転職の志望動機は短くてもいい?
もちろんOK。肝心なのは「採用される志望動機」を書くこと。
転職活動中に「志望動機の書き方が難しい。短くてもいいのか?」と不安に感じていませんか。私も幾度となく経験があります。
結論から言うと、無駄に長くて分かりづらいよりも、端的で短い志望動機の方が圧倒的に企業受けが良いです。
しかし、あくまでも一貫性のある志望動機であることが条件です。私の転職経験をもとに丁寧に解説していきますね。
がっくん
中堅企業で平社員だったがっくんです。就職倍率1000倍(2024名エントリー、採用2名)の超ホワイト企業に転職できた経験から、実績がない人でも転職成功するノウハウを発信してます。
この記事では、志望動機が「短くてもいい」理由と具体的な例文を解説します。加えて、私の経験をもとに採用される志望動機の作成法を紹介します。
「志望動機は短くてもいい」のか?アンケート実施
「志望動機は短くてもいい」のかどうか、当サイトで企業の採用担当者100名に独自アンケートを実施しました。
その結果、半数以上の採用担当者が短い志望動機に対する印象を「良い」と回答し、「悪い」という回答は19%に留まりました。
単に短い志望動機だからといって、採用担当者の印象が悪くなるわけではないようですね。
「志望動機は短くてもいい」理由は採用担当のため
転職の志望動機が「短くてもいい」のは、採用担当者にとって特に以下のような理由があるからです。
【志望動機が短くてもいい理由①】採用担当者の手間を省ける
特に人気のある企業では、大量の応募者がエントリーすることがあります。採用担当者は限られた時間で多くの書類をさばかねばなりません。
採用担当者に配慮した短い志望動機は、簡潔というだけで中途採用で大切な第一印象を良くすることもできます。
【志望動機が短くてもいい理由②】採用担当者に分かりやすい
短い志望動機は、採用担当者が素早く理解できるため、意図が明確に伝わりやすいです。基本的に人間は文章が長いというだけで、嫌う傾向があるからです。
さらに志望動機が短くて分かりやすいと、採用担当者も他の採用担当者同士で内容を共有しやすいので選考がスムーズに進みます。
【志望動機が短くてもいい理由③】採用担当者の心をつかめる
短い志望動機なら、文章を短く要約できる能力をアピールできます。さらに、内容が短いと、面接官は具体的な内容が気になり面接で質問したくなります。
このように、短い志望動機は採用担当者のこころをつかみやすくなります。ただし、真に採用担当者の心をつかむためには、短い志望動機に適切な内容を詰め込む必要があります。
「志望動機は短くてもいい」のは一貫性がある場合
転職の志望動機が短くてもいいのは、その内容に一貫性がある場合だけです。短い志望動機のなかで、いかに一貫性を持たせられるかがカギです。
私も転職活動を始めた頃は、履歴書や面接用に多くの情報を盛り込もうと長い志望動機ばかり書いていました。しかし、採用には結びつきませんでした。
では、どうすれば短い志望動機でも面接官に響く一貫性あるものになるのでしょうか?ポイントは以下の通りです。
この全てを満たした一貫性ある志望動機の作成法を紹介します。
「志望動機は短くてもいい」志望動機のつくりかた(※重要)
すでに解説した通り、短くてもいい志望動機には一貫性が必須です。
志望動機には転職業界が考えた「型」が存在し、型どおりに書けば、面接官に刺さる一貫性ある志望動機は書けます。しかし採用される志望動機に必要不可欠なことがあります。
採用したい志望動機は「自分の強みを理解している」こと
一般企業の調査で8割以上の採用担当者は「自分の強みを理解している」志望動機を求めると分かりました。
つまり強みが反映されていないと、採用につながらない志望動機を書き続けることになります。
半数以上の採用担当は自己分析しない応募者を採用しない
半数以上の採用担当者は『自己分析をしていない応募者』は採用しないと一般企業の調査で判明しました。また9割は面接で自己分析済かを見抜けると回答しました。
『自己分析』をしないと半数が即不採用になるわけです。自己分析ナシでは強みが理解できないからです。
最強の志望動機をつくる【2つの方法】
いちど『自己分析結果』を反映した志望動機さえつくってしまえば面接で何を突っ込まれても『絶対に』ブレない志望動機になります。そもそも、あなたの強みで書いているからです。
私は自己分析結果をもとに志望動機をつくり、実際に倍率1000倍の企業にも転職できました。以下に、これを試していただける2つの方法を紹介します↓↓
私が実際に無料自己分析ツールで志望動機を書いた方法です。スマホで簡単につくれます↓↓
AIに自己分析結果を学習させて志望動機を書く方法です。転職理由もAIが考えてくれます↓↓
私は保険会社の営業職で、チームメンバーと協力して目標を達成してきました。しかし、前職では既存顧客への保険商品提案が主で、チームワークを発揮する機会が少なかったため、転職を決意しました。貴社は挑戦的なベンチャー企業であり、新規市場への進出やプロジェクト全体の一体感が魅力です。私はチームワークを活かし、新たな事業展開に貢献したいと考え、貴社を志望しました。
AIが強みを学習したうえで書いた志望動機例文です。人間以上の精度です。文字数指定で『履歴書用』も書けるので、利用した方に大変好評です。
「志望動機は短くてもいい」志望動機の例文集3選
