
「いつから働けますか」と面接で聞かれたら、合格フラグ?

確かに合格フラグといえますが、油断は禁物です。まずは志望動機を見直しましょう。
転職面接では、「いつから働けますか」という質問はよく出ます。私も何度か受けたことがあります。
一般的にこの質問は、企業が早く人材を確保したいときに使われることが多く、合格フラグと考えてもよいでしょう。
ただし、私自身「いつから働けますか」と聞かれながらも、不採用だった経験があります。志望動機が弱いと、内定に届かないこともあります。

がっくん
中堅企業で平社員だったがっくんです。就職倍率1000倍(2024名エントリー、採用2名)の超ホワイト企業に転職できた経験から、転職成功ノウハウを発信しています。
この記事では、「いつから働けますか」という質問が本当に合格フラグなのかを解説し、内定につながる答え方の例文と採用される志望動機の作り方も紹介します。
「いつから働けますか」の独自アンケートの結果

「いつから働けますか」という質問に即答できる応募者について、採用担当者が持つ印象を当サイトが独自に調査しました。
「いつから働けますか」に即答できる応募者の印象は? | |
---|---|
大変良い | 51% |
良い | 35% |
どちらでもない | 10% |
悪い | 4% |
一般企業の採用担当者100名にアンケートを行った結果、「良い」という回答が80%以上に達しました。

一般的に、企業は採用を考えている段階で「いつから働けますか?」と質問することが多いと言えます。
・「いつから働けますか」⇒一般的に採用するつもりで質問している可能性が高い。
「いつから働けますか」が合格フラグである場合

企業が採用を急いでいる場合、転職面接での「いつから働けますか」という質問は、合格フラグの可能性が高いと言えます。
採用担当者は、応募者の希望入社日と自社の受け入れ時期が合うかを確認するために、「いつから働けますか」と質問します。
私の経験では、この質問に加えて以下のような内容が聞かれた場合、合格フラグの可能性はさらに高まります。

「いつから働けますか」という企業の期待に対しては、三か月後や半年後ではなく、できるだけ早い入社を希望し、意欲をアピールしましょう。
・家族の理解は得られているか
・現職の引継ぎは問題がないか
・勤務地について問題はないか
・勤務時間について問題はないか
・給与体系について問題はないか
…など
「いつから働けますか」が合格フラグでない場合

「いつから働けますか」が合格フラグとは限らないのは、応募者の入社意欲を確かめるためだけに質問されることがあるからです。
このような場合、企業の採用担当者は「いつから働けますか」と尋ねることで、転職活動への姿勢や自社への意欲を見ています。
私も、合格フラグだと思っていたのに不採用だったことがあります。

そのため、合否のフラグにとらわれすぎず、入社意欲をしっかり伝えることが大切です。
・合格フラグではない⇒入社意欲の確認だけが目的の場合。
「いつから働けますか」に備えて志望動機を見直す

「いつから働けますか」という質問が必ずしも合格フラグとは限らないことを考えると、志望動機をしっかり見直すことが大切です。
特に選考が残っている場合は、志望動機で入社意欲をしっかりとアピールし、面接官にあなたという人材を強く印象づける必要があります。
面接で「いつから働けますか?」と聞かれるかどうかは、志望動機の内容次第とも言えるのです。

私も志望動機を作り込み、第一印象の向上を図ることで、合格フラグを引き出してきました。
・入社意欲をアピールできるように「志望動機」を見直す。
「いつから働けますか」に答える志望動機の作り方(※重要)

