20代で「書類選考に通らない」のはなぜ?
自分の強みを反映した「志望動機」の作成から始めましょう。
20代なのに「書類選考に通らない」と悩んでいませんか?私も20代で転職活動を開始したので、書類選考に通らない焦りがよく分かります。
20代は転職業界にとってボリュームゾーンであり、経験・未経験業界問わず転職しやすい年代と言えます。
にもかかわらず、書類選考に通らないのにはそれなりの理由があります。私は、応募書類の「柱」である志望動機を見直すことで、採用が決まりました。
がっくん
中堅企業で平社員だったがっくんです。就職倍率1000倍(2024名エントリー、採用2名)の超ホワイト企業に転職できた経験から、実績がない人でも転職成功するノウハウを発信してます。
この記事では、私の転職体験をもとに、20代で「書類選考」に通らない理由と、採用される志望動機の作成法も解説します。
「20代で書類選考に通らない」ことに関する独自調査
当サイトでは、「20代で書類選考に通らない」ことについて、採用担当者が書類選考に通らない人に抱く印象について独自調査を行いました。
採用担当者100名のアンケートで、「どちらでもない」と回答した割合が半数で、残りは主に「良い」と回答しました。「悪い」は6%でした。
したがって、20代で書類選考に通らないからといって、必ずしも採用担当者の印象が悪くなるわけではないのです。
・20代で「書類選考」に通らない⇒企業の採用担当者の「印象」は悪くない。
「20代で書類選考に通らない」のは普通?選考通過率
20代(第二新卒含む)で「書類選考」に通らないと言っても、転職一般において、そもそも書類選考の通過率はそれほど高くないと言えます。
マイナビ転職による調査では、書類選考の通過率は約30%です。応募者全体の3人に1人が通過する程度なので、そもそも書類選考に通過する割合が低いわけです。
また、20代の転職者の応募社数はマイナビだけで約7社です。他の転職サイトやエージェント案件を含めれば、数十社受けて書類選考に通らない20代は多く存在するでしょう。
応募者全体 | 100% |
書類選考通過 | 30% |
一次面接通過 | 10% |
最終面接通過 | 5% |
年代 | 応募社数 |
~19歳 | 4.1社 |
20~25歳 | 6.3社 |
26~30歳 | 7.1社 |
31歳~35歳 | 8.2社 |
20代で書類選考に通らないのは至って普通のことです。私の場合、応募企業数は数十社で、志望動機や面接対策をしてからは、書類選考の通過率は70%程度で安定しました。
・20代で「書類選考」に通らない⇒普通のこと
「20代で書類選考に通らない」ときに考えられる理由
20代(第二新卒含む)で書類選考に通らない方は多く存在します。しかし、転職市場で転職がしやすいと言われる20代で、何社受けても書類選考に合格できないのには原因があります。
書類選考をラクラク通過する20代と、そうでない20代には決定的な差があると言えます。ここからは、20代でも「書類選考」に通らない理由5選を解説します。
応募書類が不十分(※20代で「書類選考」に通らない理由①)
20代が「書類選考」に通らない大きな理由は、応募書類が不十分であることです。20代は初めての転職活動であることも多く、履歴書や職務経歴書の書き方に不慣れなことが原因です。
また学生気分が抜けておらず、就活の延長線で転職を捉えることも問題です。自由に自己PRできる就活と違い、転職では職歴が重視され、ビジネスマナーが求められます。
履歴書や職務経歴書の書き方ひとつにビジネスマナーが表れるため、転職サイトなどを通じてテンプレートを参考に、型通りの履歴書と職務経歴書を作成してください。
志望動機が不十分(※20代で「書類選考」に通らない理由②)
応募書類の中でも、特に志望動機の書き方が不適切で書類選考に通過しないことがよくあります。
「志望動機」は転職の柱であり、書き方を誤ると書類選考はもちろん、面接にも悪影響を及ぼすことがあります。
本記事では、この志望動機の書き方を中心に解説します。ぜひ参考にして、自分の強みを反映した志望動機を作成してみてください。必ず書類選考突破の道になるはずです。
経験・スキル不足(※20代で「書類選考」通らない理由③)
まだまだ経験の少ない20代であっても、職務経験と基本的スキルは重要です。企業が求める最低限のスキルや職務経験に合致することが、書類選考通過には必須と言えます。
数か月から数年の経験であっても、職種(営業職・事務職・技術職など)に応じたスキルや経験を少なからずアピールできるよう、応募書類(志望動機)に盛り込みましょう。
応募条件に合わない(※20代で「書類選考」に通らない理由④)
