転職面接で「職場の雰囲気はどうですか」と聞かれたら?
応募者の一貫性のある志望動機に絡めながら回答しましょう!
転職面接で「職場の雰囲気はどうですか」と聞かれたら、どう答えるべきか悩んでいませんか?私も同じ質問をされた経験があります。
質疑応答の最中に出る「職場の雰囲気」といった意外な質問でも油断せずに冷静に答えることが肝心です。
予想外の質問でも、一貫性のある志望動機に結びつけた回答をすることで、冷静で信頼できる印象を与えることができます。
がっくん
中堅企業で平社員だったがっくんです。就職倍率1000倍(2024名エントリー、採用2名)の超ホワイト企業に転職できた経験から、転職に成功するノウハウを発信しています。
この記事では、転職面接で「職場の雰囲気はどうですか?」と聞かれた際の回答例文3選と、採用される志望動機の作成法を解説します。
「職場の雰囲気はどうですか」の独自アンケート調査
転職面接の「職場の雰囲気はどうですか」という質問にきちんと答えられる応募者の印象について、独自アンケート調査を実施しました。
一般企業採用担当者100名のうち、印象が「大変良い」「良い」との回答が85%で「どちらでもない」が13%、「悪い」が2%でした。
「職場の雰囲気はどうですか」という質問にも即答できる応募者の印象は、大変良いことが分かります。
・「職場の雰囲気はどうですか」に答えられる応募者の印象:採用担当者の85%が「良い」と回答。
「職場の雰囲気はどうですか」と面接で聞かれる理由
まず、転職面接で「職場の雰囲気はどうですか?」と聞かれる理由は、以下の通りです。
企業の「理解度」の確認
採用担当者が「職場の雰囲気はどうですか?」と質問する理由に、応募者の企業の理解度を確認していることがあります。
自社の職場の雰囲気を質問することで、応募者がどれだけ真剣に応募企業について調べ、準備をしているかが見えてきます。
企業はこのような応募者の態度から、企業に対する理解度や志望度を把握しているわけです。
私の経験上、雰囲気を聞いて応募者が職場の課題を理解しているかどうかも探っている印象を受けました。
企業との「マッチング」の確認
さらに、「職場の雰囲気はどうですか?」という質問には、企業とのマッチングを確認する目的もあります。
採用担当者は、応募者が自分と企業の職場環境がどの程度マッチングしていると考えているのか?を引き出そうとしているわけです。
企業とのマッチングは、入社後の定着率や働きやすさに直接影響するため、採用担当者も非常に関心を持っているポイントです。
私は企業の口コミサイトなどを調べ、現職の人が感じる職場の雰囲気を確認してから面接に臨んでいました。
「志望動機」との一貫性の確認
また、「職場の雰囲気はどうですか?」と質問される理由には、志望動機との一貫性を確認することがあります。
応募者の志望動機と職場の雰囲気に対する回答が一致しているかを確認し、転職活動に対する真剣さを探っているわけです。
さらに、不意の質問に対しても一貫性を持って答えられるかどうかで、応募者が志望動機を深く考えて書いたかが分かります。
私も、志望動機との一貫性があれば採用担当者の信頼を得やすいことを実感しました。
・「職場の雰囲気はどうですか?」と聞かれる理由:企業の理解度、マッチング、志望動機との一貫性の確認。
「職場の雰囲気はどうですか」の質問における注意点
続いて、転職面接の「職場の雰囲気はどうですか?」という質問における注意点は下記の通りです。
曖昧で形だけの回答をする
「職場の雰囲気はどうですか?」という質問に、曖昧で形だけの回答は避けましょう。
たとえば、「明るいと思います」といった単純な回答だと、応募者が企業の職場環境を十分に調べていないという印象を与えてしまいます。
企業に対して真剣に向き合っていないと見なされると、理解度や志望度が低いと判断されるからです。
私も転職面接では、できる限り具体的な回答をすることで、企業の理解度や志望度の高さをアピールしていました。
大げさに褒める回答をする
さらに、「職場の雰囲気はどうですか?」という質問に対して、大げさに褒める回答も避けるべきです。
企業を褒め過ぎると、応募者が企業の価値観に無理やり合わせようとしている、あるいは本音ではないと感じさせてしまうからです。
採用担当者は応募者の正直さを評価するため、企業に媚びるような褒め言葉は、むしろ不信感を与える原因になりかねません。
私も面接では、本音を述べた方が良い場面では、正直な回答を心がけていました。
他社と比較した回答をする
また、「職場の雰囲気はどうですか?」と聞かれた際に、他社と比較した回答をすることも避けましょう。
「〇〇社よりは…」「〇〇の業界に比べて…」といった他社や他業界との比較は、応募企業への関心が薄いと思われてしまいます。
他社との比較は、転職活動への不誠実さや、すぐに辞めてしまうのではないか?という不安を採用担当者に与えるだけです。
企業の採用担当者は定着性を重視しているため、早期退職を疑われる発言は厳禁です。
