転職面接で「会社に貢献できること」を聞かれたら?
まずは「あなたの強み」を見つけ志望動機を作成しましょう。
転職の面接で「会社に貢献できること」を聞かれた場合、どう答えるべきか悩んでいませんか?私も随分悩んだ経験があります。
一般的に、自分のスキル・実績を活かして貢献したいと回答します。しかし、スキル・実績を裏付けるあなたの強みを知らないと、良い回答はできません。
まずは、あなたの強みを反映した志望動機を作成しましょう。面接では、その志望動機に合う内容を回答することで、貢献できることを上手に話せます。
がっくん
中堅企業で平社員だったがっくんです。就職倍率1000倍(2024名エントリー、採用2名)の超ホワイト企業に転職できた経験から、実績がない人でも転職成功するノウハウを発信してます。
この記事では、「会社に貢献できること」を聞かれた際の面接例文を解説し、併せて採用される志望動機の作成法を紹介します。
「会社に貢献できること」を独自アンケート調査
当サイトで独自に「会社に貢献できること」という質問に明確に回答できる応募者の印象について企業アンケートを行いました。
採用担当者100名のうち、「大変良い」が73%、「良い」が8%で、合計して80%以上の採用担当者が良い印象を持っていることが分かりました。
会社にどう貢献できるかを具体的かつ明確に回答できれば、採用担当者の関心を引けることが分かります。
・「会社に貢献できること」を明確に回答する⇒80%以上の採用担当者が良い印象を持つ。
「会社に貢献できること」について聞かれる理由
面接官は「会社に貢献できること」について質問することで、以下のことを知りたいと考えています。
企業文化に合う人材か(※「会社に貢献できること」を聞く理由①)
面接官は「会社に貢献できること」を尋ねて、応募者に協調性があるか、自社の企業文化や将来的なビジョンに合う人材か知りたいと考えています。
「貢献できる」ことが会社の方針と合わない場合、入社後の他職員と摩擦や、ミスマッチによる早期退職を最小限に抑えたいと考えているからです。
入社意欲が高い人材か(※「会社に貢献できること」を聞く理由②)
面接官は「会社に貢献できること」を聞いて、応募者の入社意欲を確認しています。十分な企業研究を行っているか?他社ではなくなぜ自社を選んだのか?を知りたいのです。
自分の強みやスキル、経験をどのように活かして会社に貢献できるのか具体的に伝えましょう。入社意欲だけでなく、転職活動に真剣に取り組む姿勢を示す必要があります。
強みを理解した人材か(※「会社に貢献できること」を聞く理由③)
面接官が「会社に貢献できること」について尋ねる最大の理由は、応募者が自分の強みを理解しているかを確認しています。
スキルや実績だけでなく、その背後にある自分の強みを理解し、入社後にどのように活躍してくれるのかをイメージできる人材が好まれます。
そのために、志望動機を書く段階で自分の強みを明らかにし、志望動機に自分の強みを盛り込むことがポイントです。
・面接官が「会社に貢献できること」で知りたいコト⇒応募者が自分の強みを理解しているか
「会社に貢献できること」についてのNG回答例
転職の面接で「会社に貢献できること」を質問された際、気をつけるべきNG回答について解説します。
社会貢献(※「会社に貢献できること」のNG回答①)
就活の学生が「社会貢献」も含めて答えることは一般的です。しかし転職者に要求されるのは、あくまで即戦力として会社に貢献することです。
転職面接では、自身のスキルや経験を通じて会社にどんな価値提供ができるかが重要です。「社会貢献」にはなるべく触れないよう注意しましょう。
無利益な貢献(※「会社に貢献できること」のNG回答②)
転職面接では「会社に貢献できるいこと」について、最終的にそれがどのように会社の利益に結びつくか話すことが重要です。
「貢献できること」が、会社の成果や収益向上に繋がるようにイメージして貰えることが肝心です。
一貫性のない貢献(※「会社に貢献できること」のNG回答③)
転職面接では、話の内容に一貫性を持たせることが最も重要です。質問に対する答えが前後一貫していないと、信頼を失います。
履歴書や面接冒頭で話す志望動機と面接中の回答に一貫性を持たせましょう。一貫性がないと、面接官に悪印象を与え、結果不採用に繋がります。
・「会社に貢献できること」のNG回答⇒内容に一貫性がない
「会社に貢献できること」志望動機を中心に回答
「会社に貢献できること」に回答する際は、志望動機に合う内容を回答することで一貫性を示すことができます。
まずはしっかりと志望動機を作成しましょう。面接官の質問に応じて志望動機を中心に回答することで、転職活動の一貫性も強く印象付けることができます。
