
転職面接で「チームで何かを成し遂げた経験」を聞かれたら?

あなたの強みを踏まえた志望動機をもとに答えるだけでOKです。
転職面接で「チームで何かを成し遂げた経験」を聞かれたとき、どう答えれば良いか悩んでいませんか?私も戸惑った経験があります。
採用担当者は、チームで何かを成し遂げた経験から、「協調性」や「企業とのマッチ度」、さらに志望動機との一貫性を確認しています。
私は、自分の強みを踏まえた志望動機をもとに回答することで一貫性をアピールし、内定を獲得しました。

がっくん
中堅企業で平社員だったがっくんです。就職倍率1000倍(2024名エントリー、採用2名)の超ホワイト企業に転職した経験から、転職成功ノウハウを発信しています。
この記事では、私の転職体験にもとづき「チームで何かを成し遂げた経験」の答え方や面接回答例文3選を解説し、採用される志望動機の作成法も紹介します。
「チームで何かを成し遂げた経験」に関するアンケート

「チームで何かを成し遂げた経験」を明確に回答できる応募者の印象について、当サイト独自のアンケート調査を実施しました。
「チームで何かを成し遂げた経験」を回答できる応募者の印象は? | |
---|---|
大変良い | 44% |
良い | 39% |
どちらでもない | 15% |
悪い | 2% |
採用担当者100名のうち、応募者の印象が「大変良い」「良い」という回答だけで80%以上に達しました。

チームで何かを成し遂げた経験をうまく採用担当者にアピールできれば、好印象を残せることが分かります。
・「チームで何かを成し遂げた経験」を明確に回答できる⇒採用担当者の80%以上が好印象を抱く。
「チームで何かを成し遂げた経験」を面接で尋ねる理由

転職面接で「チームで何かを成し遂げた経験」を企業の採用担当者が尋ねる理由について解説します。
・「協調性やリーダー資質」の確認
・「企業とのマッチ度合い」の確認
・「志望動機」との一貫性の確認
「協調性やリーダー資質」の確認(※「チームで何かを成し遂げた経験」を聞かれる理由①)
採用担当者は、「チームで何かを成し遂げた経験」から、応募者に協調性やリーダー資質が備わっているかを確認しています。
会社組織では、チームで協力して仕事を進めることが不可欠です。加えて、小規模なチームを引っ張るリーダーシップも大切です。

私もかつて「チームで何かを成し遂げた経験」で協調性やリーダー資質をうまく伝えられなかった苦い経験があります。
「企業とのマッチ度合い」の確認(※「チームで何かを成し遂げた経験」を聞かれる理由②)
採用担当者は、「チームで何かを成し遂げた経験」を聞くことで、応募者が自社の企業文化や風土にマッチするかどうかを見ています。
協調性やリーダー資質だけでなく、応募者の経験そのものが自社の仕事の進め方や募集内容に合致しているかも重要だからです。

このため、私は企業の特徴や文化を把握した上で、それに合った経験やエピソードをアピールしました。
「志望動機」との一貫性の確認(※「チームで何かを成し遂げた経験」を聞かれる理由③)
採用担当者は、「チームで何かを成し遂げた経験」の中で、志望動機と回答内容に一貫性があるかをチェックしています。
履歴書や面接冒頭の志望動機と面接の質疑応答での回答に一貫性がある場合、転職活動における真剣度が伝わります。

私も面接では、志望動機と合うチーム経験のエピソードを示すことで、採用担当者の信頼を勝ち取りました。
・「チームで何かを成し遂げた経験」を尋ねる理由:協調性やリーダー資質、企業とのマッチ度合い、志望動機との一貫性の確認。
「チームで何かを成し遂げた経験」で避けるNG回答例文

一方で、「チームで何かを成し遂げた経験」について転職面接で避けるべきNG回答例文を解説します。
・リーダー資質を「誇張」する
・「複数かつ長い」エピソード
・「志望動機」と一貫性がない
リーダー資質を「誇張」する(※「チームで何かを成し遂げた経験」のNG回答①)
「チームで何かを成し遂げた経験」を話す際に、リーダー資質を誇張しすぎるのは避けましょう。
チームでの仕事が求められる場面で、リーダーシップばかりを強調すると、かえって協調性に欠ける印象を与えてしまいます。
例えば、チーム全体の成果ではなく、自分の手柄ばかりをアピールするような回答です。

