
転職面接で「達成感を感じたこと」にはどう答える?

自分の『強み』を反映した志望動機を中心に回答しましょう。
転職面接で「達成感を感じたこと」に対する回答方法に悩んでいませんか?私も悩んだ経験があります。
単に達成したことを話してもあまり意味がありません。採用担当者は、志望動機の一貫性や勤労意欲、価値観を探っているからです。
私は自分の『強み』を反映した志望動機を中心に回答し、採用担当者に一貫性を示すことで採用内定を決めました。

がっくん
中堅企業で平社員だったがっくんです。就職倍率1000倍(2024名エントリー、採用2名)の超ホワイト企業に転職した経験から、転職成功ノウハウを発信しています。
この記事では、私の経験から転職面接における「達成感を感じたこと」の回答例文3選を解説し、併せて志望動機の作成法を紹介します。
「達成感を感じたこと」の面接アンケート調査

面接において、「達成感を感じたこと」に答えられる応募者の印象について、アンケート調査を行いました。
面接で「達成感を感じたこと」に答えられる応募者の印象は? | |
---|---|
大変良い | 42% |
良い | 42% |
どちらでもない | 13% |
悪い | 3% |
一般企業の採用担当者100名に尋ねた結果、印象が「大変良い」「良い」との回答が共に42%となり、肯定的な回答が84%に達しました。

「達成感を感じたこと」にうまく回答できれば、採用担当者の印象アップに繋がることが分かります。
・「達成感を感じたこと」に答えられる応募者:採用担当者の84%が「良い印象」と回答。
「達成感を感じたこと」を面接で聞かれる理由

転職面接で「達成感を感じたこと」を採用担当者に聞かれる理由は下記の通りです。
・志望動機との「一貫性」の確認。
・「勤労意欲」の有無の確認。
・企業との「マッチ度」の確認。
志望動機との「一貫性」の確認
企業の採用担当者は「達成感を感じたこと」を聞くことで、応募者の志望動機に一貫性があるかどうかを確認しています。
仕事で達成感を感じたことには、応募者の本音が表れます。採用担当者は、回答内容と志望動機に一貫性があるかを見ています。
転職を希望する強い意志がある応募者は、面接での回答ひとつにも一貫した姿勢が見て取れるからです。

私も、採用担当者は一貫した強い意志で転職活動に取り組む姿勢を高く評価すると、転職経験を通して実感しました。
「勤労意欲」の有無の確認
また、企業の採用担当者は「達成感を感じたこと」を通じて、応募者の勤労意欲を確認しています。
応募者としては、達成した実績や成果を強調したいかもしれませんが、採用担当者が注目しているのは「感じたこと」です。
どういったことに達成感を感じるのかを知り、仕事に対する意欲や入社後も同じ気持ちで働けるかを見ています。

私も面接では、常に質問の裏に隠された意図を探るクセをつけていました。これが面接上達のポイントでもあります。
企業との「マッチ度」の確認
最後に、企業の採用担当者は「達成感を感じたこと」を聞くことで、企業の価値観とのマッチ度を確認しています。
応募者が達成感を感じる基準(価値観)を判断し、入社後の仕事や職場環境でも同じように目標達成に向けて努力できるかを見ています。
採用担当者は、早期退職者が出て離職率が高くなることを避けるため、企業に定着して長く活躍できる人材を求めます。

このため、私は事前に企業研究を行い、企業側の価値観を知っておくよう努めました。
・「達成感を感じたこと」を聞く理由⇒志望動機との一貫性、勤労意欲の有無、企業とのマッチ度の確認。
「達成感を感じたこと」の面接で避けるNG回答例

「達成感を感じたこと」について転職面接で避けるべきNG回答例は、下記の通りです。
・志望動機と「一貫性がない」回答。
・「勤労意欲がない」と思われる回答。
・企業の価値観と「マッチしない」回答。
志望動機と「一貫性がない」回答
「達成感を感じたこと」を話す際に、志望動機と一貫していない回答は避けましょう。
志望動機で述べる内容と、面接で話す「達成感を感じたこと」に矛盾があると、一貫性を疑われてしまいます。
例えば、志望動機で協調性を示しつつ、自分が達成した実績ばかりを強調すると矛盾が生まれ、採用担当者の信頼を失います。

