントを利用している場合も、転職活動を中断する旨をできるだけ早く担当者に伝えるようにしましょう。
ただし、転職エージェントの場合は中断するよりも休止する旨を伝える方が適切です。「一身上の都合で、転職活動を一時中断致します」と伝えればOKです。
転職活動を「やっぱりやめる」際は、いつ再開しても対応してもらうため、連絡せずに中断することは避け、転職エージェントとの信頼関係を崩さないように配慮することが大切です。
【転職活動やっぱりやめる】志望動機のつくりかた(※重要)
やっぱりやめる前に志望動機を見直す重要性
転職活動を「やっぱりやめる前に取り組むべきこと」が一貫性ある志望動機を書くことです。志望動機は転職活動の『柱』です。
志望動機をつくりこむだけで軸が固まり、自分の価値を再発見することで転職を続ける自信が生まれます。
私も志望動機をつくってから転職が本格化しました。ここからは、そんな志望動機を簡単に作成する方法を解説します。
面接官に刺さる志望動機の【型】
志望動機には転職業界が考えた【型】が存在し、この型に当てはめるだけで、面接官に刺さる志望動機は書けます。しかし採用される志望動機に必要不可欠なことがあります。
採用したい志望動機は「自分の強みを理解している」
一般企業の調査で8割以上の採用担当者は「自分の強みを理解している」志望動機を求めていると分かりました。
つまり強みが反映されていないと採用につながらない志望動機を書き続けてしまうことになります。
半数以上の採用担当は『自己分析をしていない応募者』は採用しない
採用担当者への調査で半数以上が『自己分析をしていない応募者』は採用しないと回答しました。また9割は面接で自己分析済みかも見抜けるとも回答しました。
『自己分析』をしないと半数が即不採用になるわけです。自己分析ナシでは強みが理解できないからです。
最強の志望動機をつくる【2つの方法】
いちど『自己分析結果』を反映した志望動機さえつくってしまえば面接で何を突っ込まれても『絶対』にブレない志望動機になります。そもそも、あなたの強みをもとに書くからですね。
私は自己分析結果をもとに志望動機をつくることで、実際倍率1000倍の企業にも転職できました。以下に試していただける2つの方法を紹介します↓↓
私が実際に無料自己分析ツールで志望動機を書いた方法です。スマホでも簡単につくれます↓↓
AIに自己分析結果を学習させて志望動機を書く方法です。転職理由もAIが考えてくれます↓↓
私は保険会社の営業職で、チームメンバーと協力して目標を達成してきました。しかし、前職では既存顧客への保険商品提案が主で、チームワークを発揮する機会が少なかったため、転職を決意しました。貴社は挑戦的なベンチャー企業であり、新規市場への進出やプロジェクト全体の一体感が魅力です。私はチームワークを活かし、新たな事業展開に貢献したいと考え、貴社を志望しました。
AIが書いた志望動機例文です。人間が書いたみたいですよね。文字数指定で『履歴書用』も書けるので、利用した方に大変好評です。
【転職活動やっぱりやめる】私の転職体験談
何度も「やっぱりやめる」と思ったことがある
私自身、「転職活動やっぱりやめる」と考えたことは何度もあります。1年以上も続けていれば当たり前ですよね。
有休を消化して面接に行ってもお祈りが続けばやめたくもなります。しかし、回数を重ねるごとに誤った転職活動をしていたことに気づきました。
志望動機をつくりこんでいるうちに、自分が転職する目的を明確にすることで、企業側が求めていることも分かるようになりました。
やっぱりやめない!新しい視野をもった
自分が転職する理由、転職したい思いが明確になり、それまで応募していた業界や職種を越えて積極的に他業界、他職種にも応募するようになりました。
業界や職種に対する広い視野を持って転職活動できるようになり、結果的に高倍率ではありましたが、希望する企業から内定を頂けました。
当初は考えてもいなかった未経験業界・未経験職種でしたが、企業側が求めるニーズを的確に把握して応募していった結果です。
