
転職面接で「苦手な人との付き合い方」にはどう答えたらいい?

志望動機に書いた自分の『強み』と正反対のタイプを、苦手な人に指定しましょう。
「苦手な人との付き合い方」の答え方に悩んでいませんか?実は、私も同じように大いに悩んだ経験があります。
しかし、この質問にうまく答えることで、むしろ自分の強みをアピールするチャンスになります。
私は、志望動機に書いた自分の『強み』と正反対のタイプを苦手な人としつつ、うまく付き合ってきたことを伝え、内定につなげました。

がっくん
中堅企業で平社員だったがっくんです。就職倍率1000倍(2024名エントリー、採用2名)の超ホワイト企業に転職できた経験から、転職成功ノウハウを発信しています。
この記事では、私の実体験をもとに、「苦手な人との付き合い方」を答える面接例文3つと、強みを反映させた志望動機の作成法を解説します。
「苦手な人との付き合い方」の独自アンケート調査

「苦手な人との付き合い方」という質問について、当サイトで企業の採用担当者100名を対象に独自アンケート調査を実施しました。
「苦手な人との付き合い方」をしっかり回答する応募者の印象は? | |
---|---|
大変良い | 68% |
良い | 12% |
どちらでもない | 16% |
悪い | 4% |
その結果、苦手な人についてしっかりと回答できる応募者の印象は、「大変良い」が最高で68%に達しました。

たとえ苦手な人でも、どんな付き合い方をするのかをしっかりと説明できれば、採用担当者の関心を引くことができるのです。
・「苦手な人との付き合い方」にしっかりと回答できる:採用担当者の関心を引ける。
「苦手な人との付き合い方」を企業側が尋ねる理由

企業側が「苦手な人との付き合い方」を面接で尋ねる理由について解説します。
・「人柄、人間性が良い人材」か確認したい
・「苦手な人でも協調できる」か確認したい
・「志望動機に合う回答内容」か確認したい
「人柄、人間性が良い人材」か確認したい(※「苦手な人との付き合い方」を聞く理由)
採用担当者は、採用にあたって応募者の人柄や人間性を深く知りたいと考えています。
そのため、面接官は「苦手な人との付き合い方」という切り口の質問を通じて、応募者の本音を探っているわけです。
例えば、「時間にルーズな人が苦手」と答えた場合、面接官は「時間管理が得意で責任感がある人材」と考えることもあります。

私も色々な切り口で人柄や人間性を試された経験があります。
「苦手な人でも協調できる」か確認したい(※「苦手な人との付き合い方」を聞く理由)
企業は、社員同士が協調性を持って長く会社に貢献することを望んでいます。
そのため、苦手な人がいることで人間関係が悪化し早期退職につながらないように、なるべく配慮したいのです。
「苦手な人との付き合い方」を尋ねることで、応募者が組織内で協力できるかどうかを確認しているわけです。

私は、「苦手な人」がいても前向きかつ積極的に協力できることを、説得力を持って伝えました。
「志望動機に合う回答内容」か確認したい(※「苦手な人との付き合い方」を聞く理由)
企業の採用担当者は、応募者がなぜ自社を志望しているのか「志望動機」を常に意識して面接に臨んでいます。
「苦手な人との付き合い方」に関する質問でも、志望動機の内容に一貫性があるかをチェックしているのです。
そのため、なるべく志望動機と一致した内容を答えることで、一貫性を示す必要があります。

私も必ず、志望動機の内容に合わせて回答しました。
・「苦手な人との付き合い方」を尋ねる理由⇒人柄、人間性、苦手な人でも協調できるか、志望動機に合う回答の確認。
「苦手な人との付き合い方」で避けるNG回答の例文

転職面接で「苦手な人との付き合い方」を聞かれたときに、避けるべきNG回答例文は以下の通りです。
・「苦手な人はいない・関わらない」と話す
・苦手な人の「性格・態度」ばかりを挙げる
・「志望動機と関係のない苦手な人」を話す
「苦手な人はいない・関わらない」と話す(※「苦手な人との付き合い方」のNG回答)
「苦手な人との付き合い方」を聞かれたときに、「苦手な人はいない」「関わらない」と避けて答えるのは控えましょう。
「苦手な人はいない」と言うと、協調性があるように見えるどころか、嘘をついていると受け取られることがあります。
また、「関わらない」という態度も、会社組織ではコミュニケーション能力が不可欠なため、好ましくありません。

