転職面接で「困難を乗り越えた経験」はどう答えるべき？
志望動機をもとに『強み』を活かして困難を乗り越えた経験を話しましょう。
転職面接で「困難を乗り越えた経験」について聞かれたとき、どう答えるべきか悩んでいませんか？私も面接で同じ質問を受けた経験があります。
単に前職で「困難を乗り越えた経験」を話すだけでは、面接官に強い印象を残すことは決してできません。
私は、志望動機をもとに『強み』を活かして困難を乗り越えた経験を伝えることで、内定を勝ち取りました。
がっくん
中堅企業で平社員だったがっくんです。就職倍率1000倍（2024名エントリー、採用2名）の超ホワイト企業に転職できた経験から、転職成功ノウハウを発信しています。
この記事では、私の転職経験をもとに、「困難を乗り越えた経験」に答える方法と面接回答例文3選を解説し、採用される志望動機の作り方も紹介します。
「困難を乗り越えた経験」に関する独自アンケート
当サイトで「困難を乗り越えた経験」という質問に答えられる応募者の印象について、企業に独自アンケート調査を行いました。
| 「困難を乗り越えた経験」を答えられる応募者の印象は？ | |
|---|---|
| 大変良い | 45％ |
| 良い | 42％ |
| どちらでもない | 11％ |
| 悪い | 2％ |
その結果、採用担当者100名のうち「大変良い（45％）」「良い（42％）」と好印象を持つ採用担当者の割合が80％以上に達しました。
「困難を乗り越えた経験」にうまく回答できれば、いかに採用担当者の印象が良くなるかが分かります。
・「困難を乗り越えた経験」に答えられる応募者：80％以上の採用担当者が「良い印象」と回答。
「困難を乗り越えた経験」を面接官が質問する理由
転職面接で「困難を乗り越えた経験」について、面接官が質問する理由は主に以下の３つです。
・「課題解決力」の確認
・「社風と合う人材」かの確認
・「志望動機との一貫性」の確認
「課題解決力」の確認（※困難を乗り越えた経験を聞かれる理由①）
企業の採用担当者は、「困難を乗り越えた経験」を聞いて、課題解決力を持っているかを確認しています。
応募者が何を困難だと感じるか、また困難に対してどのように解決してきたのかを知りたいと考えているのです。
課題解決力は、あらゆる企業で求められる重要なスキルだからです。
私も面接中に課題解決力を注意深く観察された経験があります。
「社風と合う人材」かの確認（※困難を乗り越えた経験を聞かれる理由②）
採用担当者は、「困難を乗り越えた経験」を聞くことで、応募者が困難だと感じることが自社の社風に合うかを確認しています。
また、困難の乗り越え方を通じて応募者の人間性を見極め、企業の社風との相性も判断しています。
応募者が経験した困難やその解決方法が、応募先企業の事業展開や仕事に合う場合、長く定着して働ける人材だと評価されます。
私も転職経験の中で、企業が定着性をいかに重視しているかをひしひしと感じました。
「志望動機との一貫性」の確認（※困難を乗り越えた経験を聞かれる理由③）
採用担当者は、「困難を乗り越えた経験」を質問して、応募者の志望動機との一貫性を確認しています。
面接官は、履歴書や面接冒頭で聞いた志望動機を頭に置きながら、面接を進めています。
面接中の回答内容が志望動機と一貫していれば、入社後も真面目に一貫して仕事に取り組める人材だと評価されます。
このため、私も志望動機と面接での回答に常に一貫性を持たせるよう努めました。
・「困難を乗り越えた経験」を質問する理由：課題解決力、社風と合うか、志望動機との一貫性の確認。
「困難を乗り越えた経験」で避けるべきNG面接例文
一方で、転職面接における「困難を乗り越えた経験」で避けるべきNG回答例は、以下の通りです。
・「課題解決力」がないと思われる回答
・「社風と合わない」と思われる回答
・「志望動機との一貫性」がない回答
「課題解決力」がないと思われる回答（※困難を乗り越えた経験のNG回答①）
「困難を乗り越えた経験」を聞かれた際に、課題の内容に問題があったり、課題解決力を示せない回答は避けましょう。
例えば、前職における残業や人間関係、労働環境などを課題として挙げることは好ましくありません。
私は、業務に関するなるべく具体的なエピソードを用いて、面接官に課題解決力をアピールしました。
