
面接で「転職で叶えたいこと」を聞かれたら?

志望動機に書いた自分の強みをもとに「叶えたいこと」を伝えればOKです。
面接で「転職で叶えたいこと」を聞かれたとき、回答に悩んでいませんか?私も以前、面接で同じ質問を受けた経験があります。
採用担当者の目的は、「転職で叶えたいこと」を尋ねることで、あなたの熱意や志望動機との一貫性を確かめることにあります。
私は、志望動機に書いた自分の強みに合わせて「叶えたいこと」を説明し、採用担当者を納得させることで内定を獲得しました。

がっくん
中堅企業で平社員だったがっくんです。就職倍率1000倍(2024名エントリー、採用2名)の超ホワイト企業に転職できた経験から、転職成功ノウハウを発信しています。
この記事では、私の転職経験にもとづき、「転職で叶えたいこと」の面接回答例文3選を解説し、あわせて一貫性を示す志望動機の作成法もご紹介します。
「転職で叶えたいこと」のアンケート調査結果

「転職で叶えたいこと」を明確に回答できる応募者の印象について、当サイトで独自のアンケートを実施しました。
「転職で叶えたいこと」が明確な応募者の印象は? | |
---|---|
大変良い | 68% |
良い | 14% |
どちらでもない | 16% |
悪い | 2% |
採用担当者100名のうち、「大変良い」が最多で68%という結果となりました。また、「良い」との回答も14%でした。

「転職で叶えたいこと」をしっかりと回答できれば、採用担当者に応募者の魅力を印象付けることができます。
「転職で叶えたいこと」に回答できる応募者の印象:68%の採用担当が「大変良い」と回答。
「転職で叶えたいこと」を面接で聞かれる理由

転職面接で「転職で叶えたいこと」を聞かれる理由は、主に以下の通りです。
・転職活動に「熱意」があるか
・企業と「マッチ」する人材か
・志望動機と一貫しているのか
転職活動に「熱意」があるか(※「転職で叶えたいこと」を聞かれる理由①)
企業の面接官は、応募者に「転職で叶えたいこと」を尋ねることで、転職活動に対する熱意を詳しく知りたいと考えています。
単なる転職理由ではなく、その先にある目標や成長意欲を把握するために「転職で叶えたいこと」を聞くわけです。
面接官は、応募者の転職活動における真剣度を確認し、採用しても良い人材か、信頼に値する人材かを見ています。

私も転職活動を通じて、採用担当者と信頼関係を築く面接の重要性を実感しました。
企業と「マッチ」する人材か(※「転職で叶えたいこと」を聞かれる理由②)
面接官は「転職で叶えたいこと」を尋ね、応募者が自社の企業文化や価値観に合う人材かどうかを確認しています。
応募者の「叶えたいこと」が企業のビジョンや目標と合致するかを確認し、ミスマッチを防ぎ、採用後の早期退職を予防するためです。

企業の採用担当者は、求める人材像に合う応募者だけを採用し、採用コストを無駄にしたくないと考えています。
志望動機と一貫しているのか(※「転職で叶えたいこと」を聞かれる理由③)
面接官は「転職で叶えたいこと」を質問して、履歴書や面接冒頭で述べた志望動機との一貫性を確認しています。
採用担当者は面接中、応募者の履歴書を手元に置き、それを参考にしながら、各質問への回答を注意深く観察しています。
志望動機と「叶えたいこと」の内容が一致していれば、応募者の信頼性が高まり、採用内定に結びつきます。

私も志望動機との一貫性を最も重視しました。
「転職で叶えたいこと」を聞く理由⇒熱意、企業マッチ度、志望動機との一貫性の確認。
「転職で叶えたいこと」に対し避けるべき回答

転職面接で「転職で叶えたいこと」を聞かれたときに避けるべきNG回答例文は、以下の通りです。
・仕事とは関係のない内容
・企業が叶えられない内容
・志望動機と合わない内容
仕事とは関係のない内容(※「転職で叶えたいこと」で避けるべき回答①)
「転職で叶えたいこと」を聞かれたときに、仕事と直接関係のない内容を答えることは避けてください。
中途採用の面接は1時間を超えることもあります。面接官の態度や、緊張後の緩みで雑談になっても油断は禁物です。
「叶えたいこと」の質問意図をしっかり捉え、あくまでも前職や応募企業の事業や仕事に関わる回答を心がけましょう。

