履歴書が適当でも受かったなんてことある?
意外とある。でも適当だと思い込んでいたパターンが多い。
転職活動で「履歴書が適当でも受かった」という話を聞いたことはありませんか?私も実際に、全く力を入れなかった履歴書で内定を貰った経験があります。
中途採用で履歴書(特に志望動機)は重視されますが、本当に適当な志望動機で合格するのは稀です。
実は、適当だと思い込んでいただけ、履歴書以外の要素が評価されたケースが挙げられます。
がっくん
中堅企業で平社員だったがっくんです。就職倍率1000倍(2024名エントリー、採用2名)の超ホワイト企業に転職できた経験から、実績がない人でも転職成功するノウハウを発信してます。
この記事では、私の転職経験をもとに「履歴書が適当でも受かった」ケースを取り上げ、加えて採用される志望動機の作成法を紹介します。
「履歴書が適当でも受かった」の独自アンケート
「履歴書が適当でも受かった」ことを考える前に、当サイトが実施した企業の採用担当者を対象とした独自アンケート調査の結果を紹介します。
履歴書が適当な応募者に関するアンケート調査を行ったところ、約8割の採用担当者が良い印象を持っていないことが分かりました。
言うまでもありませんが、一般的に適当に履歴書を書く応募者に対して、採用担当者は悪い印象を持つことを覚えておいてください。
「履歴書が適当でも受かった」考えられるケース
「履歴書が適当でも受かった」場合には、以下のようなケースが考えられます。
【1】適当だと思い込んでいた
履歴書が適当でも受かったケースとして、最も考えられるのは、自分で適当と感じていても、実は魅力的な内容や高い完成だったことも十分あり得ます。
履歴書の出来栄えをどう感じるかは人によって異なるので、意外と履歴書の内容が採用担当者の心に響いていた、なんてことは結構あります。
私も、適当だと思っていた履歴書について、面接で「素晴らしい履歴書ですね」と言われた経験が何度もあります。
【2】職務経歴書が評価された
履歴書が適当でも受かったケースとして、履歴書が適当でも、職務経歴書の自己PRや経験、スキルが評価され、会社の求める人物像と一致していた場合、受かったというケースがあります。
ただし、履歴書における学歴や職歴、志望動機欄に関しては、最低条件をクリアしている方が多いと考えられます。
【3】面接の結果が評価された
履歴書が適当でも受かったケースとして、履歴書より、面接の評価が高かったことが理由で受かることがあります。
面接での受け答えの仕方や、第一印象が良かったからという理由で職場での適応性や人間性の方が履歴書より遥かに評価されることは良くあります。
実際に私も、面接の段階で、人間性や長く働くことを強くアピールして、逆転採用された経験があります。
このように、履歴書が適当でも、他の要素や個人の魅力で受かることはあります。採用担当者は、履歴書だけでなく、面接や職務経歴書で、総合的に評価するからです。
「履歴書が適当でも受かった」志望動機の重要性
履歴書が適当でも受かったケースとして、履歴書の完成度が高かったことを解説しました。特に志望動機のデキひとつで履歴書の印象は大きく変わります。
実際にリクナビNEXTの調査では、採用担当者が履歴書で最も重視する項目は志望動機であることが明らかになっています。
・履歴書の印象は志望動機のデキに左右される
そんな履歴書の印象をグッと良くする志望動機ですが、志望動機を簡単に、かつ魅力的に書く方法があります。
「履歴書が適当でも受かった」志望動機の作り方(※重要)
履歴書が適当でも受かった経験にもとづいて、私が実際に内定を獲得してきた簡単かつ効果的な志望動機作成法をご紹介します。
まず、志望動機には面接官に刺さる【型】があります。しかし採用される志望動機に必要不可欠なことがあります。
採用したい志望動機は「自分の強みを理解している」こと
一般企業の調査で8割以上の採用担当者は「自分の強みを理解している」志望動機を求めることが分かりました。
つまり強みが反映されていないと、なかなか採用につながらない志望動機を書き続けることになります。
半数以上の採用担当は自己分析しない応募者を採用しない
半数以上の採用担当者は『自己分析をしていない応募者』は採用しないと一般企業の調査で判明しました。また9割は面接で自己分析しているか見抜けると回答しました。
『自己分析』をしないと半数が即不採用になるわけです。自己分析ナシでは強みが理解できないからです。
最強の志望動機をつくる【2つの方法】
いちど『自己分析結果』を反映した志望動機さえつくってしまえば面接で何を突っ込まれても『絶対に』ブレない志望動機になります。そもそも、あなたの強みで書くからです。
私は自己分析結果をもとに志望動機をつくり、実際に倍率1000倍の企業にも転職できました。以下に、これを試せる2つの方法を紹介します↓↓
私が実際に無料自己分析ツールで志望動機を書いた方法です。スマホで簡単につくれます↓↓
AIに自己分析結果を学習させて志望動機を書く方法です。転職理由もAIが考えてくれます↓↓
私は保険会社の営業職で、チームメンバーと協力して目標を達成してきました。しかし、前職では既存顧客への保険商品提案が主で、チームワークを発揮する機会が少なかったため、転職を決意しました。貴社は挑戦的なベンチャー企業であり、新規市場への進出やプロジェクト全体の一体感が魅力です。私はチームワークを活かし、新たな事業展開に貢献したいと考え、貴社を志望しました。
AIが書いた志望動機例文です。人間が書く以上の精度です。文字数指定すれば『履歴書用』になります。利用した方に大変好評なので、ぜひ挑戦してみてください。
