
「リーダーシップを発揮した経験」を転職面接で問われたら?

自分の『強み』を反映した志望動機をもとに回答するだけでOK。
「リーダーシップを発揮した経験」を聞かれた場合、どう回答すべきか悩んでいませんか?私も同じ質問を受けた経験があります。
自分の『強み』を示しつつ、リーダーシップを発揮できた背景まで説明することで、採用につながる回答になります。
私は自分の『強み』を反映した志望動機をもとに答えることで、採用担当者の信頼を得て内定を勝ち取りました。

がっくん
中堅企業で平社員だったがっくんです。就職倍率1000倍(2024名エントリー、採用2名)の超ホワイト企業に転職した経験から、転職成功ノウハウを発信しています。
この記事では、私の転職経験から「リーダーシップを発揮した経験」の面接回答例文3選を解説し、併せて『強み』を反映した志望動機の作成法を紹介します。
「リーダーシップを発揮した経験」の独自アンケート調査

「リーダーシップを発揮した経験」を転職面接でアピールできる応募者の印象について、独自の企業アンケート調査を行いました。
「リーダーシップを発揮した経験」をアピールできる応募者の印象は? | |
---|---|
大変良い | 25% |
良い | 65% |
どちらでもない | 8% |
悪い | 2% |
一般企業採用担当者100名のうち、印象が「大変良い」「良い」が90%に達し、「どちらでもない」「悪い」は10%でした。

「リーダーシップを発揮した経験」をアピールできる人材は、採用担当者にとってプラス要因が大きいようです。
・「リーダーシップを発揮した経験」をアピールできる応募者の印象:採用担当者の90%が「良い」と回答。
「リーダーシップを発揮した経験」を転職面接で聞く理由

「リーダーシップを発揮した経験」について、企業が転職面接で聞く理由は以下の通りです。
・志望動機との「一貫性」の確認。
・「統率力・リーダーシップ」の確認。
・応募者の「人柄が企業に合うか」の確認。
志望動機との「一貫性」の確認
企業が「リーダーシップを発揮した経験」を質問するのは、志望動機と面接での回答に一貫性があるかを確認するためです。
志望動機で述べた内容と面接での回答が一致しているかは、応募者の信頼性に影響するからです。
例えば、志望動機で「チームワーク」を強調したなら、それに合わせたリーダーシップのエピソードが求められます。

私も転職活動中、志望動機と面接での回答内容を一致させることで、採用担当者の信頼を得ました。
「統率力・リーダーシップ」の確認
「リーダーシップを発揮した経験」を聞く目的の一つは、応募者の統率力やリーダーシップスキルを見るためです。
どの職場でもチームでの協働は重要です。リーダーシップを発揮できる人材は、職場のまとめ役として重宝されます。
特に、将来の幹部候補や管理職候補にはリーダーシップスキルが求められます。

私も管理職候補として面接を受けた際、リーダーシップや統率力を尋ねられた経験があります。
応募者の「人柄が企業に合うか」の確認
企業は「リーダーシップを発揮した経験」を通じて、応募者の人柄が自社の社風に合うかを確認しています。
リーダーシップの発揮方法には様々なスタイルがあり、企業ごとに求められるスタイルも人柄も異なるからです。

私も面接で「リーダーシップを発揮した経験」を話す際、自分のリーダーシップスタイルを企業に合わせました。
【1】ビジョナリーリーダーシップ
ダニエル・ゴールマンのリーダーシップ理論
明確なビジョンを示し、共通目標に向かいチームを導く。新しい方向性や変革が必要な時に効果的。
【2】コーチングリーダーシップ
個々の成長を重視し、丁寧に指導を行う。モチベーションを育み、より長いキャリアを築くことが目的。
【3】関係重視リーダーシップ
チーム内でより良い人間関係を築き、信頼と協力を促す。チームの士気を高めるために有効。
【4】民主的リーダーシップ
メンバーの意見を聴き、参加を促す。意思決定に時間がかかるが、チームの意見を反映させることができる。
【5】ペースセッティングリーダーシップ
高い目標を設定し、自らも高い能力を示す。チーム全体が高い能力を持っている場合に効果的。
【6】指示型リーダーシップ
明確な指示を出し、即時の結果を求める。緊急対応時に適している。
「リーダーシップを発揮した経験」で避けるべきNG回答例

