転職の面接で「不採用だったらどうしますか」にはどう答えるべき?
志望動機を中心に、自分の強みを活かせる仕事への熱意を話せばOK。
転職面接で「不採用だったらどうしますか?」と聞かれ、不安になっていませんか?私も同じ質問を受けた経験があるのでよくわかります。
この質問は、不採用フラグというわけではありません。採用担当者は、志望動機の一貫性や入社意欲、リスク管理能力を確認しているだけです。
自分の強みを反映した志望動機を中心に、再挑戦したい思いや同業他社も検討することを伝えればOKです。
がっくん
中堅企業で平社員だったがっくんです。就職倍率1000倍(2024名エントリー、採用2名)の超ホワイト企業に転職できた経験から、実績がない人でも転職成功するノウハウを発信してます。
この記事では、私の転職経験をもとに「不採用だったらどうしますか?」の面接例文と、採用される志望動機の作成法を紹介します。
「不採用だったらどうしますか」に関するアンケート
「不採用だったらどうしますか?」という質問に答える応募者の印象について、当サイトで独自のアンケートを実施しました。
その結果、採用担当者100名のうち、「大変良い」が19%、「良い」が33%で全体の半数を占めました。
不採用だったらどうするか?について採用担当者の関心は高く、事前に回答を準備する必要がありますね。
・「不採用だったらどうしますか?」に答えられる応募者の印象:採用担当者の半数が良い印象をもっている。
「不採用だったらどうしますか」と面接で聞かれる理由
転職面接で「不採用だったらどうしますか?」と面接官が聞く理由は、主に以下の3点です。
志望動機との「一貫性」の確認
面接で採用担当者が「不採用だったらどうしますか?」と尋ねる主な理由は、志望動機との一貫性を確認するためです。
面接官は、応募者がなぜ自社を志望するのか、その動機を常に念頭に置いて面接を行います。
不採用の場合に関する質問も、回答が志望動機に述べた内容と一致しているかどうかを見ています。
このため、事前に志望動機をしっかりと固めておく必要があります。
応募者の「入社意欲」の確認
次に、採用担当者が「不採用だったらどうしますか?」と尋ねる理由は、応募者の入社意欲を確かめるためです。
面接官は不採用の場合の行動を通して、自社に対する志望度の高さ、転職活動に真剣に取り組んでいる姿勢を確認しています。
入社意欲が高い人材は、早期退職するリスクが少なく、企業に長く定着して働いてくれる可能性が高いからですね。
このため、面接官に対してしっかりと熱意や意欲をアピールする必要があります。
応募者の「リスク管理能力」の確認
最後に、面接で採用担当者が「不採用だったらどうしますか?」と尋ねる理由は、応募者のリスク管理能力を確認するためです。
不採用になった場合の備えについて聞くことで、応募者がリスクを避け、事前に対策をする能力があるかを確認しています。
リスク管理能力は、入社後にも必要とされる重要なスキルのひとつだからです。
この質問を通して、入社後もリスクを管理しながら仕事を進め、長く会社に貢献できる人材かどうか判断しているわけです。
・「不採用だったらどうしますか?」と聞かれる理由⇒志望動機との一貫性、応募者の入社意欲、応募者のリスク管理能力を確認するため。
「不採用だったらどうしますか」で避けるべきNG回答
面接で「不採用だったらどうしますか?」と聞かれた際に、避けるべきNG回答は以下の通りです。
志望動機と「一貫性」がない回答
「不採用だったらどうしますか?」と聞かれた際、志望動機と一貫性がない回答は避けましょう。
志望動機に書いた内容と面接での回答内容が矛盾するだけで、面接官の信頼を失ってしまいます。
面接官は履歴書に記載された志望動機を見ながら質問することが多いです。
そのため、どんな質問にも志望動機を踏まえた回答を心掛けてください。
「入社意欲」を感じさせない回答
「不採用だったらどうしますか?」と問われて、入社意欲を感じさせない回答も避けてください。
例えば、不採用になったらすぐに他の同業他社を検討する、異なる業界に挑戦する、といった回答では、そもそもの入社意欲に疑問を持たれます。
このような回答では、応募者が転職活動に取り組む姿勢すら疑われてしまうでしょう。
「リスク管理能力」がないと思われる回答
「不採用だったらどうしますか?」という質問に対して、リスク管理能力がないと思われるような回答も避けるべきです。
不採用でも次回の募集に再挑戦したい、と熱意をアピールしたい方もいるでしょう。
しかし、面接官は「それでも採用されなかった場合、どうするのか?リスク管理はできているのか?」という疑問を抱きます。
私も熱意を伝えたいあまりに失敗した経験があります。計画性や将来の備えといった、リスク管理能力を示すことを忘れないで下さい。
・「不採用だったらどうしますか?」へのNG回答⇒志望動機と一貫性がない、入社意欲を感じさせない、リスク管理能力がないと思われる回答。
「不採用だったらどうしますか」は志望動機を中心に