私も転職経験から、採用担当者との信頼関係が採用を左右するうえで必要不可欠だと感じました。
「勤労意欲がない」と思われる回答
「達成感を感じたこと」を話す際に、勤労意欲がないと思われる回答も同様に避けるべきです。
採用担当者が知りたいのは、応募者の気持ちです。課題を乗り越え、何かを達成したいという意欲に関心があります。
達成した実績などの結果ではなく、その過程を話すことでこそ、面接官に刺さる就労意欲が伝わります。

私も達成したことについて、前職の具体的なエピソードを準備しておきました。
企業の価値観と「マッチしない」回答
「達成感を感じたこと」を話す際に、企業の価値観とマッチしない回答は避けてください。
いくら達成した素晴らしい経験やエピソードがあったとしても、企業側の価値観と合わなければ採用はされません。
例えば、「お客様中心」が企業理念の会社で、自分の成績や成長に達成感を感じることをアピールしても逆効果です。

私は応募企業の価値観に合わせて、達成感を感じた経験を活かせるようにアピールしました。
・「達成感を感じたこと」で避けるNG回答例⇒志望動機と一貫性がない、勤労意欲がない、企業の価値観とマッチしない回答。
「達成感を感じたこと」は志望動機を中心に回答

「達成感を感じたこと」を面接で聞かれたら、自分の『強み』を反映した志望動機を中心に回答することが内定獲得につながります。
志望動機をもとに回答することで、一貫性や勤労意欲、企業とのマッチ度を示し、NG回答を避けることができるからです。
さらに『強み』が応募先企業で活かせることを示せば、採用担当者の信頼も得られます。

私も志望動機をもとに面接対策を行った結果、複数の優良企業の内定を勝ち取りました。
・達成感を感じたこと⇒自分の『強み』を反映した志望動機を中心に回答する。
「達成感を感じたこと」に答える志望動機の作り方(※重要)

「達成感を感じたこと」に回答するため、ベースとなる『強み』を反映した志望動機の作り方を紹介します。

志望動機には、面接官に刺さる「型」が存在します。しかし、採用されるために必要不可欠なことが自分の『強み』の理解なのです。
採用したい志望動機は「自分の強みを理解している」こと

8割以上の採用担当者が「自分の強みを理解している志望動機」を求めることが企業アンケートで分かりました。

つまり『強み』が反映されないと、採用される志望動機にはなりません。
半数以上の採用担当は自己分析しない応募者を採用しない

半数以上の採用担当者は「自己分析をしていない応募者は採用しない」と追加調査で判明しました。また、9割が「自己分析済」か見抜けます。

『自己分析』をしないと半数が即不採用になるわけです。自己分析ナシでは強みが理解できないからです。
※すぐに自己分析をして自分の『強み』だけを知りたい方はこちら↓↓
最強の志望動機をつくる【2つの方法】
いちど自己分析で分かった『強み』を反映するだけで面接で何を突っ込まれても『絶対に』ブレない志望動機になります。

私は自己分析で分かった『強み』で志望動機を作り、倍率1000倍の企業に転職できました。以下に、これを試せる2つの方法を紹介します↓↓
私が実際に無料自己分析ツールで志望動機を書いた方法です。スマホで簡単につくれます↓↓
AIに自己分析結果を学習させて志望動機を書く方法です。転職理由もAIが考えてくれます↓↓

私は保険会社の営業職で、チームメンバーと協力して目標を達成してきました。しかし、前職では既存顧客への保険商品提案が主で、チームワークを発揮する機会が少なかったため、転職を決意しました。貴社は挑戦的なベンチャー企業であり、新規市場への進出やプロジェクト全体の一体感が魅力です。私はチームワークを活かし、新たな事業展開に貢献したいと考え、貴社を志望しました。

