
「やりがいを感じたエピソード」を転職面接で聞かれたら?

自分の『志望動機』と矛盾しないように、モチベーション高く仕事をしたエピソードを話せばOK。
転職面接で「やりがいを感じたエピソード」にどう答えるべきか悩んでいませんか?私も頭を抱えた経験があります。
採用担当者は応募者の前職に対する不満を感じた際に、あえて「やりがい」を聞いてモチベーションを確認することがあります。
私は『志望動機』と矛盾しないように、モチベーション高く仕事をしたエピソードで採用担当者の信頼を得て、内定を勝ち取りました。

がっくん
中堅企業で平社員だったがっくんです。就職倍率1000倍(2024名エントリー、採用2名)の超ホワイト企業に転職した経験から、転職成功ノウハウを発信しています。
この記事では、私の転職経験から「やりがいを感じたエピソード」に答える方法や面接回答例文3選を解説し、矛盾しない志望動機の作成法も紹介します。
「やりがいを感じたエピソード」に関する独自の印象調査

「やりがいを感じたエピソード」をしっかり話せる応募者の印象について、当サイト独自の印象調査を行いました。
「やりがいを感じたエピソード」を話せる応募者の印象は? | |
---|---|
大変良い | 32% |
良い | 57% |
どちらでもない | 9% |
悪い | 2% |
一般企業の採用担当者100名対象の調べで、印象が「大変良い」「良い」が合わせて89%に達し、「悪い」はわずか2%でした。

「やりがいを感じたエピソード」をアピールするだけで、採用担当者の好印象につながることが分かります。
・「やりがいを感じたエピソード」を話せる応募者の印象:採用担当者の89%が「良い」と回答。
「やりがいを感じたエピソード」を転職面接で尋ねる理由

「やりがいを感じたエピソード」について、採用担当者が転職面接で尋ねる理由を解説します。
・仕事への「モチベーション」の確認。
・志望動機との「一貫性」の確認。
・求人内容との「適性」の確認。
仕事への「モチベーション」の確認
採用担当者は「やりがいを感じたエピソード」を尋ねることで、仕事へのモチベーションを確認しています。
特に、面接中に応募者が前職に対して不満を持っていないかを確認したいときに、よく聞かれる質問が「やりがい」です。
つまり、前職の仕事が嫌だから転職を選んでいないかを見ています。

私は、やりがいを感じたエピソードとしてモチベーション高く仕事をしてきたことを伝え、転職に対する真剣度を示しました。
志望動機との「一貫性」の確認
次に、「やりがいを感じたエピソード」を尋ねることで、志望動機との一貫性を確認しています。
応募者の志望動機と「やりがいを感じたエピソード」が一致しているかを確認し、一貫した態度で面接に臨んでいるかを見ているのです。
一貫性があれば、応募者がしっかりとしたキャリア観を持って面接を受けていることが分かります。

私も、一貫したキャリア観を示すことで、内定に直結する採用担当者の信頼を得ることができました。
求人内容との「適性」の確認
最後に、採用担当者は「やりがいを感じたエピソード」を尋ねることで、応募者と求人内容との適性を確認しています。
応募者がやりがいを感じることが、自社の事業や仕事内容でも実現できるのか?を見ているのです。
自社でも同じようにやりがいを持って働くことができれば、会社に定着して長く働いてくれる人材だと判断できるからです。

私も数々の面接で、企業側がこの「定着性」をいかに重視しているかを実感しました。
・「やりがいを感じたエピソード」を尋ねる理由:仕事へのモチベーション、志望動機との一貫性、求人内容との適性の確認。
「やりがいを感じたエピソード」で避けるべきNG回答例文

「やりがいを感じたエピソード」を転職面接で聞かれた際に、避けた方が良いNG回答例を解説します。
・「職場環境や給与」に関する回答。
・志望動機と「一貫性」がない回答。
・求人内容との「適性」がない回答。
「職場環境や給与」に関する回答
「やりがいを感じたエピソード」を聞かれたとき、職場環境や給与に関する回答は避けましょう。
例えば、「職場の人間関係が良かった」「報酬が良かった」といった回答は、採用担当者に悪印象を与えかねません。
仕事のモチベーションが職場環境や給与であれば、自己中心的な印象を与えるからです。