私もこうした消極的な回答はできるだけ避けました。
苦手な人の「性格・態度」ばかりを挙げる(※「苦手な人との付き合い方」のNG回答)
「苦手な人との付き合い方」を尋ねられた際に、苦手な人の性格や態度ばかりを強調して悪口のようになってしまうのは避けてください。
怠慢、傲慢など「苦手な人」を挙げればキリがありませんが、これらを複数話してしまうと、逆に応募者自身の印象が悪くなります。
「苦手な人」の悪口ではなく、あくまで「タイプ」を示すだけに留めましょう。

私は、苦手な人に対して自分がどのような姿勢で向き合い、どのように解決を図ったかを答えました。
「志望動機と関係のない苦手な人」を話す(※「苦手な人との付き合い方」のNG回答)
「苦手な人との付き合い方」を聞かれた際、志望動機と無関係な回答をするのは避けてください。
面接官は面接中、応募者の履歴書を手元に置きながら、回答内容を注意深く観察しています。
例えば志望動機で「チームワーク」をアピールしているにもかかわらず、意見を主張する人が苦手と答えれば矛盾します。

「苦手な人との付き合い方」は志望動機と無関係に思えるかもしれませんが、面接官は一貫性を重視しています。
・「苦手な人との付き合い方」避けるNG回答⇒苦手な人はいない・関わらない、苦手な人の性格・態度ばかり、志望動機と関係のない苦手な人を話す。
「苦手な人との付き合い方」は強みと正反対のタイプ

転職面接で「苦手な人との付き合い方」を答える際は、自分の『強み』と正反対のタイプを挙げるのがポイントです。
例えば、強みが「チームワーク」であれば、「協調性のない人」を苦手なタイプとして挙げつつ、それでも協力して成果を出した経験を語りましょう。
このように回答することで、自分の強みを改めて採用担当者に強く印象付けることができます。

私も事前に自己分析を行い、自分の強みを理解したうえで、「苦手な人」との関係性を整理しておきました。
・「苦手な人」⇒自分の『強み』と正反対のタイプを挙げる。
「苦手な人との付き合い方」は志望動機に合わせよう

「苦手な人との付き合い方」に答えるときは、志望動機の内容と一貫性を持たせることがカギです。
たとえば、志望動機で「チームワーク」と書いているなら、面接でも「協調性」を中心にした回答を心がけましょう。
志望動機と矛盾しない回答をすることで、面接官に一貫した印象を与え、信頼を得やすくなります。

私もまず、自分の強みを反映した志望動機を作成し、それに合わせて回答内容を考えました。
「苦手な人との付き合い方」⇒志望動機の内容と一貫性を持たせる。
「苦手な人との付き合い方」に答える志望動機作成法(※重要)

「苦手な人との付き合い方」に回答するため、自分の強みを反映した志望動機の作成法を紹介します。

志望動機には、面接官に刺さる『型』があります。しかし、採用されるために必要不可欠なのは、自分の『強み』を理解することです。
採用したい志望動機は「自分の強みを理解している」こと

8割以上の採用担当者が「自分の強みを理解している志望動機」を求めることが企業アンケートで分かりました。

つまり『強み』が反映されないと、採用される志望動機にはなりません。
半数以上の採用担当は自己分析しない応募者を採用しない

半数以上の採用担当者は「自己分析をしていない応募者は採用しない」と追加調査で回答しました。また、9割が「自己分析済」か見抜けます。

『自己分析』をしないと半数が即不採用になるわけです。自己分析ナシでは強みが理解できないからです。
※すぐに自己分析をして自分の『強み』だけを知りたい方はこちら↓↓
最強の志望動機をつくる【2つの方法】
いちど自己分析で分かった『強み』を反映するだけで面接で何を突っ込まれても『絶対に』ブレない志望動機になります。

私は自己分析で分かった『強み』で志望動機を作り、倍率1000倍の企業に転職できました。以下に、これを試せる2つの方法を紹介します↓↓
私が実際に無料自己分析ツールで志望動機を書いた方法です。スマホで簡単につくれます↓↓
AIに自己分析結果を学習させて志望動機を書く方法です。転職理由もAIが考えてくれます↓↓

私は保険会社の営業職で、チームメンバーと協力して目標を達成してきました。しかし、前職では既存顧客への保険商品提案が主で、チームワークを発揮する機会が少なかったため、転職を決意しました。貴社は挑戦的なベンチャー企業であり、新規市場への進出やプロジェクト全体の一体感が魅力です。私はチームワークを活かし、新たな事業展開に貢献したいと考え、貴社を志望しました。

