「人柄重視」の面接に落ちた理由は?
「志望動機」の見直しから始めてみましょう。
求人には「人柄重視」と書いてあったのに、面接に落ちた…と落ち込んでいませんか?しかし、その必要は全くありません。私も経験があります。
「人柄重視」と言っても実際のところほとんどの企業は通常の採用選考を行っているのが現状だからです。
まずは志望動機の見直しを行い、人柄(強み)が表れた志望動機を書くことで、採用にグッと近づきます。
がっくん
中堅企業で平社員だったがっくんです。就職倍率1000倍(2024名エントリー、採用2名)の超ホワイト企業に転職できた経験から、実績がない人でも転職成功するノウハウを発信してます。
この記事では、「人柄重視」の面接に落ちた理由について私の経験をもとに解説し、併せて採用される志望動機の作成法を紹介します。
「人柄重視」の独自アンケート調査
当サイトで「人柄重視」の面接に応募する人の印象について、独自にアンケート調査を行いました。
その結果、一般企業の採用担当者100名の調査で、「大変良い」および「良い」がそれぞれ42%となり、合計で84%に達しました。
つまり、人柄重視の面接に応募する求職者に対して、ほとんどの採用担当者は好意的な印象を持っていることが分かります。
・「人柄重視」の面接に応募する求職者の印象⇒8割以上の採用担当者が好意的。
「人柄重視」の面接を実施する理由
「人柄重視」で募集している企業の面接に落ちた場合、自分の人間性を否定された気持ちになるかも知れません。しかし落ち込む必要はまったくないです。
なぜなら、「人柄重視」として求人を出す企業でも求める人物像は企業ごとに全く異なるからです。
私も初めて「人柄重視」の企業面接に落ちたときはとても落ち込みましたが、選考過程を理解してからは、気にしなくなりました。
ここで、企業が「人柄重視」で面接を行う主な理由を3つ挙げます。
若手(第二新卒等)を採用したい(※「人柄重視」の面接をする理由①)
第二新卒など、若手社員を採用したい企業は、スキルや経験よりも将来的なポテンシャルを重視することがあります。
若手社員は、経験やスキル面での差があまり大きくないため、人柄や成長意欲、コミュニケーション能力など、面接では将来的な価値を見出すため「人柄重視」を採用するわけです。
会社で長く働く人材を採用したい(※「人柄重視」の面接をする理由②)
採用してもすぐに退職されてしまうと、採用にかかるコストが無駄になります。企業は高い採用コストと教育コストを削減するため、会社に定着して長く働く熱意ある人材を求めています。
そのため、長期的な視点での採用活動を行うために、応募者が自社の社風や文化に馴染み、長く付き合えるかといった点を「人柄」で判断したいと考えるわけですね。
多くの応募者を集めて選考したい(※「人柄重視」の面接をする理由③)
一部の不人気企業・離職率が高い企業が、応募者を増やす目的のために「人柄重視」として募集を行うことがあります。
このような求人には要注意です。「人柄重視」で応募者を集めておきながら、実際には、スキルや経験を重視して選考を行います。さらにブラック企業が含まれている可能性もあります。
・「人柄重視」で面接する理由⇒若手・熱意ある人材が目的、応募者集めが目的
「人柄重視」の面接でも落ちた理由
「人柄重視」という求人でも面接に落ちたことには理由があります。「人柄重視」でも、基本的に通常の書類選考と面接を行うケースが多いからです。
「人柄重視」の面接でも落ちた5つの理由をご紹介します。
若手候補者と判断されなかった(※「人柄重視」の面接で落ちた理由①)
企業が若手社員を採用したいと考えて「人柄重視」として求人を出すことは解説しました。しかし、企業によって何を若手とするか定義が異なります。
20代前半、あるいは30代が若手ということもあるわけです。これに合致しないと、人柄に関係なく不採用になることがあります。ちなみに私が転職した先は30代でも若手でした。
応募者数が予想以上に多かった(※「人柄重視」の面接で落ちた理由②)
企業が「人柄重視」として求人を出せば、受かりやすいかも?と考えて応募者が殺到することがあります。私もそのうちの一人でした。
実際に受かりやすいわけではありませんが、予想以上に多くの応募者がいれば、企業も全員と面接することが物理的に不可能となり、書類選考の段階でも選別が行われます。
最低限の経験・スキルがない(※「人柄重視」の面接で落ちた理由③)
「人柄重視」の採用では、コミュニケーション能力や柔軟性を重視した選考が行われることは間違いなありません。それでも最低限の経験、スキル、ビジネスマナーは必要です。