私も、人間関係や給与について話す際は、慎重に対応していました。
志望動機と「一貫性」がない回答
「やりがいを感じたエピソード」を聞かれて、志望動機と一貫性がない回答は避けましょう。
例えば、志望動機で「チームワークを重視」と言いつつ、面接では個人で成果を出したエピソードを話せば、一貫性がありません。
やりがいを感じたエピソードと志望動機が一致していなければ、「キャリア観にブレがあるのでは?」と信頼を損ないます。

私も面接では、企業との信頼関係を築くために、一貫性のある回答を心がけていました。
求人内容との「適性」がない回答
「やりがいを感じたエピソード」を聞かれて、求人内容と適性がない回答は避けましょう。
例えば、営業職の求人に対して事務的な業務のエピソードを話せば、「本当に営業職に向いているのか?」と疑われます。
どれだけ良いエピソードでも、企業の仕事内容に合わない内容では「自社で活躍するイメージが湧かない」と思われます。

私も面接前には、企業HPや口コミサイトで企業の特徴を確認してから面接に臨んでいました。
・「やりがいを感じたエピソード」で避けるNG回答:職場環境や給与関連、志望動機と一貫性がない、求人内容と適性がない回答。
「やりがいを感じたエピソード」と志望動機が矛盾しない

「やりがいを感じたエピソード」では、『志望動機』と矛盾しないように、モチベーション高く仕事をしていたと回答しましょう。
初めに志望動機を作成してから面接対策を行うことで、一貫性のない回答や求人内容に合わないNG回答を避けることができます。
さらに、志望動機と矛盾しないことで、より印象強くエピソードを伝えられるのです。

私も志望動機をもとに面接対策を行うことで、複数企業から内定を得ました。
・「やりがいを感じたエピソード」⇒『志望動機』と矛盾しないように回答する。
「やりがいを感じたエピソード」の志望動機をつくる方法(※重要)

「やりがいを感じたエピソード」に矛盾しないための、志望動機の作成法について紹介します。

志望動機には、面接官に刺さる「型」があります。しかし採用される志望動機に必要不可欠なことがあります。
採用したい志望動機は「自分の強みを理解している」こと

8割以上の採用担当者が「自分の強みを理解している志望動機」を求めることが企業アンケートで分かりました。

つまり『強み』が反映されないと、採用される志望動機にはなりません。
半数以上の採用担当は自己分析しない応募者を採用しない

半数以上の採用担当者は「自己分析をしていない応募者は採用しない」と追加調査で分かりました。また、9割が「自己分析済」か見抜けます。

『自己分析』をしないと半数が即不採用になるわけです。自己分析ナシでは強みが理解できないからです。
※すぐに自己分析をして自分の『強み』だけを知りたい方はこちら↓↓
最強の志望動機をつくる【2つの方法】
いちど自己分析で分かった『強み』を反映するだけで面接で何を突っ込まれても『絶対に』ブレない志望動機になります。

私は自己分析で分かった『強み』で志望動機を作り、倍率1000倍の企業に転職できました。以下に、これを試せる2つの方法を紹介します↓↓
私が実際に無料自己分析ツールで志望動機を書いた方法です。スマホで簡単につくれます↓↓
AIに自己分析結果を学習させて志望動機を書く方法です。転職理由もAIが考えてくれます↓↓

私は保険会社の営業職で、チームメンバーと協力して目標を達成してきました。しかし、前職では既存顧客への保険商品提案が主で、チームワークを発揮する機会が少なかったため、転職を決意しました。貴社は挑戦的なベンチャー企業であり、新規市場への進出やプロジェクト全体の一体感が魅力です。私はチームワークを活かし、新たな事業展開に貢献したいと考え、貴社を志望しました。

