
引っ越して同棲することを転職理由にしていい?

もちろんOKです。ただし、キャリアアップの志望動機があることが前提です。
引っ越して同棲したい相手がいるけれど、転職理由をどう書いたら良いか分からず、悩んでいませんか?
一般的に、「同棲のための引っ越し」が転職理由だと伝えても、企業に採用メリットが伝わりにくく、内定は難しいと言われています。
しかし、キャリアアップの志望動機を示し、面接で丁寧に説明すれば、採用される可能性が上がり、むしろ有利になることもあります。

がっくん
中堅企業で平社員だったがっくんです。就職倍率1000倍(2024名エントリー、採用2名)の超ホワイト企業に転職できた経験から、転職成功ノウハウを発信しています。
この記事では、「引っ越して同棲する」という転職理由を伝える例文3選や工夫を解説し、併せて採用される志望動機の作成法も紹介します。
「引っ越して同棲する」のアンケート調査の結果

当サイトで「引っ越して同棲する」が転職理由の応募者の印象について、一般企業の採用担当者100名にアンケート調査を実施しました。
「引っ越して同棲する」が転職理由の応募者の印象は? | |
---|---|
大変良い | 7% |
良い | 65% |
どちらでもない | 25% |
悪い | 3% |
その結果、『悪い』との回答は3%程度で、『大変良い』『良い』との回答が合わせて72%と最も多くなりました。

「引っ越して同棲する」ことに対して、採用担当者は一概に悪い印象を持たないことが分かります。
・「引っ越して同棲する」のアンケート調査⇒「良い」という回答が72%
「引っ越して同棲する」は立派な転職理由になる

「引っ越して同棲する」という転職理由は、自己中心的で身勝手に思われるのではと不安になるかもしれませんが、実際にはそんなことはありません。
同棲は、家庭を築くために多くの人が選ぶごく一般的なステップであり、決して珍しいことではないからです。
また、男女差はあるものの、家庭という「守るべき存在」がある人材は、社会的責任感を持ち、信頼性の高い人物として見られやすいです。

さらに、こうした本音を正直に伝える素直さも、企業が重視する信頼性の一つとして評価されるポイントです。
・引っ越して同棲する⇒「家庭」を持つ前段階⇒「信頼性」がある。
「引っ越して同棲する」ことだけは理解されにくい

しかし、「引っ越して同棲する」ことだけが転職理由だと、採用担当者にとっては何の魅力もないと言えます。
「引っ越し先に近い他の会社でも良いのでは?」と思われても仕方ありません。だからこそ、「なぜその会社で働きたいのか」を示す必要があります。
その上で、「引っ越して同棲する」という事情も加えて説明することで、面接官の納得を得ることができるのです。

私も家庭を持つ予定がありましたが、「なぜその会社なのか」という志望動機を作り込むことで信頼され、内定につながりました。
・「なぜその会社で働きたいのか」をきちんと伝える。
「引っ越して同棲する」なら建前の志望動機を作る

「引っ越して同棲する」ことを含め、そもそも転職理由や志望動機を本音で書く人は少ないのが現状です。
実際、リクナビの調査では、転職者の38%が「キャリアアップしたい」という建前の退職理由で転職に成功しています。

つまり、「キャリアアップしたい」といった建前の志望動機を書いた方が、採用の確率は圧倒的に高まるのです。
・約4割が建前(キャリアアップ)の志望動機で転職している。
「引っ越して同棲する」と建前の志望動機の作り方(※重要)

「引っ越して同棲する」ことを転職理由として面接官に納得させるには、建前(キャリアアップ)の志望動機が欠かせません。
ここからは、簡単に建前(キャリアアップ)の志望動機を作成する方法をご紹介します。

志望動機には、面接官に刺さる「型」があります。しかし採用される志望動機に必要不可欠なことがあります。
採用したい志望動機は「自分の強みを理解している」こと

8割以上の採用担当者は「自分の強みを理解している志望動機」を求めることが企業アンケート調査で分かりました。

つまり『強み』が反映されないと、採用される志望動機は書けません。
半数以上の採用担当は自己分析しない応募者を採用しない

半数以上の採用担当者は「自己分析をしていない応募者は採用しない」と追加調査で回答しました。また、9割が「自己分析済」か見抜けます。

『自己分析』をしないと半数が即不採用になるわけです。自己分析ナシでは強みが理解できないからです。
※すぐに自己分析をして自分の『強み』だけを知りたい方はこちら↓↓
最強の志望動機をつくる【2つの方法】
いちど自己分析で分かった『強み』を反映するだけで面接で何を突っ込まれても『絶対に』ブレない志望動機になります。