面接で「いつから働けますか」という合格フラグを引き出し、入社意欲をアピールできる志望動機の作り方を解説します。

志望動機には、面接官に刺さる「型」があります。しかし採用される志望動機に必要不可欠なことがあります。
採用したい志望動機は「自分の強みを理解している」こと

8割以上の採用担当者は「自分の強みを理解している志望動機」を求めることが企業アンケートで分かりました。

つまり『強み』が反映されないと、採用される志望動機にはなりません。
半数以上の採用担当は自己分析しない応募者を採用しない

半数以上の採用担当者は「自己分析をしていない応募者は採用しない」と追加調査で答えました。また、9割が「自己分析済」か見抜けます。

『自己分析』をしないと半数が即不採用になるわけです。自己分析ナシでは強みが理解できないからです。
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私は保険会社の営業職で、チームメンバーと協力して目標を達成してきました。しかし、前職では既存顧客への保険商品提案が主で、チームワークを発揮する機会が少なかったため、転職を決意しました。貴社は挑戦的なベンチャー企業であり、新規市場への進出やプロジェクト全体の一体感が魅力です。私はチームワークを活かし、新たな事業展開に貢献したいと考え、貴社を志望しました。

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「いつから働けますか」の志望動機と回答例文3選

志望動機をつくる2つの方法で書いた「合格フラグを引き出す志望動機」と、「いつから働けますか」という質問への面接回答例文3選を紹介します。

「いつから働けますか」という質問に答える際は、下記のポイントに注意してください。
・できるだけ早く入社したい旨を示す。
・入社までの期間を具体的数字で示す。
・志望動機を基にして入社意欲を示す。
志望動機と回答例文①(※いつから働けますか)
【自己分析で分かった強み:共感性】
私は不動産会社で営業職を務めています。共感性を活かした営業活動に取り組み、多くの成約に結びつけてきました。しかし、不動産取引では契約締結時に関係が終了することが一般的であり、顧客とより長い信頼関係を築く営業力を磨きたいと思い、転職を決意しました。
貴社は自動車ディーラーとしてアフターサポートや整備に重点を置き、新車や自動車保険のリピート販売に力を入れておられます。
私は現職の営業経験を生かし、顧客との長期的な信頼関係を築くことによって、顧客維持率を向上させ、リピート購入を促進し、貴社の発展に貢献したいと考えて志望しました。
※不動産会社営業職から自動車ディーラー営業職への転職

当社ではいつから働けますか?

はい。できるだけ早く入社したいと考えております。引継ぎを考慮して、約1ヶ月後に入社が可能かと思います。お客様との信頼関係を築ける営業力をすぐに身につけられるよう、最大限の努力をいたします。
志望動機と回答例文②(※いつから働けますか)
【自己分析で分かった強み:コミュニケーション力】
私は紳士服専門店で販売を担当しています。着こなしに関するアドバイスを含む親切丁寧な接客で、店舗の売上に貢献してまいりました。今後は、接客スキルを活かし、顧客満足度を高める仕事でキャリアを築きたいという思いから転職を決めました。
貴社は地域を代表するホテルとして、観光案内サービスや独自のルームサービスなどを通じ、常にホスピタリティを追求する風土だと伺っています。
私は現職で培った接客スキルを活かし、お客様に心温まる滞在体験を提供することで、顧客満足度向上に尽力し、貴ホテルの発展の一翼を担いたいと考えて志望しました。
※紳士服専門店販売職からホテリエへの転職

当社ではいつから働けますか?

はい。できる限り御社の都合に合わせ、早い入社を希望しております。2か月以内には入社できるよう準備いたします。顧客満足度に貢献する接遇スキルを迅速に習得し、即戦力となれるよう尽力いたします。
志望動機と回答例文③(※いつから働けますか)
【自己分析で分かった強み:迅速性(オーガナイズ能力)】
私は信用金庫で営業事務をしています。正確な業務処理が求められる環境で、迅速性を活かした事務処理に励み、お客様や庫内で高い評価を受けてまいりました。しかし、事務処理だけでなく、お客様や利用者の方々と直接関わる環境で働きたいという思いが強まり、転職を決意しました。
貴院は患者サービスの向上に積極的に取り組んでおり、医療事務業務において予約管理システムや医療支援システムの拡充を進めていると伺いました。
私は現職で培った事務スキルを活かし、迅速かつ正確な事務処理と温かい窓口対応で患者様に安心感を提供し、貴院が地域で信頼されるクリニックとして発展する一助となりたいと考えて志望いたしました。
※信用金庫後方事務職からクリニック医療事務職への転職

当社ではいつから働けますか?

