
「チャレンジできる環境」だから、と転職の志望動機に書く方法は?

自分の『強み』を反映した志望動機に、チャレンジできる環境であることも追記しましょう。
「チャレンジできる環境」だと志望動機に書く方法に悩んでいませんか? 私も面接で、チャレンジできる環境だと話した経験があります。
チャレンジ精神は歓迎されても、漠然としていたり、自己中心的といった否定的な印象を採用担当者に与えることもあります。
私は、自分の『強み』を反映した志望動機を用意し、そこに「チャレンジできる環境」であることも追記して内定を得ました。

がっくん
中堅企業で平社員だったがっくんです。就職倍率1000倍(2024名エントリー、採用2名)の超ホワイト企業に転職した経験から、転職成功ノウハウを発信しています。
この記事では、私の体験をもとに「チャレンジできる環境」を志望動機に書く方法を例文付きで解説し、採用される志望動機の作成法も紹介します。
「チャレンジできる環境」を志望動機に書く印象調査

志望動機に「チャレンジできる環境」と書く応募者の印象は? | |
---|---|
大変良い | 6% |
良い | 47% |
どちらでもない | 41% |
悪い | 6% |
当サイトで「チャレンジできる環境」について志望動機に書く応募者の印象調査を実施しました。
一般企業採用担当者100名対象のアンケートで、「大変良い」が6%、「良い」が47%、「どちらでもない」が41%、「悪い」は6%でした。

「チャレンジできる環境」と書かれた志望動機に、41%の採用担当者が良くも悪くもない印象を抱いていることが分かります。
・「チャレンジできる環境」と志望動機に書く応募者の印象:採用担当者の41%が「どちらでもない」と回答。
「チャレンジできる環境」を志望動機に書くメリット

「チャレンジできる環境」を志望動機に書くことで、どんなメリットがあるかを考えてみましょう。
・「成長意欲」をアピールできる。
・「貢献意欲」をアピールできる。
・「適応意欲」をアピールできる。
「成長意欲」をアピールできる
第一に「チャレンジできる環境」を志望動機に書くことで、成長意欲をアピールできるメリットがあります。
チャレンジしたいということは、すなわち自分自身をもっと成長させたいという欲求の表れだからです。
会社の成長は、社員一人ひとりの成長なしにはあり得ないため、成長意欲は採用担当者が大切にしているポイントです。

私も、自分の成長が会社の成長にどうつながるのか、積極的にアピールしました。
「貢献意欲」をアピールできる
第二に、「チャレンジできる環境」を志望動機に書くことで、貢献意欲をアピールできるメリットもあります。
チャレンジしたいという意欲は、チャレンジすることで企業の利益や発展そのものに貢献したいという意欲と同じだからです。
採用した人材がきちんと貢献できるかは、企業の採用担当者にとって責任問題と言えます。

私も、企業の採用担当者がどれほど「人材の貢献度合い」を気にしているか、肌で感じました。
「適応意欲」をアピールできる
第三に、「チャレンジできる環境」を志望動機に書くことで、適応意欲をアピールできるメリットもあります。
チャレンジできる環境を求めて転職するのですから、転職後はその環境に身を置いて適応したいという意欲もあるはずです。
採用後に職場に適応できるかは、採用担当者が最も重視するポイントのひとつです。

私も、面接で職場環境について何度も説明を受けた経験があります。
・「チャレンジできる環境」を志望動機に書くメリット:成長意欲、貢献意欲、適応意欲をアピールできること。
「チャレンジできる環境」を志望動機に書くデメリット

一方で、「チャレンジできる環境」を志望動機に書くことには、以下のようなデメリットもあります。
・「漠然とした印象」を与える。
・「自己中心的」な印象を与える。
・「一貫性」に欠ける印象を与える。
「漠然とした印象」を与える
第一に、「チャレンジできる環境」を志望動機に書くことで、漠然とした印象を与えるデメリットがあります。
新しいことにチャレンジしたいという理由で転職する人は多いため、こうした応募者の中に埋もれてしまうのです。
いかに採用担当者の印象に残るかが大切な転職面接で、漠然とした印象を与えることは大きなデメリットです。

私も一次面接で数十人が集まる企業の選考では、印象を残すことに苦労しました。
「自己中心的」な印象を与える
第二に、「チャレンジできる環境」を志望動機に書くことで、自己中心的な印象を与えるデメリットもあります。
チャレンジできる環境を求めているということは、前職や現職がチャレンジできる環境ではなかったことを暗に示しています。
この点をうまく説明できないと、単に自分本位な転職活動をしている印象を与えてしまいます。