私は、社員同士で協力して目標を達成した具体的なエピソードを伝えるように意識しました。
「複数かつ長い」エピソード(※「チームで何かを成し遂げた経験」のNG回答②)
いくら内容が優れていても「チームで何かを成し遂げた経験」では、複数の長いエピソードを盛り込むのは避けましょう。
面接では、簡潔な回答が好まれます。話が長くなりすぎると、コミュニケーション能力に不安を持たれる可能性があります。
例えば、「○○もあります、△△もありました、□□もあります」といった、だらだらと続く話し方はNGです。

私は、チームで成し遂げた経験に限らず、面接ではできるだけ短く回答するよう心がけました。
「志望動機」と一貫性がない(※「チームで何かを成し遂げた経験」のNG回答③)
「チームで何かを成し遂げた経験」を話す際、志望動機との一貫性がない回答は絶対に避けてください。
中途採用の面接では、面接官は常に「なぜ自社を志望しているのか」を意識して応募者を見ています。
回答内容が志望動機と一致していないと、信頼性を損ない、内定に結びつきません。

私も面接では、志望動機との矛盾が生じないよう細心の注意を払い、一貫性を保つようにしていました。
・「チームで何かを成し遂げた経験」で避けるNG回答:リーダー資質の誇張、複数かつ長い、志望動機と一貫性がない。
「チームで何かを成し遂げた経験」は志望動機を答える

「チームで何かを成し遂げた経験」は、自分の強みを踏まえた志望動機をもとに答えましょう。
チームの中で発揮された自分の『強み』を伝えることで、面接官に強くあなたを印象づけることができます。
また、志望動機に沿って一貫性のある回答をすることで、採用担当者に信頼感を与えることもできます。

私も、まず自分の『強み』を反映した志望動機を作成し、それに合わせた面接対策によって内定を獲得しました。
「チームで何かを成し遂げた経験」の志望動機の作り方(※重要)

「チームで何かを成し遂げた経験」に答えるため、自分の強みを踏まえた志望動機の作成法を紹介します。

志望動機には、面接官に刺さる「型」が存在します。しかし、採用に必要不可欠なことが、自分の『強み』の理解なのです。
採用したい志望動機は「自分の強みを理解している」こと

8割以上の採用担当者が「自分の強みを理解している志望動機」を求めると企業アンケートで答えました。

実際に『強み』が反映されないと、採用される志望動機になりません。
半数以上の採用担当は自己分析しない応募者を採用しない

半数以上の採用担当者は「自己分析をしていない応募者は採用しない」と追加調査で答えました。また、9割が「自己分析済」か見抜けます。

『自己分析』をしないと半数が即不採用になるわけです。自己分析ナシでは強みが理解できないからです。
※すぐに自己分析をして自分の『強み』だけを知りたい方はこちら↓↓
最強の志望動機をつくる【2つの方法】
いちど自己分析で分かった『強み』を反映するだけで面接で何を突っ込まれても『絶対に』ブレない志望動機になります。

私は自己分析で分かった『強み』で志望動機を作り、倍率1000倍の企業に転職できました。以下に、これを試せる2つの方法を紹介します↓↓
私が実際に無料自己分析ツールで志望動機を書いた方法です。スマホで簡単につくれます↓↓
AIに自己分析結果を学習させて志望動機を書く方法です。転職理由もAIが考えてくれます↓↓

私は保険会社の営業職で、チームメンバーと協力して目標を達成してきました。しかし、前職では既存顧客への保険商品提案が主で、チームワークを発揮する機会が少なかったため、転職を決意しました。貴社は挑戦的なベンチャー企業であり、新規市場への進出やプロジェクト全体の一体感が魅力です。私はチームワークを活かし、新たな事業展開に貢献したいと考え、貴社を志望しました。

