
「アットホームな雰囲気」を志望動機に書きたい…。

大切なのは、あくまでもキャリアとしてどう貢献できるかを示すことです。
「アットホームな雰囲気」を志望動機にどう書けばよいか悩んでいませんか?私も職場の雰囲気が良い会社を求めて転職した経験があります。
しかし、「アットホームだから志望した」というだけでは、企業にとって魅力は感じられません。
アットホームな企業でどう貢献できるかを伝えて、はじめて採用につながります。私は建前の志望動機を作成し、内定を獲得しました。

がっくん
中堅企業で平社員だったがっくんです。就職倍率1000倍(2024名エントリー、採用2名)の超ホワイト企業に転職できた経験から、転職成功ノウハウを発信しています。
この記事では、私の転職体験をもとに「アットホームな雰囲気」を含めた志望動機の例文と、採用される志望動機の作成法を紹介します。
「アットホームな雰囲気」のアンケート調査結果

「アットホームな雰囲気」という志望動機の印象について、独自のアンケート調査を行いました。
「アットホームな雰囲気」が志望動機の印象は? | |
---|---|
大変良い | 3% |
良い | 29% |
どちらでもない | 62% |
悪い | 6% |
3割以上が「大変良い」「良い」と回答した一方で、「どちらでもない」との回答が6割を超え、一部「悪い」との回答もありました。
職場の雰囲気が良さそうだから応募した、というだけでは薄い印象を与える可能性があります。

採用担当者は、「アットホームな雰囲気」だけでなく、採用を判断できる動機を知りたいと考えています。
「アットホームな雰囲気」の会社で注意すべき点

志望動機を書く際は「アットホームな雰囲気の会社」と求人広告で大きく打ち出している企業に注意が必要です。
実際には、ホワイト企業のような強みがなく、飲み会や社員旅行が多いだけでアットホームだと勘違いしている会社もあります。
中には、「アットホーム」という言葉で応募者を集めようとする悪質なブラック企業も存在します。

とはいえ、採用担当者が深く考えずに「アットホーム」と表現していることもあります。
・社会貢献度が高い
・福利厚生が良い
・離職率が低い
「アットホームな雰囲気」に転職したい人の割合

アットホームな雰囲気の会社に転職したい人は2位
「アットホームな雰囲気の会社に転職したい」と考える人について、データをもとに確認してみましょう。
リクナビNEXTの調査では、「労働環境が不満だった」という退職理由は、本音ランキングで第2位に挙がっています。
つまり、多くの人が「現職はアットホームではない」と感じ、雰囲気の良い職場を求めて転職を考えているのです。

実際、私の前職もアットホームとは程遠く、ピリピリした空気の中で働いていました。
・「労働環境が不満」で、アットホームな雰囲気の会社を求める転職者が多い。
「アットホームな雰囲気」なら本音と建前がカギ

リクナビNEXTの同調査では、転職成功者の38%が「キャリアアップしたかった」と建前の志望動機を伝えています。
つまり、「アットホームな雰囲気で働きたい」という本音よりも、建前(キャリアアップ)で志望動機を書く方が採用されやすいのです。
企業は、「アットホームだから入りたい人」より、「キャリアとして貢献できる人」を採用します。

だからこそ、アットホームな雰囲気を求める本音と、建前(キャリアアップ)を使い分けることが転職成功のポイントです。
・本音(アットホームな雰囲気)⇒ 自己本位で採用されにくい
・建前(キャリアアップしたい)⇒ 貢献できるから採用したい
「アットホームな雰囲気」の志望動機のつくり方(※重要)