転職面接で「不採用だったらどうしますか?」と聞かれた際には、自分の強みを反映させた志望動機を中心に回答しましょう。
志望動機をもとに再度採用試験に挑戦したい思いや、自分の強みを活かせる他の同業他社も考えていることを伝えるだけでOKです。
志望動機を中心に話すことで、NG回答を避けつつ一貫性のある回答ができるようになります。
・「不採用だったらどうしますか?」⇒自分の強みを反映した志望動機を中心に回答する。
「不採用だったらどうしますか」志望動機のつくり方(※重要)
「不採用だったらどうしますか?」という質問に回答するために、まずは強みを反映した志望動機の作成法と強みを理解する重要性について解説します。
志望動機には、面接官に刺さる「型」が存在します。しかし採用される志望動機には強みの理解が必要不可欠です。
採用したい志望動機は「自分の強みを理解している」こと
8割以上の採用担当者は「自分の強みを理解している」志望動機を求めることが企業アンケート調査で分かりました。
つまり強みを反映しないと、採用されない志望動機を書き続けることになります。
半数以上の採用担当は自己分析しない応募者を採用しない
半数以上の採用担当者は『自己分析をしていない応募者』は採用しないと追加調査で判明しました。また、9割の面接官は応募者が「自己分析済」か見抜けます。
『自己分析』をしないと半数が即不採用になるわけです。自己分析ナシでは強みが理解できないからです。
最強の志望動機をつくる【2つの方法】
いちど『自己分析』で分かった強みを反映するだけで面接で何を突っ込まれても『絶対に』ブレない志望動機になります。そもそも、自分の強みをもとに書くからですね。
私は自己分析結果から志望動機をつくり、実際に倍率1000倍の企業にも転職できました。以下に、これを試せる2つの方法を紹介します↓↓
私が実際に無料自己分析ツールで志望動機を書いた方法です。スマホで簡単につくれます↓↓
AIに自己分析結果を学習させて志望動機を書く方法です。転職理由もAIが考えてくれます↓↓
私は保険会社の営業職で、チームメンバーと協力して目標を達成してきました。しかし、前職では既存顧客への保険商品提案が主で、チームワークを発揮する機会が少なかったため、転職を決意しました。貴社は挑戦的なベンチャー企業であり、新規市場への進出やプロジェクト全体の一体感が魅力です。私はチームワークを活かし、新たな事業展開に貢献したいと考え、貴社を志望しました。
AIが書いた志望動機例文です。人間以上の精度です。文字数指定で『履歴書用』も書けるので、利用した方に大変好評です。
「不採用だったらどうしますか」志望動機と面接例文
志望動機のつくり方に沿って書いた志望動機と「不採用だったらどうしますか?」に対する面接の回答例文を紹介します。
「不採用だったらどうしますか?」に回答する際のポイントは下記の通りです。
志望動機と回答例文①(※不採用だったらどうしますか?)
【強み:共感性】
私は不動産会社で営業職をしています。共感性を活かした営業スタイルを通じて顧客の潜在的なニーズを見極め、最適な住宅を提案することで多くの成約に貢献しました。今後は、自身の人間力と営業力をさらに伸ばすため、無形商材を取り扱う業界でのキャリアアップを目指し、転職を決意しました。
貴社は、生命保険業界において、子ども損害賠償保険やがん収入保障保険など、顧客の具体的なニーズに合わせた多様な商品を提供していることに大きな魅力を感じています。
現職での営業経験を生かし、保険という目に見えない商品を扱うなかで顧客に深く共感し、隠れたニーズに応えることで契約率の向上に繋げ、貴社の発展に貢献したいと考えて志望いたしました。
※不動産会社営業職から生命保険会社営業職への転職
不採用だったらどうしますか?
はい。もし不採用となっても、落胆せず、現職での営業スキルをさらに高め、再度御社に挑戦したいと考えています。しかし、再挑戦が叶わない場合は、共感性を活かせる同業他社への転職も検討したいと思います。顧客の潜在的なニーズに応えることが求められる企業で営業力と人間力を伸ばし、常に前向きに自分の強みを活かし続けることで、どのような状況下でも成果を出し、企業に貢献してゆきたいと思います。
志望動機と回答例文②(※不採用だったらどうしますか?)
【強み:人当たりの良さ】
私は婦人靴専門店で販売職を務めていました。人当たりの良い丁寧な接客によってリピート購入率の向上に努め、店舗の売上拡大に貢献しました。今後は、より高価格帯の商品を扱う業界で、営業スキルを身に付けたいと考えて、転職を決めました。
貴社は自動車ディーラーとして、集客イベントの開催や既存顧客への車検や整備サービスの案内に力を入れ、新車販売台数の増加に繋げていると伺いました。
私は、前職で培った販売経験を生かし、既存顧客へのアフターサービスを充実させ、お客様が「この人から買いたい」と思えるような親切丁寧な営業を通じて、リピート購入率の向上に努め、貴社の更なる発展に貢献したいと考えて志望しました。
※婦人靴専門店販売職から自動車ディーラー営業職への転職
不採用だったらどうしますか?
