
転職面接で「あなたの強みはなんですか?」と聞かれたら、どう答えるべき?

自分の「強み」で作成した志望動機を用意すればOKです。例文も紹介します。
転職面接で「あなたの強みはなんですか?」と直接聞かれると、戸惑う方も多いでしょう。私も同じ質問で悩んだ経験があります。
実は「あなたの強みはなんですか?」という質問は、入社意欲をアピールできる絶好のチャンスです。
私は自己分析を重ね、自分の「強み」で作成した志望動機に沿って回答し、内定を勝ち取りました。

がっくん
中堅企業で平社員だったがっくんです。就職倍率1000倍(2024名エントリー、採用2名)の超ホワイト企業に転職できた経験から、転職成功ノウハウを発信しています。
この記事では、私の転職成功体験をもとに、「あなたの強みはなんですか?」という質問の回答例文3選と、採用される志望動機の作成法を解説します。
「あなたの強みはなんですか」の独自アンケート調査

「あなたの強みはなんですか?」という質問に関して、企業の採用担当に独自アンケートを行いました。
面接で「あなたの強み」を即答できる応募者の印象は? | |
---|---|
大変良い | 88% |
良い | 9% |
どちらでもない | 1% |
悪い | 2% |
「あなたの強み」を即答できる応募者の印象を調べたところ、90%以上の採用担当者が「良い印象」を持つと分かりました。

「強み」を認識し、かつそれを即答できる応募者は、面接で採用担当者の好感度が上がることは明らかです。
・「あなたの強みはなんですか?」に即答できる⇒9割以上の採用担当者が好印象を抱く。
「あなたの強みはなんですか」と面接で聞かれる理由

面接官は「あなたの強みはなんですか?」と質問することで、あなたがどのような人材であるか確認しています。
・企業文化に合う人材か
・自社で活躍する人材か
・自己理解できる人材か
企業文化に合う人材か(※「あなたの強みはなんですか?」と聞かれる理由①)
企業文化とは、会社の価値観や働き方そのものを指します。
面接官は「あなたの強みはなんですか?」と質問し、あなたの人柄や性格が自社の文化に合うかどうかを確認しています。
企業文化に合わない場合、早期退職のリスクが高まるためです。

私も面接中に、「あなたの強みをどのように活かせるか」を尋ねられた経験があります。
自社で活躍する人材か(※「あなたの強みはなんですか?」と聞かれる理由②)
面接官は「あなたの強みはなんですか?」と質問し、あなたがどれだけ活躍できるかを見ています。
企業の採用担当者は、できる限り自社の成長や利益に直結するスキルや経験を持つ人材を求めています。
あなたの強みが、応募企業のニーズにマッチしていることが重要です。

私も、企業が注力している事業やサービスにおいて、どのように強みを活かせるかを質問された経験があります。
自己理解できる人材か(※「あなたの強みはなんですか?」と聞かれる理由③)
面接官が「あなたの強みはなんですか?」と尋ねる最大の理由は、あなたが自己理解できているかを確かめるためです。
自己理解ができている人材は、顧客の気持ちを理解しやすく、社内でも協力して仕事を進めることができるからです。
自己理解は、仕事をする上で不可欠なことなのです。

私も、自己理解を徹底することで適職が見えたり、面接対策も上手くいきました。
・「あなたの強みはなんですか?」と聞かれる理由:企業文化に合う、自社で活躍する、自己理解できる人材の確認。
「あなたの強みはなんですか」で避けるべき回答例文

転職面接で「あなたの強みはなんですか?」と聞かれたときに、避けるべき回答例文を解説します。
・仕事で活きない強み
・学生時の強みを話す
・志望動機と矛盾する
仕事で活きない強み(※「あなたの強みはなんですか?」へのNG回答①)
応募企業の仕事に活かせない強みは避けましょう。特に、企業が求める特性にミスマッチな強みはNGです。
例えば、募集要項に「コミュニケーション能力重視」と書かれている企業に対し、「独立心が強いこと」をアピールしても逆効果です。