「社風と合わない」と思われる回答（※困難を乗り越えた経験のNG回答②）
「困難を乗り越えた経験」として話すエピソードが、応募先企業の社風と合わないと思われる回答は避けましょう。
企業理念や事業内容にそぐわない経験を語ると、面接官が「応募者が自社で困難を乗り越える姿」が想像できません。
私は面接に備えて事前に企業研究を行い、企業の社風や特徴を調べておきました。
「志望動機との一貫性」がない回答（※困難を乗り越えた経験のNG回答③）
「困難を乗り越えた経験」と履歴書や面接冒頭で話す志望動機との一貫性がない回答は避けましょう。
志望動機と明らかに矛盾するような回答をしてしまうと、中途採用で最も大切な採用担当者の信頼を失う恐れがあります。
私も過去の面接で、志望動機と矛盾する回答をしてしまい、不採用に繋がった経験があります。
このため、志望動機を踏まえた面接対策がカギとなります。
・「困難を乗り越えた経験」で避けるNG回答例：課題解決力がない、社風と合わない、志望動機との一貫性がない回答。
「困難を乗り越えた経験」は志望動機の強みを示す
「困難を乗り越えた経験」を聞かれたら、志望動機をもとに自分の『強み』を活かして困難を乗り越えた経験を話しましょう。
『強み』を活かして困難を乗り越えたと伝えることで、NG回答を避けつつ、改めて自分の強みをアピールできるからです。
さらに、志望動機をもとに答えることで、回答内容に一貫性が生まれ、採用担当者に信頼感を与えることができます。
私も、自分の『強み』を反映した志望動機をもとに面接対策を行い、複数企業から内定を勝ち取りました。
・「困難を乗り越えた経験」⇒志望動機をもとに自分の『強み』を活かして困難を乗り越えた経験を話す。
「困難を乗り越えた経験」に答える志望動機作成法（※重要）
「困難を乗り越えた経験」に答えるため、ベースとなる自分の『強み』を反映した志望動機の作成法を紹介します。
志望動機には、面接官に刺さる「型」が存在します。しかし、採用されるために必要不可欠なことが自分の『強み』の理解なのです。
採用したい志望動機は「自分の強みを理解している」こと
８割以上の採用担当者が「自分の強みを理解している志望動機」を求めると企業アンケートで回答しました。
つまり『強み』が反映されないと、採用される志望動機にはなりません。
半数以上の採用担当は自己分析しない応募者を採用しない
半数以上の採用担当者は「自己分析をしていない応募者は採用しない」と追加調査で回答しました。また、９割が「自己分析済」か見抜けます。
『自己分析』をしないと半数が即不採用になるわけです。自己分析ナシでは強みが理解できないからです。
※すぐに自己分析をして自分の『強み』だけを知りたい方はこちら↓↓
最強の志望動機をつくる【２つの方法】
いちど自己分析で分かった『強み』を反映するだけで面接で何を突っ込まれても『絶対に』ブレない志望動機になります。
私は自己分析で分かった『強み』で志望動機を作り、倍率1000倍の企業に転職できました。以下に、これを試せる２つの方法を紹介します↓↓
私が実際に無料自己分析ツールで志望動機を書いた方法です。スマホで簡単につくれます↓↓
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私は保険会社の営業職で、チームメンバーと協力して目標を達成してきました。しかし、前職では既存顧客への保険商品提案が主で、チームワークを発揮する機会が少なかったため、転職を決意しました。貴社は挑戦的なベンチャー企業であり、新規市場への進出やプロジェクト全体の一体感が魅力です。私はチームワークを活かし、新たな事業展開に貢献したいと考え、貴社を志望しました。
AIの志望動機例文です。文字数指定で『履歴書用』も書けるので、利用した方に大変好評です。
「困難を乗り越えた経験」の志望動機と面接例文3選
志望動機をつくる２つの方法で作成した志望動機と、面接で「困難を乗り越えた経験」に答える回答例文3選を紹介します。
「困難を乗り越えた経験」に回答するポイントは、以下の通りです。
・前職で「困難を乗り越えた経験」の結論を述べる。
・「強み」を活かし困難を乗り越えた経緯を述べる。
・「強み」を応募企業でも活かしたいことを述べる。
【１】志望動機と回答例文（※困難を乗り越えた経験）