短くてもいい一貫性ある志望動機の例文を紹介します。志望動機のつくりかたで解説した方法で、履歴書用に短く作成しています。
志望動機例文①(※短くてもいい:248字)
私は不動産会社の営業職として、共感性を活かしてお客様のニーズを理解し、最適な物件を提案することで成約に繋げてきました。しかし、既製品である物件に限らず、顧客の希望する住まいづくりに密接に関われる環境で営業スキルを高めたいと考え、転職を決意しました。
貴社はカスタマイズ可能な設備に力を入れたハウスメーカーとして、お客様のライフスタイルに合わせた住宅提案を行えると伺っています。
貴社において、共感性を持ってお客様に寄り添う営業スタイルで顧客の信頼を獲得し、貴社の発展に貢献したいと考えて志望しました。
※不動産会社営業職からハウスメーカー営業職への転職
志望動機例文②(※短くてもいい:251字)
私は百貨店の紳士服部門で販売を担当しています。人当たりの良さを活かし、お客様への丁寧な接客を心掛け、ニーズを先読みしたご提案で売上拡大に貢献しました。しかし、販売業務のみでなく、接遇によってお客様にご満足を提供したいと考えて転職を決めました。
貴ホテルでは、地域企業との協業や観光案内サービスを通じてお客様に最高の滞在体験ができるようホスピタリティを追求しています。
私は貴社で、お客様に喜びと満足を提供できる接遇に努め、長期的な関係を築き、顧客満足度向上とリピーター増加に貢献したいと考えて応募しました。
※百貨店販売職からホテルフロント業務への転職
志望動機例文③(※短くてもいい:246字)
私は信用金庫で後方事務職として働いています。融資審査や口座開設など、正確かつ迅速な処理に努め、業務効率化を図りました。しかし、現職では分業化が推進されるため、幅広い事務業務を担う環境で事務処理スキルを高めたいと考えて転職を決意しました。
貴院は、新しい医療支援システムを導入し、職員同士の連携を重視して事務業務の効率化を図っていると伺っています。
現職での経験を活かしつつ、事務スキルを高め、職員一丸となって業務の効率化を図ることで医療スタッフを支え、貴院の発展に貢献したいと考えて志望しました。
※信用金庫後方事務職からクリニック医療事務職への転職
一般的な履歴書に書く志望動機の文字数は300字程度ですが、紹介した例文は250字程度の短い文章です。
「志望動機は短くてもいい」私の転職体験談
転職活動を通して、私が学んだことのひとつは、志望動機は短くてもいいということです。
初めは人気企業ばかりに応募していたため、履歴書や面接で熱心に長い志望動機を語っていました。
ある企業の面接で、いつものように志望動機を伝えた後、面接官から「うーん、結局わが社で何がしたいのでしょうか?」と聞かれました。
転職活動に慣れていなかった私は、「すみません」と繰り返し謝ってしまいました。
ただ、最後に面接官から「次の面接では、志望動機をより分かりやすく伝える方が良いですよ」とアドバイスされました。一次面接通過のフラグでした。
二次面接では、より簡潔で分かりやすい志望動機に変えて挑みました。ご縁はなかったのですが、採用担当者の本音を聞けた貴重な体験でした。
採用担当者として何人もの応募者を見る立場になれば、志望動機は短くていいというより、むしろ短い方が好ましいのだと学びました。
皆さんも、面接官に配慮し、志望動機を簡潔にまとめる能力を存分にアピールできる短い志望動機を書いて、内定に一歩前進してください。
「志望動機は短くてもいい」転職成功テクニック
「志望動機は短くてもいい」ことがお分かり頂けたら、内定獲得に近づく転職成功テクニックを紹介します。
私が倍率1000倍の転職成功時に駆使したテクニックです↓↓
若手向けの「中規模転職サイト」を利用
大手転職サイトだけの登録で満足していませんか?実は、私も含め転職成功者の32%は大手以外の転職サイトも利用して初めて内定しています。
大手だけを使うと中規模転職サイトの掘り出し求人を見逃すからです。下記では、ホワイト企業に内定する「若手向け」中規模転職サイトを紹介します↓↓
「人柄」特化の転職エージェントを利用
実は「人柄」こそ、最大の定着性のアピール法です。「人柄の良さ」を自分で伝えられないことが不採用の大きな原因と言えます。
しかし「人柄」のアピールに特化した転職エージェントを利用すれば、圧倒的に(ホワイト企業に)採用されやすくなります↓↓
「家族のための転職」を面接でアピール
面接で「家族のために転職する」ことをアピールすれば信頼性と定着性を示すことができます。私も実践しました。
アピール方法は以下の記事を参考にしてください↓↓
まとめ
以上、志望動機が「短くてもいい」理由と具体的な例文を解説し、一貫性ある志望動機の作成法について紹介しました。
・独自アンケート調査によれば、採用担当者の半数以上が短い志望動機の印象は「良い」と回答。
・「志望動機は短くてもいい」理由は、採用担当者の手間を省ける、採用担当者に分かりやすい、採用担当者の心をつかめる、の3点。
・「志望動機は短くてもいい」のは、志望動機に一貫性がある場合だけです。転職理由、企業の特徴、マッチングを志望動機で示すことが肝心です。
・私が実践した「自己分析結果から強みを反映する方法」で、一貫性ある志望動機を作成してみてください。
・内定獲得率を上げるために、私が実践した転職成功テクニックをぜひ活用してください。
みなさんの転職成功を心から祈っております。