私も、長時間の面接では初心を大切にしながら回答することを意識していました。
企業が叶えられない内容(※「転職で叶えたいこと」で避けるべき回答②)
応募者にとっての「転職で叶えたいこと」であっても、企業が叶えられない目標や希望を述べるのは避けてください。
企業の採用担当者は、自社で実現可能な範囲内で叶えられる目標について知りたいと考えています。
たとえば、企業が開発予定のない商品やサービスに関する希望を話しても、質問意図を理解していないと受け取られてしまいます。

私が経験した集団面接でも、「経理システムを導入したい」と述べた応募者が、面接官に詰められている様子を見ました。
志望動機と合わない内容(※「転職で叶えたいこと」で避けるべき回答③)
「転職で叶えたいこと」についての回答が、履歴書や面接冒頭で話す志望動機と一貫していないのは避けましょう。
面接官は、応募者がなぜ自社を志望したのか?という志望動機を常に意識しながら面接を進めています。
「叶えたいこと」も、志望動機と内容を必ず一致させてください。

万が一、志望動機と矛盾すると、「志望動機ではこう書いていますが…」と指摘され、信頼性が損なわれる恐れがあります。
「転職で叶えたいこと」で避ける回答⇒仕事に無関係、企業で実現不可、志望動機に合わない回答。
「転職で叶えたいこと」は志望動機と合わせる

「転職で叶えたいこと」を転職面接で尋ねられた場合は、志望動機に書いた自分の『強み』をもとに回答しましょう。
これによって、仕事に無関係、企業で実現が難しいといった「転職で叶えたいこと」に関するNG回答を避けることができます。
さらに、志望動機に沿って回答することで、面接官に一貫性を示しつつ、自分の強みを再認識してもらえます。

私も志望動機をもとに回答することで、採用担当者の信頼につなげ、内定を得ることができました。
・「転職で叶えたいこと」⇒志望動機に書いた自分の『強み』をもとに回答する。
「転職で叶えたいこと」の志望動機のつくり方(※重要)

「転職で叶えたいこと」に回答するため、自分の「強み」を反映した志望動機の作成法を紹介します。

志望動機には、面接官に刺さる「型」が存在します。しかし、採用されるために必要不可欠なことが自分の『強み』の理解なのです。
採用したい志望動機は「自分の強みを理解している」こと

8割以上の採用担当者が「自分の強みを理解している志望動機」を求めると企業アンケートで答えました。

つまり『強み』が反映されないと、採用される志望動機にはなりません。
半数以上の採用担当は自己分析しない応募者を採用しない

半数以上の採用担当者は「自己分析をしていない応募者は採用しない」と追加調査で回答しました。また、9割が「自己分析済」か見抜けます。

『自己分析』をしないと半数が即不採用になるわけです。自己分析ナシでは強みが理解できないからです。
※すぐに自己分析をして自分の『強み』だけを知りたい方はこちら↓↓
最強の志望動機をつくる【2つの方法】
いちど自己分析で分かった『強み』を反映するだけで面接で何を突っ込まれても『絶対に』ブレない志望動機になります。

私は自己分析で分かった『強み』で志望動機を作り、倍率1000倍の企業に転職できました。以下に、これを試せる2つの方法を紹介します↓↓
私が実際に無料自己分析ツールで志望動機を書いた方法です。スマホで簡単につくれます↓↓
AIに自己分析結果を学習させて志望動機を書く方法です。転職理由もAIが考えてくれます↓↓

私は保険会社の営業職で、チームメンバーと協力して目標を達成してきました。しかし、前職では既存顧客への保険商品提案が主で、チームワークを発揮する機会が少なかったため、転職を決意しました。貴社は挑戦的なベンチャー企業であり、新規市場への進出やプロジェクト全体の一体感が魅力です。私はチームワークを活かし、新たな事業展開に貢献したいと考え、貴社を志望しました。

