「キャリアチェンジ」が退職理由ならどう伝えるべき？
「キャリアチェンジ」して自分の強みを活かしたいことを伝えればOKです！
「キャリアチェンジ」が転職・退職理由のとき、企業に対する伝え方に悩んでいませんか？私は未経験業界・職種へのキャリアチェンジを経験しました。
結論として、「キャリアチェンジ」が退職理由なら、自分の強みを反映した志望動機を書くだけで簡単に対策できます。
私は未経験業界・職種でも通用する強みをもとに書いた志望動機を作成し、面接でアピールすることで内定を獲得しました。
がっくん
中堅企業で平社員だったがっくんです。就職倍率1000倍（2024名エントリー、採用2名）の超ホワイト企業に転職できた経験から、実績がない人でも転職成功するノウハウを発信してます。
この記事では、面接官へのアンケート調査結果と「キャリアチェンジ」が転職・退職理由の志望動機例文を解説し、採用される志望動機の作成法をお伝えします。
「キャリアチェンジ」の退職理由をアンケート調査
今回、独自で一般企業の面接官（採用担当経験者）に対しキャリアチェンジという退職理由に対する印象をアンケート調査しました。
その結果、採用担当者100名の内訳として、「大変良い」「良い」という回答が半数（50％）を占め、「どちらでもない」が41％となりました。
概ね、「キャリアチェンジ」という退職理由は、多くの企業において理解されているようです。しかしながら、「どちらでもない」という回答も一定数ありました。
面接官を納得させるには、キャリアチェンジしたいという明確な根拠が必要となります。
・「キャリアチェンジ」が退職理由：半数の面接官は印象が「良い」と回答。
「キャリアチェンジ」の定義をしっかり確認する！
「キャリアチェンジ」が転職・退職理由の志望動機を書く前にキャリアチェンジの定義をしっかり確認しておきましょう。
「キャリアチェンジ」は、未経験業界、職種への転職です。よく似た言葉にキャリアアップがありますが、キャリアアップは主に同業界・職種に転職しスキルを磨くことです。
・未経験業界に転職する
・未経験職種に転職する
・これら両方に転職する
未経験業界に転職する（キャリアチェンジの定義①）
例えば、メーカー『事務職』から生命保険会社『事務職』に異業種転職するケース。この場合、一定の事務経験を持った状態で業界だけ変更する「キャリアチェンジ」です。退職理由をしっかり説明できれば比較的即戦力の人材としてアピールしやすいメリットがあります。
未経験職種に転職する（キャリアチェンジの定義②）
例えば、メーカー『事務職』から他社メーカー『営業職』に異職種転職するケース。こちらは業界の経験・知識が有るうえで職種の「キャリアチェンジ」に当たります。すでに業界知識を持っているメリットに加え、新たな職種にも適性があると判断されれば採用される可能性があります。
これら両方に転職する（キャリアチェンジの定義③）
最後に異業種・異職種両方に転職する場合です。例えば、『メーカーの事務職』から『生命保険会社の営業職』等の全く畑違いの分野に転職するケース。業界知識や経験もないため、少し厳しい「キャリアチェンジ」と言えますが、正しくアピールすれば、採用されるチャンスはあります。
実際に私も、業界知識も経験もない完全未経験の分野に飛び込みましたが、高い就職倍率を勝ち抜いて内定を頂きました。
・「キャリアチェンジ」の定義⇒未経験業界・未経験職種に転職すること
「キャリアチェンジ」が退職理由である人の割合は？
転職希望者のうち、退職理由が「キャリアチェンジ」である人の割合を知っておくことで、ライバルに対して対策すべきか理解できます。
リクナビNEXTの調査では「仕事内容が面白くなかった」という理由で退職した人は９％で、全転職者のうち退職理由の５位にランクインしました。
さらに、本音の退職理由が他にありながら、建前として「キャリアチェンジ」を転職理由にする求職者も大勢います。
つまり、単に「キャリアチェンジ」したいというだけでなく、他の転職希望者と差別化する対策が必要なわけです。
・「キャリアチェンジ」が退職理由の割合⇒９％（多い）ため差別化が必要
「キャリアチェンジ」の志望動機に強みを反映する
転職・退職理由が「キャリアチェンジ」の場合、志望動機に自分の強みを反映し、その強みを活かすために「キャリアチェンジ」したいことをしっかり伝えましょう。
企業の採用担当者は、応募者が未経験の業界や職種で本当に長く働けるか不安を感じています。あなたを会社に入れても問題ない確信が欲しいわけです。