私も実務で強みをどう活かせるか問われた際、うまく答えられずに失敗した経験があります。
学生時の強みを話す(※「あなたの強みはなんですか?」へのNG回答②)
どれだけ自信のある強みでも、はるか昔のエピソードにもとづくものは避けた方が無難です。
特に、学生時代の就活経験などは控えましょう。前職で培った強みや、実際に活かした直近のエピソードが基本です。

私も面接で過去(学生時代)の経験での強みを話して失敗した経験があります。
志望動機と矛盾する(※「あなたの強みはなんですか?」へのNG回答③)
最も注意すべきは、履歴書や面接冒頭で話す志望動機と、面接中に回答する強みが矛盾してしまうことです。
いかに素晴らしい経験や強みを持っていたとしても、面接での話に一貫性がないと、一気に採用担当者の信頼を失います。

私は志望動機を作成する段階で、自分の強みをきちんと盛り込み、一貫性を持たせるように対応しました。
・「あなたの強みはなんですか?」で避ける回答:仕事で活きない強み、学生時の強み、志望動機と矛盾する強み。
「あなたの強みはなんですか」は志望動機で対応する

転職の面接で「あなたの強みはなんですか?」と聞かれた際は、自分の『強み』で作成した志望動機をもとに回答しましょう。
志望動機にあらかじめ自分の『強み』を含めておくことで、面接で強みを尋ねられても即座に対応できます。
さらに、志望動機で述べた『強み』を面接でも再度アピールすることで、一貫性を示すことができます。

私も、あらかじめ自分の『強み』を盛り込んだ志望動機を作成し、採用担当者の信頼を得て内定につなげました。
・あなたの強みはなんですか?⇒自分の『強み』で作成した志望動機をもとに回答する。
「あなたの強みはなんですか」の志望動機のつくり方(※重要)

転職面接で「あなたの強みはなんですか?」という質問に回答するため、自分の『強み』で志望動機を作成する方法を解説します。

志望動機には面接官に刺さる「型」が存在します。しかし、採用されるために必要不可欠なことが『強み』の理解なのです。
採用したい志望動機は「自分の強みを理解している」こと

8割以上の採用担当者が「自分の強みを理解している志望動機」を求めると企業アンケートで回答しました。

実際に『強み』が反映されないと、採用される志望動機にはなりません。
半数以上の採用担当は自己分析しない応募者を採用しない

半数以上の採用担当者は「自己分析をしていない応募者は採用しない」と追加調査で分かりました。また、9割が「自己分析済」か見抜けます。

『自己分析』をしないと半数が即不採用になるわけです。自己分析ナシでは強みが理解できないからです。
※すぐに自己分析をして自分の『強み』だけを知りたい方はこちら↓↓
最強の志望動機をつくる【2つの方法】
いちど自己分析で分かった『強み』を反映するだけで面接で何を突っ込まれても『絶対に』ブレない志望動機になります。

私は自己分析で分かった『強み』で志望動機を作り、倍率1000倍の企業に転職できました。以下に、これを試せる2つの方法を紹介します↓↓
私が実際に無料自己分析ツールで志望動機を書いた方法です。スマホで簡単につくれます↓↓
AIに自己分析結果を学習させて志望動機を書く方法です。転職理由もAIが考えてくれます↓↓

私は保険会社の営業職で、チームメンバーと協力して目標を達成してきました。しかし、前職では既存顧客への保険商品提案が主で、チームワークを発揮する機会が少なかったため、転職を決意しました。貴社は挑戦的なベンチャー企業であり、新規市場への進出やプロジェクト全体の一体感が魅力です。私はチームワークを活かし、新たな事業展開に貢献したいと考え、貴社を志望しました。