私もまずは志望動機を作成し、その志望動機をもとに貢献できることを含め、あらゆる転職面接の質問に回答していました。
・「会社に貢献できること」⇒志望動機を中心に回答し一貫性を示す
「会社に貢献できること」志望動機のつくりかた(※重要)
「会社に貢献できること」に回答するため、まずはベースとなる志望動機の作成法をご紹介します。
志望動機には、転職業界で使われる「型」があります。しかし採用される志望動機に必要不可欠なことがあります。
採用したい志望動機は「自分の強みを理解している」こと
8割以上の採用担当者は「自分の強みを理解している」志望動機を求めることが企業アンケートで分かりました。
つまり強みが反映されないと採用されない志望動機を書き続けることになります。
半数以上の採用担当は自己分析しない応募者を採用しない
半数以上の採用担当者は『自己分析をしていない応募者』は採用しないと追加調査で判明しました。また、9割の面接官は応募者が「自己分析済」か見抜けます。
『自己分析』をしないと半数が即不採用になるわけです。自己分析ナシでは強みが理解できないからです。
最強の志望動機をつくる【2つの方法】
いちど『自己分析』で分かった強みを反映するだけで面接で何を突っ込まれても『絶対に』ブレない志望動機になります。そもそも、強みをもとに書くからです。
私は自己分析で分かった強みで志望動機をつくり、実際に倍率1000倍の企業に転職できました。以下に、これを試せる2つの方法を紹介します↓↓どちらか選んで書いてみてください。
私が実際に無料自己分析ツールで志望動機を書いた方法です。スマホで簡単につくれます↓↓
AIに自己分析結果を学習させて志望動機を書く方法です。転職理由もAIが考えてくれます↓↓
私は保険会社の営業職で、チームメンバーと協力して目標を達成してきました。しかし、前職では既存顧客への保険商品提案が主で、チームワークを発揮する機会が少なかったため、転職を決意しました。貴社は挑戦的なベンチャー企業であり、新規市場への進出やプロジェクト全体の一体感が魅力です。私はチームワークを活かし、新たな事業展開に貢献したいと考え、貴社を志望しました。
AIが書いた志望動機例文です。人間以上の精度です。文字数指定で『履歴書用』も書けるので、利用した方に大変好評です。
「会社に貢献できること」志望動機と面接例文集
志望動機のつくりかたで作成した志望動機と「会社に貢献できること」に対する回答例文を紹介します。
「会社に貢献できること」に回答するポイントは、以下の通りです。
志望動機と回答例文①(※「会社に貢献できること」)
【強み:共感性】
私は不動産会社で営業職をしています。顧客ニーズに対して共感性を活かした営業スタイルで成約を積み重ねてまいりました。しかしながら、既製品としての不動産物件に限らず、より柔軟な住宅営業に携わりたいと考え、転職を決意しました。
貴社はハウスメーカーとして、住宅設備の自社開発や独自工法による業界トップクラスの耐震性を誇る住宅を提供している点が大変魅力的です。
私は現職の営業経験を活かし、お客様に寄り添う営業力を磨き、お客様のご希望に柔軟に対応できる販売戦略を展開することで、貴社の発展に貢献したいと考え志望いたしました。
※不動産会社営業職からハウスメーカー営業職への転職
あなたが「会社に貢献できること」は何ですか?
はい。御社が独自開発している住宅設備をアピールし、成約率の向上に貢献できると考えています。現職では、お客様のお話に共感することで、家賃や立地などの主要条件だけでなく、子育てや介護などの生活スタイルまで把握することで、隠れたニーズを見つけて成約に結び付けました。御社でもお客様に寄り添う営業を通じて、価格等による差別化ではなく、住宅設備における顧客ニーズを発見し、成約率を向上させ、御社の売上に貢献できると考えています。
志望動機と回答例文②(※「会社に貢献できること」)
【強み:人当たりの良さ】
私は百貨店で販売職を務めていました。人当たりの良い接客でリピート顧客を獲得し、店舗売上に貢献しました。しかし、前職では商品ラインナップが多岐にわたるため、特定の分野で専門知識を深め、販売スキルを高めたいと考えて転職を決めました。
貴社は地域密着型の紳士服専門店として、オーダーメードを取り入れ、顧客目線の販売と接客に注力していると伺いました。
私は前職で培った販売経験を活かしつつ、確かな製品知識と親切かつ丁寧な接客によって既存顧客のリピート購入を促し、店舗の売上拡大と貴社の更なる発展に貢献したいと考えて、応募しました。
※百貨店販売職から紳士服専門店販売職への転職
あなたが「会社に貢献できること」は何ですか?
