
「良い会社に転職したいけど、自分をアピールできる実績がない…」

そんなときは「志望動機」を書くことを強くオススメします。
転職活動で「アピールする実績がない」「内定が出ない」と悩んでいませんか?私も同じ状況だったので、その気持ちがよく分かります。
そんなときは、「志望動機書」を作成することで、ライバルに差をつけ、採用試験の通過率を高めることができます。
ただし、志望動機書の書き方について詳しく解説している大手転職サイトやメディアは少ないのが現状です。

がっくん
中堅企業で平社員だったがっくんです。就職倍率1000倍(2024名エントリー、採用2名)の超ホワイト企業に転職できた経験から、転職成功ノウハウを発信しています。
この記事では、志望動機書の必要性から、採用される志望動機の作成法までを分かりやすくまとめています。志望動機書を作成し、内定に一歩近づきましょう。
「志望動機書」を企業に提出する意味

志望動機書とは、志望動機をより明確かつ詳しく記載した書類です。一般的にはA4サイズの用紙1枚に800字程度で作成します。
転職活動では、履歴書と職務経歴書が主な提出書類です。企業が志望動機書を要求するケースは稀であり、通常は提出を求められません。
そのため、志望動機書を提出する人は少ないのが現状です。しかし、これが実は「志望動機書を書けば有利になる」理由です。

他の応募者が書かないからこそ、志望動機書を提出することで差をつけられるのです。
転職で志望動機書を提出するメリット
志望動機書を提出することには、主に以下のようなメリットがあります。
・他の応募者と差別化できる
・面接中の質疑応答で活かせる
・論理的思考力があると示せる
・企業のニーズに応えられる
①他の応募者と差別化できる
あなたのライバルたちは、前職で培ったスキルや実績を履歴書や職務経歴書に記載し、同じ条件で競い合っています。
しかし、たとえスキルや成果で劣っていても、仕事への熱意が評価され、合否が決まるケースは少なくありません。
志望動機書は、その熱意をしっかりアピールできるツールなのです。

また、面接の場では、多くの応募者が似たりよったりに見えます。しかし、志望動機書があることで、採用担当者に強く印象づけられます。
②面接中の質疑応答で活かせる
採用担当者は、面接で志望動機を特に重視しています。しかし、面接の場で一貫した志望動機を話すのは意外と難しいものです。
その点、しっかりとまとめた志望動機書を準備しておけば、面接官の質問に対して慌てずに答えられます。
志望動機書に書いた内容をそのまま面接で話しても問題ありません。

むしろ、志望動機書と面接での内容が一致している方が信頼感を与えるからです。
③論理的思考力があると示せる
A4用紙1枚に志望動機を書き上げることで、自分の考えを整理し、論理的思考力があると示せます。
企業に入社後は、効率的に業務を進めるため、自分の考えを簡潔にまとめて伝える力が重要視されます。

志望動機書を通じて、このように仕事に応用できる能力をアピールできるわけです。
④企業のニーズに応えられる

厚生労働省の雇用実態調査によると、正社員の採用選考で重視されるポイントは以下の通りです。
職業意識・勤労意欲・チャレンジ精神(76%)
⇩
コミュニケーション能力(62.9%)
⇩
マナー、社会常識(60.1%)
⇩
組織への適応性(47.8%)
特に重要視されているのが「職業意識・勤労意欲・チャレンジ精神」です。
しかし、注目すべきは、次に重視される「コミュニケーション能力」や「マナー・社会常識」です。

「志望動機書」によって、志望動機だけでなく、企業が選考しやすいように配慮できるコミュニケーション力やマナーもアピールできるのです。
「志望動機書」の書き方を徹底解説!

志望動機書の重要性は理解しているものの、実際に書くのは難しいと感じる方も多いでしょう。しかし、書き方さえ覚えれば簡単に作成できます。

企業側もシンプルで分かりやすい志望動機を求めているため、一度コツを掴めば応用が効きます。
ポイント①なぜ転職するのか
まず、なぜ転職を考えたのか?を明確にしましょう。転職の軸となる部分です。
現在の職場では実現できない目標を中心に、自分の関心や強みをアピールしていくことが効果的です。
現在の職場を批判せず、「より高い目標に挑戦したい」という向上心を示すことが大切です。
具体例:
・顧客ニーズに合った商品を提案したいが、自社商品では対応できない。
・個人作業が多かったため、チームワークを活かせる環境に挑戦したい。

このように、現職で解決できない課題や希望を具体的に記載しましょう。
ポイント②なぜこの業界なのか
業界を選ぶ理由を述べる際には、「この業界で長く働きたい」という熱意を伝えることが大切です。
同業界でも未経験でも、説得力を持たせるために自分の経験に関連づけながら語りましょう。
志望先企業の製品やサービスを利用した経験があれば、その感動や学びを伝えると良いでしょう。
具体例:
貴社の〇〇サービスを利用し、その品質に感銘を受けたことで、この業界でサービス提供に携わりたいと感じた。