私も自己中心的な印象を与えたことで、採用から大きく遠ざかった経験があります。
「一貫性」に欠ける印象を与える
第三に、「チャレンジできる環境」を志望動機に書くことで、一貫性に欠ける印象を与えるデメリットがあります。
一般的に、志望動機は自分の経験や強みをどう応募先企業で活かし、長く活躍できるかをアピールするものです。
そのため、チャレンジできる環境を志望動機に書くとき、内容に一貫性がなければ、採用担当者の信頼を失います。

採用にあたって、応募企業の採用担当者との信頼関係が大切であることは、私も身をもって感じました。
・「チャレンジできる環境」を志望動機に書くデメリット:漠然、自己中心的、一貫性に欠ける印象を与える。
「チャレンジできる環境」は志望動機に追記すればOK

「チャレンジできる環境」であることは、自分の『強み』を反映した志望動機に追記しましょう。
『強み』を反映した志望動機なら、「漠然」「自己中心的」といったデメリットを避けることができるからです。
また、志望動機に追記することで一貫性を示し、採用担当者の信頼を得ることで採用につながります。

私も、まず自分の『強み』を反映した志望動機を示し、実際に複数企業から内定を獲得しました。
・「チャレンジできる環境」⇒自分の『強み』を反映した志望動機に追記する。
「チャレンジできる環境」を書く志望動機のつくり方(※重要)

「チャレンジできる環境」を追記するための、自分の『強み』を反映した志望動機の作成法を紹介します。

志望動機には、面接官に刺さる「型」が存在します。しかし、採用されるために必要不可欠なことが『強み』の理解なのです。
採用したい志望動機は「自分の強みを理解している」こと

8割以上の採用担当者が「自分の強みを理解している志望動機」を求めることが企業アンケートで分かりました。

つまり『強み』が反映されないと、採用される志望動機にはなりません。
半数以上の採用担当は自己分析しない応募者を採用しない

半数以上の採用担当者は「自己分析をしていない応募者は採用しない」と追加調査で判明しました。また、9割が「自己分析済」か見抜けます。

『自己分析』をしないと半数が即不採用になるわけです。自己分析ナシでは強みが理解できないからです。
※すぐに自己分析をして自分の『強み』だけを知りたい方はこちら↓↓
最強の志望動機をつくる【2つの方法】
いちど自己分析で分かった『強み』を反映するだけで面接で何を突っ込まれても『絶対に』ブレない志望動機になります。

私は自己分析で分かった『強み』で志望動機を作り、倍率1000倍の企業に転職できました。以下に、これを試せる2つの方法を紹介します↓↓
私が実際に無料自己分析ツールで志望動機を書いた方法です。スマホで簡単につくれます↓↓
AIに自己分析結果を学習させて志望動機を書く方法です。転職理由もAIが考えてくれます↓↓

私は保険会社の営業職で、チームメンバーと協力して目標を達成してきました。しかし、前職では既存顧客への保険商品提案が主で、チームワークを発揮する機会が少なかったため、転職を決意しました。貴社は挑戦的なベンチャー企業であり、新規市場への進出やプロジェクト全体の一体感が魅力です。私はチームワークを活かし、新たな事業展開に貢献したいと考え、貴社を志望しました。

AI生成の志望動機例文です。文字数指定で『履歴書用』も書けるので、利用者に大変好評です。
「チャレンジできる環境」を追記した志望動機例文3選

志望動機をつくる2つの方法で作成した志望動機に「チャレンジできる環境」を追記した例文3選を紹介します。

「チャレンジできる環境」を追記するときは、以下のポイントに注意してください。
【1】志望動機をつくる方法で「強みを反映した志望動機」を書く。
【2】応募先企業の中で「チャレンジできそうな特徴」を見つける。
【3】企業の特徴に「チャレンジできる環境でもある」と追記する。
志望動機の例文①(※チャレンジできる環境を追記)

自己分析で分かった強み:状況適応力
私は不動産会社で賃貸仲介営業を担当しております。お客様の予算や生活状況に合わせた物件提案を行うことで、成約に繋げてきました。しかし、現職における既存物件のみの取り扱いに限界を感じ、お客様の多様なニーズに応じた営業力をさらに高めたいと考え、転職を決意しました。
貴社は医療機器メーカーとして、人工関節やペースメーカーなど、需要に応じた多様な製品を提供しており、柔軟な提案が可能な点に魅力を感じています。また、常に新しい製品の開発や改良に挑戦している点からも、私自身がさらなる成長を遂げ、チャレンジできる環境であると感じました。
私は、貴社の製品ラインアップから顧客のニーズに合った製品を提案し、契約率向上に貢献することで貴社の更なる発展に寄与したいと考えて志望致しました。
※不動産会社営業職から医療機器メーカー営業職への転職
志望動機の例文②(※チャレンジできる環境を追記)