20代(30歳未満)であることに加え、学歴や資格(例えば英語力など)を要求する企業も存在します。特に年収600万円以上のハイクラス転職では、スペックが要求されることがあります。
自身のスペックに合わないハイクラス求人ばかりに応募すれば、書類選考を通過できる可能性はかなり低くなります。
応募先企業については企業研究を通じて求められる条件を事前に調査しましょう。
企業の口コミサイトなどを利用すれば、中途採用社員のリアルな情報が得られます。私は応募する企業について、「どのような人材が成功しているか」を事前に確認していました。
転職回数が多すぎる(※20代で「書類選考」に通らない理由⑤)
企業は中途採用に莫大な費用を投じるため、できる限り採用コストや教育コストを削減し、自社に定着してくれる社員を求めています。
20代で転職回数が多いと、「すぐに辞める採用リスクが高い人材」とみなされ、書類選考を通過しにくくなります。
説得力のある志望動機を作成し、応募書類に盛り込むことで、転職回数の不利を克服できます。
・20代で「書類選考」に通らない⇒応募書類(特に志望動機)が不十分
「20代で書類選考に通らない」なら志望動機を見直す
20代で書類選考に通らない原因は、応募書類そのものにあります。その中でも、志望動機が占める重要性は極めて高いです。
「志望動機」を見直し、転職活動に対する方向性が定まるだけで、書類選考を通過しやすくなるだけでなくその後の一次、二次、最終面接の通過率も上がります。
実際に私も転職活動当初は「書類選考」に落ちまくっていましたが、志望動機を見直した後は、書類選考通過率が70%程度まで上昇しました。
・20代で書類選考に通らない⇒「志望動機」を見直すだけで、通過率が大幅に向上する
「20代で書類選考に通らない」志望動機のつくり方(※重要)
20代で書類選考に通らない方へ、最も効率よく、かつ効果的に「採用される志望動機」をつくる方法を紹介します。
志望動機には、面接官に刺さる「型」が存在します。しかし採用される志望動機に必要不可欠なことがあります。
採用したい志望動機は「自分の強みを理解している」こと
8割以上の採用担当者は「自分の強みを理解している」志望動機を求めることが企業アンケート調査で分かりました。
つまり強みが反映されないといつまでも書類選考を通過しない志望動機を書き続けることになります。
半数以上の採用担当は自己分析しない応募者を採用しない
半数以上の採用担当者は『自己分析をしていない応募者』は採用しないと追加調査で判明しました。また、9割の面接官は応募者が「自己分析済」かを見抜けます。
『自己分析』をしないと半数が即不採用になるわけです。自己分析ナシでは強みが理解できないからです。
最強の志望動機をつくる【2つの方法】
いちど『自己分析』で分かった強みを反映するだけで面接で何を突っ込まれても『絶対に』ブレない志望動機になります。そもそも、あなたの強みをもとに書くからです。
私は自己分析結果から志望動機をつくり、倍率1000倍の企業にも転職できました。これを試せる2つの方法を紹介します↓↓
私が実際に無料自己分析ツールで志望動機を書いた方法です。スマホで簡単につくれます↓↓
AIに自己分析結果を学習させて志望動機を書く方法です。転職理由もAIが考えてくれます↓↓
私は保険会社の営業職で、チームメンバーと協力して目標を達成してきました。しかし、前職では既存顧客への保険商品提案が主で、チームワークを発揮する機会が少なかったため、転職を決意しました。貴社は挑戦的なベンチャー企業であり、新規市場への進出やプロジェクト全体の一体感が魅力です。私はチームワークを活かし、新たな事業展開に貢献したいと考え、貴社を志望しました。
AIが書いた志望動機例文です。人間以上の精度です。文字数指定で『履歴書用』も書けるので、利用した方に大変好評です。
「20代で書類選考に通らない」志望動機の例文3選
志望動機のつくり方に沿うだけで、20代で書類選考に通らない方でも「自分の強みを反映した志望動機」を作成し、書類選考を突破できます。
今回紹介した方法で作成した志望動機の例文を3つ紹介します。
【1】志望動機例文(※強み:共感性)
私は不動産会社で賃貸仲介の営業職をしていました。共感性を活かした営業スタイルで顧客と信頼関係を築き、営業成約率を高めてまいりました。しかし、契約のみで終わる関係でなく、顧客と長期的な関係を築き、柔軟性ある提案ができる環境で、営業力を高めたいと考えて転職を決意しました。
貴社はハウスメーカーとして、高品質資材の調達と住宅設備の自社開発に注力し、アフターサポートを重視していると伺いました。
私は前職の営業経験を活かし、顧客ニーズに寄り添う営業によって顧客と長い関係を構築し、成約率を高めることで、貴社の発展に貢献したいと考えて志望いたしました。
※不動産会社営業職からハウスメーカー営業職への転職
