
転職したら給料が下がりそうだからやめようかな…
給料下がったけど転職して良かったなんてあるの…?

給料アップだけが転職成功のカギではありません。
「給料が下がったけど転職して良かった」という声に対し、給料が下がるのに本当に転職成功と言えるのか?という意見があります。
しかし、給料が下がることが転職の失敗だとすると、転職は目先のお金だけを求めるものになってしまいます。
実際には、転職で一時的に給与が下がっても、ホワイト企業に転職した結果、生涯年収で見ると高くなることもあり得ます。

中堅企業の平社員から就職倍率1000倍(2024名エントリー採用2名)の超ホワイト企業への転職に成功したがっくんです。日々、転職成功ノウハウを発信しています。
この記事では、私の経験をもとに「給料が下がったけど転職して良かった」と感じる5つの理由を解説し、ホワイト企業に採用される志望動機の作成法もご紹介します。
「給料下がったけど転職して良かった」転職後年収の現状

年収1割以上アップの転職成功者は3人に1人以下
転職時の賃金変動状況調査(株式会社リクルート)によると、転職によって年収が1割以上アップした人は、全体の3割にも満たないそうです。
例えば、前職の年収が400万円だった場合、440万円以上の年収を得る転職に成功した人が3人に1人もいないということです。

実際には、7割以上の転職者は、給料が同水準か下がっているのが現状です。
転職先の業界や地域次第で同じ職種でも年収が下がることがある
同じ職種であっても、業界や勤務地によって年収が異なることがあります。
例えば、都市部の銀行や証券会社の職種は高年収が期待できる一方、地方金融機関の支店勤務だと年収が低くなることが多いです。

私も転職活動中に、同業他社であっても、首都圏と地方で給料が全く異なる求人を何度も目にしました。
年収アップにはスキル、実績、ポテンシャルが必須
転職で年収アップを実現するためには、スキル・実績・ポテンシャルが必須です。
特に、ヘッドハンティングによる転職や、管理職へのキャリアアップ転職、同業他社からの即戦力としての採用などです。
一方で、「給料は下がったけど転職して良かった」と感じる人がいる背景には、以下のような理由が多く見られます。
・上司と合わない
・社員同士の人間関係が悪い
・残業や休日出勤が多い

これらを転職理由としている場合、大幅な年収アップはあまり期待できないと考えておくべきでしょう。
「給料下がったけど転職して良かった」と思う5つの理由

転職後に「給料が下がったけど転職して良かった」と思える5つの理由を解説します。
・給与面以外の職場環境が改善される
・意欲が向上し会社の評価につながる
・スキルの向上が見込める
・業界の知識や理解が深まる
・生涯年収のアップもあり得る
【1】給与面以外の職場環境が改善される
「給料が下がったけど転職して良かった」と感じる一番の理由は、給与以外の職場環境が改善されることです。
・人間関係、長時間労働から解放され精神的ストレスが減る
・長時間の拘束がなくなり、自分の時間ができる
・興味関心がある仕事ができ、楽しいと思えるようになる

転職によって職場環境が改善されると、ワークライフバランスが整い、生活の質(QOL)が向上する大きなメリットがあります。
【2】意欲が向上し会社の評価につながる
転職後、意欲が向上することで会社からの評価が上がることもあります。
・上司との関係が良く報連相(報告、連絡、相談)がしやすい
・社員同士の人間関係が良く円滑なコミュニケーションがとれる
・残業や休日出勤が少ないことで心身共に健康な状態で仕事にのぞめる
これらにより、仕事のパフォーマンスが向上し、最終的には社内評価が高まることに繋がります。

その結果、昇給や昇格に結びつき、将来的な年収アップも期待できるでしょう。
【3】スキルの向上が見込める
「給料が下がったけど転職して良かった」と感じる理由には、スキルの向上が見込めることもあります。
例えば、営業職として地方密着型企業から都心部の大手企業に転職すれば、新たなエリアや営業知識を習得できます。
また、異なる顧客層に触れることで、プレゼン技術や交渉力が向上するでしょう。

私も転職後は法人営業のスキルや、業務用ソフトを使いこなすPCスキルが身に付きました。
【4】業界の知識や理解が深まる
「給料が下がったけど転職して良かった」こととして、業界知識や理解が深まるのも大きなメリットです。
新しい職場だけでなく、これまでの業界や職種についても改めて考える機会が増え、業界の動向や市場理解が深まるわけです。

