
転職の「志望動機」は短くてもいい?

大切なのは、短くても採用される志望動機を書くことです。
転職活動中、「志望動機が短くてもいいのだろうか」と不安に感じたことはありませんか?私も、何度も同じ悩みに直面してきました。
結論としては、無駄に長くて伝わりづらい志望動機より、端的で要点を押さえた短い志望動機の方が、圧倒的に企業受けが良いです。
私は、短くても一貫した採用される志望動機を書くことで、高倍率の企業から内定をいただきました。

がっくん
中堅企業で平社員だったがっくんです。就職倍率1000倍(2024名エントリー、採用2名)の超ホワイト企業に転職できた経験から、転職成功ノウハウを発信しています。
この記事では、私の転職経験から「志望動機は短くてもいい」と言える理由や、短くても採用される履歴書の例文3選を解説し、志望動機の作成法を紹介します。
「志望動機は短くてもいい」のか?アンケート実施

「志望動機は短くてもいい」のかどうか、当サイトで企業の採用担当者100名に独自アンケートを実施しました。
短い「志望動機」の印象は? | |
---|---|
大変良い | 34% |
良い | 36% |
どちらでもない | 11% |
悪い | 19% |
その結果、半数以上の採用担当者が短い志望動機に対する印象を「良い」と回答し、「悪い」という回答は19%に留まりました。

単に短い志望動機だからといって、採用担当者の印象が悪くなるわけではないようですね。
・短い「志望動機」の印象:半数以上の採用担当者が「良い」と回答。
「志望動機は短くてもいい」のは採用担当者のため

転職の志望動機が「短くてもいい」と言えるのは、採用担当者にとって以下のような理由があるためです。
・採用担当者の手間を省ける
・採用担当者に分かりやすい
・採用担当者の心をつかめる
【志望動機が短くてもいい理由①】採用担当者の手間を省ける
特に人気のある企業では、大量の応募者がエントリーしてきます。
そのため、採用担当者は限られた時間の中で、数多くの応募書類を処理しなければなりません。

そんなとき、採用担当者の手間を省ける短い志望動機は、短いというだけで第一印象を良くすることにつながります。
【志望動機が短くてもいい理由②】採用担当者に分かりやすい
基本的に、人は文章が長いだけで読むのが億劫になり、注意散漫になるものです。
その点、短い志望動機は、採用担当者が素早く内容を理解できるため、分かりやすく意図を伝えることができます。

さらに、短い志望動機は、他の採用担当者同士で内容を共有しやすく、選考もスムーズに進みます。
【志望動機が短くてもいい理由③】採用担当者の心をつかめる
また、短い志望動機は、文章を要約する力をアピールできます。
さらに、内容が簡潔だと、面接官は「もっと詳しく聞きたい」と感じて、面接で質問したくなるものです。
このように、短い志望動機は採用担当者の心をつかみやすいわけです。

ただし、本当に心をつかむには、短い中にも面接官を惹きつける内容を詰め込む必要があります。
・採用担当者にとって「志望動機」が短くてもいい理由:手間を省ける、分かりやすい、心をつかめるから。
「志望動機は短くてもいい」のは一貫している場合

転職の志望動機が短くてもいいのは、その内容が一貫している場合だけです。短い中でも、いかに一貫性を持たせられるかがカギです。
私も当初は、履歴書や面接用の志望動機に、できるだけ多くの情報を盛り込もうとし、長文になりがちでした。
しかし、そうした志望動機はなかなか採用には結びつきませんでした。

短くても一貫性のある志望動機を書くポイントは、以下の通りです。
・具体的な「転職理由」を書く。
・「企業の特徴」をしっかりと示す。
・転職理由と企業の特徴を「マッチング」する。
「志望動機は短くてもいい」の志望動機のつくり方(※重要)

たとえ短くても、採用担当者受けのいい一貫性のある「志望動機」の作成法を紹介します。

志望動機には、面接官に刺さる「型」があります。しかし採用される志望動機に必要不可欠なことがあります。
採用したい志望動機は「自分の強みを理解している」こと

8割以上の採用担当者は「自分の強みを理解している志望動機」を求めることが企業アンケートで分かりました。

つまり『強み』が反映されないと、採用される志望動機にはなりません。
半数以上の採用担当は自己分析しない応募者を採用しない

半数以上の採用担当者は「自己分析をしていない応募者は採用しない」と追加調査で答えました。また、9割が「自己分析済」か見抜けます。

『自己分析』をしないと半数が即不採用になるわけです。自己分析ナシでは強みが理解できないからです。
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最強の志望動機をつくる【2つの方法】
いちど自己分析で分かった『強み』を反映するだけで面接で何を突っ込まれても『絶対に』ブレない志望動機になります。

私は自己分析で分かった『強み』で志望動機を作り、倍率1000倍の企業に転職できました。以下に、これを試せる2つの方法を紹介します↓↓
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私は保険会社の営業職で、チームメンバーと協力して目標を達成してきました。しかし、前職では既存顧客への保険商品提案が主で、チームワークを発揮する機会が少なかったため、転職を決意しました。貴社は挑戦的なベンチャー企業であり、新規市場への進出やプロジェクト全体の一体感が魅力です。私はチームワークを活かし、新たな事業展開に貢献したいと考え、貴社を志望しました。

AIが書いた志望動機例文です。文字数指定で『履歴書用』も書けるので、利用した方に大変好評です。
「志望動機は短くてもいい」の志望動機の例文3選

志望動機をつくる2つの方法で作成した、短くてもいい一貫性ある志望動機の例文3選を紹介します。

履歴書に書けるように、250字程度にまとめた短い志望動機の例文になっています。
志望動機例文①(※短くてもいい:248字)