AIの志望動機例文です。文字数指定で『履歴書用』も書けるので、利用した方に大変好評です。
「あなたの強みはなんですか」に答える面接例文3選

志望動機をつくる2つの方法で書いた志望動機と、「あなたの強みはなんですか?」という質問に答える面接例文3選を解説します。

「あなたの強みはなんですか?」という質問に回答するポイントは以下の通りです。
・自己分析で分かった強みを「結論」から述べる
・前職で「強みを活かしたエピソード」を述べる
・応募先企業で「強みを活かせること」を述べる
志望動機と回答例文①(※あなたの強みはなんですか?)
【自己分析で分かった強み:共感性】
私は不動産会社で営業職をしています。共感性を活かした営業スタイルで、顧客のニーズを先読みし成約率を高めてまいりました。しかし、一時的な契約で終了する不動産取引でなく、顧客とより長くお付き合いできる環境で、営業力を高めたいと考えて転職を決意しました。
貴社は自動車ディーラーとして、整備、車検といったアフターサポートを通して、既存顧客の維持に注力し、新車販売に繋げていると伺いました。
私は現職で培った営業経験を活かし、貴社において新規顧客はもちろん、既存顧客との信頼関係を構築することで顧客維持率の向上を図り、貴社の発展に貢献したいと考えて志望しました。
※不動産会社営業職から自動車ディーラー営業職への転職

あなたの強みはなんですか?

はい。私の強みは共感性です。現職では不動産賃貸営業において、物件をお探しのお客様のお話に傾聴することに徹しました。その結果、家賃だけでなく、ご家族の状況までお伺いすることで、立地や設備に新たなニーズを見出し、成約に繋げておりました。御社でもこの強みを活かして、顧客との対話を通じて隠れたニーズを探り、お客様がより良い自動車の購入体験ができるように努め、御社の販売台数の向上に貢献したいと考えております。
志望動機と回答例文②(※あなたの強みはなんですか?)
【自己分析で分かった強み:気配り】
私は紳士服専門店で販売を担当していました。丁寧な接客を心掛け、リピート顧客を獲得することで店舗の売上に貢献してまいりました。今後は、接遇スキルを高め、お客様に価格以上の価値を提供できる仕事でキャリアアップしたいと考えて転職を決めました。
貴社はホテル経営において、地元企業と協業した観光案内サービスや職員の接遇研修を通じてホスピタリティを追求している姿勢に強い魅力を感じました。
私は前職の接客経験を活かしつつ、心のこもった接遇を通してお客様に宿泊料金以上の価値をご提供し、リピーター率を引き上げ、貴社ホテルの発展に貢献したいと考えて応募しました。
※紳士服専門店販売職からホテリエへの転職

あなたの強みはなんですか?

はい。私の強みは気配りができることです。前職では、オフィスのカジュアル化でスーツ離れや店舗の客離れが進む状況でした。しかし、私は店舗にいらっしゃるおひとりおひとりのお客様に対して常に親切丁寧な接客を心掛けました。結果として、弊店舗の接客が良いという口コミをご覧になった新規顧客の来店が増加しました。御社においても、お客様に対する接遇スキルを高め、評判をご覧になった新規宿泊客の増加に貢献できると考えております。
志望動機と回答例文③(※あなたの強みはなんですか?)
【自己分析で分かった強み:迅速・正確性(オーガナイズ能力)】
私は郵便局で事務職を務めています。郵便窓口において、迅速かつ正確な郵便物の取り扱いや手続きに努め、局内で高く評価されてまいりました。しかし、バックオフィス業務が増えたため、お客様と直接関わる環境で事務処理能力を高めたいと考えて転職を決意しました。
貴院は医療支援システムの新規導入や、医療事務員もチーム医療の一員として積極的に患者様と関わることで医療サービスの質向上を目指していると伺いました。
私は現職で培った事務経験を活かして、いち早く貴院の医療事務業務に対応し、医療スタッフを支えることで貴院の医療サービスの質向上と発展に貢献したいと考えて志望しました。
※郵便局事務員からクリニック医療事務職への転職

あなたの強みはなんですか?

