
「人間関係の良さ」が志望動機ならどう書いたら良い?

「人間関係」というワードは基本NG。「社風」に言い換えて志望動機に盛り込めばOKです。
「人間関係の良さ」に惹かれて転職を考えているけれど、志望動機の書き方に悩んでいませんか?私も人間関係を重視して転職したので、よく分かります。
人間関係の良さは転職成功のカギです。ただ、「人間関係の良さ」とそのまま書くのは避けたほうが良いでしょう。
私は、人間関係を「社風」に言い換え、志望動機でどう貢献できるかをアピールすることで内定を獲得しました。

がっくん
中堅企業で平社員だったがっくんです。就職倍率1000倍(2024名エントリー、採用2名)の超ホワイト企業に転職できた経験から、転職成功ノウハウを発信しています。
この記事では、私の転職経験をもとに、「人間関係の良さ」が志望動機である例文と、採用される志望動機の作成法をご紹介します。
「人間関係の良さ」で転職する人々の割合

リクナビの調査では、退職理由として「同僚・先輩・後輩とうまくいかなかった」が第3位にランクインしており、「人間関係の良さ」を志望動機にする人が多いことがうかがえます。
人間関係を理由に転職する人は多く、「人間関係の良さ」を志望動機にしたいと考えるのも自然です。
ただし企業側は、「人間関係の良さ」を重視する人は早期退職のリスクがあると見なすことがあります。

そのため、志望動機では「人間関係」という表現は避け、「社風」といった言葉に置き換えて伝えるのが無難です。
・採用担当者は「人間関係が悪くなると早期退職する」ことが不安。
「人間関係の良さ」は社風の魅力に変える

「人間関係の良さ」を志望動機とする場合は、「会社の社風が良い」と言い換えてアピールするのがベストです。
企業のウェブサイトやSNS、口コミサイトをチェックして、その企業ならではの社風を探してみましょう。
社風とは、社員が共に築き上げた企業文化です。独自の社風があるのは、組織内の人間関係が良好である証です。

社風はその会社にしかない文化なので、志望動機としても書きやすく、採用担当者に好印象を与えることができるのです。
・自由な社風
・挑戦的な社風
・協力的な社風
「人間関係の良さ」の独自アンケート調査

「人間関係の良さ」ではなく「社風に魅力を感じた」と言い換えた志望動機の印象について、一般企業の採用担当者100名にアンケート調査を行いました。
「社風に魅力を感じた」が志望動機の印象は? | |
---|---|
大変良い | 22% |
良い | 64% |
どちらでもない | 13% |
悪い | 1% |
その結果、8割以上が「大変良い」「良い」と回答し、「どちらでもない」「悪い」は合わせて14%でした。

社風に魅力を感じている、という志望動機なら十分にアピールになりそうです。
「人間関係の良さ」の志望動機のつくり方(※重要)

「人間関係の良さ」を「社風」に言い換えて伝えるための、志望動機の作成法を紹介します。

志望動機には、面接官に刺さる「型」があります。しかし採用される志望動機に必要不可欠なことがあります。
採用したい志望動機は「自分の強みを理解している」こと

8割以上の採用担当者は「自分の強みを理解している志望動機」を求めることが企業調査で分かりました。

つまり『強み』が反映されないと、採用される志望動機にはなりません。
半数以上の採用担当は自己分析しない応募者を採用しない

半数以上の採用担当者は「自己分析をしていない応募者は採用しない」と追加調査で答えました。また、9割が「自己分析済」か見抜けます。

『自己分析』をしないと半数が即不採用になるわけです。自己分析ナシでは強みが理解できないからです。
※すぐに自己分析をして自分の『強み』だけを知りたい方はこちら↓↓
最強の志望動機をつくる【2つの方法】
いちど自己分析で分かった『強み』を反映するだけで面接で何を突っ込まれても『絶対に』ブレない志望動機になります。

私は自己分析で分かった『強み』で志望動機を作り、倍率1000倍の企業に転職できました。以下に、これを試せる2つの方法を紹介します↓↓
私が実際に無料自己分析ツールで志望動機を書いた方法です。スマホで簡単につくれます↓↓
AIに自己分析結果を学習させて志望動機を書く方法です。転職理由もAIが考えてくれます↓↓

私は保険会社の営業職で、チームメンバーと協力して目標を達成してきました。しかし、前職では既存顧客への保険商品提案が主で、チームワークを発揮する機会が少なかったため、転職を決意しました。貴社は挑戦的なベンチャー企業であり、新規市場への進出やプロジェクト全体の一体感が魅力です。私はチームワークを活かし、新たな事業展開に貢献したいと考え、貴社を志望しました。

AIの志望動機例文です。文字数指定で『履歴書用』も書けるので、利用した方に大変好評です。
「人間関係の良さ」の志望動機の例文3選

志望動機をつくる2つの方法をもとに、「人間関係の良さ」を「社風」に言い換えた志望動機の例文3選を紹介します。
志望動機では、応募企業の社風に対して自分がどう貢献できるかを具体的に示すことがポイントです。