AIの志望動機例文です。文字数指定で『履歴書用』も書けるので、利用した方に大変好評です。
「チームで何かを成し遂げた経験」の面接回答例文3選

志望動機をつくる2つの方法で作成した志望動機と、「チームで何かを成し遂げた経験」の面接回答例文3選を解説します。

「チームで何かを成し遂げた経験」について回答するポイントは、以下の通りです。
・チームで成し遂げた経験を結論から述べる
・強みを活かしたことをエピソードに含める
・応募した企業で成し遂げたいことを述べる
志望動機と回答例文①(※チームで何かを成し遂げた経験)
【自己分析で分かった強み:共感性】
私は不動産会社で営業職を担当しています。共感性を活かした営業姿勢で顧客ニーズを的確に捉え、物件の提案に取り組むことで成約を重ねてきました。しかし、より柔軟性を持ち、高額な物件にも対応できる営業力を身につけたいとの思いから、転職を決意しました。
貴社はハウスメーカーとして、住宅設備の自社開発に取り組み、耐震性に優れた独自工法が特徴の業界を代表するリーディングカンパニーです。
私は現職で培った営業経験を活かし、徹底的な顧客寄りの姿勢で信頼を築き、貴社の特徴を最大限活かすことで契約実績を積み、貴社の発展に貢献したいと考えて志望しました。
※不動産会社営業職からハウスメーカー営業職への転職

「チームで何かを成し遂げた経験」を教えてください。

はい。職員ごとにタスク分けを行うことで成約率の向上を成し遂げました。現職では職員によって物件の窓口案内や内覧案内など得意分野が異なります。私は各職員の得意分野に共感し、タスク分けを通じてお客様のニーズに柔軟に対応することで、結果として成約率を向上させることができました。御社でも各々の職員が持つ強みを見出し、チームワークを強化することで、お客様にとってより良い住宅提案ができると考えています。
志望動機と回答例文②(※チームで何かを成し遂げた経験)
【自己分析で分かった強み:人あたり(気配り)】
私はゴルフ用品専門店で販売を担当しておりました。親切丁寧な接客を心がけ、お客様との対話を通じて購買意欲を引き出し、店舗売上に貢献してまいりました。今後は、接客を通じて商品価格以上の価値を提供する環境でキャリアを築きたいと考え、転職を決めました。
貴社はビジネスホテルでありながら、地域企業と連携した観光案内サービスやレストラン事業に注力し、特に職員の接遇スキルの向上によって顧客満足度向上を図っていると伺いました。
私は前職の販売経験を活かし、お客様との対話を通じて隠れたニーズを探りつつ、接遇スキルを磨き顧客満足度を向上させることで、貴社の発展に貢献したいと考えて応募しました。
※ゴルフ用品専門店販売職からホテリエへの転職

「チームで何かを成し遂げた経験」を教えてください。

はい。売上目標に対してチームで共通認識を持つことが目標達成につながりました。前職では店舗ごとに売上目標が設定されていました。私は持ち前の人あたりの良い性格を活かして、月間の販売実績が低い職員に対して積極的に顧客情報を共有し、接客に当たるよう促しました。これにより、販売員全体の売上向上に貢献しました。御社でも、顧客情報について積極的に職員同士で共有し、チーム全体で顧客満足度向上が図れるよう努めたいと考えています。
志望動機と回答例文③(※チームで何かを成し遂げた経験)
【自己分析で分かった強み:迅速性(オーガナイズ能力)】
私は地方銀行で後方事務を務めています。資料作成や電話応対など、迅速な対応が求められる環境で業務に取り組み、顧客、行内から高く評価を頂いております。しかし、今後はお客様と直接関わる環境で事務処理能力を更に高めたいとの思いから、転職を決意しました。
貴院は新たな医療支援システムの導入や、事務員に対する積極的なチーム医療の参加を促進し、患者満足度の向上を目指していると伺いました。
私は現職の事務経験を活かしつつ、来院される患者様を待たせることのない迅速かつ正確な事務処理に努め、医療スタッフを支えることで貴院の発展に貢献したいと考えて志望しました。
※地方銀行後方事務職からクリニック医療事務職への転職

「チームで何かを成し遂げた経験」を教えてください。

はい。窓口、営業担当者との連携を深めることで、各種申請の速やかな処理を成し遂げました。銀行の融資業務では、窓口、営業担当者との協力が不可欠です。申請書類に不備がある場合でも、日ごろから各担当者と密に連携することで迅速に対応でき、スムーズな融資提案が可能となりました。御社でも、事務員と医療スタッフの連携を深め、患者様をお待たせしないスムーズな診療により、患者満足度の向上に貢献したいと考えています。
「チームで何かを成し遂げた経験」が思いつかないなら

