転職面接で「やりがいを感じたエピソード」を聞かれたら?
応募者の志望動機と矛盾しないように、意欲的に話すことが肝心です。
転職面接で「やりがいを感じたエピソード」の質問にどう答えるべきか悩んでいませんか?私も頭を抱えた経験があります。
採用担当者は応募者の前職に対する不満を感じた際に、あえて「やりがい」を聞いてモチベーションを確認することがよくあります。
ですから、志望動機と矛盾しないように、モチベーション高く仕事をしていたことを話し、採用担当者の不安を打ち消すことが求められます。
がっくん
中堅企業で平社員だったがっくんです。就職倍率1000倍(2024名エントリー、採用2名)の超ホワイト企業に転職できた経験から、実績がない人でも転職成功するノウハウを発信してます。
この記事では、「やりがいを感じたエピソード」を聞かれた時の面接回答例文3選を解説し、併せて採用される志望動機の作成法を紹介します。
「やりがいを感じたエピソード」に関する独自の印象調査
当サイト独自に「やりがいを感じたエピソード」をしっかり話せる応募者の印象について、印象調査を行いました。
一般企業の採用担当者100名対象の調べで、印象が「大変良い」「良い」が合わせて89%に達し、「悪い」はわずか2%でした。
「やりがいを感じたエピソード」のアピールで、採用担当者の印象に与える影響の大きさが分かります。
・「やりがいを感じたエピソード」を話せる応募者の印象:採用担当者の89%が「良い」と回答。
「やりがいを感じたエピソード」が転職で必要な理由は?
まず、転職面接で「やりがいを感じたエピソード」が必要な理由(採用担当者が質問する理由)を解説します。
仕事への「モチベーション」の確認
採用担当者は「やりがいを感じたエピソード」を尋ねることで、仕事へのモチベーションを確認しています。
特に、面接中に応募者が前職に対して不満を持っていないか確認したいときに、よく聞かれる質問が「やりがい」なのです。
つまり、前職の仕事が嫌だから、不満があるからという単純な理由で転職を選んでいないかを確認しているわけです。
やりがいを感じたエピソードを話すことで、モチベーション高く仕事をしてきたことを示し、転職に対する真剣度を伝えることができます。
志望動機との「一貫性」の確認
次に、採用担当者は「やりがいを感じたエピソード」を尋ねることで、志望動機との一貫性を確認しています。
応募者の志望動機とやりがいを感じたエピソードが一致しているかを確認し、一貫性ある態度で面接に臨んでいるか?を見ています。
一貫性があれば、応募者がしっかりとしたキャリアビジョンを持って面接を受けていることが分かるからです。
一貫したキャリアビジョンがあれば、応募者に対する信頼が生まれます。この信頼こそが採用に直結するのです。
求人内容との「適性」の確認
最後に、採用担当者は「やりがいを感じたエピソード」を尋ねることで、応募者と求人内容との適性を確認しています。
応募者がやりがいを感じるような仕事が自社でも実現できるか?やりがいを感じて働けるか?を見ているわけです。
自社でも同じようにやりがいを持って働くことができれば、会社に定着して長く働いてくれる人材だと判断できるからです。
私も数々の面接で、採用担当者がいかに「定着性」を重視しているかを実感しました。
・「やりがいを感じたエピソード」が必要な理由:企業が仕事へのモチベーション、志望動機との一貫性、求人内容との適性を確認するため。
「やりがいを感じたエピソード」に対して避けるべき回答
「職場環境や給与」に関する回答
「やりがいを感じたエピソード」を聞かれたときに、職場環境や給与に関する回答は避けましょう。
職場の人間関係が良い、頑張りに応じた報酬があるといった職場環境や給与に繋がるやりがいでは採用担当者に悪印象を与えます。
仕事へのモチベーションを確認している中で、その理由が職場環境や給与であれば応募者の判断基準を疑われるからです。
私も人間関係や給与に関する質問に対しては、細心の注意を払って回答していました。
志望動機と「一貫性」がない回答