企業としても、どんなに「人柄が良い」と判断した応募者であっても、会社に入って仕事をするための、最小限の能力すらない応募者だと判断すれば不採用にします。
社風と合わないと判断された(※「人柄重視」の面接で落ちた理由④)
各企業には独自の社風があり、たまたま企業が求める社風に合わない場合、不採用になることがあります。私も面接中に「わが社に合わない」と言われたこともあります。
ベンチャー企業で挑戦的な社風もあれば、堅実経営でチームワークを重視する企業もあるでしょう。人柄が評価されても、求める社風やポジションに合わない…というのは良くあることです。
人柄を感じられない志望動機(※「人柄重視」の面接で落ちた理由⑤)
「人柄重視」でも採用されない応募者に多いのが、志望動機で人柄が感じられない、内容が未熟で選考基準を満たさない、ということです。
志望動機は、応募書類の中でも採用担当者が注目して観察する部分です。その志望動機に「人柄」を判断する要素がない場合、書類選考落ち、面接に呼ばれないことになります。
・「人柄重視」で落ちた理由⇒企業の基準に合わない、志望動機が未熟
「人柄重視」なら志望動機を見直す
「人柄重視」とあったのに面接で落ちた場合、企業の基準に合わなかっただけで、気にする必要はありません。
しかし、応募書類の「顔」である志望動機を見直すだけで、実はどんな基準の企業面接でも第一印象を良く見せることができます。
まずは人柄(強み)が表れる志望動機を書きましょう。私も志望動機を作り直すことで第一印象を改善し、面接前から「人柄」をアピールしてきました。
・「人柄重視」で落ちた⇒人柄(強み)が表れる「志望動機」で第一印象を改善
「人柄重視」志望動機のつくり方(※重要)
「人柄重視」の面接に落ちた方へ、あらゆる企業に対して第一印象の「人柄」を良く見せる志望動機のつくり方を紹介します。
志望動機には、面接官に刺さる「型」が存在します。しかし採用される志望動機に必要不可欠なことがあります。
採用したい志望動機は「自分の強みを理解している」こと
8割以上の採用担当者は「自分の強みを理解している」志望動機を求めると企業のアンケート調査で分かりました。
つまり強みが反映されないと採用されない志望動機を書き続けることになります。
半数以上の採用担当は自己分析しない応募者を採用しない
半数以上の採用担当者は『自己分析をしていない応募者』は採用しないと追加調査で判明しました。さらに、9割の面接官は応募者が「自己分析しているか」を見抜きます。
『自己分析』をしないと半数が即不採用になるわけです。自己分析ナシでは強みが理解できないからです。
最強の志望動機をつくる【2つの方法】
いちど『自己分析』して分かった強みを反映すれば面接で何を突っ込まれても『絶対に』ブレない志望動機になります。そもそも、自己の強みをもとに書くからです。
私は自己分析結果から志望動機をつくり、倍率1000倍の企業にも転職できました。これを試せる2つの方法を紹介します↓↓どちらか選んで書いてみてください。
私が実際に無料自己分析ツールで志望動機を書いた方法です。スマホで簡単につくれます↓↓
AIに自己分析結果を学習させて志望動機を書く方法です。転職理由もAIが考えてくれます↓↓
私は保険会社の営業職で、チームメンバーと協力して目標を達成してきました。しかし、前職では既存顧客への保険商品提案が主で、チームワークを発揮する機会が少なかったため、転職を決意しました。貴社は挑戦的なベンチャー企業であり、新規市場への進出やプロジェクト全体の一体感が魅力です。私はチームワークを活かし、新たな事業展開に貢献したいと考え、貴社を志望しました。
AIが書いた志望動機例文です。人間以上の精度です。文字数指定で『履歴書用』も書けるので、利用した方に大変好評です。
「人柄重視」志望動機の例文3選
志望動機のつくり方に従って書いた志望動機の例文を3つ紹介します。
「人柄重視」の面接でも落ちたりしない、自分の強み(人柄)が反映された志望動機です。
志望動機例文①(※「人柄重視」の面接で落ちない)
【強み:共感力】
私は不動産会社で営業職をしています。共感力を活かした賃貸仲介営業で多くの顧客と信頼関係を築き、成約件数を積んでまいりました。しかし、既製品としての賃貸物件の提案にとどまらず、個々の顧客ニーズに対応できる営業力を身に付けたいと考えて転職を決意しました。
貴社は、多種多様な工法や住宅設備を自社開発し、顧客の個別ニーズに柔軟に対応するハウスメーカーとして、業界をリードしております。
貴社であれば、私の共感力を活かした営業で顧客ニーズを引き出し、貴社の柔軟かつ魅力ある住宅をお客様にご提案することで、貴社の発展に貢献したいと考えて志望しました。