AIの志望動機例文です。文字数指定で『履歴書用』も書けるので、利用した方に大変好評です。
「転職で叶えたいこと」の志望動機と回答例文

志望動機をつくる2つの方法に沿って書いた志望動機例文と「転職で叶えたいこと」の面接回答例文3選を解説します。

「転職で叶えたいこと」に回答する際のポイントは、以下の通りです。
・強みをもとに「叶えたいこと」を述べる
・前職では「叶わなかったこと」を述べる
・企業の特徴で「強み」を活かすと述べる
【1】志望動機と回答例文(※転職で叶えたいこと⇒顧客との長い信頼を築く)
【自己分析で分かった強み:共感性】
私は不動産会社で賃貸仲介営業をしています。お客様のニーズに共感する営業手法を駆使し、信頼関係を築くことで成約率の向上に努め、営業成果を収めてまいりました。しかし、不動産契約取引が短期間で終了することが多い状況で、より長期的な関係をお客様と築ける環境で、営業力を発揮したいという思いから、転職を決意しました。
貴社は自動車ディーラーとして、既存顧客に対する車検や整備案内、試乗キャンペーンに注力し、これを新車販売に繋げる営業戦略を展開していると伺いました。
私はこれまでの不動産営業の経験を活かし、お客様と深い信頼関係を築くことで既存顧客の新車購入率を高め、貴社の更なる発展に貢献したいと考えて志望しました。
※不動産会社営業職から自動車ディーラー営業職への転職

「転職で叶えたいこと」を教えてください。

はい。転職によって顧客に共感する営業に努め、顧客と長い信頼を築くことを叶えたいです。現職の賃貸仲介営業では、ご来店いただいたお客様のご要望を把握し、最適な物件を提案する営業に留まりました。契約締結までの期間は短く、その後のアフターフォローはほとんどないため、担当したお客様のフィードバックも回収できません。御社であれば、お客様の車に対する悩みに共感し、営業力を磨き、新車購入後も整備や車検といったアフターフォローを通じて顧客と長い信頼関係を築くことができると考えております。
【2】志望動機と回答例文(※転職で叶えたいこと⇒顧客満足度を向上させる)
【自己分析で分かった強み:人あたり(気配り)】
私は前職でゴルフ用品専門店の販売を担当していました。お客様との積極的なコミュニケーションと人あたりの良さを武器に、商品知識に裏打ちされた接客でお客様のニーズを的確に捉え、店舗売上に貢献しました。今後は、接遇スキルを更に高め、キャリアアップを図るべく、転職を決意しました。
貴社はホテル経営において、地元企業との協業を通じて観光案内サービスと地産地消型のレストランを提供し、さらに接遇マナー研修を行うことで、お客様に対するホスピタリティを追求している点が魅力的です。
私は前職の販売経験を活かし、貴社でのホテル業務において最高の接遇マナーを習得し、お客様に満足いただける滞在体験を提供することで、リピート利用率を高め、貴社の発展に貢献したいと考えて応募しました。
※ゴルフ用品専門店販売職からホテリエへの転職

「転職で叶えたいこと」を教えてください。

はい。今回の転職で叶えたいことは、人あたりの良い接遇と対話によって顧客満足度を向上させることです。前職のゴルフ用品専門店では、店舗の販売実績は仕入れる商品のブランド価値や品質に依存しており、商品を紹介するスタッフの接客が過小評価される傾向がありました。御社であれば、私の持ち前の人当たりの良い接客経験を活かし、自身の接遇マナーをさらに向上させ、観光やレストラン案内のサービスを通してホスピタリティを発揮し、ひとりひとりのお客様に対する顧客満足度の向上を果たすことができると考えています。
【3】志望動機と回答例文(※転職で叶えたいこと⇒業務の効率化を実現する)
【自己分析で分かった強み:迅速性(オーガナイズ能力)】
私は信用金庫で後方事務を担当しています。文書管理や電話応対において迅速性を活かした事務業務に励み、細部に至る注意力や作業効率の向上に努めてまいりました。しかし、後方事務の性質上、お客様と接する機会が少ないことから、今後はお客様と直接関われる環境での事務処理能力の向上を目指し、転職を決意しました。
貴院は予約管理システムなどを活用し、患者様の待ち時間短縮や業務効率化に注力しており、医療事務員についても積極的にチーム医療の一員としての自覚を求め、クリニック全体の患者満足度の向上を目指していると伺いました。
私は現職の事務経験を活かし、迅速かつ正確な医療事務によって更なる業務効率化を図り、医療スタッフを力強くサポートするチーム医療への参加を通じて、クリニック利用患者の満足度向上に貢献したいと考えて貴院を志望致しました。
※信用金庫後方事務職からクリニック医療事務職への転職