AIの志望動機例文です。文字数指定で『履歴書用』も書けるので、利用した方に大変好評です。
「やりがいを感じたエピソード」の志望動機と面接例文3選

志望動機をつくる2つの方法で作成した志望動機と、「やりがいを感じたエピソード」に答える面接回答例文3選を紹介します。

「やりがいを感じたエピソード」の回答ポイントは、以下の通りです。
・やりがいを感じたエピソードについて「結論」から述べる。
・「強み」を活かし、やりがいを感じたエピソードを述べる。
・応募先企業においても「強み」を活かしたいことを述べる。
志望動機と回答例文①(※やりがいを感じたエピソード)
【自己分析で分かった強み:共感性】
私は不動産会社で賃貸仲介営業を担当しています。お客様のご要望に共感し、希望条件をしっかりとヒアリングした物件提案を通じて、多くの契約実績を積んできました。しかし、既存の物件には多様なニーズに応える選択肢が限られているため、住宅づくりそのものに関わり、営業力を高めたいという思いから転職を決意しました。
貴社は業界をリードするハウスメーカーとして、自社開発の先進的な住宅設備や耐震性に優れた設計で知られており、お客様に寄り添った住宅提案ができることに魅力を感じています。
私は貴社で、これまでの営業経験を活かしながら、お客様の人生設計に深く関わる住宅営業を実現し、成約率を高めることで貴社の発展に貢献したいと考えて志望致しました。
※不動産会社営業職からハウスメーカー営業職への転職

「やりがいを感じたエピソード」を教えてください。

私がやりがいを感じたのは、共感力を活かしてお客様のニーズを満たす営業活動を行ったことです。現職では大学の近くに営業所があり、新生活を始める大学生のお客様が多くいらっしゃいました。基本的に家賃や立地条件を重視する方が多いですが、私は防犯カメラやオートロックなど、セキュリティ面が完備された物件をご提案しました。1人暮らしを始める学生のお客様の場合、ご自身の条件以上に親御様の心配にも配慮したかったからです。結果として、入居後にお客様から感謝されることも多く、共感力を活かしてお客様のニーズを満たす契約に繋がったときはとてもやりがいを感じました。御社でも共感力を最大限に活かし、お客様のニーズを追求する住宅営業に努めたいと考えています。
志望動機と回答例文②(※やりがいを感じたエピソード)
【自己分析で分かった強み:人あたり(気配り)】
私は旅行代理店でカウンターセールスを担当しておりました。きめ細やかな接客を心がけ、受付からパッケージツアーの販売、航空券の予約まで幅広い業務に携わり、多くのリピーター客を獲得しました。今後は、直接旅行中のお客様に接する環境で接客力をさらに磨き、顧客満足度を高めたいと考えて転職を決意しました。
貴社のホテルは接遇研修を徹底し、観光案内などのサービス提供において全スタッフが卓越したホスピタリティを追求していることに感銘を受けました。
私はこれまでの接客経験を活かし、きめ細やかなサービス接遇を通じて宿泊客の満足度を向上させ、リピーター客の増加を促進し、貴社ホテルのブランド価値向上に貢献したいと考えて応募しました。
※旅行代理店カウンターセールスからホテリエへの転職

「やりがいを感じたエピソード」を教えてください。

私がやりがいを感じたのは、きめ細やかな接客を通じてサービス精神を体現できたことです。初めて海外旅行を計画しているお客様でフリーツアーを希望される場合、同時に言葉の壁や現地でのトラブルに対する不安を抱える方が多くいらっしゃいます。通常は旅行保険や現地のサポートセンターをご案内しますが、私は単なる旅行商品の提案を超えて、私自身の旅行経験やトラブルが発生した際の対処方法もご説明し、お客様の不安を解消してきました。このように、お客様と近い距離を保って接客を行い、サービス精神を体現できたときには大きなやりがいを感じました。御社でもサービス接遇によってお客様に寄り添った対応を心掛け、居心地の良い滞在をご提供していきたいと考えています。
志望動機と回答例文③(※やりがいを感じたエピソード)
【自己分析で分かった強み:サポート力】
私は信用金庫で後方事務を担当しています。迅速かつ正確な融資書類の作成や不備のチェック、顧客情報の管理によって受付窓口や融資担当者をサポートし、庫内で高い評価を得てきました。しかし、後方事務の枠を超えて直接お客様と関わりながら事務処理能力を更に高め、キャリアを築きたいと考えて転職を決意しました。
貴院は予約システムの導入による業務効率化やチーム医療の推進を通じて、患者満足度向上を目指していると伺っています。
私は現職で培った事務経験を生かし、丁寧な受付事務とスムーズな予約、患者情報の管理によって医療スタッフを力強くサポートし、クリニック全体の業務効率を向上させることで患者満足度を高め、貴院の発展に貢献したいと考えて志望致しました。
※信用金庫後方事務職からクリニック医療事務職への転職

