転職面接で「ミスをした時どうしますか？」には、どう答えるべき…？
自分の強みを反映した志望動機をもとに、ミスを繰り返さない意欲を伝えればOK。
転職面接での「ミスをした時どうしますか？」という質問の答え方に悩んでいませんか？私もミスをした時の対処法を聞かれた経験があります。
単にミスを受け止める、繰り返さないといった答え方をしても、その言葉に信頼感が伴わなければ意味がないと言えるでしょう。
「ミスをした時どうしますか？」と聞かれたら、自分の強みを反映した志望動機をもとに一貫した回答を示し、採用担当者に信頼感を与えることがカギです。
がっくん
中堅企業で平社員だったがっくんです。就職倍率1000倍（2024名エントリー、採用2名）の超ホワイト企業に転職できた経験から、転職に成功するノウハウを発信しています。
この記事では、転職面接での「ミスをした時どうしますか？」の回答例文３選と強みを反映した志望動機の作成法を解説します。
「ミスをした時どうしますか」と面接で聞かれる理由は？
転職面接で「ミスをした時どうしますか」と聞かれる理由は、下記の通りです。
・「仕事観」の確認。
・「課題解決力」の確認。
・「成長意欲」の確認。
仕事観の確認
企業の採用担当者が「ミスをした時どうしますか？」と聞く理由のひとつに応募者の仕事観の確認があります。
仕事にはミスがつきものであり、それをどう受け止めるかによって応募者が持っている仕事に対する価値観が分かるわけです。
私も職歴は浅かったですが、面接において「ミスは起こるものだ」と冷静に振舞う態度を示していました。
課題解決力の確認
また、採用担当者が「ミスをした時どうしますか？」と尋ねる理由として応募者の課題解決力の確認があります。
仕事上のミスは必ずしも悪いことではなく、それをどう乗り越えるかが肝心です。ミスが発生しても原因を分析して解決する力を問われています。
私も面接では、ミスに対してどう対処したか採用担当者が分かりやすい言葉を使って具体的に説明していました。
成長意欲の確認
そして、採用担当者が「ミスをした時どうしますか？」と聞く理由として、応募者の成長意欲の確認もあります。
ミスを犯した後、再発防止のためにどのような努力や工夫をしたのか？を見て、失敗から学び、成長したいという応募者の意欲を確認しています。
企業の採用担当者には、このような隠れた意図があることを私も実際の面接を通して実感してきました。
・「ミスをした時どうしますか」と聞かれる理由：仕事観、課題解決力、成長意欲の確認。
「ミスをした時どうしますか」の面接で避けるべき回答
一方で、「ミスをした時どうしますか」と面接で聞かれた際に、避けるべき回答は下記の通りです。
・応募者の「仕事観」が欠けている。
・「課題解決力・成長意欲」が欠けている。
・志望動機との「一貫性」が欠けている。
応募者の「仕事観」が欠けている
転職面接で「ミスをした時どうしますか？」と聞かれた際に、応募者の仕事観が欠けていると思われる回答は避けましょう。
ミスの責任を他者に転嫁する、大きなミスではない、といった言い訳をすると、ビジネスパーソンとして責任感のない不誠実な人材だと判断されます。
また、自分はミスをしないといったビジネスパーソンとして現実離れした回答も問題です。
このように、ミスに対する態度ひとつだけで応募者の仕事観全体を大きく左右するため、十分に注意してください。
「課題解決力・成長意欲」が欠けている
また、「ミスをした時どうしますか？」という問いで、応募者の課題解決力や成長意欲が欠けていると見なされる回答も避けましょう。
どのようなミスをしたのかその時の状況ばかりを話したり、感情的になり口数が多くなると問題意識や解決力を疑われます。
さらに、表面的な再発防止策だけを述べても、同じミスを繰り返す人かも知れない…という不安を与え、成長意欲を疑われるでしょう。
自分がミスから学んだことを応募先の企業でも実践できる、という強いメッセージを伝えることが肝心です。
志望動機との「一貫性」が欠けている
そして、「ミスをした時どうしますか？」と聞かれたときに、志望動機との一貫性が欠けていると思われる回答も避けましょう。
例えば、志望動機で協調性を示しながら、ミスをした時に自分一人で解決した事を強調すれば、一貫性がない人物と見なされます。
たとえミスに対する回答が完璧でも、志望動機で示した応募者の価値観と矛盾していれば、採用担当者の信頼を失います。
私も面接で採用担当者が常に机上の履歴書や職務経歴書を見ながら、一貫性のある人物かを探っている様子を見てきました。
・「ミスをした時どうしますか」で避けるべき回答：応募者の仕事観、課題解決力・成長意欲、志望動機との一貫性が欠けている内容。
「ミスをした時どうしますか」の面接での回答ポイント
転職面接で「ミスをした時どうしますか」と聞かれた場合、自分の強みを反映した志望動機をもとに回答することがポイントです。
自分の強みを活かしながらミスに対処する姿勢を伝えることで、仕事観や課題解決力、成長意欲をアピールできます。