こうした経験は、未経験業界や職種に挑戦する際や、キャリア形成にも活かせます。
未経験業界・職種に挑戦したい方が志望動機を書く方法は、下記で解説しています↓↓
【5】生涯年収のアップもあり得る
転職直後は年収が一時的に下がる場合もありますが、生涯年収のアップに繋がることも多々あります。
年収は基本給だけでなく、以下のような手当も含めて評価されます。これらは、個人の実績や会社の業績によって変動します。
そのため、転職直後に年収が下がっても、2〜3年で取り返せることも珍しくありません。
・職能給
・家族手当
・時間外勤務手当(残業代)
・特別手当(賞与)

新しい職場で実績を積み重ねることで、結果的に生涯年収が前職よりアップする可能性も十分あります。
「給料下がったけど転職して良かった」本物の転職失敗例

「給料が下がったけど転職して良かった」という声を耳にする一方で、給料が上がったけど転職しない方が良かったパターンもあります。

ここからは、そのような本物の転職失敗例を紹介します。
給与面以外の環境が悪化する
給料が上がっても、職場環境が悪化すると転職失敗と言えます。実は入社するとブラック企業だった…というのはよくある話です。
ブラック企業では、人間関係の悪化や長時間労働があり、キャリア形成どころか労働問題に発展する恐れもあります。
私の周りでも、企業選びに失敗して転職しない方が良かったという人はたくさんいます。

「給料が下がったけど転職して良かった」と思える会社を選ぶべきだった…と後悔する人もいるのです。
給与は上がったが新たな会社で評価されない
通常、転職活動では自分の市場価値を高めてアピールするため、企業側も実績やスキルを評価し、高い給与を提示します。
しかし、給与が上がった分、求められる能力も高くなるため、思い通りに評価されないことがあります。
その結果、「思ったより使えない」と見なされ、評価が頭打ちになってしまいます。

こうなると、キャリアアップは難しく、転職失敗と言えるでしょう。
転職を繰り返すことで年収維持もスキルアップもできない
、目先の給与のみで転職を繰り返すと、結果的に年収維持もスキルアップもできないことがあります。
もちろん、転職のたびにスキルや資格を取得して、年収を上げていく優秀な人もいます。
しかし、若年層やスキル不足の人が高収入を求め過ぎると、職歴考慮により年収が下がるリスクの方が高いのです。

「給料が下がったけど転職して良かった」と満足せず、目先の給与にとらわれた転職が原因の失敗と言えます。
「給料下がったけど転職して良かった」志望動機のつくり方

「給料下がったけど転職して良かった」と思えるような、ホワイト企業に転職できる志望動機の作成法をご紹介します。

志望動機には、面接官に刺さる「型」があります。しかし採用される志望動機に必要不可欠なことがあります。
採用したい志望動機は「自分の強みを理解している」こと

一般企業の調査で8割以上の採用担当者は「自分の強みを理解している」志望動機を求めることが分かりました。

つまり強みが反映されていないと、採用につながらない志望動機を書き続けることになります。
半数以上の採用担当は自己分析しない応募者を採用しない

半数以上の採用担当者は『自己分析をしていない応募者』は採用しないと一般企業の調査で判明しました。また9割は面接で自己分析しているか見抜けると回答しました。

『自己分析』をしないと半数が即不採用になるわけです。自己分析ナシでは強みが理解できないからです。
※すぐに自己分析をして自分の『強み』だけを知りたい方はこちら↓↓
最強の志望動機をつくる【2つの方法】
いちど『自己分析結果』を反映した志望動機さえつくってしまえば面接で何を突っ込まれても『絶対に』ブレない志望動機になります。

私は自己分析で分かった『強み』をもとに志望動機をつくり、実際に倍率1000倍の企業にも転職できました。以下に、これを試せる2つの方法を紹介します↓↓
私が実際に無料自己分析ツールで志望動機を書いた方法です。スマホで簡単につくれます↓↓
AIに自己分析結果を学習させて志望動機を書く方法です。転職理由もAIが考えてくれます↓↓

私は保険会社の営業職で、チームメンバーと協力して目標を達成してきました。しかし、前職では既存顧客への保険商品提案が主で、チームワークを発揮する機会が少なかったため、転職を決意しました。貴社は挑戦的なベンチャー企業であり、新規市場への進出やプロジェクト全体の一体感が魅力です。私はチームワークを活かし、新たな事業展開に貢献したいと考え、貴社を志望しました。