私は自己分析で分かった『強み』で志望動機を作り、倍率1000倍の企業に転職できました。以下に、これを試せる2つの方法を紹介します↓↓
私が実際に無料自己分析ツールで志望動機を書いた方法です。スマホで簡単につくれます↓↓
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私は保険会社の営業職で、チームメンバーと協力して目標を達成してきました。しかし、前職では既存顧客への保険商品提案が主で、チームワークを発揮する機会が少なかったため、転職を決意しました。貴社は挑戦的なベンチャー企業であり、新規市場への進出やプロジェクト全体の一体感が魅力です。私はチームワークを活かし、新たな事業展開に貢献したいと考え、貴社を志望しました。

AIが書いた志望動機例文です。文字数指定で『履歴書用』も書けるので、利用した方に大変好評です。
「引っ越して同棲する」の転職理由の面接例文3選

志望動機をつくる2つの方法で書いた「引っ越して同棲する」という転職理由を含む志望動機の例文3選を紹介します。

引っ越して同棲するという転職理由を伝えるポイントは、以下の通りです。
・「同棲」という言葉は「家庭を持つ」に言い換える
・引っ越すことによって仕事に集中できる姿勢を示す
・引っ越しは応募企業を志望した理由のひとつと説明
※太字が該当箇所
志望動機例文①(※引っ越して同棲するための転職)
【自己分析で分かった強み:共感性】
私は不動産会社の営業職として、お客様のご希望に共感する住宅提案によって信頼関係の構築に注力し、新規顧客の開拓に貢献してきました。しかし、一度の成約に満足せず、顧客と長い関係構築を図る提案力を磨きたいと考えて、転職を決意しました。
貴社は地域に根差した自動車ディーラーとして、充実した商品ラインナップに加え、アフターサポートの拡充など、お客様のリピート購入に力を入れていると伺っています。
私は現職で培った営業スキルを活かし、顧客と長期的な関係を築き、リピート購入を促進することで、貴社店舗の売り上げ拡大に貢献したいと考えて応募いたしました。また、近々家庭を持つ予定があり、貴社の店舗付近に引っ越すことが決まっています。家庭を支えていく責任感を持ち、仕事に打ち込む環境だと考えたことも、貴社を志望した理由のひとつです。
※不動産会社営業職から自動車ディーラー営業職への転職
志望動機例文②(※引っ越して同棲するための転職)
【自己分析で分かった強み:コミュニケーション力】
私は紳士服店で販売職をしています。笑顔で親しみやすい接客を通して、お客様とのコミュニケーションを大切にし、最適なスタイリングやアドバイスを提供して売上に貢献してきました。しかし、固定ブランドに囚われることなく、幅広い商品知識を身に付け、多様な商品の提案、接客ができる環境に挑戦したいと考えて、転職を決めました。
貴社は、長い歴史を持つ百貨店として、高品質な化粧品と美容製品を豊富に取り揃え、お客様に真の美と満足感を提供することで、顧客満足度を追求しています。
私は現職で培った丁寧なカウンセリングと接遇で、顧客のニーズや悩みを把握し、商品知識に裏付けされた確かな提案力で、貴社の売り上げ拡大に貢献したいと考えて志望しました。また、現在家庭を持つ予定があり、募集勤務地の近くに引っ越すことを計画しています。地に足のついた環境で、希望している職務により集中できると考えたことも、貴社を志望した理由です。
※紳士服店販売職から百貨店美容部員への転職
志望動機例文③(※引っ越して同棲するための転職)
【自己分析で分かった強み:迅速性(オーガナイズ能力)】
私は信用金庫で後方事務を担当しています。窓口や預金、融資などの取引に関する業務に迅速かつ正確に取り組んできました。結果、社内、顧客から評価頂き、業務効率化に貢献しました。一方で人員不足もあり、新しいシステムの導入にも遅れが生じる環境で、より効率化したサービスの実現によって、お客様に還元できる環境で事務業務に携わりたいという思いが強くなり、転職を決めました。
貴院は最新の医療支援システムを導入し、効率的な業務運営に力を入れており、患者サービス向上に真摯に取り組まれていると伺っています。
現職で培った迅速性や処理能力を活かし、医療スタッフを力強くサポートし、患者サービス向上に貢献したいと考えて貴院を志望しました。また、近々家庭を持つ予定があり、貴院の地域に引っ越すことが決まっています。地域医療の発展に役立てる実感を、肌で感じることができると考えたことも、貴院を志望した理由の一つです。
※信用金庫後方事務職からクリニック医療事務職への転職