はい。御社が地域密着店舗として認知され、売上を伸ばすことに貢献できると思います。私は前職で、人当たりの良い接客を心がけ、高級ブランドの製品を購入された方々にも信頼できるアフターサービスを提供してまいりました。その結果、口コミを通じて新たな来店客が増えました。御社でも同様に、丁寧で親しみやすい接客を通して、いつでも頼りになる地域密着型の販売員として認知され、リピート購入の促進に貢献できると考えています。
志望動機と回答例文③(※「会社に貢献できること」)
【強み:迅速性】
私は信用金庫で後方事務を担当しています。迅速かつ正確な業務処理によって、顧客と庫内の両方から評価をいただいております。しかし、現職では外部のお客様と接する機会が限られているため、お客様と直接関わる環境で事務処理能力を発揮したいと考え、転職を決意しました。
貴院は医療支援システムを新たに導入し、事務員も直接チーム医療に参加することで積極的に患者様と関わり、医療サービスの質向上を図っていると伺いました。
私はスムーズな受付による患者満足度の向上と正確な患者情報の管理を通じて、医療スタッフをサポートし、チーム医療の一員として医療サービスの質向上に寄与したいと考え、貴院を志望しました。
※信用金庫後方事務職からクリニック医療事務職への転職
あなたが「医院に貢献できること」は何ですか?
はい。御院が新たに導入された医療支援システムに素早く対応することで、患者サービスの向上に貢献できると考えています。現職でも新しい庫内システムが導入された際、迅速に対応することで顧客満足度の向上に貢献しました。御院においても、新たな予約管理システムや電子カルテの事務業務にいち早く対応し、医療スタッフが診療に専念できるよう力強くサポートすることで、御院の患者様の満足度向上に貢献できると考えています。
「会社に貢献できること」私の転職活動体験談
私も転職活動中の面接で「会社に貢献できること」についてはよく質問されました。転職活動を始めた頃は、緊張もあってついつい自分本位の回答ばかりしていました。
会社に貢献できることよりも、自分が入社して何がしたいか?自分にできることは何か?そんなことばかり話していましたね。
さらに、学生の頃の就活を引き継いで、社会貢献や会社の社会的価値を話していたこともありました。そんな回答をしているうちはことごとく面接に落ちていました。
企業全体の目標として、社会貢献や社会的価値を高めることは、企業のブランディングを行う上で重要です。
しかし、企業が中途採用社員ひとりひとりに求めるのは、あくまでも営利団体としての会社に利益をもたらすことです。
志望動機を書く時も、面接中も自分の強み、スキル、経験を活かしてどのように会社の利益に貢献できるかを頭の隅に置いて、転職活動に臨んでくださいね。
「会社に貢献できること」転職成功テクニック
「会社に貢献できること」の面接対策に加え、ホワイト転職にグッと近づく転職成功テクニックを紹介します。
私が倍率1000倍の転職成功時に駆使したテクニックです↓↓
若手向けの「中規模転職サイト」を利用
大手転職サイトだけの登録で満足していませんか?実は、私も含め転職成功者の32%は大手以外の転職サイトも利用して初めて内定しています。
大手だけを使うと中規模転職サイトの掘り出し求人を見逃すからです。下記では、ホワイト企業に内定する「若手向け」中規模転職サイトを紹介します↓↓
「人柄」特化の転職エージェントを利用
実は「人柄」こそ、最大の定着性のアピール法です。「人柄の良さ」を自分で伝えられないことが不採用の大きな原因と言えます。
しかし「人柄」のアピールに特化した転職エージェントを利用すれば、圧倒的に(ホワイト企業に)採用されやすくなります↓↓
「家族のための転職」を面接でアピール
面接で「家族のために転職する」ことをアピールすれば信頼性と定着性を示すことができます。私も実践しました。
アピール方法は以下の記事を参考にしてください↓↓
まとめ
以上、「会社に貢献できること」を聞かれた際の面接例文と、採用される志望動機の作成法について紹介しました。
・独自のアンケート調査で、「会社に貢献できること」を明確に回答できる応募者に対し、80%以上の採用担当者が良い印象を持つことが分かった。
・「会社に貢献できること」について聞かれる理由は、企業文化に合う人材か、入社意欲が高い人材か、何より強みを理解した人材かを知るため。
・「会社に貢献できること」についてのNG回答は、社会貢献、無利益な貢献、特に内容に一貫性のない貢献について回答すること。
・「会社に貢献できること」については、志望動機を中心に回答することで、一貫性を示すことが肝心。
・「会社に貢献できること」に回答するため、自己分析で分かった強みから志望動機を作成してみてください。
・「会社に貢献できること」に回答する際は、「企業の特徴」から貢献できることを選び、前職で「強みが活きたエピソード」、応募企業で「強みが活かせる」ことの順に話すことがポイント。
・転職成功テクニックを活用して、内定獲得に一歩前進してください。
みなさんの転職成功を心から祈っております。