この確信こそが、応募者がどの業界や職種でも通用する独自の「強み」を持っていることです。強みを自覚し、伝えることが他者との差別化になります。
・「キャリアチェンジ」が転職理由⇒あなたの「強み」を示して、採用担当者の不安を取り除く
「キャリアチェンジ」志望動機のつくり方（※重要）
「キャリアチェンジ」が転職・退職理由の際に「強み」が重要な理由と、採用される志望動機をつくる方法をご紹介します。
志望動機には、面接官に刺さる「型」があります。そのうえで採用される志望動機に必要不可欠なことがあります。
採用したい志望動機は「自分の強みを理解している」こと
８割以上の採用担当者が「自分の強みを理解している」志望動機を求めると企業アンケート調査で分かりました。
つまり強みが反映されないと採用されない志望動機を書き続けることになります。
半数以上の採用担当は自己分析しない応募者を採用しない
半数以上の採用担当者は『自己分析をしていない応募者』は採用しないことが追加調査で判明しました。また、９割の採用担当者は応募者が「自己分析済」かを見抜けます。
『自己分析』をしないと半数が即不採用になるわけです。自己分析ナシでは強みが理解できないからです。
最強の志望動機をつくる【２つの方法】
いちど『自己分析結果』を反映すれば面接で何を突っ込まれても『絶対に』ブレない志望動機になります。そもそも、自分の強みをもとに書くからです。
私は自己分析結果から志望動機をつくり、倍率1000倍の企業に転職できました。以下に、これを試せる２つの方法を紹介します↓↓どちらか選んで実際に書いてみてください。
私が実際に無料自己分析ツールで志望動機を書いた方法です。スマホで簡単につくれます↓↓
AIに自己分析結果を学習させて志望動機を書く方法です。転職理由もAIが考えてくれます↓↓
私は保険会社の営業職で、チームメンバーと協力して目標を達成してきました。しかし、前職では既存顧客への保険商品提案が主で、チームワークを発揮する機会が少なかったため、転職を決意しました。貴社は挑戦的なベンチャー企業であり、新規市場への進出やプロジェクト全体の一体感が魅力です。私はチームワークを活かし、新たな事業展開に貢献したいと考え、貴社を志望しました。
AIが書いた志望動機例文です。人間以上の精度ですね。文字数指定で『履歴書用』も書けるので、利用した方に大変好評です。
「キャリアチェンジ」志望動機の面接例文３選
志望動機のつくり方に従って書いた志望動機（転職・退職理由がキャリアチェンジ）の例文を３選紹介します。
志望動機で「キャリアチェンジ」したいことを伝えるポイントは以下の通りです。
・「転職理由」でキャリアチェンジしたい理由を述べる
・自分の強みを活かせる「企業の特徴」を選んで述べる
・「マッチング」で強みを企業で活かせることを述べる
志望動機例文①（※不動産賃貸業界からハウスメーカー業界へキャリアチェンジ）
【強み：共感性】
私は不動産会社で賃貸仲介営業職として勤務しています。顧客のニーズを深く理解し、共感性を活かした営業スタイルで多くの成約を積み重ねてきました。しかしながら、既製品としての物件に限らず、顧客ニーズに柔軟に対応できる住宅提案そのものに携わりたい思いから、キャリアチェンジを考えて転職を決意しました。
貴社は、自社開発の住宅設備や高い耐震性を持つ独自工法に力を入れ、安心・安全な家づくりを追求している点が非常に魅力的です。
私は現職での営業経験を活かし、顧客のニーズに共感し、貴社の住宅開発の特長と結びつけることで成約率の向上に努め、貴社の更なる発展に貢献したいと考えて志望しました。
※不動産会社賃貸仲介営業職からハウスメーカー営業職への転職例
志望動機例文②（※販売職から営業事務職へキャリアチェンジ）
【強み：人当たりの良さ】
私は婦人靴専門店で販売業務を担当していました。お客様との対話を重視し、人当たりの良い接客を心掛けることで、信頼関係を築き上げ、リピート購入を促進してまいりました。しかし、現職において、バックヤードでの売上管理やストック管理の業務にも関心を持ち、事務職へのキャリアチェンジを志望して、転職を決意しました。
貴社は、自動車ディーラーとして、新規顧客への対応はもちろん、既存顧客に対する車検や整備案内にも注力し、顧客満足度の向上を図ることで新車販売につなげていると伺いました。
私は、前職での接客経験を活かし、営業事務職として事務処理能力と接遇力を磨き、営業チームのサポートを通じてリピート顧客の増加と貴社のさらなる発展に貢献したいと考えて、応募いたしました。