【自己分析で分かった強み：共感性】
私は不動産会社で営業職をしています。共感性を活かした営業手法で賃貸物件の仲介営業に従事し、多くの契約実績を収めてまいりました。賃貸物件の仲介営業に留まらず、個々の顧客のニーズに応える住宅販売の分野で営業力をさらに高めたいと考え、転職を決意しました。
貴社は、高品質な資材選びや自社開発の住宅設備を提供することで、顧客ニーズを満たすハウスメーカー業界のリーディングカンパニーです。
私は、これまでの営業経験を活かしつつ、顧客との深い対話を通じて理想的な住宅の実現に向けたニーズを正確に汲み取り、貴社の顧客満足度のさらなる向上と事業の発展に貢献したいと考えて志望しました。
※不動産会社営業職からハウスメーカー営業職への転職
「困難を乗り越えた経験」を教えてください。
はい。顧客からの困難な要求に対しても、深い共感と具体的な行動で乗り越えてまいりました。現職で、特定地域の物件に強いこだわりを持つお客様がいらっしゃいました。しかし、予算内で条件に合う物件が見つからない状況でした。そこで私は、顧客とじっくり対話し、将来的なライフプランをお伺いしました。その結果、学校施設や公園などがあるご家族向けの別の地域を提案し、お客様は新しい地域の物件に大変満足して下さいました。この経験から、顧客の隠れたニーズを理解すれば、幅広い解決策を提案できることを学びました。御社においても、お客様一人一人の生涯設計を深く理解し、寄り添う姿勢を大切にしたいと考えています。
【２】志望動機と回答例文（※困難を乗り越えた経験）
【自己分析で分かった強み：人あたり（気配り）】
私は紳士服専門店で販売業務を担当していました。人あたりの良い接客とサービス精神をもって、商品の価値を越える顧客体験を提供し、リピート購入を促し、店舗の売上向上に貢献してきました。しかし、さらに上質な接遇スキルを身に付け、これを活かせる環境でキャリアを積みたいと考え、転職を決意しました。
貴社が運営するホテルは、地域企業と連携した観光案内や、社員の接遇研修に力を入れ、高いホスピタリティを実現していると伺いました。
私は、これまでの販売経験を活かし、お客様の期待を上回る滞在体験を提供するために接遇スキルを磨き、リピート利用率の向上に貢献し、貴社の更なる発展に寄与したいと考えて応募しました。
※紳士服専門店販売職からホテリエへの転職
「困難を乗り越えた経験」を教えてください。
はい。お客様からのクレーム対応は困難なものでしたが、人あたりの良い丁寧な接客を駆使して対応してきました。前職で結婚式用のオーダーメイドスーツを受注した際、製造過程の遅延が発生しました。お客様からは当然ながら厳しいご意見をいただきました。私はすぐに謝罪し、工場に緊急対応を依頼して最優先で作業を進めさせました。さらに、お客様の結婚式の成功を願い、小さなギフトを準備し、お渡ししました。結果として、お客様は私たちの迅速な対応と心遣いに深く感謝してくださいました。御社においても、お客様からのご意見を真摯に受け止め、それを改善の機会と捉え、さらに良いサービスを提供できるよう努めたいと考えています。
【３】志望動機と回答例文（※困難を乗り越えた経験）
【自己分析で分かった強み：迅速性（オーガナイズ能力）】
私は、自動車ディーラーで営業事務職として勤務してきました。迅速な事務処理と丁寧な受付業務を両立し、ご来店のお客様や社内から高い評価を頂いています。しかし、バックオフィス業務の拡大に伴い、よりお客様に近い環境での事務スキルの向上を目指し、転職を決意しました。
貴院は、最新の予約システムの導入や、医療事務員も積極的に患者様と関わるよう指導され、患者サービスの質向上を目指していると伺いました。
私は、現職で培った事務経験を活かしつつ、医療スタッフをサポートし、患者様に対する迅速かつ丁寧な受付事務に尽力することで、患者満足度の向上に寄与し、貴院の発展と患者様の健康に貢献したいと考えて志望しました。
※自動車ディーラー営業事務職から医療事務員への転職
「困難を乗り越えた経験」を教えてください。