AIが書いた志望動機例文です。文字数指定で『履歴書用』も書けるので、利用した方に大変好評です。
「達成感を感じたこと」の志望動機と面接例文3選

志望動機をつくる2つの方法で作成した志望動機と「達成感を感じたこと」の面接例文3選を紹介します。

達成感を感じたことは、以下のポイントに注意しながら回答しましょう。
・達成感を感じたことを「結論」から述べる。
・「強み」を活かして達成したことを述べる。
・応募企業で「強み」を活かしたいと述べる。
志望動機と回答例文①(※達成感を感じたこと)
【自己分析で診断した強み:共感性】
私は不動産会社で営業職を担当しております。顧客の悩みや願いに深く共感する営業で、最適な物件を提案することで成約に繋げてまいりました。しかしながら、既存物件の中での提案にとどまらず、顧客の細かな要望にも柔軟に対応できる営業力を更に向上させたいという思いから、転職を決意しました。
貴社はハウスメーカーとして、自社開発の住宅設備や優れた建築資材を提供し、顧客の細やかな要望に対応する柔軟性を備えた住宅を提供していることに感銘を受けました。
私は、現職で培った営業経験を活かし、貴社の充実した建築オプションを通じてお客様のご要望を実現する営業活動に励み、顧客満足度を高めることで貴社の発展に貢献したいと考えて志望しました。
※不動産会社営業職からハウスメーカー営業職への転職

「達成感を感じたこと」を教えてください。

はい。私が達成感を感じた経験は、予算の制約があるお客様にも最適な物件を提案できたことです。お客様の中には、限られた予算内で物件を探す方も多くいらっしゃいます。私は、単に予算や間取りだけでなく、お客様のライフスタイルに共感し、踏み込んだ営業を心掛けました。例えば、幼いお子様を持つお客様には、公共施設が充実した治安の良いエリアで手ごろな家賃の物件を提案しました。その結果、お客様から感謝の言葉をいただいた時には、この上ない達成感を感じました。常に顧客の潜在的なニーズを探り、理想の物件を提案する共感性を活かした営業姿勢は、御社の住宅提案においても大いに役立つと自負しております。
志望動機と回答例文②(※達成感を感じたこと)
【自己分析で診断した強み:人あたり(気配り)】
私はゴルフ用品専門店で販売を担当しておりました。親切丁寧な接客でお客様一人ひとりと信頼関係を築き、リピート購入につなげることで店舗売上に貢献してまいりました。今後は単なる接客ではなく、高度な接遇スキルを磨き、価格以上の価値を提供できる環境に挑戦したいと考え、転職を決意しました。
貴社はホテル経営において、地元企業との協業による観光案内サービスや接遇研修を実践し、宿泊客へのホスピタリティを追求していることに魅力を感じます。
私は前職で培った販売経験を活かし、宿泊客に合わせた丁寧な接客で、お客様の記憶に残る滞在体験を提供し、リピート利用率を高めることで貴社ホテルの更なる発展に貢献したいと考えて応募いたしました。
※ゴルフ用品専門店販売職からホテリエへの転職

「達成感を感じたこと」を教えてください。

はい。私が達成感を感じたのは、クレーム対応がリピーターの増加につながった経験です。前職では、購入したゴルフクラブで期待通りにボールが飛ばないというクレームを数多く扱いました。このため、私はお客様のスキルレベル、体型、スイングスタイルを個別に確認し、親切丁寧なフィッティングアドバイスを行いました。商品に欠陥がある場合は、返品や交換を迅速に行いました。この結果、ほとんどのお客様が接客に満足し、信頼を寄せてリピーターとして再来店されました。細やかな接客を入り口として、お客様に真摯に向き合う提案力を御社の宿泊客サービスでも大いに発揮したいと考えています。
志望動機と回答例文③(※達成感を感じたこと)
【自己分析で診断した強み:サポート力】
私は自動車ディーラーで営業事務を担当しております。電話応対や顧客管理業務を通じて、営業部門のサポートに努め、店舗の売上に貢献してまいりました。しかし、バックオフィス業務の割合が増加し、直接顧客と関わる環境で事務処理能力を高めたいという思いから、転職を決意しました。
貴院では新しい予約管理システムや電子カルテを活用し、業務の効率化を図りながら患者様の満足度向上を目指していると伺いました。
私は現職で培った事務経験を活かしつつ、予約管理やカルテの医療事務業務を迅速かつ正確に処理できるよう努め、スムーズな事務手続きによって医療スタッフをサポートし、患者満足度を高めることで貴院の発展に貢献したいと考えて志望しました。
※自動車ディーラー営業事務職からクリニック医療事務職への転職