「チームで何かを成し遂げた経験」と聞くと、特別なプロジェクトや大きな事業に関わったエピソードでなければならないと感じるかもしれません。
しかし、日常業務の中での小さな出来事であっても、立派な「チームで何かを成し遂げた経験」として十分に評価されます。
大切なのは、成果の規模ではなく、チームの中でどのように協力し、自分の強みをどのように発揮したかです。

私も、同僚と仕事を分担したこと、後輩のフォローといった小さなエピソードでも自信を持って面接で話しました。
「チームで何かを成し遂げた経験」と私の転職面接体験

私も転職活動中の面接で、「チームで何かを成し遂げた経験」を聞かれたことがあります。初めて質問されたときは、正直戸惑いました。
しかし、どの業界・職種でも、通常はチームで仕事に取り組むのは当たり前です。むしろ、他の職員と関わらずに仕事をする方が珍しいでしょう。
そのため、「特別なチーム経験を話さなければ」と考え込む必要はありません。日常業務のなかで、他の職員と連携して仕事を進めた経験を話せば十分なのです。
そして、「チームで何かを成し遂げた経験」を語るときに、自分の強みも同時にアピールすることが大切です。
私は自己分析で分かった自分の強みを、あらゆる面接回答で話しました。面接で一貫したメッセージを伝えられる応募者は、面接官からの信頼を得やすいからです。
特に、最初に伝えた志望動機と、その後の質疑応答での回答が一貫しているかどうかは、非常に重要な評価ポイントです。
自分の強みを踏まえた志望動機を用意しておき、それを意識しながら面接で聞かれた質問に丁寧に答えるよう心がけてください。

「チームで何かを成し遂げた経験」を問われたときも、単なる作業内容ではなく、自分の強みを発揮してどう貢献したかまで伝えることが、内定への近道です。
転職成功テクニック

「チームで何かを成し遂げた経験」の面接例文に加え、ホワイト企業入社を実現する転職成功テクニックを紹介します。

私が倍率1000倍の転職成功時にも使ったテクニックです↓↓
・若手向けの「中規模転職サイト」を利用
・「人柄」特化の転職エージェントを利用
・面接で「家族のための転職」をアピール
若手向けの「中規模転職サイト」を利用

実は、私も含め転職成功者の32%は大手以外の転職サイトも利用して初めて内定しています。

大手サイトだけでは掘り出し求人を見逃すからです。そこで、ホワイト求人の多い「若手向け」中規模転職サイトを紹介します↓↓
「人柄」特化の転職エージェントを利用

残念ながら、自分の「人柄の良さ」を伝えきれずに不採用になる方がとても多いです。

しかし、「人柄」のアピールに特化した転職エージェントを利用すれば、圧倒的にホワイト企業に採用されやすくなります↓↓
面接で「家族のための転職」をアピール

面接で「家族のために転職する」ことをアピールすれば信頼性を示すことができます。

アピール方法は下記記事が参考になります↓↓
まとめ

以上、私の転職体験にもとづき「チームで何かを成し遂げた経験」の答え方と面接回答例文3選、採用される志望動機の作成法を解説しました。
・独自アンケート調査により「チームで何かを成し遂げた経験」に回答できるだけで、採用担当者の80%以上が良い印象をもつことが分かる。
・「チームで何かを成し遂げた経験」を尋ねる理由は、面接官が協調性やリーダー資質、企業とのマッチ度合い、「志望動機」との一貫性を確認するため。
・「チームで何かを成し遂げた経験」で避けるべきなのは、リーダー資質を誇張する、複数かつ長いエピソード、志望動機と一貫性がない回答。
・「チームで何かを成し遂げた経験」の質問には、自分の強みを踏まえた志望動機をもとに答える。
・「チームで何かを成し遂げた経験」に対応するため、自己分析で分かった強みをもとに志望動機を作成してください。
・「チームで何かを成し遂げた経験」は、結論、強みを活かしたエピソード、応募した企業で成し遂げたいことを述べることがポイント。
・転職成功テクニックを活用し、ホワイト転職を実現してください。

みなさんの転職成功を心から祈っております。
・「チームで何かを成し遂げた経験」⇒自分の『強み』を踏まえた志望動機をもとに答える。