次に「やりがいを感じたエピソード」を聞かれて、志望動機と一貫性がない回答は避けましょう。
例えば志望動機でチームワーク重視と言いつつ、個人で成果を出したエピソードばかり話すと一貫性がないと見なされます。
やりがいを感じたエピソードが志望動機と一致しなければ、キャリアビジョンそのものを疑われ一気に信頼性を失います。
転職面接は企業と応募者の「信頼関係を確認する場」と言えるからです。
求人内容との「適性」がない回答
最後に「やりがいを感じたエピソード」を聞かれて、求人内容との適性がない回答は避けましょう。
例えば、営業職の求人に対して事務的な業務のエピソードを話せば、適性を疑われることになります。
いかに素晴らしいエピソードでも、企業の求人内容に関連していないと、採用担当者が自社で活躍している姿が想像できないからです。
私は企業HPや企業口コミサイトを利用し、企業の特徴をあらかじめ確認してから面接に臨んでいました。
・「やりがいを感じたエピソード」で避けるべき回答:職場環境や給与関連、志望動機と一貫性がない、求人内容との適性がない回答。
「やりがいを感じたエピソード」に回答する際のポイント
転職面接で「やりがいを感じたエピソード」に回答する際は、志望動機と矛盾しないようにモチベーション高く仕事をしていたと話すことがポイントです。
初めに志望動機を作成してから面接対策を行うことで、一貫性を保ち、企業の適性に合った回答ができるからです。
私も志望動機を作成することから始め、志望動機を中心に面接対策を行うことで複数の企業から内定を得ることができました。
次に、このような採用に繋がる志望動機を簡単に作成する方法をご紹介します。
・「やりがいを感じたエピソード」⇒「志望動機」をもとに回答することがポイント。
「やりがいを感じたエピソード」の志望動機のつくり方(※重要)
転職面接において「やりがいを感じたエピソード」に回答するため、採用される志望動機の作成法を紹介します。
志望動機には、面接官に刺さる「型」があります。しかし採用される志望動機に必要不可欠なことがあります。
採用したい志望動機は「自分の強みを理解している」こと
8割以上の採用担当者は「自分の強みを理解している」志望動機を求めることが企業アンケートで分かりました。
つまり強みが反映されないと採用されない志望動機を書き続けることになります。
半数以上の採用担当は自己分析しない応募者を採用しない
半数以上の採用担当者は『自己分析をしていない応募者』は採用しないと追加調査で判明しました。また、9割の面接官は応募者が「自己分析済」かを見抜けます。
『自己分析』をしないと半数が即不採用になるわけです。自己分析ナシでは強みが理解できないからです。
最強の志望動機をつくる【2つの方法】
いちど『自己分析』で分かった強みを反映するだけで面接で何を突っ込まれても『絶対に』ブレない志望動機になります。
私は自己分析ツールで分かった強みで志望動機をつくり、倍率1000倍の企業にも転職できました。そこで、これを試せる2つの方法を紹介します↓↓
私が実際に無料自己分析ツールで志望動機を書いた方法です。スマホで簡単につくれます↓↓
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私は保険会社の営業職で、チームメンバーと協力して目標を達成してきました。しかし、前職では既存顧客への保険商品提案が主で、チームワークを発揮する機会が少なかったため、転職を決意しました。貴社は挑戦的なベンチャー企業であり、新規市場への進出やプロジェクト全体の一体感が魅力です。私はチームワークを活かし、新たな事業展開に貢献したいと考え、貴社を志望しました。
AIが書いた志望動機例文です。人間以上の精度です。文字数指定で『履歴書用』も書けるので、利用した方に大変好評です。
「やりがいを感じたエピソード」の志望動機と回答例文
志望動機のつくり方に沿って書いた志望動機と、「やりがいを感じたエピソード」の面接回答例文3選を紹介します。
「やりがいを感じたエピソード」の回答ポイントは以下の通りです。