「リーダーシップを発揮した経験」を聞かれた際に、避けるべきNG回答例は以下の通りです。
・志望動機と「一貫性」がない。
・前職における「役職のみ」を答える。
・企業に「合わない」リーダーシップ。
志望動機と「一貫性」がない
「リーダーシップを発揮した経験」について質問された際、志望動機と一貫性がない回答は避けましょう。
回答内容と志望動機が一致していないと、採用担当者は応募者の真剣度を疑い、信頼性を損ねる恐れがあります。
例えば、志望動機で「チームワーク」を示しつつ、リーダーシップ経験で「個人プレー」を話すと一貫性が失われます。

私は転職活動時、志望動機と面接での回答が一貫性を保つように心がけました。
前職における「役職のみ」を答える
「リーダーシップを発揮した経験」を尋ねられた際、役職名のみを答えるのは避けるべきです。
例えば、「主任として…」「係長として…」と役職名を伝えるだけでは、リーダーシップの発揮例にはなりません。
採用担当者が知りたいのは、役職ではなく、その立場でどのようなリーダーシップを発揮したかです。

私も役職名にとらわれず、具体的なエピソードを交えてリーダーシップを説明しました。
企業に「合わない」リーダーシップ
企業の求めるリーダーシップのスタイルと合わない回答は避けましょう。
リーダーシップを発揮した経験でも、企業が求めているスタイルに合ったリーダーシップでなければ意味がありません。
高い目標を達成するリーダーシップよりも、良好な人間関係を築けるリーダーシップを求める企業もあります。

私は企業の求人内容を読み込んで、企業の特徴を確認することで、ミスマッチを防ぎました。
・「リーダーシップを発揮した経験」で避けるNG回答:志望動機と一貫性がない、役職のみ答える、企業に合わないリーダーシップ。
「リーダーシップを発揮した経験」は志望動機の強みを示す

「リーダーシップを発揮した経験」を聞かれたら、自分の『強み』を反映した志望動機をもとに回答することがポイントです。
志望動機に書いた『強み』を示しつつ、リーダーシップを発揮した経験を伝えるだけで、採用担当者に強い印象を残せます。
さらに、志望動機をもとに回答することで、一貫性を持たせつつ、企業が求めるリーダーシップに合わせることができます。

私も志望動機をもとに回答することで、採用担当者の信頼を得て、多くの企業から内定を獲得しました。
・「リーダーシップを発揮した経験」⇒自分の『強み』を反映した志望動機をもとに回答する。
「リーダーシップを発揮した経験」に答える志望動機作成法(※重要)

「リーダーシップを発揮した経験」に答えるため、自分の『強み』を反映した志望動機の作成法を紹介します。

志望動機には、面接官に刺さる「型」が存在します。しかし、採用されるために必要不可欠なことが『強み』の理解なのです。
採用したい志望動機は「自分の強みを理解している」こと

8割以上の採用担当者が「自分の強みを理解している志望動機」を求めると企業アンケートで回答しました。

つまり『強み』が反映されないと、採用される志望動機にはなりません。
半数以上の採用担当は自己分析しない応募者を採用しない

半数以上の採用担当者は「自己分析をしていない応募者は採用しない」と追加調査で答えました。また、9割が「自己分析済」か見抜けます。

『自己分析』をしないと半数が即不採用になるわけです。自己分析ナシでは強みが理解できないからです。
※すぐに自己分析をして自分の『強み』だけを知りたい方はこちら↓↓
最強の志望動機をつくる【2つの方法】
いちど自己分析で分かった『強み』を反映するだけで面接で何を突っ込まれても『絶対に』ブレない志望動機になります。

私は自己分析で分かった『強み』で志望動機を作り、倍率1000倍の企業に転職できました。以下に、これを試せる2つの方法を紹介します↓↓
私が実際に無料自己分析ツールで志望動機を書いた方法です。スマホで簡単につくれます↓↓
AIに自己分析結果を学習させて志望動機を書く方法です。転職理由もAIが考えてくれます↓↓

私は保険会社の営業職で、チームメンバーと協力して目標を達成してきました。しかし、前職では既存顧客への保険商品提案が主で、チームワークを発揮する機会が少なかったため、転職を決意しました。貴社は挑戦的なベンチャー企業であり、新規市場への進出やプロジェクト全体の一体感が魅力です。私はチームワークを活かし、新たな事業展開に貢献したいと考え、貴社を志望しました。