はい。業務上発生する困難な状況にも、迅速に他の職員と協力して対応し、解決した経験があります。現職において、輸送遅延の影響で納車が間に合わない事態が発生し、お客様から不安の声をいただきました。通常は営業担当者が対応しますが、私はすぐに輸送会社に連絡し、遅延理由と予想到着日を確認しました。その後、営業担当者と連携し、お客様に電話やメールで最新情報を丁寧にお伝えし、納車に必要な事務手続きを前倒しで準備しました。結果として、納車は予定より若干遅れましたが、お客様は私たちの対応に大変満足してくださいました。御院の業務においても、医療スタッフを支え、迅速かつ丁寧な事務業務に専念したいと考えています。
「困難を乗り越えた経験」と面接の例文での注意点
「困難を乗り越えた経験」の面接例文を考える際は、自分だけの努力や成功体験で話を終わらせないよう注意しましょう。
確かに個人の成長エピソードは大切ですが、それだけでは採用担当者に十分な印象を与えることはできません。
大切なのは、「経験を通じて得た強みを、応募先企業でどのように活かせるか」までしっかりと結び付けることです。
私も自分自身の物語を語るだけでなく、最終的に企業への貢献意欲を示すことで採用担当者を納得させました。
「困難を乗り越えた経験」と私の転職面接の体験談
私も中途採用の面接で「困難を乗り越えた経験」を聞かれたことがあります。当時、私は直面した課題やその解決策についてのみ話していました。
今振り返ると、面接官にとっては退屈な話だったかもしれません。単なる苦労話になってしまったと感じています。
しかし、面接は苦労話をする場ではなく、面接官に自分を売り込む場だという意識を持つことが重要です。
どんな質問に対しても、自分の強みをしっかりとアピールし、面接官の信頼を勝ち取ることがゴールです。
これには、事前の自己分析と企業研究が不可欠です。面接は「第一印象で決まる」とよく言われますが、実際には終始一貫した姿勢こそが肝心です。
そのため、事前に自己分析にしっかりと時間をかけることで、面接時の負担を大幅に減らすことができます。
ぜひ自己理解を深めたうえで、企業研究にも力を入れ、例文も参考にして万全の態勢で面接に臨んでください。
「困難を乗り越えた経験」を問われたときも、単なるエピソードに留まらず、自分の強みと志望動機を結び付けてアピールしましょう。
転職成功テクニック
「困難を乗り越えた経験」の面接例文に加えて、ホワイト企業の内定率を高める転職成功テクニックを紹介します。
私が倍率1000倍の転職成功時にも使ったテクニックです↓↓
・若手向けの「中規模転職サイト」を利用
・「人柄」特化の転職エージェントを利用
・面接で「家族のための転職」をアピール
若手向けの「中規模転職サイト」を利用
実は、私も含め転職成功者の32％は大手以外の転職サイトも利用して初めて内定しています。
大手サイトだけでは掘り出し求人を見逃すからです。そこで、ホワイト求人の多い「若手向け」中規模転職サイトを紹介します↓↓
「人柄」特化の転職エージェントを利用
残念ながら、自分の「人柄の良さ」を伝えきれずに不採用になる方がとても多いです。
しかし、「人柄」のアピールに特化した転職エージェントを利用すれば、圧倒的にホワイト企業に採用されやすくなります↓↓
面接で「家族のための転職」をアピール
面接で「家族のために転職する」ことをアピールすれば信頼性を示すことができます。
アピール方法は下記記事が参考になります↓↓
まとめ
以上、私の転職経験をもとに、「困難を乗り越えた経験」に答える方法と面接回答例文3選、採用される志望動機の作り方について解説しました。
・独自のアンケート調査の結果、「困難を乗り越えた経験」に答えられる応募者に対し、80％以上の採用担当者が印象が「良い」と回答した。
・「困難を乗り越えた経験」を面接官が聞く理由は、課題解決力、社風と合う人材か、志望動機との一貫性を確認するため。
・「困難を乗り越えた経験」で避けるべきNG回答例文は、課題解決力がない、社風と合わない、志望動機と一貫性がないと思われる回答。
・「困難を乗り越えた経験」は、志望動機をもとに自分の強みを活かして困難を乗り越えた経験を話す。
・「困難を乗り越えた経験」に答えるため、自己分析によって自分の強みを明らかにし、強みを反映した志望動機をつくる。
・「困難を乗り越えた経験」に回答する際は、結論、強みを活かし困難を乗り越えた経緯、強みを応募企業でも活かしたいことを述べることがポイント。
・転職成功テクニックを活用し、ぜひホワイト企業の内定率アップを果たして下さい。
みなさんの転職成功を心から祈っております。