志望動機と回答例文①(※やりがいを感じたエピソード)
【応募者の強み(自己分析結果):共感性】
私は不動産会社で賃貸仲介営業を担当しています。お客様のご要望に共感し、希望条件をしっかりとヒアリングした物件提案を通じて、多くの契約実績を積んできました。しかし、既存の物件には多様なニーズに応える選択肢が限られているため、住宅づくりそのものに関わり、営業力を高めたいという思いから転職を決意しました。
貴社は業界をリードするハウスメーカーとして、自社開発の先進的な住宅設備や耐震性に優れた設計で知られており、お客様に寄り添った住宅提案ができることに魅力を感じています。
私は貴社で、これまでの営業経験を活かしながら、お客様の人生設計に深く関わる住宅営業を実現し、成約率を高めることで貴社の発展に貢献したいと考えて志望致しました。
※不動産会社営業職からハウスメーカー営業職への転職
「やりがいを感じたエピソード」を教えてください。
はい。私がやりがいを感じたのは、共感力を活かしてお客様のニーズを満たす営業活動を行ったことです。現職では大学の近くに営業所があり、新生活を始める大学生のお客様が多くいらっしゃいました。基本的に家賃や立地条件を重視する方が多いですが、私は防犯カメラやオートロックなど、セキュリティ面が完備された物件をご提案しました。1人暮らしを始める学生のお客様の場合、ご自身の条件以上に親御様の心配にも配慮したかったからです。結果として、入居後にお客様から感謝されることも多く、共感力を活かしてお客様のニーズを満たす契約に繋がったときはとてもやりがいを感じました。御社でも共感力を最大限に活かし、お客様のニーズを追求する住宅営業に努めたいと考えています。
志望動機と回答例文②(※やりがいを感じたエピソード)
【応募者の強み(自己分析結果):人当たり】
私は旅行代理店でカウンターセールスを担当しておりました。人当たりの良い接客を心がけ、受付からパッケージツアーの販売、航空券の予約まで幅広い業務に携わり、多くのリピーター客を獲得しました。今後は、直接旅行中のお客様に接する環境で接客力をさらに磨き、顧客満足度を高めたいと考えて転職を決意しました。
貴社のホテルは接遇研修を徹底し、観光案内などのサービス提供において全スタッフが卓越したホスピタリティを追求していることに感銘を受けました。
私はこれまでの接客経験を活かし、きめ細やかなサービス接遇を通じて宿泊客の満足度を向上させ、リピーター客の増加を促進し、貴社ホテルのブランド価値向上に貢献したいと考えて応募しました。
※旅行代理店カウンターセールスからホテリエへの転職
「やりがいを感じたエピソード」を教えてください。
はい。私がやりがいを感じたのは、持ち前の人当たりの良い接客を通じてサービス精神を体現できたことです。初めて海外旅行を計画しているお客様でフリーツアーを希望される場合、同時に言葉の壁や現地でのトラブルに対する不安を抱える方が多くいらっしゃいます。通常は旅行保険や現地のサポートセンターをご案内しますが、私は単なる旅行商品の提案を超えて、私自身の旅行経験やトラブルが発生した際の対処方法もご説明し、お客様の不安を解消してきました。このように、お客様と近い距離を保って接客を行い、サービス精神を体現できたときには大きなやりがいを感じました。御社でもサービス接遇によってお客様に寄り添った対応を心掛け、居心地の良い滞在をご提供していきたいと考えています。
志望動機と回答例文③(※やりがいを感じたエピソード)
【応募者の強み(自己分析結果):サポート力】
私は信用金庫で後方事務を担当しています。迅速かつ正確な融資書類の作成や不備のチェック、顧客情報の管理によって受付窓口や融資担当者をサポートし、庫内で高い評価を得てきました。しかし、後方事務の枠を超えて直接お客様と関わりながら事務処理能力を更に高め、キャリアを築きたいと考えて転職を決意しました。
貴院は予約システムの導入による業務効率化やチーム医療の推進を通じて、患者満足度向上を目指していると伺っています。