「達成感を感じたこと」を教えてください。

はい。私が達成感を感じた経験は、営業スタッフのサポートを通じて新車販売のキャンペーンを成功に導いたことです。このキャンペーンでは、各営業担当者に販売目標が設けられていました。私は営業事務として、顧客の車両購入履歴や電話応対を通じて顧客の関心が高い車種をまとめ、営業担当者が販売に全力を尽くせるようサポートしました。この結果、キャンペーンは目標達成を果たし、営業部長からも高く評価されました。チームのサポート役として、共通の目標に向かって働く意識と、日々の業務で磨かれたサポート力は、御院での医療スタッフのサポートや患者様の満足度向上に貢献できると自負しています。
「達成感を感じたこと」に関する私の面接体験談

私も転職活動中の面接で「達成感を感じたこと」を聞かれました。当時は、どうやって成功体験を伝えられるか、だけに集中していました。
ですが、前職での少ない成功体験を話しても、採用担当者から特に良い反応は得られませんでした。
そのうち、達成感や成功体験を話す際に、採用担当者がよく「どう感じた?なぜそう思った?」と、より本質的な疑問を抱いていることに気が付きました。
企業にとって達成した事実そのものよりも、その経験から何を学んだのか、そしてどのように企業で活かせるかを話す方が大切なのです。
「達成感を感じたこと」に特別な実績やスキルが伴わなくても、気にする必要はありません。
たとえ小さな達成でも、その体験から何を学んだのかが伝われば、十分に面接で評価されます。
気をつけるのは、経験を自分の言葉で語ること。そして、それを企業でどう活かしたいかという視点を持つことです。

「達成感を感じたこと」は、自分の強みや価値観を伝えるチャンスでもあります。思いを込めて話せば、面接官の心に響くはずです。
転職成功テクニック

「達成感を感じたこと」の面接例文に加えて、ホワイト企業の内定につながる転職成功テクニックを紹介します。

私が倍率1000倍の転職成功時にも使ったテクニックです↓↓
・若手向けの「中規模転職サイト」を利用
・「人柄」特化の転職エージェントを利用
・面接で「家族のための転職」をアピール
若手向けの「中規模転職サイト」を利用

実は、私も含め転職成功者の32%は大手以外の転職サイトも利用して初めて内定しています。

大手サイトだけでは掘り出し求人を見逃すからです。そこで、ホワイト求人の多い「若手向け」中規模転職サイトを紹介します↓↓
「人柄」特化の転職エージェントを利用

残念ながら、自分の「人柄の良さ」を伝えきれずに不採用になる方がとても多いです。

しかし、「人柄」のアピールに特化した転職エージェントを利用すれば、圧倒的にホワイト企業に採用されやすくなります↓↓
面接で「家族のための転職」をアピール

面接で「家族のために転職する」ことをアピールすれば信頼性を示すことができます。

アピール方法は下記記事が参考になります↓↓
まとめ

以上、私の経験から転職面接における「達成感を感じたこと」の回答例文3選を解説し、併せて志望動機の作成法について紹介しました。
・アンケート調査において、面接で「達成感を感じたこと」に答えられる応募者に対し、採用担当者の84%が「良い印象」と回答した。
・「達成感を感じたこと」を面接で聞かれる理由は、志望動機との一貫性、勤労意欲の有無、企業とのマッチ度の確認。
・「達成感を感じたこと」で避けるべきNG回答は、志望動機と一貫性がない、勤労意欲がないと思われる、企業の価値観とマッチしない回答。
・「達成感を感じたこと」には、自分の強みを反映した志望動機を中心に回答する。
・「達成感を感じたこと」に回答するため、自己分析を行い強みを反映した志望動機をつくる。
・「達成感を感じたこと」では、達成感を感じたことの結論、強みを活かして達成したこと、応募企業で強みを活かしたいことを述べる。
・転職成功テクニックを活用し、ホワイト企業の内定獲得率アップに挑戦してみてください。

みなさんの転職成功を心から祈っております。