「転職で叶えたいこと」を教えてください。

はい。迅速かつ丁寧な事務対応によって、仕事の業務効率化を叶えたいです。現職では、分業化によって書類チェックや伝票入力時に必要な窓口担当者との意思疎通を図る機会が少なく、結果として業務遂行が停滞し、お客様をお待たせすることもありました。御院ではチーム医療を重視されていますが、積極的に医療スタッフや他の医療事務員と連携して患者情報の共有に努めることで、窓口における患者様への迅速な対応が可能な環境づくりに尽力し、患者様をお待たせしない業務の効率化を目指したいと考えています。
「転職で叶えたいこと」と私の転職面接体験談

私も転職面接で「転職で叶えたいこと」について質問された経験があります。聞かれたのは、面接の序盤ではなく、一通りのやり取りが終わった後でした。
当時の私は、とにかく早く内定が欲しいと焦っていました。そのため、小手先の面接対策に頼り、「転職で叶えたいこと」も曖昧なまま伝えてしまいました。
当然、その会社とはご縁がありませんでした。この経験を通じて、私は志望動機を深堀りし、徹底的に自己分析を行う必要性を痛感しました。
自己分析を重ねた結果、自分の強みと適性を再確認でき、「転職で叶えたいこと」も志望動機と結びつけることが面接突破には不可欠だと気づきました。
面接官にとって、「転職で叶えたいこと」は、応募者が転職する原動力を知るための質問です。単なる転職理由とは異なる視点から応募者の価値観を見ています。
だからこそ、「転職で叶えたいこと」を尋ねられた際は、改まった姿勢で、自分の思いを真剣に伝えることが大切です。
焦って曖昧な回答をしてしまうのではなく、強みや志望動機と一貫性のある「叶えたいこと」を自信を持って伝えるようにしましょう。

あなたが本気で伝えた言葉は、きっと面接官にも伝わります。「転職で叶えたいこと」を武器に、面接突破を目指してください。
転職成功テクニック

「転職で叶えたいこと」の面接対策に加え、ホワイト企業の内定獲得率を高める転職成功テクニックを紹介します。

私が倍率1000倍の転職成功時にも使ったテクニックです↓↓
・若手向けの「中規模転職サイト」を利用
・「人柄」特化の転職エージェントを利用
・面接で「家族のための転職」をアピール
若手向けの「中規模転職サイト」を利用

実は、私も含め転職成功者の32%は大手以外の転職サイトも利用して初めて内定しています。

大手サイトだけでは掘り出し求人を見逃すからです。そこで、ホワイト求人の多い「若手向け」中規模転職サイトを紹介します↓↓
「人柄」特化の転職エージェントを利用

残念ながら、自分の「人柄の良さ」を伝えきれずに不採用になる方がとても多いです。

しかし、「人柄」のアピールに特化した転職エージェントを利用すれば、圧倒的にホワイト企業に採用されやすくなります↓↓
面接で「家族のための転職」をアピール

面接で「家族のために転職する」ことをアピールすれば信頼性を示すことができます。

アピール方法は下記記事が参考になります↓↓
まとめ

以上、私の転職経験にもとづき、「転職で叶えたいこと」の面接回答例文3選と一貫性を示す志望動機の作成法について解説しました。
・独自アンケートの結果、「転職で叶えたいこと」に回答できる応募者の印象について、68%の採用担当が「大変良い」と回答した。
・「転職で叶えたいこと」を聞かれる理由は、応募者に転職活動の熱意があるか、企業とマッチする人材か、志望動機と一貫しているかを確認するため。
・「転職で叶えたいこと」に対するNG回答は、仕事とは関係のない内容、企業が叶えられない内容、志望動機と合わない内容を回答すること。
・「転職で叶えたいこと」は自分の強みを反映した志望動機をもとに回答することで、一貫性を示し強みを再認識してもらうことができる。
・「転職で叶えたいこと」に答えるために志望動機を作成する際は、まず自己分析を行い、その結果判明した自身の強みをもとに志望動機を組み立てる。
・「転職で叶えたいこと」に答える際は、強みをもとに叶えたいこと、前職では叶わなかったこと、企業の特徴で強みを活かすこと、を述べる。
・転職成功テクニックを活用して内定獲得率アップを目指してください。

みなさんの転職成功を心から祈っております。