AIの志望動機例文です。文字数指定で『履歴書用』も書けるので、利用した方に大変好評です。
「苦手な人との付き合い方」の面接の回答例文3選

志望動機をつくる2つの方法で書いた志望動機と転職面接での「苦手な人との付き合い方」の回答例文3選を紹介します。

「苦手な人との付き合い方」に回答するポイントは、以下の通りです。
・自身の「強みとは反対」の苦手な人を述べる
・苦手な人と「協調したエピソード」を述べる
・応募先で「協調した経験」を活かすと述べる
志望動機と回答例文①(※苦手な人との付き合い方)
【自己分析で分かった強み:共感性】
私は現在不動産会社で営業を担当しています。共感性を活かした営業手法でお客様と信頼関係を築き、成約件数を積み上げてまいりました。しかしながら、既製品の住宅ではなく、より柔軟に顧客ニーズに対応できる住宅の営業力を身に付けたいと考えて転職を決意しました。
貴社は、ハウスメーカーとして自社開発の住宅設備や高度な耐震性を備えた独自工法を通して、常にお客様の期待以上の住宅提供に注力していると伺いました。
私は、現職で培った営業経験を活かし、貴社の住宅が持つ付加価値を生かしてお客様のニーズに応え、顧客満足度を一層向上させることで、貴社の業績向上に貢献したいと考えて志望しました。
※不動産会社営業職からハウスメーカー営業職への転職

「苦手な人との付き合い方」を教えてください。

はい。共感性がない人との付き合い方は難しいですが、お互いに尊重しあえる共通点を見つけ、円滑な関係を築くようにしています。弊社の業務では、顧客との交渉において、チームメンバーの協力が不可欠です。しかしながら、顧客の心理に共感できないメンバーがおり、顧客の信頼を損なうこともありました。ただし、そのメンバーは物件に関する深い知識を持ち、私はその点を大変尊敬していました。彼の知識を活かし、お客様の疑問や要望に的確に応えることで、全体的な顧客満足度の向上に貢献できました。御社においても、チームメンバー同士の尊重できる点に注目し、お客様により良い提案ができるよう努めたいと思います。
志望動機と回答例文②(※苦手な人との付き合い方)
【自己分析で分かった強み:人あたり(気配り)】
私は百貨店で美容部員を務めていました。お客様との対話を通じた丁寧な接客で最適な商品を提案し、リピート購入に結びつけることで、部門の販売実績に貢献してまいりました。今後は、接客力をより一層磨くことで、キャリアを発展させたいと考え、転職を決めました。
貴社のホテルは、地元企業との協業による観光案内サービスや、スタッフの接遇研修を通してホスピタリティを追求している点に深く感銘を受けました。
私は前職の販売経験を活かしつつ、お客様が求めるサービスを先読みできる接遇スキルを高めることで、貴ホテルのリピート利用率を促進し、貴社の発展に貢献したいと考え応募いたしました。
※百貨店美容部員からホテリエへの転職

「苦手な人との付き合い方」を教えてください。

はい。接客態度の悪い販売員は苦手ですが、接客業務において歩み寄る姿勢で取り組んでまいりました。特に来店者が急増するシーズンは、ひとりひとりの販売員がお客様に対応する負担が増加し、接客態度に関するクレームが発生することもありました。私は接客業務においてクレームを受けた販売員と面談し、具体的な声掛けの手法や接客態度の向上に関する指導を行いました。その結果、販売員全体のパフォーマンスが向上しました。御社でも、チームワークが求められる状況では、積極的に社員同士で意思疎通を図り、自身のスキルを共有することで、社員全体の接遇のスキルアップに貢献したいと考えています。
志望動機と回答例文③(※苦手な人との付き合い方)
【強み:迅速性(オーガナイズ能力)】
私は地方銀行で後方事務を担当しています。電話応対や文書管理において迅速かつ正確な業務処理に従事し、行内や顧客からの信頼を築いてまいりました。しかし、後方事務に携わりながら、よりお客様と直接関わる環境で事務処理スキルを向上させたいとの思いから、転職を決意しました。
貴院は医療支援システムの導入により、業務の迅速性と正確性を向上させ、患者満足度の向上を目指していると伺いました。
私は現職の事務経験を活かし、迅速かつ丁寧な医療事務処理によって医療スタッフを力強くサポートし、患者様の満足度向上に貢献することで、貴院の発展に寄与したいと考えて志望しました。
※地方銀行後方事務職からクリニック医療事務職への転職