また、志望動機に沿った回答をすることで一貫性を示すことができ、採用担当者に信頼感を与えることにもつながります。
私も志望動機をもとに面接対策を行うことで、実際に多くの企業から内定を得ることができました。
・「ミスをした時どうしますか？」⇒自分の強みを反映した志望動機をもとに回答。
「ミスをした時どうしますか」の志望動機のつくり方（※重要）
「ミスをした時どうしますか」という質問に回答するため、自分の強みを理解する必要性と強みを反映した志望動機の作成法を解説します。
志望動機には、面接官に刺さる「型」があります。しかし採用される志望動機に必要不可欠なことがあります。
採用したい志望動機は「自分の強みを理解している」こと
８割以上の採用担当者は「自分の強みを理解している」志望動機を求めることが企業アンケートで分かりました。
つまり、応募者の「強み」が反映されていないと採用される志望動機にはなりません。
半数以上の採用担当は自己分析しない応募者を採用しない
半数以上の採用担当者は『自己分析をしていない応募者』は採用しないと追加調査で判明しました。また、９割の面接官は応募者が「自己分析済」かを見抜きます。
『自己分析』をしないと半数が即不採用になるわけです。自己分析ナシでは強みが理解できないからです。
最強の志望動機をつくる【２つの方法】
いちど『自己分析』で分かった強みを反映すれば面接で何を突っ込まれても『絶対に』ブレない志望動機になります。
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私は保険会社の営業職で、チームメンバーと協力して目標を達成してきました。しかし、前職では既存顧客への保険商品提案が主で、チームワークを発揮する機会が少なかったため、転職を決意しました。貴社は挑戦的なベンチャー企業であり、新規市場への進出やプロジェクト全体の一体感が魅力です。私はチームワークを活かし、新たな事業展開に貢献したいと考え、貴社を志望しました。
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「ミスをした時どうしますか」の志望動機と面接例文
志望動機をつくる２つの方法に従って書いた志望動機と、「ミスをした時どうしますか」の面接回答例文３選を紹介します。
「ミスをした時どうしますか？」と質問された際は、下記の回答方法で答えてください。
【１】応募者の「強み」を活かしてミスに対処したいことを述べる。
【２】現職・前職でミスをした時の「エピソード」について述べる。
【３】応募企業でも「強み」を活かしミスに対処することを述べる。
志望動機と面接回答例文①（※ミスをした時どうしますか？）
【応募者の強み：協調性】
私は不動産会社で賃貸仲介営業を担当しています。他部署や外部業者と協調しながら業務を進め、顧客の希望に合った物件を提案することで顧客満足度を高めてきました。しかし、現場の業務が分業化されつつあり、より強力なチームワークが求められる環境で営業力を高めたいと考え、転職を決意しました。
貴社の自動車ディーラーにおける、整備スタッフが既存顧客の車両のメンテナンスや点検を行い、その後営業担当者がコスト削減や燃費改善が見込める最新モデルの試乗を促す営業戦略に、大変感銘を受けました。
貴社であれば、現職での営業経験を活かし、整備スタッフや他の営業スタッフと協力し合いながらチームワークをさらに強化し、新車販売の契約率向上に貢献できると考えて志望致しました。
※不動産会社営業職から自動車ディーラー営業職への転職
ミスをした時どうしますか？
ミスには正面から向き合い、迅速に対処するとともに、チーム内で共有することが大切だと考えています。現職で誤った物件情報をお客様にご案内してしまったことがありますが、私はすぐに謝罪し、正しい情報へと訂正しました。その後、営業チームでミスの原因と防止策を共有し、再発防止に努めました。御社でも、整備スタッフや営業スタッフと協力し、ミスを防ぐための環境づくりに積極的に関わりたいと考えています。
志望動機と面接回答例文②（※ミスをした時どうしますか？）
【応募者の強み：共感性】
私は旅行代理店のカウンターセールスとして勤務しておりました。お客様一人ひとりの旅行に対する思いに共感し、最適な旅行プランを提案することで売り上げに貢献してまいりました。しかし、単にカウンター業務を行うだけでなく、個々のお客様の旅行体験に関わりたいという思いが強まり、転職を決意しました。
貴社のホテルが観光案内サービスや全職員の接遇研修を通じてホスピタリティの質を追及し、お客様の想いに応える卓越した滞在体験を提供している点に強く惹かれました。
前職で培った販売スキルを活かし、お客様の旅の目的に真摯に共感しながらホスピタリティを追求し、リピート利用率の向上に努めることで、貴社ホテルのさらなる発展に貢献したいと考えて志望しました。
※旅行代理店カウンターセールスからホテリエへの転職