はい。可能な限り早い入社を希望しております。退職に関する手続きを含め、約1ヶ月後に入社できると考えております。貴院での事務処理に迅速に慣れ、医療スタッフを支える存在になりたいと考えております。
「いつから働けますか」と私の転職活動の体験談

私も転職活動中に「いつから働けますか」と質問されたことがあります。その後の結果を見ると、内定につながった割合は高かったように感じます。
私の実感としても、「面接でいつから働けますか」と聞かれたときは、合格フラグと考えてよいのではないかと思います。
たしかに、「いつから働けますか」という質問は、企業側が採用を前提として話を進めている可能性が高く、ある意味での好意的なサインです。
しかし問題は、そのような合格フラグが出たにもかかわらず、最終的に不採用となった経験もあることです。
実際、「いつから働けますか」や「勤務地に問題はないですか」といった質問が出たにもかかわらず、通過しなかったことがありました。
原因として考えられるのは、「いつからでも大丈夫です」といった曖昧で無責任な回答をしてしまい、かえって入社意欲を疑われたことだと思います。
面接官は、ただ早く働ける人を探しているのではなく、「入社意欲が高く会社に定着してくれる人」を求めています。

「いつから働けますか」という合格フラグを引き出すためにも、志望動機を作り込み、入社意欲をしっかりとアピールしてください。
転職成功テクニック

「いつから働けますか」という合格フラグへの理解が深まった方に、次はホワイト企業の内定獲得率を上げる転職成功テクニックを紹介します。

私が倍率1000倍の転職成功時にも使ったテクニックです↓↓
・若手向けの「中規模転職サイト」を利用
・「人柄」特化の転職エージェントを利用
・面接で「家族のための転職」をアピール
若手向けの「中規模転職サイト」を利用

実は、私も含め転職成功者の32%は大手以外の転職サイトも利用して初めて内定しています。

大手サイトだけでは掘り出し求人を見逃すからです。そこで、ホワイト求人の多い「若手向け」中規模転職サイトを紹介します↓↓
「人柄」特化の転職エージェントを利用

残念ながら、自分の「人柄の良さ」を伝えきれずに不採用になる方がとても多いです。

しかし、「人柄」のアピールに特化した転職エージェントを利用すれば、圧倒的にホワイト企業に採用されやすくなります↓↓
面接で「家族のための転職」をアピール

面接で「家族のために転職する」ことをアピールすれば信頼性を示すことができます。

アピール方法は下記記事が参考になります↓↓
まとめ

以上、「いつから働けますか」という質問が本当に合格フラグなのか、また内定につながる答え方の例文と採用される志望動機の作り方を解説しました。
・独自アンケート調査の結果から、企業は採用を検討している段階で「いつから働けますか?」と質問することが多いことが分かる。
・「いつから働けますか」という質問において、企業が採用を急いでおり入社日を合わせたいときは合格フラグと言ってよい。
・「いつから働けますか」という質問において、企業が入社意欲の確認をしている場合、合格フラグでない可能性が高い。
・「いつから働けますか」という質問が合格フラグでない場合に備え、入社意欲を強くアピールするため志望動機の見直しをする必要がある。
・「いつから働けますか」という合格フラグを引き出すために、自己分析の結果分かったあなたの強みをもとに志望動機を作成する。
・「いつから働けますか」という質問に回答する際は、できるだけ早く入社したい旨、入社までの期間の具体的数字、志望動機を基にして入社意欲を示すことがポイント。
・転職成功テクニックを活用することで、ホワイト企業の内定獲得率を向上させてください。

みなさんの転職成功を心から祈っております。