今回は、応募企業の社風が以下の3つの特徴に当てはまる場合の例文です。
①自由な社風
②挑戦的な社風
③協力的な社風
①自由な社風(※人間関係の良さの言い換え)
【自己分析で分かった強み:共感性】
私は前職で不動産仲介会社の営業職として働いておりました。不動産市場は常に変動しており、私はクライアントのニーズに合わせた最適な物件を提案することで、多くの契約を締結してきました。しかし、営業手法や販売戦略に制約があり、自由度の高い販路開拓が難しいため、自身のスキルをより活かせる環境を求め、転職を決意しました。
貴社はハウスメーカーとして、新しい発想や柔軟な営業手法を活かして、クライアントに対して最適な提案を行うことができると伺っています。
貴社のような自由な社風であれば、私の経験を活かし、柔軟な営業スタイルによって競争力を高め、顧客にカスタマイズされた提案を提供することで貴社の顧客満足度に貢献できると考えて応募しました。
※不動産仲介会社営業職からハウスメーカー営業職への転職
②挑戦的な社風(※人間関係の良さの言い換え)
【自己分析で分かった強み:社交性】
私は家電量販店で家電製品の販売を担当しています。家電製品の知識と接客スキルを活かし、親切で丁寧な接客を心掛けることで、多くのお客様からリピート購入をいただいています。しかしながら、より広範な商品ラインナップや顧客サービスを追求した提案力を発揮する機会は限られており、転職を決めました。
貴社は百貨店業界において高品質な商品だけでなく、特別な会員制度や特典の提供など、顧客の満足度を高めるためのプレミアムな顧客サービスに果敢に挑戦しています。
貴社のような挑戦的な社風であれば、私の接客スキルを活かし、貴社の豊富な商品知識を意欲的に習得し、高品質なサービスを提供することで、お客様の期待を超えるサービスを提供し貴社の発展に貢献できると考えて志望しました。
※家電量販店販売職から百貨店販売職への転職
③協力的な社風(※人間関係の良さの言い換え)
【自己分析で分かった強み:迅速性】
私は信用金庫で後方事務を担当しています。緻密なデータ管理や書類整理などを行い、迅速かつ正確な業務遂行を心がけてきました。しかし、現職では業務の性質上、個々の業務が専門化され、協力やチームワークが重視される環境ではありませんでした。そのため、より協力的でチームワークを重んじる環境で働くことを希望し、転職を考えるようになりました。
貴社は精密機器メーカーとして、社員同士の密な連携と個人の意見を大切にしていると伺っています。
私は貴社の自由な社風の中で、培った事務処理能力を活かしながら、営業部門のミーティングに参加し、営業戦略や顧客対応に関する情報を積極的に提案することで営業部門をサポートし、貴社のチームの一員として貢献したいと考えて応募しました。
※信用金庫後方事務職から精密機器メーカー営業事務職への転職

「人間関係の良さ」を「社風」に言い換え、どう貢献できるかを示すだけで、印象の良い志望動機に仕上がりました。
「人間関係の良さ」の私の転職面接体験談

「人間関係の良さ」を志望動機にしたいという気持ちは自然ですが、応募先企業に対して直接「人間関係」という言葉を使うのは避けた方が無難です。
私も過去に転職面接で人間関係について触れたことがありますが、どのように話してもネガティブに受け取られてしまいました。
とはいえ、転職先で良好な人間関係を築けるかどうかは、働きやすさや定着にも関わる重要なポイントです。
そのため、私は企業口コミサイトや転職エージェントを活用し、応募前に職場の雰囲気を入念に調べました。
転職活動では新卒のようにインターンシップやOB・OG訪問の機会が少なく、社内の実態を知る手段は限られています。
だからこそ、企業研究の段階で「社風」や「人間関係の傾向」に注目し、面接で触れられたときに自然に話せるよう備えておくことが大切です。
私も、面接で「御社の風通しの良い社風に魅力を感じました」と伝えたところ、採用担当者の表情が柔らかくなったのを覚えています。

「人間関係の良さ」はそのまま使わず、「社風」と言い換えて志望動機に取り入れることで、信頼感と企業理解をアピールでき、内定にもつながりやすくなります。
転職成功テクニック

「人間関係の良さ」の志望動機対策ができた方に、ホワイト企業入社に繋がる転職成功テクニックを紹介します。

私が倍率1000倍の転職成功時にも使ったテクニックです↓↓
・若手向けの「中規模転職サイト」を利用
・「人柄」特化の転職エージェントを利用
・面接で「家族のための転職」をアピール
若手向けの「中規模転職サイト」を利用

実は、私も含め転職成功者の32%は大手以外の転職サイトも利用して初めて内定しています。

大手サイトだけでは掘り出し求人を見逃すからです。そこで、ホワイト求人の多い「若手向け」中規模転職サイトを紹介します↓↓
「人柄」特化の転職エージェントを利用

残念ながら、自分の「人柄の良さ」を伝えきれずに不採用になる方がとても多いです。

しかし、「人柄」のアピールに特化した転職エージェントを利用すれば、圧倒的にホワイト企業に採用されやすくなります↓↓
面接で「家族のための転職」をアピール

面接で「家族のために転職する」ことをアピールすれば信頼性を示すことができます。

アピール方法は下記記事が参考になります↓↓
まとめ

以上、私の転職経験をもとに、「人間関係の良さ」が志望動機である例文と採用される志望動機の作成法をご紹介しました。
・「人間関係の良さ」で転職する人は非常に多いため、企業は「人間関係」を志望動機にする応募者に対しては、あまり良い印象を受けない。
・「人間関係の良さ」を志望動機で書きたい場合は、社風の魅力に言い換えるべき。社風は社員が作り上げる企業文化で、社風の良い会社は人間関係も良好なことが多い。
・「人間関係の良さ」志望動機を書く場合は、自己分析で分かった強みをもとに志望動機を作成してみてください。
・「人間関係の良さ」を社風に言い換えて志望動機に書く場合、応募企業独自の社風のなかで、自分がどう貢献できるか、踏み込んで書くことで説得力が生まれます。
・転職成功テクニックを実践してホワイト企業の内定獲得を目指してください。

皆さんの転職成功を心からお祈りしています。