はい。不採用となった場合でも、諦めず、まずは自己反省を行い、どのようにすればさらに魅力的な人材になれるかを考え、スキルアップに努めた上で再度御社に挑戦したいと思います。しかし、前職で培った人当たりの良い接客スキルを活かせる場合、同業他社にも応募したいと考えています。強みを活かしてお客様との信頼関係を構築し、リピート購入率の向上に貢献できる企業があれば、チャレンジしたいと思います。
志望動機と回答例文③(※不採用だったらどうしますか?)
【強み:迅速性】
私は弁護士事務所で事務員として務めております。迅速かつ丁寧な書類管理とクライアントからの問い合わせ対応を通じて、顧客満足度の向上に貢献してきました。しかし、事務作業のみでなく、直接お客様と接する機会を通じて、事務処理能力をさらに高めたい思いから転職を決意しました。
貴院は、医療事務員をチーム医療の一員と見なし、待ち時間の短縮や患者様への丁寧な対応を通じて患者満足度の向上を図っていると伺いました。
現職での事務経験を活かし、迅速かつ丁寧な医療事務業務を通じて医療スタッフをサポートし、患者様の不安を和らげる親切丁寧な窓口対応によって、患者満足度の更なる向上を目指し、貴院の発展に貢献したいと考えて志望しました。
※弁護士事務所事務員からクリニック医療事務職への転職
不採用だったらどうしますか?
はい。不採用であっても、自分の事務経験を振り返り、改善が必要な点を見極めた上で、改めて御院に挑戦する機会を得るために、必要な資格取得などに励みたいと思います。しかし、同時に現職で培った迅速な事務処理を活かせる環境があれば、他の医療機関やクリニックでの就業も検討します。現職で培った事務経験の強みと、不安を和らげる顧客対応は、どの組織においても患者満足度の向上に貢献できると考えています。
「不採用だったらどうしますか」私の転職活動体験談
私も転職面接で「不採用だったらどうしますか?」と聞かれた経験があります。実際には内定を頂いた企業で聞かれました。
不採用について聞かれると、つい落とされるのでは?と不安になるかもしれませんが、心配は無用です。
私の経験上、不採用のケースを聞かれて本当に不採用になった企業はありませんでした。
自分の強みを磨いて再度企業に挑戦したい熱意、そしてリスク管理能力として同業他社も検討していることを伝えましょう。
どんな質問でも動揺せず、自分の強みを反映した志望動機を武器に確固たる態度で回答することがポイントです。
まずは自己分析によって強みを洗い出し、説得力ある志望動機を用意した上で面接に備えてくださいね。
「不採用だったらどうしますか」転職成功テクニック
転職面接で「不採用だったらどうしますか?」に対策できたら、ぜひ実践して欲しい転職を成功に導くテクニックを紹介します。
私が倍率1000倍の転職成功時に駆使したテクニックです↓↓
若手向けの「中規模転職サイト」を利用
大手転職サイトだけの登録で満足していませんか?実は、私も含め転職成功者の32%は大手以外の転職サイトも利用して初めて内定しています。
大手だけを使うと中規模転職サイトの掘り出し求人を見逃すからです。下記では、ホワイト企業に内定する「若手向け」中規模転職サイトを紹介します↓↓
「人柄」特化の転職エージェントを利用
実は「人柄」こそ、最大の定着性のアピール法です。「人柄の良さ」を自分で伝えられないことが不採用の大きな原因と言えます。
しかし「人柄」のアピールに特化した転職エージェントを利用すれば、圧倒的に(ホワイト企業に)採用されやすくなります↓↓
「家族のための転職」を面接でアピール
面接で「家族のために転職する」ことをアピールするだけで信頼性と定着性を示すことができます。私も実践してきました。
詳しいアピール方法は、下記記事を参考にしてください↓↓
まとめ
以上、転職面接における「不採用だったらどうしますか?」に対する回答例文と、志望動機の作成法について紹介しました。
・独自アンケートより、「不採用だったらどうしますか?」に答えられる応募者の印象について、採用担当者の半数が良い印象をもっていることが分かった。
・「不採用だったらどうしますか?」と聞かれる理由は、志望動機との一貫性、応募者の入社意欲、応募者のリスク管理能力を確認するため。
・「不採用だったらどうしますか?」に対するNG回答は、志望動機と一貫性がない、入社意欲を感じさせない、リスク管理能力がないと思われる回答。
・「不採用だったらどうしますか?」という質問には、強みを反映した志望動機を中心に回答する。
・「不採用だったらどうしますか?」に回答するため、まずは自己分析によって強みを洗い出し、志望動機に盛り込んでください。
・「不採用だったらどうしますか?」に回答するポイントは、不採用でもスキルアップの上で再挑戦する意志、自分の強みを活かせる同業他社も検討、自分の強みを活かして企業に貢献したい思い、の順に述べること。
・転職成功テクニックを活用し、ぜひ内定獲得率アップを目指して下さい。
みなさんの転職成功を心から祈っております。