「苦手な人との付き合い方」を教えてください。

はい。業務を迅速に進めることができない人は苦手ですが、互いの得意分野を補完することで協力してきました。例えば、迅速な書類審査が苦手な人でも、私が得意とする文書管理やデータ整理において、書類の精査や記入漏れのチェックを担当してもらうことで、タスクを効果的に分担しました。これにより、全体の業務進行をスムーズにし、各事務員が自身の強みを最大限に発揮できる環境を作りました。御社の医療事務でも迅速性と正確性が求められる環境であることから、自らの事務スキルを最大限に発揮しつつ、他の職員の得意分野を理解し、タスク分担を進めることで、効率的な医療事務処理に貢献したいと考えています。
「苦手な人との付き合い方」と私の転職活動体験談

「苦手な人との付き合い方」に関する質問は、私も転職面接で経験しました。
具体的には、「苦手な人はいますか?」と尋ねられたことがあります。最初は質問の意図を理解できず、単純に「苦手な人」を羅列してしまいました。
結果、悪口のように受け取られ、良い印象を与えられませんでした。その結果、採用には繋がりませんでした。
この質問には、苦手な人を挙げるだけでなく、苦手な人との向き合い方やチームで協力する姿勢を伝えることが大切です。
特に「苦手な人との付き合い方」では、自分の強みを引き立たせる回答がカギです。苦手なタイプと向き合う姿勢を、合わせて伝えましょう。
転職面接でのあらゆる質問は、自分の強みをアピールするチャンスです。「苦手な人との付き合い方」も例外ではありません。
特に志望動機を考える中で、「自分の強み」を応募先企業に伝えることで、回答にも一貫性が出ます。

自分の強みと反対の特徴を挙げながら、強みを際立たせる回答を意識しましょう。
転職成功テクニック

「苦手な人との付き合い方」の面接対策ができた方に、ホワイト企業の内定獲得率を高める転職成功テクニックを紹介します。

私が倍率1000倍の転職成功時にも使ったテクニックです↓↓
・若手向けの「中規模転職サイト」を利用
・「人柄」特化の転職エージェントを利用
・面接で「家族のための転職」をアピール
若手向けの「中規模転職サイト」を利用

実は、私も含め転職成功者の32%は大手以外の転職サイトも利用して初めて内定しています。

大手サイトだけでは掘り出し求人を見逃すからです。そこで、ホワイト求人の多い「若手向け」中規模転職サイトを紹介します↓↓
「人柄」特化の転職エージェントを利用

残念ながら、自分の「人柄の良さ」を伝えきれずに不採用になる方がとても多いです。

しかし、「人柄」のアピールに特化した転職エージェントを利用すれば、圧倒的にホワイト企業に採用されやすくなります↓↓
面接で「家族のための転職」をアピール

面接で「家族のために転職する」ことをアピールすれば信頼性を示すことができます。

アピール方法は下記記事が参考になります↓↓
まとめ

以上、私の実体験をもとに、「苦手な人との付き合い方」を答える面接例文3つと強みを反映させた志望動機の作成法を解説しました。
・独自アンケート調査により、「苦手な人との付き合い方」にしっかりと回答できる応募者は、採用担当者の印象が良いことが判明。
・「苦手な人との付き合い方」を聞かれる理由は、人柄、人間性が良い人材か、苦手な人でも協調できるか、志望動機に合う回答内容か確認するため。
・「苦手な人との付き合い方」で避けるべきNG回答は、苦手な人はいない・関わらない、苦手な人の性格・態度ばかり、志望動機と関係のない苦手な人について述べること。
・「苦手な人との付き合い方」の質問では、自分の強みと正反対のタイプを挙げる。
・「苦手な人との付き合い方」の質問では、志望動機の内容と一貫性を持たせる。
・「苦手な人との付き合い方」に回答するため、自己分析の結果から強みを反映した志望動機をつくる。
・「苦手な人との付き合い方」に回答する際は、自身の強みとは反対の苦手な人、苦手な人と協調したエピソード、応募先で協調した経験を活かしたいことを述べる。
・転職成功テクニックを活用して、ホワイト転職を実現してください。

みなさんの転職成功を心から祈っております。