・「職場の雰囲気はどうですか?」の注意点:曖昧で形だけ、大げさに褒める、他社と比較する、といった回答。
「職場の雰囲気はどうですか」の答えで一貫性を示す
転職面接の「職場の雰囲気はどうですか?」という質問に答えるときは、一貫性を示すことが何よりも重要です。
応募から面接まで一貫した態度を示すことで、採用担当者に曖昧さを感じさせず、採用しても良いと思わせる信頼感を与えられるからです。
このため、まずは一貫性のある志望動機を作成し、それをもとに職場の雰囲気について答えれば良いのです。
私もまずは志望動機で一貫性を示し、その上で面接で回答することで複数の企業から内定を得てきました。
・「職場の雰囲気はどうですか?」⇒一貫性のある「志望動機」をもとに答える。
「職場の雰囲気はどうですか」の志望動機のつくり方(※重要)
転職面接の「職場の雰囲気はどうですか?」に答えるために、一貫性のある志望動機の作成法を解説します。
志望動機には、面接官に刺さる「型」があります。しかし採用される志望動機に必要不可欠なことがあります。
採用したい志望動機は「自分の強みを理解している」こと
8割以上の採用担当者は「自分の強みを理解している」志望動機を求めることが企業アンケートで分かりました。
つまり強みが反映されていることが、志望動機には必須なのです。
半数以上の採用担当は自己分析しない応募者を採用しない
半数以上の採用担当者は『自己分析をしていない応募者』は採用しないと追加調査で判明しました。また、9割の面接官は応募者が「自己分析済」か見抜けます。
『自己分析』をしないと半数が即不採用になるわけです。自己分析ナシでは強みが理解できないからです。
最強の志望動機をつくる【2つの方法】
いちど『自己分析』で分かった強みを反映するだけで面接で何を突っ込まれても『絶対に』ブレない志望動機になります。
私は自己分析で分かった「強み」で志望動機をつくり、倍率1000倍の企業にも転職できました。以下に、これを試せる2つの方法を紹介します↓↓
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私は保険会社の営業職で、チームメンバーと協力して目標を達成してきました。しかし、前職では既存顧客への保険商品提案が主で、チームワークを発揮する機会が少なかったため、転職を決意しました。貴社は挑戦的なベンチャー企業であり、新規市場への進出やプロジェクト全体の一体感が魅力です。私はチームワークを活かし、新たな事業展開に貢献したいと考え、貴社を志望しました。
AIが書いた志望動機例文です。人間以上の精度です。『履歴書用』も書けるので、利用した方に大変好評です。
「職場の雰囲気はどうですか」の志望動機と面接例文
志望動機をつくる2つの方法に従って書いた志望動機と、面接での「職場の雰囲気はどうですか?」の回答例文3選を紹介します。
「職場の雰囲気はどうですか?」という質問に答える際のポイントは以下の通りです。
志望動機と回答例文①(※職場の雰囲気はどうですか?)
【応募者の強み(自己分析の結果):状況適応力】
私は不動産会社で賃貸仲介営業を担当しています。お客様の生活や経済状況に合わせた物件提案を行い、契約率の向上に貢献してまいりました。しかし、短期的な契約が中心の不動産業界から、より顧客と長い信頼関係を築ける環境を求めて転職を決意しました。
貴社は、ハウスメーカーとして自社開発の住宅設備や、住宅購入後の丁寧なアフターフォローなど、お客様との関係を第一とする姿勢に感銘を受けました。
私は現職で培った営業経験を活かし、お客様が住宅購入に至る背景を十分に理解し、柔軟な提案を行うことで成約率向上に貢献し、貴社の発展に寄与したいと考え、志望いたしました。
※不動産会社営業からハウスメーカー営業の転職
職場の雰囲気はどうですか?
御社が自社開発の住宅設備を扱い、お客様の状況に応じた柔軟な住宅提案を行っていることから、社員の皆様も柔軟な発想で営業活動を展開している職場だと感じました。私も、お客様の多様なニーズに迅速に対応し、お客様と共に歩む営業を通じて、御社の成約率向上に貢献したいと考えています。
志望動機と回答例文②(※職場の雰囲気はどうですか?)
【応募者の強み(自己分析の結果):協調性】
私は旅行代理店でカウンターセールスを務めておりました。社内のスタッフと協力しながら宿泊予約や観光ツアーの提案業務に取り組み、顧客満足度の向上に努めてまいりました。今後はさらに接遇スキルを磨き、顧客満足度を一層高められる環境に挑戦したいと考え、転職を決意しました。
貴ホテルでは、客室担当やレストランスタッフをはじめとする各職員が緊密に連携し、お客様に対して深いホスピタリティを提供している点に大変魅力を感じております。
私は前職で培った接客経験を活かし、お客様一人ひとりに最高のサービスを提供することでリピート利用率の向上に貢献し、貴ホテルのさらなる発展に寄与したいと考えて志望いたしました。
※旅行代理店カウンターセールスからホテリエの転職
職場の雰囲気はどうですか?