「アットホームな雰囲気」を含めた志望動機を書くために、簡単に建前(キャリアアップ)の志望動機を作成する方法を解説します。

志望動機には、面接官に刺さる「型」があります。しかし採用される志望動機に必要不可欠なことがあります。
採用したい志望動機は「自分の強みを理解している」こと

8割以上の採用担当者は「自分の強みを理解している志望動機」を求めることが企業調査で分かりました。

つまり『強み』が反映されないと、採用される志望動機にはなりません。
半数以上の採用担当は自己分析しない応募者を採用しない

半数以上の採用担当者は「自己分析をしていない応募者は採用しない」と追加調査で答えました。また、9割が「自己分析済」か見抜けます。

『自己分析』をしないと半数が即不採用になるわけです。自己分析ナシでは強みが理解できないからです。
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私は保険会社の営業職で、チームメンバーと協力して目標を達成してきました。しかし、前職では既存顧客への保険商品提案が主で、チームワークを発揮する機会が少なかったため、転職を決意しました。貴社は挑戦的なベンチャー企業であり、新規市場への進出やプロジェクト全体の一体感が魅力です。私はチームワークを活かし、新たな事業展開に貢献したいと考え、貴社を志望しました。

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「アットホームな雰囲気」の志望動機の例文3選

志望動機をつくる2つの方法に従って、「アットホームな雰囲気」を含む志望動機の例文3選を紹介します。

志望動機で「アットホームな雰囲気」を伝えるポイントは、下記の通りです。
・まずは「建前(キャリアアップ)」の志望動機を作成する。
・「アットホームな雰囲気」にも魅力を感じていると伝える。
・「アットホームな雰囲気」が仕事に与える良い影響を説明。
志望動機の例文①(※アットホームな雰囲気の会社に転職したい)
私はハウスメーカーの営業職として働いています。その中でお客様の住宅に関する悩みや不安に対応し、最適な提案やアドバイスを行うことで、高い顧客満足度を実現していました。しかし、現職では顧客の要望に応えるための新しいサービス開発を行う風土がなく、スキルを活かす機会が限られているため、転職を決意しました。
貴社は自動車ディーラーとして迅速かつ正確な修理サービスに注力し、メーカー保証を活用して顧客の負担を最小限に抑えています。顧客満足度を追求する貴社の風土に魅力を感じました。また、貴社のアットホームな社風は、チームメンバー同士の信頼関係を築き、共に目標に向かって努力することを大切にしている印象も受けました。
貴社のような環境において、顧客との信頼関係を構築し、お客様にとって最高の自動車購入体験を提供できるよう努め、貴社の成長と発展に貢献したいと考えて志望いたしました。
※ハウスメーカー営業職から自動車ディーラー営業職へ転職
志望動機の例文②(※アットホームな雰囲気の会社に転職したい)
私は家電量販店で販売を担当しています。積極的にプロモーション活動を行い、新商品の紹介やセールスイベントの告知に取り組むことで、店舗の売上向上に貢献しました。しかし、現職では人員不足の問題で、お客様一人ひとりに十分な時間を割くことやプロモーションに集中する時間が取れず、販売スキルを活かす機会も難しくなったため、新たな挑戦を求めて転職を決めました。
貴社はホテル内の優待プログラムや会員制度を通じてお客様の利便性やお得感を重視し、顧客のロイヤルティ向上と売上拡大に積極的に取り組んでいる点に魅力を感じました。また、貴社のアットホームな職場環境は社員同士のモチベーションを高めることができると思うので、非常に魅力的です。
私は貴社において、培ってきたプロモーション活動のスキルと販売経験をさらに伸ばしつつ、スキルを活かして貴社の顧客獲得に貢献したいと強く願い、志望いたしました。
※家電量販店販売職からホテルフロント業務職へ転職
志望動機の例文③(※アットホームな雰囲気の会社に転職したい)
私は信用金庫で後方事務を担当しています。迅速かつ正確な事務処理を行うことで、業務効率化と顧客サービスの向上に貢献してきました。しかし、現職では書類作成やデータ入力、来客対応など、幅広い業務を担当するようになり、効率的な業務遂行が難しくなってきたため、より専門性を高めた事務処理に携わり、顧客に最善のサービスを提供できる環境を求めて転職を決意しました。
貴院は最新の診療支援システムを導入し、診断や処方箋の入力、請求データの確認などを正確かつ効率的に処理することで、医師や患者の円滑な診療や患者サービスの向上を実現しています。また、貴院のアットホームな雰囲気は、業務上の問題や課題に対して、職員全体で協力し合いながら解決策を見つけることができる魅力も感じています。
私は貴院での勤務を通じて、自身の専門知識やスキルをさらに高め、医療事務として医師が効率的に業務を遂行できる環境を整えることで、患者サービスの向上に貢献したいと考えて志望しました。
※信用金庫後方事務からクリニック医療事務職への転職