※不動産会社営業職からハウスメーカー営業職への転職
志望動機例文②(※「人柄重視」の面接で落ちない)
【強み:人当たりの良さ】
私はシューズ専門店で販売を担当していました。人当たりの良い接客でお客様のご要望を先読みし、リピート購入を促すことで売り上げに貢献してまいりました。今後は、生活に密着した高額商品を取り扱う環境で接客スキルを磨きたいと考えて転職を決めました。
貴社は、中古車販売店として地域密着型店舗を目指し、販売のみならず保険や車検といったトータルサポートを通じて顧客満足度の向上を図っていると伺いました。
私は、前職の接客経験を活かし、親身な営業で新規顧客はもちろん、既存顧客と信頼関係を構築し、売上実績を高めることで貴社の発展に貢献したいと考えて応募しました。
※シューズ専門店販売職から中古車販売店営業職への転職
志望動機例文③(※「人柄重視」の面接で落ちない)
【強み:迅速性】
私は弁護士事務所で事務職を務めています。迅速かつ丁寧な文書作成やクライアント対応によって、弁護士、クライアント双方から評価されてまいりました。しかし、直接お客様と関わる環境で、事務処理スキルを高めたいと考えて転職を決意しました。
貴院は予約システムやレセプト管理の電子化によって効率化を図り、患者サービスの向上に注力していると伺いました。
私は現職で培った経験を活かし、患者様を待たせない利便性を追求した迅速な事務業務によって、医療スタッフと患者様を力強くサポートし、貴院と地域医療の発展に貢献したいと考えて志望しました。
※弁護士事務所事務員からクリニック医療事務職への転職
「人柄重視」の面接に落ちた体験
私も「人柄重視」の企業面接に落ちた経験があります。一度や二度でなく、何度か落ちました。「人柄重視」という企業ほど、むしろスキルや経験を重視するように感じました。
人柄重視と言われると、簡単に受かるだろうと考えがちです。しかし、実際には書類選考でも面接でも普通に落ちます。
「人柄重視」とは、その企業が求める人柄を重視するという意味です。良い人なら誰でもいいから採用する!というわけではありません。
ただし、どの企業にも求められる「人柄」は存在します。特に中途採用の場合、第一印象が重要ですから、志望動機を見直すだけで人柄をアピールできます。
私の場合、自己分析を徹底的に行ったり、転職エージェントに相談することで、自分の強みや人柄を志望動機に載せる方法を探りました。
自分の人柄は自分では気付かないものです。第三者の意見を聞いたり、ツールを活用して自己分析を行い、企業に魅力的な、あなただけの「人柄」を発見してください。
「人柄重視」転職成功テクニック
「人柄重視」の面接に落ちた方でも、転職活動が有利になる転職成功テクニックをご紹介します。
私が倍率1000倍の転職成功時に駆使したテクニックです↓↓
若手向けの「中規模転職サイト」を利用
大手転職サイトだけの登録で満足していませんか?実は、私も含め転職成功者の32%は大手以外の転職サイトも利用して初めて内定しています。
大手だけを使うと中規模転職サイトの掘り出し求人を見逃すからです。下記では、ホワイト企業に内定する「若手向け」中規模転職サイトを紹介します↓↓
「人柄」特化の転職エージェントを利用
実は「人柄」こそ、最大の定着性のアピール法です。「人柄の良さ」を自分で伝えられないことが不採用の大きな原因と言えます。
しかし「人柄」のアピールに特化した転職エージェントを利用すれば、圧倒的に(ホワイト企業に)採用されやすくなります↓↓
「家族のための転職」を面接でアピール
面接で「家族のために転職する」ことをアピールすれば信頼性と定着性を示すことができます。私も実践しました。
アピール方法は以下の記事を参考にしてください↓↓
まとめ
以上、「人柄重視」の面接に落ちた理由と、採用される志望動機の作成法について、私の経験をもとに紹介しました。
・独自アンケート調査では、「人柄重視」の面接に応募する求職者の印象について、8割以上の採用担当者が好意的にとらえている。
・「人柄重視」の面接を企業が実施する理由は、若手・熱意ある人材、応募者集めが目的。
・「人柄重視」の面接で落ちた理由は、企業の採用基準に合わない、志望動機が未熟であること。
・「人柄重視」の面接で落ちた場合、人柄(強み)が表れる「志望動機」で第一印象を改善することから始める。
・「人柄重視」の面接には、自己分析の結果を活用し、強みを反映した志望動機を作成することで対応する。
・転職成功テクニックを活用して、ホワイト転職に成功してください。
みなさんの転職成功を心から祈っております。