御社ホテルでは、スタッフの皆様が積極的にコミュニケーションを取っている姿が印象的で、顧客サービスへの共通意識を持ち、協調性を非常に大切にされている職場環境だと感じました。私も、各スタッフとの連携を大切にしながら、お客様にまた利用したいと思っていただける接遇サービスを提供したいと考えています。
志望動機と回答例文③(※職場の雰囲気はどうですか?)
【応募者の強み(自己分析の結果):サポート力】
私は〇〇銀行で後方事務を務めております。迅速かつ正確な融資書類の確認、顧客対応を徹底し、融資担当者の業務効率化をサポートしてまいりました。しかし、後方事務にとどまらず、よりお客様と直接関わる機会が多い環境で事務処理能力をさらに高めたいと考え、転職を決意いたしました。
貴院では、医療事務員を含むチーム医療を推進し、患者様の不安や疑問を丁寧に解消することで患者満足度の向上を目指していると伺っております。
私は、チーム医療の一員としての自覚を持ち、迅速かつ的確な事務対応を通じて患者様のみならず、他の医療スタッフも力強くサポートし、貴院の患者満足度向上に貢献したいと考えて志望いたしました。
※銀行後方事務職からクリニック医療事務職の転職
職場の雰囲気はどうですか?
御院では、事務員と医療スタッフが垣根なく互いをサポートし合い、風通しの良い職場環境を実現していると感じました。私も、医療事務の職域にとらわれず、チーム医療に積極的に参加し、患者様の事務的な不安や疑問に丁寧に対応することで、医療スタッフが安心して診察に専念できる環境づくりに貢献したいと考えています。
「職場の雰囲気はどうですか」に関する私の転職体験
私も転職面接で「職場の雰囲気はどうですか?」「弊社の印象は?」といった質問を受けた経験があります。
経歴や仕事に直接関係しない質問だったため、つい気が緩み、職場の雰囲気や面接官の方々の印象について話した記憶があります。
面接官は優しい笑顔で話を聞いてくれていましたが、実際には私の言動に細かく注意を払っていたのだろうと思います。
面接では意図のない質問はない、が基本です。どんな質問にも気を抜かずに答えるためには、転職理由から応募まで一貫性を持つことが肝心です。
「なぜ転職するのか?」「なぜその企業か?」という点に一貫性があれば、職場の雰囲気に関する質問にも自然に回答できるようになります。
そのためには、まず一貫性のある志望動機を作成することが第一ステップです。
転職成功テクニック
「職場の雰囲気はどうですか?」について面接対策ができたら、ぜひ実践して欲しい転職成功テクニックを紹介します。
私が倍率1000倍の転職成功時に駆使したテクニックです↓↓
若手向けの「中規模転職サイト」を利用
大手転職サイトだけの登録で満足していませんか?実は、私も含め転職成功者の32%は大手以外の転職サイトも利用して初めて内定しています。
大手だけを使うと中規模転職サイトの掘り出し求人を見逃すからです。下記では、ホワイト企業に内定する「若手向け」中規模転職サイトを紹介します↓↓
「人柄」特化の転職エージェントを利用
実は「人柄」こそ、最大の定着性のアピール法です。「人柄の良さ」を自分で伝えられないことが不採用の大きな原因と言えます。
しかし「人柄」のアピールに特化した転職エージェントを利用すれば、圧倒的に(ホワイト企業に)採用されやすくなります↓↓
「家族のための転職」を面接でアピール
転職面接において「家族のために転職する」ことをアピールするだけでも信頼性と定着性を示せます。
アピール方法は、以下の記事を参考にしてください↓↓
まとめ
以上、転職面接で「職場の雰囲気はどうですか?」と聞かれた際の回答例文3選と採用される志望動機作成法について解説しました。
・「職場の雰囲気はどうですか」と面接で聞かれる理由は、企業の理解度、マッチング、志望動機との一貫性を確認するため。
・「職場の雰囲気はどうですか」の質問における注意点は、曖昧で形だけ、大げさに褒める、他社と比較する、といった回答。
・「職場の雰囲気はどうですか」という質問には、一貫性のある志望動機をもとに答える。
・「職場の雰囲気はどうですか」に答えるために、自己分析で分かった強みを反映した一貫性のある志望動機を作成する。
・「職場の雰囲気はどうですか」という質問には、企業の特徴から応募者の強みを活かせることを考え、応募先企業は強みを活かせる職場であることを述べ、マッチングを参考に応募者が貢献できることを述べる。
・転職成功テクニックを活用し、内定獲得に向け前進してください。
みなさんの転職成功を心から祈っております。