企業側が求めるニーズについては後半で解説しています。
【転職活動やっぱりやめる】転職成功テクニック
「転職活動やっぱりやめる」という方が転職活動を継続する場合、ぜひ実践して欲しい転職を成功に導くテクニックを紹介します。
私が倍率1000倍の転職成功時に駆使したテクニックです↓↓
若手向けの「中規模転職サイト」を利用
大手転職サイトだけの登録で満足していませんか?実は、私も含め転職成功者の32%は大手以外の転職サイトも利用して初めて内定しています。
大手だけを使うと中規模転職サイトの掘り出し求人を見逃すからです。下記では、ホワイト企業に内定する「若手向け」中規模転職サイトを紹介します↓↓
「人柄」特化の転職エージェントを利用
実は「人柄」こそ、最大の定着性のアピール法です。「人柄の良さ」を自分で伝えられないことが不採用の大きな原因と言えます。
しかし「人柄」のアピールに特化した転職エージェントを利用すれば、圧倒的に(ホワイト企業に)採用されやすくなります↓↓
「家族のための転職」を面接でアピール
面接で「家族のために転職する」ことをアピールすれば信頼性と定着性を示すことができます。私も実践しました。
アピール方法は以下の記事を参考にしてください↓↓
【転職活動やっぱりやめる】活用できるツール
転職活動をやっぱりやめるか検討中の方が、転職活動を継続する場合、活用できるツールを紹介します。
SNS
近年、SNSを活用して転職活動する若年層も増えています。SNS上で応募企業の人事担当者等のアカウントをフォローして直接DMを送る方法があります。
採用担当者と直接やりとりができるため、思いもしなかった企業との出会いや、一般に求人を出していない企業と繋がる可能性もあります。
一方で、SNSで転職する場合、個人情報等の取り扱いにおいては自己責任となるので慎重に対応する必要があります。
無料自己分析ツール
志望動機のつくりかたでも解説したように、転職活動を「やっぱりやめる」前に、改めて自分の価値を確認し潜在的な強みを発見することは結構大切です。
一昔前と違って現在では様々な無料の自己分析ツールやアプリが存在するので、オンラインで気軽に試すことができます。
自己分析ツールを利用する場合は、大手の転職サイト等が提供しているツールが信頼性が高く安全です。志望動機のつくりかたで解説した以下の記事で紹介しています↓↓
転職エージェント
転職活動を「やっぱりやめる」前に活用したいのが転職エージェントです。転職エージェントは転職活動における強い味方です。私も随分とお世話になりました。
転職エージェントの場合、SNSとは違って求職者の個人情報を規約に従いしっかりと守ります。
また、企業と直接繋がっているため企業情報も豊富です。給与交渉はもちろん、社内の人間関係に至るまで、私は担当者から詳しく教わっていました。
まとめ
以上、転職活動に潜むワナと、転職活動をやめるべきポイントを明確にした上で、続ける場合に取り組むべき志望動機の書き方を解説しました。
・「転職活動やっぱりやめる」前に確認したい転職失敗の要素は、年収が大幅に下がる、労働環境の悪化、人間関係の悪化の3点。
・「転職活動やっぱりやめる」前に確認したい途中でやめる人が陥る3つのワナは、求人情報、前職と同じ職種や業界にこだわる、転職の軸が分からなくなる3点。
・「転職活動やっぱりやめる」ときのタイミングは転職活動期間、応募社数、現職に満足の場合。
・「転職活動やっぱりやめる」前に一貫性のある志望動機の作成に取り組みましょう。志望動機で転職の軸が明確になると、自分の価値が理解でき、モチベーション高く転職に臨めます。
・「転職活動やっぱりやめる」から転職を継続する場合、おすすめした転職成功テクニックを実践してみてください。
・「転職活動やっぱりやめる」から転職を継続する場合、SNS、無料自己分析ツール、転職エージェントの活用がおすすめ。
皆さんの転職成功を心からお祈りしています。