建前の志望動機があれば、同棲の引っ越しでも面接官は納得して評価してくれます。私の場合、無理に深掘りされたことはなく、むしろポジティブな反応でした。
「引っ越して同棲する」を女性が伝えるポイント

「引っ越して同棲する」ことを女性が伝える場合、結婚や出産で早期退職するのではと、企業に不安を与える可能性があります。
その際は、面接の最後に与えられる逆質問の場面で、同社で活躍する女性社員の成功例を話題に出すと効果的です。

自分のキャリアを第一に考えている姿勢を伝えれば、好印象につながり、内定率も高まります。ぜひ実践してください。
【例文】

最後になにか質問はありますか?

はい。御社の「女性社員」で家庭をもちながら活躍されている方の特徴を教えてください。
「引っ越して同棲する」と私の転職活動の体験談

私も転職後には家庭を築きたいという思いがあり、「引っ越して同棲するために転職する」という方の気持ちはよく理解できます。
ただ、一般的には「私的な理由での転職は不利になるのでは」と考えてしまい、なかなか踏み出せない方も多いかもしれません。
私も最初は少し迷いがありましたが、次第に「家庭を持ちたい」という目標は、責任感や信頼性を示すチャンスになると考えるようになりました。
採用担当者が最も心配しているのは、入社後の早期退職です。だからこそ、同棲して家庭を持つことがむしろ安定志向だと示せば、信頼されると気づいたのです。
実際の面接では、「なぜその会社なのか」という志望動機はしっかり伝えた上で、家庭を持ちたいという将来的なビジョンも正直に伝えました。
結果的に、そうした姿勢は好意的に受け取られ、「長く働いてくれそう」「地に足のついた人だ」という評価を得ることができました。
私が転職活動を通じて学んだのは、企業は経験やスキルだけでなく、「人間的に信頼できるかどうか」を重視しているということです。

だからこそ、「引っ越して同棲する」という転職理由も、責任感として前向きにアピールすれば、必ず武器になります。ぜひ一歩踏み出してください。
転職成功テクニック

「引っ越して同棲する」ことに加え、ホワイト企業に入社できる転職成功テクニックを紹介します。

私が倍率1000倍の転職成功時にも使ったテクニックです↓↓
・若手向けの「中規模転職サイト」を利用
・「人柄」特化の転職エージェントを利用
・面接で「家族のための転職」をアピール
若手向けの「中規模転職サイト」を利用

実は、私も含め転職成功者の32%は大手以外の転職サイトも利用して初めて内定しています。

大手サイトだけでは掘り出し求人を見逃すからです。そこで、ホワイト求人の多い「若手向け」中規模転職サイトを紹介します↓↓
「人柄」特化の転職エージェントを利用

残念ながら、自分の「人柄の良さ」を伝えきれずに不採用になる方がとても多いです。

しかし、「人柄」のアピールに特化した転職エージェントを利用すれば、圧倒的にホワイト企業に採用されやすくなります↓↓
面接で「家族のための転職」をアピール

面接で「家族のために転職する」ことをアピールすれば信頼性を示すことができます。

アピール方法は下記記事が参考になります↓↓
まとめ

以上、「引っ越して同棲する」という転職理由を伝える例文3選や工夫と併せて、採用される志望動機の作成法を解説しました。
・「引っ越して同棲する」という転職理由に対する企業アンケート調査では、「良い」という回答が72%だった。
・「引っ越して同棲する」ことは立派な転職理由です。同棲ではなく、家庭を持つことに言い換えて、責任感と信頼性をアピールしましょう。素直に伝えることで信頼性を高めます。
・「引っ越して同棲する」ことだけの転職理由は理解されにくいです。説得力を持たせるためには「その会社でなければならない理由」をしっかりと説明することが必要です。
・「引っ越して同棲する」ことに加えて、建前(キャリアアップ)の志望動機を必ず用意しましょう。多くの転職者が建前の志望動機で転職に成功しています。
・「引っ越して同棲する」ことを強調するために、自己分析ツールで分かった強みをもとに建前(キャリアアップ)の志望動機を作る方法を実践してみてください。
・「引っ越して同棲する」ことを女性が伝える場合は、あくまでもキャリアを第一に考えていることを示すため、面接で応募企業で活躍している女性社員の話題を質問しましょう。
・転職成功テクニックを活用して、いち早くホワイト企業の内定を得てください。

みなさんの転職成功を心から祈っております。