AIの志望動機例文です。文字数指定で『履歴書用』も書けるので、利用した方に大変好評です。
「リーダーシップを発揮した経験」に答える転職面接例文3選

志望動機をつくる2つの方法で書いた『強み』を反映した志望動機と、「リーダーシップを発揮した経験」の面接回答例文3選を紹介します。

「リーダーシップを発揮した経験」は、以下の方法で回答しましょう。
【1】「強み」によってリーダーシップを発揮した経験を述べる。
【2】リーダーシップを発揮した「エピソード」を具体的に述べる。
【3】応募企業でも「強みのリーダーシップ」を発揮したいと述べる。
志望動機と回答例文①(※リーダーシップを発揮した経験)
【自己分析で分かった強み:共感性】
私は不動産会社で賃貸仲介営業を担当しています。お客様のご要望に深く共感し、信頼関係を築きながら成約に繋げてまいりました。しかし、賃貸物件に限定せず、お客様にじっくりと向き合い、理想の住まいを提案したいという思いから転職を決意しました。
貴社は地域に根差した工務店として、自社開発の住宅設備や省エネ住宅の推進を通じて顧客満足度を高めている点に深く感銘を受けました。
現職で培った営業経験を活かし、お客様の隠れたニーズを掘り起こし、貴社の魅力ある住宅を提案することで成約率を向上させ、貴社の更なる発展に貢献したいと考え、志望いたしました。
※不動産会社営業職から工務店営業職への転職

「リーダーシップを発揮した経験」を教えてください。

私がリーダーシップを発揮したのは現職の新人教育です。私の営業チームに配属された新人社員が初めてのお客様対応に不安を感じていた際、私はその気持ちに深く共感し、一緒に課題を解決する姿勢を大切にしました。最初の営業活動で失敗したときも、自分の経験談を交えながら徐々に営業に慣れるよう指導しました。新人が独り立ちできるように支え、背後から見守ることで無事に初成約を達成させました。社員間で共感し合う風土を守ることがチーム全体の成約率向上にもつながりました。御社でも共感性を活かし、リーダーシップを発揮して、お客様と御社の利益に貢献する営業に尽力したいと考えています。
志望動機と回答例文②(※リーダーシップを発揮した経験)
【自己分析で分かった強み:人あたり(気配り)】
私は紳士服専門店で販売を担当しておりました。きめ細やかな接客を心がけ、リピーター客を増やし店舗売上に貢献してまいりました。今後は無形商材を扱う業界で、お客様と継続的な関係を築く接客に挑戦したいと考え転職を決意しました。
貴社が旅行代理店として地域や公的機関と連携し、国内旅行に力を入れ、おもてなしの接客を取り入れて旅行者数を増やしている点に大変魅力を感じています。
前職の販売経験を活かし、笑顔の接客を武器にお客様一人ひとりに合わせた旅行プランを提案し、リピーター顧客を増やすことで貴社の発展に貢献したいと考え志望いたしました。
※紳士服専門店販売職から旅行代理店カウンターセールスへの転職

「リーダーシップを発揮した経験」を教えてください。

私がリーダーシップを発揮したのは、クレーム対応で販売スタッフをまとめた経験です。前職でクレームが相次ぎ、店舗の信頼に関わる事態に発展したことがあります。クレーム対応では第一印象が鍵ですから、私はすぐに販売スタッフを集め、お客様対応の方法や言葉遣いをアドバイスしました。また、率先してクレーム対応を行うことで模範となり、その後クレームは次第に収束しました。この経験から、きめ細やかな性格がクレーム対応や社員間の結束に役立つと実感しました。御社でも持ち前の人当たりの良さを活かし、カウンターセールスはもちろん、スタッフと協力してお客様に満足いただけるサービスを提供したいです。
志望動機と回答例文③(※リーダーシップを発揮した経験)
【自己分析で分かった強み:サポート力】
私は自動車ディーラーで営業事務を担当しております。受付業務や売上管理において営業部門をサポートしてまいりました。しかし、業務の分業化が進む中でお客様と接する機会が減少したため、直接お客様と関わる環境で事務スキルを磨きたいと考え、転職を決意しました。
貴院が予約システムや電子カルテを導入し、患者対応の効率化に取り組むことで患者満足度を向上させている点に魅力を感じました。
現職の事務経験を活かし、患者情報の整理、共有を徹底し、業務効率化を進めることで医療スタッフの診療をサポートし、貴院の患者様の満足度向上に貢献したいと考え、志望いたしました。
※自動車ディーラー営業事務職からクリニック医療事務職への転職