ミスをした時どうしますか？
ミスを犯した場合、責任感を持って迅速に対応し、お客様の立場で解決策を考えます。前職で誤って低いクラスの宿泊先を手配した際、私はすぐに謝罪し、ホテルのアップグレードとお客様の趣味に合わせて旅行先のアート展覧会の情報も併せてご案内しました。その結果、幸いお客様はリピーターとなりました。御社でもお客様の立場に立った解決策を模索し、期待を超えるサービスを提供したいと思います。
志望動機と面接回答例文③（※ミスをした時どうしますか？）
【応募者の強み：サポート力】
私は信用金庫で後方事務を務めております。迅速かつ正確な融資書類の確認や顧客データの管理を通じて、融資担当者の業務をサポートし、業務効率の向上に貢献してまいりました。今後は、後方事務に留まらず、直接お客様と接する環境で事務処理能力をさらに高めたいと考え、転職を決意しました。
貴院が即時検査、即日診断を実施し、迅速な診療サービスを提供していること、そして全職員が一体となって患者満足度向上を目指している点に大きな魅力を感じました。
私は迅速かつ正確な受付や会計業務を通じて医療スタッフの負担を軽減し、患者様が安心して受診できる事務対応により診察時間の短縮と快適な診療環境を両立し、貴院の患者満足度向上に貢献したいと考えて応募しました。
※信用金庫後方事務職からクリニック医療事務職への転職
ミスをした時どうしますか？
ミスをした場合、即座に関連するスタッフに報告し、解決に努めます。また、その後のサポート業務に活かせるよう心掛けます。前職で融資書類のデータ入力ミスをしたときも、すぐに上司に報告し、データを修正しました。その後、同様のミス防止のためにチェックリストを作成し、融資担当者のサポート体制を強化しました。御社でも、ミスに対する防止策を考案し、より効果的にスタッフを支えられるよう努めたいです。
「ミスをした時どうしますか」に関する私の転職体験
私も転職面接で「ミスをした時どうしますか？」と尋ねられた経験があります。当初は自分を良く見せるため、保身的な回答をしていました。
また、転職活動に慣れてからは、「ミスを受け入れ、繰り返さない努力をする」といったテンプレート回答を続けていました。
しかし、どんなに良い言葉を並べても、ミスを繰り返さないという言葉の裏付けがないため、面接官を納得させる回答はできませんでした。
転職に対する一貫した姿勢を示し、採用担当者に信頼されなければ、ミスに関する回答も真実味を持たせることができないのです。
自分の強みを反映した一貫性のある志望動機を用意すれば、ミスに関する回答も必ず信頼されるようになります。
まずは、自分の強みを反映した志望動機を用意して、面接対策を進めてみてください。
転職成功テクニック
「ミスをした時どうしますか？」についての面接対策ができたら、私が紹介する転職成功テクニックを活用してください。
私が倍率1000倍の転職成功時に駆使したテクニックです↓↓
・若手向けの「中規模転職サイト」を利用
・「人柄」特化の転職エージェントを利用
・「家族のための転職」を面接でアピール
若手向けの「中規模転職サイト」を利用
大手転職サイトだけの登録で満足していませんか？実は、私も含め転職成功者の32％は大手以外の転職サイトも利用して初めて内定しています。
大手だけを使うと中規模転職サイトの掘り出し求人を見逃すからです。下記では、ホワイト企業に内定する「若手向け」中規模転職サイトを紹介します↓↓
「人柄」特化の転職エージェントを利用
実は「人柄」こそ、最大の定着性のアピール法です。「人柄の良さ」を自分で伝えられないことが不採用の大きな原因と言えます。
しかし「人柄」のアピールに特化した転職エージェントを利用すれば、圧倒的に（ホワイト企業に）採用されやすくなります↓↓
「家族のための転職」を面接でアピール
面接で「家族のために転職する」ことのアピールで信頼性と定着性を示すこともできます。
アピール方法の詳細は、下記記事をご覧ください↓↓
まとめ
以上、転職面接での「ミスをした時どうしますか？」の回答例文３選と、強みを反映した志望動機の作成法を解説しました。
・「ミスをした時どうしますか」と面接で聞かれる理由は、応募者の仕事観、課題解決力、成長意欲を確認するため。
・「ミスをした時どうしますか」と面接で聞かれた時に避けるべき回答は、応募者の仕事観、課題解決力・成長意欲、志望動機との一貫性が欠けていること。
・「ミスをした時どうしますか」には、自分の強みを反映した志望動機をもとに回答することがポイント。
・「ミスをした時どうしますか」という質問に回答するため、自己分析ツールで分かった強みをもとに志望動機を作成する。
・「ミスをした時どうしますか」という質問には、応募者の強みを活かしてミスに対処したいこと、現職・前職でミスをした時のエピソード、応募企業でも強みを活かしミスに対処することを述べる。
・転職成功テクニックを活用し、効率よく転職活動を進めてください。
みなさんの転職成功を心から祈っております。