はい。迅速かつ正確であることが私の強みです。現職では、郵便物のデータ管理システムが導入された際も、迅速に対応できるようにマニュアルを作成し、職員同士で共有することで作業の効率化を図りました。結果として、お客様を待たせることなく窓口業務に専念でき、顧客満足度の向上に貢献しました。御院が進めておられる予約管理システムや電子カルテの導入にも迅速かつ柔軟に対応し、医療スタッフの負担を減らし患者様に還元したいと考えています。
「あなたの強みはなんですか」に即答できない対処法

転職面接で「あなたの強みはなんですか?」と聞かれた際、志望動機に書いた内容を忘れてしまうこともあります。
しかし、すべてを完璧に覚えておく必要はありません。たとえ忘れても、「大きくズレない強み」を答えれば問題ありません。
たとえば、志望動機に「お客様志向」と書いた記憶があれば、サービス精神やホスピタリティなど、関連する強みに繋げれば十分です。

私も面接で緊張し、志望動機を思い出せなかったときは、近いニュアンスの強みを意識して話すようにしました。
・「あなたの強みはなんですか」に即答できないときの対処法⇒志望動機に書いた近いニュアンスの強みを話せば良い。
「あなたの強みはなんですか」と私の転職面接体験談

私も転職活動中の面接で「あなたの強みはなんですか?」と聞かれた経験があります。結果的に、その企業から内定をいただくことができました。
私の転職経験では、面接で「強み」を聞かれる場合、内定に結びつく確率が高いと感じています。
面接官は、採用を本格的に検討している応募者に対してのみ、強みや経験、スキルなどを掘り下げて質問してくる印象があります。
だからこそ、事前にどれだけ準備をしておくかによって、面接の結果は大きく変わるのです。
「あなたの強みはなんですか?」という質問への対策は、強みを反映した志望動機をあらかじめ作成しておくのが手っ取り早い方法です。
実際、面接で「あなたの強み」について聞かれても、事前に作成した志望動機の内容を詳しく説明するだけで対応できます。
本記事の例文を参考に、転職活動の柱となる志望動機を揺るぎないものとして仕上げることから始めてみてください。

そして、その志望動機の中に自分の「強み」を盛り込み、面接でのあらゆる質問にも一貫性を持って対応できる準備を整えましょう。
転職成功テクニック

「あなたの強みはなんですか?」の面接例文に加えて、ホワイト企業に入社できる転職成功テクニックを紹介します。

私が倍率1000倍の転職成功時にも使ったテクニックです↓↓
・若手向けの「中規模転職サイト」を利用
・「人柄」特化の転職エージェントを利用
・面接で「家族のための転職」をアピール
若手向けの「中規模転職サイト」を利用

実は、私も含め転職成功者の32%は大手以外の転職サイトも利用して初めて内定しています。

大手サイトだけでは掘り出し求人を見逃すからです。そこで、ホワイト求人の多い「若手向け」中規模転職サイトを紹介します↓↓
「人柄」特化の転職エージェントを利用

残念ながら、自分の「人柄の良さ」を伝えきれずに不採用になる方がとても多いです。

しかし、「人柄」のアピールに特化した転職エージェントを利用すれば、圧倒的にホワイト企業に採用されやすくなります↓↓
面接で「家族のための転職」をアピール

面接で「家族のために転職する」ことをアピールすれば信頼性を示すことができます。

アピール方法は下記記事が参考になります↓↓
まとめ

以上、私の転職成功経験をもとに「あなたの強みはなんですか?」という質問の回答例文3選と採用される志望動機の作成法を解説しました。
・企業独自アンケートの結果、「あなたの強みはなんですか?」に即答できる応募者に対して9割以上の採用担当者が好感を持つと判明。
・「あなたの強みはなんですか?」と面接官が聞く理由は、企業文化に合う人材か、自社で活躍する人材か、そして何より自己理解できる人材かを確認するため。
・「あなたの強みはなんですか」と聞かれたときに避けるべき回答は、仕事で活きない強み、学生時の強み、志望動機と矛盾する内容を話すこと。
・「あなたの強みはなんですか」という質問には、自分の強みで作成した志望動機をもとに回答する。
・「あなたの強みはなんですか」という質問に対応するため、自己分析ツールで分かった強みをもとに志望動機を作成する。
・「あなたの強みはなんですか」という質問には、結論として自己分析で分かった強み、前職で強みを活かしたエピソード、応募先企業で強みを活かせることを述べる。
・「あなたの強みはなんですか」に即答できないときも、志望動機に書いた近いニュアンスの強みを話すことが対処法。
・転職成功テクニックを活用して内定獲得率を大幅アップさせてください。

みなさんの転職成功を心から祈っております。