「リーダーシップを発揮した経験」を教えてください。

はい。私がリーダーシップを発揮したのは、新しい事務ソフトを用いて業務効率化を進め、他の職員をサポートしたことです。現職で本社から新しい売上管理ソフトが導入された際、多くの事務職員が操作方法に戸惑っていました。そこで、私がいち早くソフトに習熟し、操作方法をマニュアル化して他の事務職員の模範を示しました。これにより、業務の効率化とチームワークの強化が実現し、営業担当者がより多くの時間を顧客対応や販売活動に充てることができるようサポートしました。御院でも、業務効率化が可能な領域を見つけ出し、迅速に実行することで、医療スタッフをサポートしたいと考えています。
「リーダーシップを発揮した経験」を面接で答える注意点

「リーダーシップを発揮した経験」は、最後に応募先企業でどのようにリーダーシップを発揮したいかまで述べるよう注意しましょう。
前職でのリーダーシップ経験だけを話しても、面接官は応募者が自社で働く姿をイメージしづらいからです。
そのため、応募先企業の特徴に合わせて、自分のリーダーシップをどのように発揮したいかを踏まえて答えましょう。

私も面接時には必ず応募先企業でどのように貢献できるかまで伝えるように心がけていました。
・「リーダーシップを発揮した経験」の注意点:応募先企業でどのようにリーダーシップを発揮したいかまで述べる。
「リーダーシップを発揮した経験」に関する私の転職体験

私も転職面接で「リーダーシップを発揮した経験」の質問を受けた経験があります。特に、管理職候補の場合や、少数採用を予定している企業でよく聞かれました。
私の経験では、面接官が注目しているのは、リーダーシップの具体的な行動だけでなく、その人の人柄や価値観だと感じました。
リーダーシップやマネジメント力には、その人の一貫した人間性が反映されます。面接官が注目するのは、応募者の行動の背景にある価値観や考え方です。
どんなに優れたリーダーシップを発揮しても、上司や部下から尊敬される存在でなければ、長く会社で活躍することは期待されません。
「リーダーシップを発揮した経験」について答える際には、志望動機と共通する自分の強みや信念を強調することが鍵です。
私も、志望動機とリーダーシップのエピソードが矛盾しないように面接対策を進め、強みを中心に話しました。
具体的なエピソードを通してリーダーシップを示すことで、自分の価値観や考え方を伝えやすくなります。

皆さんもリーダーシップ経験を伝える際には、志望動機との一貫性を意識し、自分の強みや価値観を強調することで、面接官の信頼を獲得してください。
転職成功テクニック

「リーダーシップを発揮した経験」の転職面接での例文に加えて、ホワイト企業の内定が決まる転職成功テクニックをご紹介します。

私が倍率1000倍の転職成功時にも使ったテクニックです↓↓
・若手向けの「中規模転職サイト」を利用
・「人柄」特化の転職エージェントを利用
・面接で「家族のための転職」をアピール
若手向けの「中規模転職サイト」を利用

実は、私も含め転職成功者の32%は大手以外の転職サイトも利用して初めて内定しています。

大手サイトだけでは掘り出し求人を見逃すからです。そこで、ホワイト求人の多い「若手向け」中規模転職サイトを紹介します↓↓
「人柄」特化の転職エージェントを利用

残念ながら、自分の「人柄の良さ」を伝えきれずに不採用になる方がとても多いです。

しかし、「人柄」のアピールに特化した転職エージェントを利用すれば、圧倒的にホワイト企業に採用されやすくなります↓↓
面接で「家族のための転職」をアピール

面接で「家族のために転職する」ことをアピールすれば信頼性を示すことができます。

アピール方法は下記記事が参考になります↓↓
まとめ

以上、私の転職経験から「リーダーシップを発揮した経験」の面接回答例文3選と『強み』を反映した志望動機の作成法について解説しました。
・「リーダーシップを発揮した経験」を転職面接で聞く理由は、志望動機との一貫性、統率力・リーダーシップ、応募者の人柄が企業に合うかの確認。
・「リーダーシップを発揮した経験」で避けた方が良い回答は、志望動機と一貫性がない、前職における役職のみ答える、企業に合わないリーダーシップ。
・「リーダーシップを発揮した経験」は、自分の強みを反映した志望動機をもとに回答することがポイント。
・「リーダーシップを発揮した経験」に答えるため、自己分析ツールで分かった強みをもとに志望動機を作成する。
・「リーダーシップを発揮した経験」に回答する方法は、強みによってリーダーシップを発揮した経験、リーダーシップを発揮したエピソード、応募企業でも強みのリーダーシップを発揮したいと述べること。
・転職成功テクニックを活用し、ホワイト企業の内定獲得を目指してください。

みなさんの転職成功を心から祈っております。