「履歴書が適当でも受かった」志望動機例文3選
適当な履歴書でも受かった人の共通点は、志望動機自体はしっかり書けていることです。実際に紹介した志望動機作成法による志望動機例文を3つ紹介します。
いずれも履歴書用に300字程度で書いています。
履歴書の志望動機例文①(※履歴書が適当でも受かったと言える)
私は不動産会社の賃貸仲介業営業職を担当しています。共感性を活かし、顧客との関係構築や最適な物件提案に尽力し、顧客ニーズに真摯に向き合いました。しかし、現職で扱う商品の制約に限界を感じ、より幅広い提案営業ができる環境を求めて転職を決意しました。
貴社はハウスメーカーとして優れた建築デザインと高品質な建材を使用し、豊富な提案営業ができることに魅力を感じています。
私は現職で培った共感性を活かし、顧客に最適な住宅ソリューションを提供することで、貴社の製品やサービスの普及に努め、貴社の顧客満足度の向上と発展に貢献したいと考えて志望しました。
※不動産会社営業職からハウスメーカー営業職への転職
履歴書の志望動機例文②(※履歴書が適当でも受かったと言える)
私は百貨店の婦人服販売職として接客スキルを磨いてきました。お客様のニーズに合わせた効率的な販売活動で売上げ向上に貢献しました。しかし、販売業務のみでなく、お客様に快適なサービスを提供しホスピタリティを追求する仕事でキャリアを築きたいと考えて転職を決めました。
貴ホテルのフロント業務では、軽食やドリンクなどのウェルカムサービスや、地元の観光、イベント情報の提供に力を入れており、お客様へのおもてなしと快適な滞在を提供する姿勢に感銘を受けました。
私は現職の接客スキルを活かしつつ、心のこもったフロント対応で、リピーター獲得や貴ホテルのブランド価値向上に励み、貴社のさらなる発展に貢献したいと考えて応募しました。
※百貨店販売職からホテルフロント業務への転職
履歴書の志望動機例文③(※履歴書が適当でも受かったと言える)
私は信用金庫で後方事務職として従事しており、預金取扱や融資手続きなどを正確に処理し、業務効率化に努めました。しかし、現職では業務分担が行われず、スキルを活かす機会に恵まれないため、転職を決意しました。
貴社では営業部門をサポートするために、自動化ツールやデータベースシステムを活用して受注データの入力や確認作業を効率化していると伺っています。
私は現職で培った経験を活かし、営業事務業務におけるデータ処理や業務フローの改善に取り組み、貴社の業務効率化を推進する環境で、貴社の成長と競争力強化に貢献したいと強く願い、この度志望いたしました。
※信用金庫後方事務職から食品メーカー営業事務職への転職
以上のような採用担当者を魅了する志望動機が書ければ、「適当でも受かった」と思えるようになります。
「履歴書が適当でも受かった」私の転職体験談
私も何度か履歴書を適当に書いたのに、受かった経験があります。意外とそんな時に限って、面接で履歴書を褒められたりします。
しかし転職活動を始めた頃は、そういった経験はありませんでした。履歴書や志望動機の書き方や情報を調べるうちに向上していったわけです。
自然と採用担当者が求める志望動機を書けるようになり、いつの間にか履歴書を書くのが得意になった感じです。
特に自己分析で転職理由を明確にし、転職エージェントや企業口コミサイトで応募企業独自の情報を書ければ、言葉が下手でも熱意が伝わります。
結果的に面接に臨む自信が生まれ、採用担当者から信頼を得ることで、内定をもらう確率がぐんと上がりました。
最初は戸惑うこともありますが、ぜひ紹介した志望動機作成法を活用して、なるべく早く履歴書を書くことに慣れ、内定獲得に前進してください。
「履歴書が適当でも受かった」転職成功テクニック
「履歴書が適当でも受かった」となるために、転職を成功に導くテクニックを紹介します。
私が倍率1000倍の転職成功時に駆使したテクニックです↓↓
若手向けの「中規模転職サイト」を利用
大手転職サイトだけの登録で満足していませんか?実は、私も含め転職成功者の32%は大手以外の転職サイトも利用して初めて内定しています。
大手だけを使うと中規模転職サイトの掘り出し求人を見逃すからです。下記では、ホワイト企業に内定する「若手向け」中規模転職サイトを紹介します↓↓
「人柄」特化の転職エージェントを利用
実は「人柄」こそ、最大の定着性のアピール法です。「人柄の良さ」を自分で伝えられないことが不採用の大きな原因と言えます。
しかし「人柄」のアピールに特化した転職エージェントを利用すれば、圧倒的に(ホワイト企業に)採用されやすくなります↓↓
「家族のための転職」を面接でアピール
面接で「家族のために転職する」ことをアピールすれば信頼性と定着性を示すことができます。私も実践しました。
アピール方法は以下の記事を参考にしてください↓↓
まとめ
以上、「履歴書が適当でも受かった」ケースと、私が実践した採用される志望動機を簡単に作る方法について例文付で紹介しました。
・「履歴書が適当でも受かった」と考えられるケースは、履歴書が適当だと思い込んでいた、職務経歴書が評価された、面接の結果が評価されたことが挙げられます。
・「履歴書が適当でも受かった」ケースでは、特に履歴書における志望動機の完成度が高かったことが考えられます。志望動機を作り込めば、自分で適当だと思っていても、魅力的な履歴書になります。
・「履歴書が適当でも受かった」となるためには、いかに効率的に採用される志望動機をつくれるかがカギ。私が実践した志望動機作成法を試してみてください。
・内定獲得率を上げるために、転職成功テクニックを活用して下さい。
みなさんの転職成功を心から祈っております。