こうして、業界で成長したい意欲をしっかり示しましょう。
ポイント③なぜこの会社なのか
業界の中でも、特にその会社を選ぶ理由は大切です。
採用担当者は、自社の特徴と応募者がマッチしているかを見ています。単に企業理念や商品を褒めるだけでは不十分です。
自分の転職理由と、その会社で実現できる未来をつなげて書きましょう。
具体例:
・貴社は顧客ニーズに応じた多彩な商品を展開しており、自分の提案力を活かせると感じた。
・スタートアップで連携力が求められる環境に魅力を感じ、チームで成果を出したい。

企業の特徴と自分の転職理由が一致していることを示せれば、志望動機として説得力が増します。
「志望動機書」の例文を紹介(831字)


以上のポイントを踏まえ、実際の転職経験をもとに「志望動機書」の例文を紹介します。この例文は志望動機のつくり方に従って作成しています。
<志望動機書例文:メーカー事務職員から生命保険会社営業職への転職を想定>
志望動機書
株式会社○○ 令和〇年〇月〇日
採用ご担当者様 氏名〇〇 〇〇
この度は採用試験の機会を頂き誠にありがとうございます。貴社を志望する動機について以下述べさせて頂きます。採用試験のご参考となれば幸いです。
<転職理由>
商品の提供において顧客ニーズに深く柔軟に対応したいと考えたからです。
現在メーカーにおいて事務業務を担当しております。日々、事務スキルの向上と良質な顧客対応に努め評価を頂いております。現職でお客様からの商品に関するお問い合わせに接するなかで「個々の顧客ニーズに適した商品をお客様にご提案したい」という思いが強くなりました。しかし現職では自社商品数にもカスタマイズ性にも限りがあり、より柔軟かつ深く顧客ニーズに対応できる環境を求めて転職を決意しました。
<保険業界を志望する理由>
保険という人生に深く結びつく商品を扱う業界だからです。
私自身が保険によって多くの場面で助けられてきたと改めて考える機会がありました。私が幼い頃に両親が学資保険や医療保険に加入し、それらは人生の転機となるときに力強く私の生活を支えてくれました。今度はその価値を提供する側の人間として、今後の職業人生を送っていきたいと考えて保険業界を志望しました。
<貴社を志望する理由>
貴社が顧客ニーズに最も適したサービスを展開していると考えたからです。
貴社は業界のなかでも最大級の商品ラインナップを実現しています。さらにインターネットによるチャット問い合わせサービスを最速でリリースしたりと顧客の要求を網羅的に解決できる体制を整えられています。顧客へのニーズに満遍なく対応するという貴社の強い意志を感じました。これは「より柔軟かつ深く顧客ニーズに対応する」という私の希望に極めて合致していると考え、この度貴社を志望致しました。
貴社入社後は顧客ニーズを汲み取った親身な営業活動ができる人材として活躍し、顧客満足度の向上を図ります。また営業スキルを迅速に身に着け、即戦力として貴社の発展に貢献できるよう邁進してまいります。何卒、よろしくお願い申し上げます。
以上
【831字】
「志望動機書」を書く際の注意点

手書きよりPC入力がベスト
履歴書や職務経歴書は手書き派とPC派に分かれますが、志望動機書はPC作成がベストです。本人が楽に書ける上、履歴書や職務経歴書を読み細かい文字に疲れた採用担当者にとって良い印象を与えやすいからです。
箇条書きでシンプルに伝える
志望動機書は箇条書きがおすすめです。箇条書きは自分が伝えたい内容をわかりやすく相手に示す方法です。だらだらと長文になるのは印象が悪いためです。
結論を先に書く
転職理由や業界志望理由、会社志望理由などの説明には結論を最初に書くことが大切です。文章が長くなると理解しにくくなるため、採用担当者のことを考えて結論を短くまとめましょう。
適切な文章量を意識する
志望動機書の適切な文字数は約800字です。長文では、「まとめられない人」という印象を与えかねません。ポイントを簡潔にまとめ、スッキリした志望動機書を作りましょう。
誤字脱字を徹底チェック
誤字や脱字には注意しましょう。誤字や脱字があると一気に印象が悪くなります。無料の誤字脱字チェッカーや音声読み上げソフトを利用することで、確認できます。

採用される志望動機の作り方(※重要)