建前(キャリアアップ)の志望動機で実現したいことを説明し、アットホームな会社の魅力や、そこで貢献できることを述べています。
「アットホームな雰囲気」に関する私の転職体験

アットホームな雰囲気の会社について、ネット上ではあまり良い噂を聞きません。しかし私は、求人欄に「アットホーム」と書かれていて、本当にそうだと感じた経験があります。
その企業の面接では、志望動機を話した後に仕事の説明があり、「週明けは、残業をお願いすることになると思いますが、大丈夫でしょうか」と率直に伝えてくれました。
通常は「ノー残業デーがあります」など、職場環境の良さをアピールされがちですが、この会社はあえて残業を含めた実態を正直に説明してくれました。
さらに、「その分、週末は早く上がれるようにしていて、メリハリを持って働けます」とも話してくれ、仕事とプライベートの切り替えを大切にしている印象を受けました。
こちらから「アットホームな職場かどうか」を聞いたわけではありませんし、会社側もアットホームを売りにしていたわけではありません。
このように、社員のプライベート(=ホーム)を尊重する姿勢がある会社なら、「アットホーム」という言葉にも信頼がおけると感じました。
こうした企業に出会えたのは、キャリアとしてどう貢献できるかを志望動機で熱心に伝えたからこそだと思います。

皆さんも、まず自分がどのように貢献できるかを意識して、強みや適性を反映した建前の志望動機を作成してみてください。
転職成功テクニック

「アットホームな雰囲気」の志望動機が完成したら、ホワイト企業に入社できる転職成功テクニックをお試しください。

私が倍率1000倍の転職成功時にも使ったテクニックです↓↓
・若手向けの「中規模転職サイト」を利用
・「人柄」特化の転職エージェントを利用
・面接で「家族のための転職」をアピール
若手向けの「中規模転職サイト」を利用

実は、私も含め転職成功者の32%は大手以外の転職サイトも利用して初めて内定しています。

大手サイトだけでは掘り出し求人を見逃すからです。そこで、ホワイト求人の多い「若手向け」中規模転職サイトを紹介します↓↓
「人柄」特化の転職エージェントを利用

残念ながら、自分の「人柄の良さ」を伝えきれずに不採用になる方がとても多いです。

しかし、「人柄」のアピールに特化した転職エージェントを利用すれば、圧倒的にホワイト企業に採用されやすくなります↓↓
面接で「家族のための転職」をアピール

面接で「家族のために転職する」ことをアピールすれば信頼性を示すことができます。

アピール方法は下記記事が参考になります↓↓
まとめ

以上、私の転職体験をもとに「アットホームな雰囲気」を含めた志望動機の例文と採用される志望動機の作成法を解説しました。
・「アットホームな雰囲気」を謳う会社にはブラック企業の可能性があるため要注意。
・「アットホームな雰囲気」の会社を求める人は前職の労働環境が不満である場合が多い。
・「アットホームな雰囲気」の会社を目指す人は、建前(キャリアアップ)の志望動機をつくることで転職に成功している。
・「アットホームな雰囲気」を志望動機で伝える場合、自己分析で分かった強みをもとに建前(キャリアアップ)の志望動機を作成しておく。
・「アットホームな雰囲気」を志望動機に加える場合は、アットホームな雰囲気の会社で、どのように仕事に良い影響があるか指摘することがポイント。
・「アットホームな雰囲気」が志望動機の方は、転職成功テクニックを活用して内定獲得を目指してください。

皆さんの転職成功を心からお祈りしています。