自己分析で分かった強み:共感性
私は不動産会社の営業職として、共感性を活かしてお客様のニーズを理解し、最適な物件を提案することで成約に繋げてきました。しかし、既製品である物件に限らず、顧客の希望する住まいづくりに密接に関われる環境で営業スキルを高めたいと考え、転職を決意しました。
貴社はカスタマイズ可能な設備に力を入れたハウスメーカーとして、お客様のライフスタイルに合わせた住宅提案を行えると伺っています。
貴社において、共感性を持ってお客様に寄り添う営業スタイルで顧客の信頼を獲得し、貴社の発展に貢献したいと考えて志望しました。
※不動産会社営業職からハウスメーカー営業職への転職
志望動機例文②(※短くてもいい:251字)

自己分析で分かった強み:人あたり
私は百貨店の紳士服部門で販売を担当しています。人あたりの良い丁寧な接客を心掛け、ニーズを先読みしたご提案で売上拡大に貢献しました。しかし、販売業務のみでなく、接遇によってお客様にご満足を提供したいと考えて転職を決めました。
貴ホテルでは、地域企業との協業や観光案内サービスを通じてお客様に最高の滞在体験ができるようホスピタリティを追求しています。
私は貴社で、お客様に喜びと満足を提供できる接遇に努め、長期的な関係を築き、顧客満足度向上とリピーター増加に貢献したいと考えて応募しました。
※百貨店販売職からホテルフロント業務への転職
志望動機例文③(※短くてもいい:246字)

自己分析で分かった強み:正確性・迅速性(オーガナイズ能力)
私は信用金庫で後方事務職として働いています。融資審査や口座開設など、正確かつ迅速な処理に努め、業務効率化を図りました。しかし、現職では分業化が推進されるため、幅広い事務業務を担う環境で事務処理スキルを高めたいと考えて転職を決意しました。
貴院は、新しい医療支援システムを導入し、職員同士の連携を重視して事務業務の効率化を図っていると伺っています。
現職での経験を活かしつつ、事務スキルを高め、職員一丸となって業務の効率化を図ることで医療スタッフを支え、貴院の発展に貢献したいと考えて志望しました。
※信用金庫後方事務職からクリニック医療事務職への転職
「志望動機は短くてもいい」と私の転職活動体験談

転職活動を通して、私が学んだことのひとつは、志望動機は短くてもいいということです。
初めは人気企業ばかりに応募していたため、履歴書や面接では、熱意を込めて長文の志望動機を伝えていました。
ある企業の面接で、いつものように志望動機を伝えた後、面接官から「うーん、結局わが社で何がしたいのでしょうか?」と聞かれました。
転職活動に慣れていなかった私は、ただ「すみません」と繰り返し謝ることしかできませんでした。
ただ、最後に面接官から「次の面接では、志望動機をより分かりやすく伝える方が良いですよ」とアドバイスされ、その後、二次面接に呼ばれました。
二次面接では、より簡潔で分かりやすい志望動機に変えて挑みました。採用担当者の本音を聞けた貴重な体験でした。
採用担当者として何人もの応募者を見る立場になれば、志望動機は短くていいというより、むしろ短い方が好ましいのだと学びました。

皆さんも、面接官に配慮し、志望動機を簡潔にまとめる能力を存分にアピールしつつ、採用される短い志望動機を書いて、内定に一歩前進してください。
転職成功テクニック

「志望動機は短くてもいい」ことがお分かりいただけたら、ホワイト企業内定に近づく転職成功テクニックをお試しください。

私が倍率1000倍の転職成功時にも使ったテクニックです↓↓
・若手向けの「中規模転職サイト」を利用
・「人柄」特化の転職エージェントを利用
・面接で「家族のための転職」をアピール
若手向けの「中規模転職サイト」を利用

実は、私も含め転職成功者の32%は大手以外の転職サイトも利用して初めて内定しています。

大手サイトだけでは掘り出し求人を見逃すからです。そこで、ホワイト求人の多い「若手向け」中規模転職サイトを紹介します↓↓
「人柄」特化の転職エージェントを利用

残念ながら、自分の「人柄の良さ」を伝えきれずに不採用になる方がとても多いです。

しかし、「人柄」のアピールに特化した転職エージェントを利用すれば、圧倒的にホワイト企業に採用されやすくなります↓↓
面接で「家族のための転職」をアピール

面接で「家族のために転職する」ことをアピールすれば信頼性を示すことができます。

アピール方法は下記記事が参考になります↓↓
まとめ

以上、私の転職経験から「志望動機は短くてもいい」と言える理由や、短くても採用される履歴書の例文3選と志望動機の作成法を解説しました。
・独自アンケート調査によれば、採用担当者の半数以上が短い志望動機の印象は「良い」と回答。
・「志望動機は短くてもいい」理由は、採用担当者の手間を省ける、採用担当者に分かりやすい、採用担当者の心をつかめる、の3点。
・「志望動機は短くてもいい」のは、志望動機に一貫性がある場合だけ。転職理由、企業の特徴、マッチングを志望動機で示すことが肝心です。
・自己分析ツールで分かった強みをもとに志望動機を作成し、短くても採用される一貫した志望動機を作成してみてください。
・ホワイト企業の内定獲得率を上げるために、私が実践した転職成功テクニックを活用してください。

みなさんの転職成功を心から祈っております。