自己分析で分かった強み:協調性
私は百貨店で紳士服の販売を担当しております。他部門の販売員と協力して顧客情報を共有し、全体の売上に貢献してきました。しかし、個人の販売実績が優先される環境よりも、顧客満足度向上を目指して協力し合える職場で、接客スキルをさらに磨きたいと考え、転職を決意しました。
貴社では、フロントスタッフや客室係が協力しながら接遇スキルを高め合い、ホスピタリティを追求する風土が整っていると伺っています。さらに、貴社が職員に細かい接遇研修制度を設け、接遇を通してお客様サービスを学べるチャレンジできる環境であることにも惹かれています。
入社後は、他のスタッフと連携しながら接遇スキルをさらに発展させ、お客様に最高の滞在体験をご提供し、顧客満足度を高めることで貴社の発展に貢献したいと考えて志望致しました。
※百貨店販売職からホテリエへの転職
志望動機の例文③(※チャレンジできる環境を追記)

自己分析で分かった強み:サポート力
私は食品メーカーで営業事務を担当しております。資料作成やデータ管理を通じて営業担当者をサポートし、業務効率化に貢献してきました。しかし、後方事務に留まらず、今後は直接顧客と接する機会が多い職場で事務処理能力をさらに高めたいと考え、転職を決意しました。
貴社ディーラーでは、営業事務員が直接顧客対応に関わり、整備スタッフや営業担当者が支え合いながら新車販売台数を伸ばす風土があると伺いました。また、新車販売後のアフターサービスや、定期点検時の顧客フォローにおいても営業事務が積極的に関与できることがチャレンジできる環境だと感じています。
私は、営業事務として顧客対応のスキルを磨きながら、整備スタッフや営業担当者を力強くサポートすることで新車販売台数の向上に貢献し、貴社の成長に貢献したいと考えて志望しました。
※食品メーカー営業事務職から自動車ディーラー営業事務職への転職
「チャレンジできる環境」に関する私の転職面接体験

私も志望動機に加えて、転職面接で「チャレンジできる環境」に関して話した経験があります。
ある企業で仕事内容について質問を受けた際、その企業ならチャレンジできる環境があると感じ、その点も魅力だと伝えました。
すると、『どのようにチャレンジしたいのか? チャレンジすることで具体的にどう貢献できるのか?』と突っ込まれて聞かれました。
単にチャレンジしたい気持ちしか準備しておらず、私は言葉に詰まり、うまく説明できないまま面接を終えました。
自分の『強み』を理解しておらず、企業研究も曖昧だったため、簡単な追加質問にも答えられなかったのです。
面接を通じて、「チャレンジできる環境」という言葉だけでは説得力が弱いことを痛感しました。
やはり、自分の『強み』を反映した志望動機があってこそ、「チャレンジ」の意義が伝わるのだと感じます。

まずは自分の『強み』を整理し、そこから志望動機を組み立てて、自信を持って面接に臨めるよう準備を進めてください。
転職成功テクニック

「チャレンジできる環境」を書いた志望動機の例文に加えて、ホワイト企業入社を実現する転職成功テクニックをご紹介します。

私が倍率1000倍の転職成功時にも使ったテクニックです↓↓
・若手向けの「中規模転職サイト」を利用
・「人柄」特化の転職エージェントを利用
・面接で「家族のための転職」をアピール
若手向けの「中規模転職サイト」を利用

実は、私も含め転職成功者の32%は大手以外の転職サイトも利用して初めて内定しています。

大手サイトだけでは掘り出し求人を見逃すからです。そこで、ホワイト求人の多い「若手向け」中規模転職サイトを紹介します↓↓
「人柄」特化の転職エージェントを利用

残念ながら、自分の「人柄の良さ」を伝えきれずに不採用になる方がとても多いです。

しかし、「人柄」のアピールに特化した転職エージェントを利用すれば、圧倒的にホワイト企業に採用されやすくなります↓↓
面接で「家族のための転職」をアピール

面接で「家族のために転職する」ことをアピールすれば信頼性を示すことができます。

アピール方法は下記記事が参考になります↓↓
まとめ

以上、私の体験をもとに「チャレンジできる環境」を志望動機に書く方法と例文3選、採用される志望動機の作成法について解説しました。
・「チャレンジできる環境」を志望動機に書くメリットは、成長意欲、貢献意欲、適応意欲をアピールできること。
・「チャレンジできる環境」を志望動機に書くデメリットは、漠然としている、自己中心的、一貫性に欠ける印象を与えること。
・「チャレンジできる環境」は、自分の強みを反映した志望動機に追記すればよい。
・「チャレンジできる環境」を追記するため、自己分析ツールで分かった強みを反映した志望動機を作成する。
・「チャレンジできる環境」を追記するときは、志望動機をつくる方法で強みを反映した志望動機を書く、応募先企業の中でチャレンジできそうな特徴を見つける、企業の特徴にチャレンジできる環境でもあると書くことがポイント。
・転職成功テクニックを使い、ホワイト企業の内定獲得を実現してください。

みなさんの転職成功を心から祈っております。