私は現職で培った事務経験を生かし、丁寧な受付事務とスムーズな予約、患者情報の管理によって医療スタッフを力強くサポートし、クリニック全体の業務効率を向上させることで患者満足度を高め、貴院の発展に貢献したいと考えて志望致しました。
※信用金庫後方事務職からクリニック医療事務職への転職
「やりがいを感じたエピソード」を教えてください。
はい。私がやりがいを感じたのは、後方事務においてサポート力を発揮して融資担当者を支えた経験です。融資担当者から急ぎの融資書類作成の依頼があったとき、私は迅速かつ正確に融資審査書類を作成し、不備がないかを徹底的に確認しました。担当者が急いでいるときはミスが発生しやすく、顧客に不利益を与える可能性があるからです。冷静に事務対応を行うことが私の仕事でもあるので、常に丁寧さや正確さを第一に職務に当たっていました。融資担当者をサポートしたことで「おかげで無事に契約できた」と言われた時は、後方事務のやりがいを感じました。御院でも丁寧かつ正確な医療事務業務に努め、医療スタッフが診察に専念できるようサポートしたいと考えています。
「やりがいを感じたエピソード」に関する私の転職体験
私も転職活動中の面接で「やりがいを感じたエピソード」に関して質問を受けたことが何度かあります。
面接官がこの質問をするのは、何か不満があって転職しようとしていないかを知りたいという意図があると感じました。
前職への不満は、そのまま転職後の定着率につながるからです。転職面接では、この定着性を示せるかが内定に繋がります。
そのため、「やりがいを感じたエピソード」など仕事のモチベーションに繋がる質問には即答できる方が望ましいです。
質問に対して自身の強みを反映した具体的なエピソードを準備しておくことで、唐突な質問にも強みを中心に話を展開できます。
志望動機との一貫性を意識しながら、自身の強み、適性をもとに回答し、定着性を示せるように面接対策を行ってみてください。
「やりがいを感じたエピソード」と転職成功テクニック
「やりがいを感じたエピソード」の面接対策後に、ぜひ実践して欲しい転職成功テクニックを紹介します。
私が倍率1000倍の転職成功時に駆使したテクニックです↓↓
若手向けの「中規模転職サイト」を利用
大手転職サイトだけの登録で満足していませんか?実は、私も含め転職成功者の32%は大手以外の転職サイトも利用して初めて内定しています。
大手だけを使うと中規模転職サイトの掘り出し求人を見逃すからです。下記では、ホワイト企業に内定する「若手向け」中規模転職サイトを紹介します↓↓
「人柄」特化の転職エージェントを利用
実は「人柄」こそ、最大の定着性のアピール法です。「人柄の良さ」を自分で伝えられないことが不採用の大きな原因と言えます。
しかし「人柄」のアピールに特化した転職エージェントを利用すれば、圧倒的に(ホワイト企業に)採用されやすくなります↓↓
「家族のための転職」を面接でアピール
面接で「家族のために転職する」ことをアピールすれば信頼性と定着性を示すことができます。
詳細は以下の記事を参考にしてください↓↓
まとめ
以上、「やりがいを感じたエピソード」を聞かれた時の面接回答例文3選と、採用される志望動機の作成法を解説しました。
・「やりがいを感じたエピソード」が転職で必要な理由は、企業が仕事へのモチベーション、志望動機との一貫性、求人内容との適性を確認するため。
・「やりがいを感じたエピソード」で避けるべき回答は、職場環境や給与関連、志望動機と一貫性がない、求人内容との適性がない回答。
・「やりがいを感じたエピソード」は、志望動機をもとに回答することがポイント。
・「やりがいを感じたエピソード」に回答するため、自己分析ツールで診断した強みを反映させた志望動機を作成する。
・「やりがいを感じたエピソード」は、やりがいを感じたエピソードの結論、強みを活かしてやりがいを感じたエピソード、応募先企業でも強みを活かしたいこと、を述べる。
・転職成功テクニックを使って内定獲得率向上を目指してください。
みなさんの転職成功を心から祈っております。