※婦人靴専門店販売職から自動車ディーラー営業事務職への転職例
志望動機例文③（※信用金庫業界から医療業界へキャリアチェンジ）
【強み：迅速性】
私は信用金庫で後方事務を担当しています。電話応対や申請書類のチェックなど、多岐にわたる業務を迅速かつ正確に処理し、庫内や顧客から高い評価を受けております。しかしながら、今後はより直接的に顧客と関わることができる環境へのキャリアチェンジによって、事務処理のスキルをさらに伸ばしたいと考えて転職を決意しました。
貴院は、予約管理システムや電子カルテの導入など、先進的な医療支援システムを積極的に取り入れ、事務員をチーム医療の一員と位置づけ、患者満足度の向上に注力していると伺いました。
私は、現職で培った事務経験を活かし、貴院の新しい事務システムに迅速に適応し、医療スタッフを力強くサポートしながら、患者様に対する丁寧な窓口対応に努め、貴院の患者満足度の向上に貢献したいと考えて、志望いたしました。
※信用金庫後方事務職からクリニック医療事務職への転職例
「キャリアチェンジ」に関する転職活動体験談
私は前職を退職後、業界も職種も異なる会社へキャリアチェンジしました。年齢が比較的若かったこともあり、ポテンシャル採用の側面もあるかもしれません。
しかし、一般的に未経験の業界や職種に挑戦する場合、即戦力になり得る経験者の応募者に比べて、採用担当者の評価は低くなりがちです。
実際、私が集団面接を受けた際も、面接官は経験を持つ他の応募者の方に関心があり、積極的に質問している印象を受けました。
それでも、高倍率を勝ち抜いて何とかホワイト企業に転職できたのは、自分の強みと適性を把握し、退職理由を含めてしっかりとアピールできた結果です。
未経験であっても、自分に備わっている強みを認識し、それが応募先企業でも共通して活かせることをアピールポイントにすれば、転職活動は格段に楽になるでしょう。
転職成功テクニック
「キャリアチェンジ」が転職・退職理由の志望動機、面接対策ができたら、内定獲得率を上げる転職成功テクニックを実践してください。
私が倍率1000倍の転職成功時に駆使したテクニックです↓↓
・若手向けの「中規模転職サイト」を利用
・「人柄」特化の転職エージェントを利用
・「家族のための転職」を面接でアピール
若手向けの「中規模転職サイト」を利用
大手転職サイトだけの登録で満足していませんか？実は、私も含め転職成功者の32％は大手以外の転職サイトも利用して初めて内定しています。
大手だけを使うと中規模転職サイトの掘り出し求人を見逃すからです。下記では、ホワイト企業に内定する「若手向け」中規模転職サイトを紹介します↓↓
「人柄」特化の転職エージェントを利用
実は「人柄」こそ、最大の定着性のアピール法です。「人柄の良さ」を自分で伝えられないことが不採用の大きな原因と言えます。
しかし「人柄」のアピールに特化した転職エージェントを利用すれば、圧倒的に（ホワイト企業に）採用されやすくなります↓↓
「家族のための転職」を面接でアピール
面接で「家族のための転職」であることをアピールするだけで、採用担当者に信頼性を示せます。私も積極的に実践してきました。
アピール方法については、下記記事で詳しく解説しています↓↓
まとめ
以上、「キャリアチェンジ」が転職・退職理由である場合の志望動機の面接例文と、採用される志望動機の作成法を解説しました。
・独自アンケート調査で「キャリアチェンジ」が退職理由の応募者に対し、半数の面接官は印象が「良い」と回答した。
・「キャリアチェンジ」とは未経験業界、職種に転職すること。定義をしっかり確認しておきましょう。
・「キャリアチェンジ」が転職・退職理由である人の割合は、転職者のうちの９％（リクナビNEXT調べ）。非常に多い割合であるため、差別化が必要となる。
・「キャリアチェンジ」が転職・退職理由の場合、たとえ未経験者であっても、あなたの「強み」を示して企業の採用不安を取り除くことが肝心。
・「キャリアチェンジ」が転職・退職理由の場合、自己分析をした結果から志望動機を作成することで、面接で自分の強みにもとづいた回答ができるようになります。
・「キャリアチェンジ」を志望動機に書く場合、転職理由でキャリアチェンジしたい理由、自分の強みを活かせる企業の特徴、マッチングで強みを企業で活かせること、の順に述べるのがポイント。
・転職成功テクニックを活用して、内定獲得率をアップさせてください。
みなさんの転職成功を心から祈っております。