AIが書いた志望動機例文です。文字数指定で『履歴書用』も書けるので、利用した方に大変好評です。
「給料下がったけど転職して良かった」のための給与交渉術

給料下がったけど「転職して良かった」と思える理由を解説しました。今回は、できるだけ転職後の給料を高めたい方に向けて、給与交渉術を紹介します。
・自分の「市場価値」を理解する
・給与水準の「情報収集」を行う
・「転職エージェント」の活用
【1】自分の「市場価値」を理解する
給与交渉のためには、自分の市場価値を理解しておくことが必須です。
「給料が下がったけど転職して良かった」と感じる転職成功者でも、自分の市場価値を理解していることが多いです。
無料自己分析ツールを使うことで、自分の「強み」に加えて業界や職種ごとの適正年収も確認できます。

下記では、今すぐ自分の市場価値を診断できる「自己分析ツール」を紹介しています↓↓
【2】給与水準の「情報収集」を行う
業界や職種、地域によって給与水準には差があるため、事前に情報を集めておきましょう。
希望する職種の給与水準を把握しておけば、自分で給与交渉を行う際に有利に進められるからです。

情報収集の方法としては、企業の口コミサイトやSNSを閲覧し、生の声を収集することがポイントです。
【3】「転職エージェント」の活用
「給料が下がったけど転職して良かった」と感じる方の中には、転職エージェントを活用して給与以外の社内情報を得ている人も多いです。
エージェントは企業とのパイプがあり、社内情報や年収を把握しているため、正確な情報が得られます。

また、給与交渉の経験が豊富で、交渉を代行してくれるのも強みです。
「給料下がったけど転職して良かった」転職成功テクニック

「給料下がったけど転職して良かった」と思うために、ホワイト企業入社を叶える転職成功テクニックをご紹介します。

私が倍率1000倍の転職成功時にも使ったテクニックです↓↓
・若手向けの「中規模転職サイト」を利用
・「人柄」特化の転職エージェントを利用
・面接で「家族のための転職」をアピール
若手向けの「中規模転職サイト」を利用

実は、私も含め転職成功者の32%は大手以外の転職サイトも利用して初めて内定しています。

大手サイトだけでは掘り出し求人を見逃すからです。そこで、ホワイト求人の多い「若手向け」中規模転職サイトを紹介します↓↓
「人柄」特化の転職エージェントを利用

残念ながら、自分の「人柄の良さ」を伝えきれずに不採用になる方がとても多いです。

しかし、「人柄」のアピールに特化した転職エージェントを利用すれば、圧倒的にホワイト企業に採用されやすくなります↓↓
面接で「家族のための転職」をアピール

面接で「家族のために転職する」ことをアピールすれば信頼性を示すことができます。

アピール方法は下記記事が参考になります↓↓
「給料下がったけど転職して良かった」私の転職活動体験談

「給料下がったけど転職して良かった」と感じる理由について、私の体験をお話しします。
私は転職後の給与がほぼ同水準でした。一方、大手金融機関出身の同期は、もともと給与が高かったこともありますが、大きく年収が下がりました。
同期と「転職して良かった」と話すとき、職場環境の改善が一番話題になりました。定時上がりや有給消化率など、働きやすさが大きく向上したからです。
また、成果主義の傾向はあっても、経験を積めば将来的な収入増も見込めるため、モチベーションが保てることもメリットでした。
しかしながら、転職後の年収は高いに越したことはありません。私も転職活動中、内定後や最終面接で年収交渉をしました。
転職エージェント経由で応募した企業では、最終面接前に希望年収を話し合い、当初の年収に数十万円上乗せされたこともあります。

「給料下がったけど転職して良かった」と思えることも幸せですが、やはり、給与も環境も良いホワイト企業に転職できれば一番ですね。
まとめ

以上、私の経験をもとに「給料が下がったけど転職して良かった」と感じる5つの理由とホワイト企業に採用される志望動機の作成法を解説しました。
・「給料が下がったけど転職して良かった」と感じるためには、転職者の7割以上は年収が同程度かそれ以下であること、業界や地域によって年収に差が出ること、年収アップには実績とスキルが求められることを理解しておきましょう。
・「給料が下がったけど転職して良かった」と思える理由は、給与面以外の職場環境が充実する、意欲が向上し会社の評価につながる、スキルの向上が見込める、業界の知識や理解が深まる、生涯年収のアップもあり得るの5つです。
・一方で、「給料が下がったけど転職して良かった」の反対に、「給料が上がったけど転職に失敗した」というパターンもあることを理解しておきましょう。
・「給料が下がったけど転職して良かった」と感じるために、志望動機のつくり方や給与交渉術、転職成功テクニックを参考にしてください。

みなさんの転職成功を心から祈っております。