そもそも『志望動機書』の書き方がわからない方へ、採用される志望動機の作成法を紹介します。

志望動機には、面接官に刺さる「型」があります。しかし採用される志望動機に必要不可欠なことがあります。
採用したい志望動機は「自分の強みを理解している」こと

8割以上の採用担当者は「自分の強みを理解している志望動機」を求めることが企業アンケートで分かりました。

つまり『強み』が反映されないと、採用される志望動機にはなりません。
半数以上の採用担当は自己分析しない応募者を採用しない

半数以上の採用担当者は「自己分析をしていない応募者は採用しない」と追加調査で判明しました。また、9割の面接官は応募者が「自己分析済」か見抜けます。

『自己分析』をしないと半数が即不採用になるわけです。自己分析ナシでは強みが理解できないからです。
※すぐに自己分析をして自分の『強み』だけを知りたい方はこちら↓↓
最強の志望動機をつくる【2つの方法】
いちど自己分析で分かった『強み』を反映すれば面接で何を突っ込まれても『絶対に』ブレない志望動機になります。

私は自己分析で分かった『強み』で志望動機をつくり、倍率1000倍の企業にも転職できました。以下に、これを試せる2つの方法を紹介します↓↓
私が実際に無料自己分析ツールで志望動機を書いた方法です。スマホで簡単につくれます↓↓
AIに自己分析結果を学習させて志望動機を書く方法です。転職理由もAIが考えてくれます↓↓

私は保険会社の営業職で、チームメンバーと協力して目標を達成してきました。しかし、前職では既存顧客への保険商品提案が主で、チームワークを発揮する機会が少なかったため、転職を決意しました。貴社は挑戦的なベンチャー企業であり、新規市場への進出やプロジェクト全体の一体感が魅力です。私はチームワークを活かし、新たな事業展開に貢献したいと考え、貴社を志望しました。

AIが書いた志望動機例文です。文字数指定で『履歴書用』も書けるので、利用した方に大変好評です。
「志望動機書」に関するアンケート調査

今回当サイトで「志望動機書を書いてくる応募者の印象」について一般企業の採用担当者100名に独自アンケートを実施しました。
【アンケート調査結果】
一般企業採用担当者100名への独自アンケート結果 | |
志望動機書を書いてくる応募者の印象は? | |
大変良い | 28% |
良い | 63% |
どちらでもない | 9% |
悪い | 0% |

良い印象を持つ採用担当者は91%にも上り、悪い印象を持つ採用担当者はいませんでした。予想以上に志望動機書が採用担当者に与える影響は良いようです。
「志望動機書」を書いた私の転職体験

私が志望動機書を書くようになってから感じた手応えについてお話します。志望動機書を書く前は、なかなか結果に結びつかない状況が続いていました。
そんなとき、ある企業から「志望動機書」の提出が求められました。書いたことがなかったので、本を読んだりエージェントに相談し、自分なりの志望動機書を提出しました。
面接で「志望動機書」の出来が好評だったようで、随分と褒められました。これが転機となり、それ以降、常にここ一番の応募先には志望動機書を添付しました。
倍率1000倍のホワイト企業に内定を貰ったときも志望動機書を出しました。もちろん、志望動機書だけで内定を勝ち取ったわけではありません。

しかし、実績やスキルを持つ他の候補者と競合する中でも採用担当者の注目を集めることができたと確信しています。
転職成功テクニック

志望動機書の作成に加えて、「ホワイト企業の内定が欲しい…」という方は転職成功テクニックをお試しください。

私が倍率1000倍の転職成功時にも使ったテクニックです↓↓
・若手向けの「中規模転職サイト」を利用
・「人柄」特化の転職エージェントを利用
・忖度なしの「転職相談サービス」を利用
若手向けの「中規模転職サイト」を利用

実は、私も含め転職成功者の32%は大手以外の転職サイトも利用して初めて内定しています。

大手サイトだけでは掘り出し求人を見逃すからです。そこで、ホワイト求人の多い「若手向け」中規模転職サイトを紹介します↓↓
「人柄」特化の転職エージェントを利用

残念ながら、自分の「人柄の良さ」を伝えきれずに不採用になる方がとても多いです。

しかし、「人柄」のアピールに特化した転職エージェントを利用すれば、圧倒的にホワイト企業に採用されやすくなります↓↓
忖度なしの「転職相談サービス」を利用
私は転職活動の悩みをアドバイザーに相談して解決してきました。しかし、有料サービスや転職エージェントに抵抗がある方も多いでしょう。

そんな方に、無料で忖度のない転職相談が受けられるサービスをご紹介します↓↓
まとめ

以上、志望動機書が転職で必要な理由と書き方について解説しました。
・「転職の志望動機書」を書けばライバルとの差別化で有利になる。
・「転職の志望動機書」の活用で転職の面接対策、論理的思考力のアピール、企業ニーズに対応できる。
・「転職の志望動機書」は転職理由、業界志望理由、会社志望理由に分けて書く。
・「転職の志望動機書」はPC入力、箇条書き、結論から書くようにする。
・「転職の志望動機書」の文章量、誤字脱字には十分注意する。
・「転職の志望動機書」を書くために、無料自己分析ツールを活用した志望動機の書き方を実践してみましょう。

みなさんの転職成功を心から祈っております。