【2】志望動機例文(※強み:人当たりの良さ)
私は前職で自動車ディーラーの営業事務を担当しておりました。事務業務に加え、来店、電話応対では人当たりの良い接客を心掛け、店舗売上の拡大に貢献してまいりました。今後は、お客様と直接関われる環境で、接客スキルを磨きたいと考えて転職を決めました。
貴社の携帯ショップでは、携帯教室を備えるなど、ユーザーサポートが厚く、顧客満足度を高めるサービスを展開しておられます。
貴社ならば、前職で培った接客スキルを生かし、顧客目線の接遇によって顧客満足度を高め、貴社の店舗売上の拡販と発展に貢献できると考えて応募しました。
※自動車ディーラー営業事務職から携帯ショップ販売職
【3】志望動機例文(※強み:迅速性)
私は信用金庫で後方事務職を務めていました。請求書管理、渉外担当者のサポート等に迅速かつ丁寧に対応し、庫内で評価されてまいりました。しかし、分業化に対してより職員同士が連携して業務に取り組む環境で、事務処理能力を活かしたいと考えて転職を決意しました。
貴院は、予約、レセプト管理のオンライン化を導入し、事務員も医療チームに含め、積極的にチーム医療を推進することで医療サービスの質向上を図っていると伺いました。
私は前職で培った事務経験を活かしつつ、貴院の医療事務業務に迅速に対応し、チーム医療の一員として職員間の連携を促すことで医療サービスの質向上に寄与し、貴院と地域医療の発展に貢献したいと考えて志望しました。
※信用金庫後方事務職からクリニック医療事務職への転職
「20代で書類選考に通らない」私の転職活動体験談
私も20代で転職活動を始めた当初、書類選考に通らないことで困り果てていました。「自分は社会に必要ない存在なのか?」と、ネガティブ思考に陥ることもありましたね。
今振り返れば、20代のため学生時代の就活の意識が残っていたのでしょう。転職サイトや転職エージェントを利用するなかで、転職(中途採用)について再考しました。
学生時代も、自分の経験や強みを企業にアピールしていましたが、転職ではそれが職歴と結びついていないと、書類選考には通らないことを再認識しました。
20代で在籍期間が短かったり、転職回数が多かったりしても、自分の強みを仕事で活かした経験は必ずあるはずです。
そこを突き詰めて企業にアピールし、実際に企業で「強みを活かして働いているあなたの姿」をリアルに想像させる志望動機を書くことがカギです。
ぜひ、本サイトでご紹介した方法で志望動機を作成し、書類選考突破の最強の手段としてお役立てください。
「20代で書類選考に通らない」人の転職成功テクニック
20代で「書類選考」に通らない方へ、選考通過率を効果的に上げる転職成功テクニックを紹介します。
私が倍率1000倍の転職成功時に駆使したテクニックです↓↓
若手向けの「中規模転職サイト」を利用
大手転職サイトだけの登録で満足していませんか?実は、私も含め転職成功者の32%は大手以外の転職サイトも利用して初めて内定しています。
大手だけを使うと中規模転職サイトの掘り出し求人を見逃すからです。下記では、ホワイト企業に内定する「若手向け」中規模転職サイトを紹介します↓↓
「人柄」特化の転職エージェントを利用
実は「人柄」こそ、最大の定着性のアピール法です。「人柄の良さ」を自分で伝えられないことが不採用の大きな原因と言えます。
しかし「人柄」のアピールに特化した転職エージェントを利用すれば、圧倒的に(ホワイト企業に)採用されやすくなります↓↓
「家族のための転職」を面接でアピール
面接で「家族のために転職する」ことをアピールすれば信頼性と定着性を示すことができます。私も実践しました。
アピール方法は以下の記事を参考にしてください↓↓
まとめ
以上、20代で「書類選考」に通らない理由と志望動機の作成法を解説し、併せて転職成功のテクニックについて紹介しました。
・当サイトの独自調査で、20代で「書類選考」に通らないからと言って、企業の採用担当者の印象が悪くなるわけではないと判明。
・「20代で書類選考に通らない」のは普通のこと。20代は転職のボリュームゾーンとは言え、転職市場では書類選考の通過率が30%程度と、決して高くない現状がある。
・「20代で書類選考に通らない」ときに考えられる理由は、経験・スキル不足、条件に合わない求人への応募、転職回数が多すぎる等があるが、特に「応募書類、なかでも志望動機が不十分」であることが原因。
・「20代で書類選考に通らない」場合、志望動機を見直すだけで転職軸が定まり、選考通過率が大幅にアップする。
・「20代で書類選考に通らない」方こそ、まずは自分の強みを把握し、志望動機に反映させてみてください。
・「20代で書類選考に通らない」人は、私が実践した転職成功テクニックを活用して内定獲得に一歩前進してください。
みなさんの転職成功を心から祈っております。