「やりがいを感じたエピソード」を教えてください。

私がやりがいを感じたのは、後方事務においてサポート力を発揮して融資担当者を支えた経験です。融資担当者から急ぎの融資書類作成の依頼があったとき、私は迅速かつ正確に融資審査書類を作成し、不備がないかを徹底的に確認しました。担当者が急いでいるときはミスが発生しやすく、顧客に不利益を与える可能性があるからです。冷静に事務対応を行うことが私の仕事でもあるので、常に丁寧さや正確さを第一に職務に当たっていました。融資担当者をサポートしたことで「おかげで無事に契約できた」と言われた時は、後方事務のやりがいを感じました。御院でも丁寧かつ正確な医療事務業務に努め、医療スタッフが診察に専念できるようサポートしたいと考えています。
「やりがいを感じたエピソード」に関する私の転職体験談

私も転職活動中の面接で「やりがいを感じたエピソード」について質問を受けたことがあります。初めは面接官がこの質問をする意図が理解できませんでした。
この質問の背景には、応募者が前職に不満を抱えていないかを確認する狙いがあります。前職への不満が強いと、転職後の定着性が疑われるからです。
転職面接では、この「定着性」を示すことが重要です。面接官に「また辞めるのでは?」と思われないことが大切だと私も実感しました。
「やりがいを感じたエピソード」は、強みを伝える絶好の機会です。強みを活かした具体的なエピソードを用意しておくと、唐突な質問にも対応できます。
質問に対しては、志望動機と一致するエピソードを選びましょう。例えばチームワークを強調した志望動機なら、チームで達成した経験を話すと一貫性が生まれます。
さらに、適性を示すためにも「やりがいを感じたエピソード」は、企業の仕事内容に関連する内容に絞ることがおすすめです。
定着性を示すエピソードとしては、「目標達成の経験」や「困難を乗り越えた経験」などが適しています。これらのエピソードを通じて、長く活躍する姿勢を示しましょう。

志望動機と一致するエピソードを通して、面接官の不安を払拭し、強みを活かした具体的なエピソードを用意して、自信を持って面接に臨んでください。
転職成功テクニック

「やりがいを感じたエピソード」の転職面接の例文に加えて、ホワイト企業の内定獲得率を高める転職成功テクニックをお試しください。

私が倍率1000倍の転職成功時にも使ったテクニックです↓↓
・若手向けの「中規模転職サイト」を利用
・「人柄」特化の転職エージェントを利用
・面接で「家族のための転職」をアピール
若手向けの「中規模転職サイト」を利用

実は、私も含め転職成功者の32%は大手以外の転職サイトも利用して初めて内定しています。

大手サイトだけでは掘り出し求人を見逃すからです。そこで、ホワイト求人の多い「若手向け」中規模転職サイトを紹介します↓↓
「人柄」特化の転職エージェントを利用

残念ながら、自分の「人柄の良さ」を伝えきれずに不採用になる方がとても多いです。

しかし、「人柄」のアピールに特化した転職エージェントを利用すれば、圧倒的にホワイト企業に採用されやすくなります↓↓
面接で「家族のための転職」をアピール

面接で「家族のために転職する」ことをアピールすれば信頼性を示すことができます。

アピール方法は下記記事が参考になります↓↓
まとめ

以上、私の転職経験から「やりがいを感じたエピソード」に答える方法や面接回答例文3選を解説し、矛盾しない志望動機の作成法を紹介しました。
・「やりがいを感じたエピソード」を採用担当者が尋ねる理由は、企業が仕事へのモチベーション、志望動機との一貫性、求人内容との適性の確認。
・「やりがいを感じたエピソード」で避けるべきNG回答は、職場環境や給与関連、志望動機と一貫性がない、求人内容との適性がない回答。
・「やりがいを感じたエピソード」は、志望動機と矛盾しないようにモチベーション高く仕事をしたエピソードを話す。
・「やりがいを感じたエピソード」に回答するため、自己分析ツールで診断した強みを反映させた志望動機を作成する。
・「やりがいを感じたエピソード」は、やりがいを感じたエピソードの結論、強みを活かしてやりがいを感じたエピソード、応募先企業でも強みを活かしたいことを述べるのがポイント。
・転職成功テクニックを使い、ホワイト企業の内定獲得率向上を目指してください。

みなさんの転職成功を心から祈っております。