志望動機が覚えられない…
大丈夫です。転職活動の軸が固まれば嫌でも覚えられます。
志望動機が覚えられないことで、面接でスラスラ言えない…と悩んでいませんか?私もそうだったので、この悩みの深さは良く分かります。
家で、控え室で、何度練習しても面接官の前では頭が真っ白…私も経験済です。特に中途採用では長い面接の序盤で失敗するのは痛いですよね。
しかし、解決策は極めて単純。転職活動の軸が固まれば面接でスラスラと志望動機や自己PRを話せるようになります。むしろ、面接対策が楽しくなるはずです。
がっくん
中堅企業で平社員だったがっくんです。就職倍率1000倍(2024名エントリー、採用2名)の超ホワイト企業に転職できた経験から、実績がない人でも転職成功するノウハウを発信してます。
本記事では、私の転職経験から「志望動機が覚えられない」という方向けに、転職活動の軸を固めて嫌でも覚えてしまう採用される志望動機の作成法を解説します。
「志望動機が覚えられない」独自アンケート
当サイトで独自に「志望動機が覚えられない」という応募者の印象について、一般企業の採用担当者100名にアンケート調査を実施しました。
「志望動機が覚えられない」応募者の印象は? | |
---|---|
大変良い | 1% |
良い | 7% |
どちらでもない | 29% |
悪い | 63% |
その結果、6割以上が「悪い」と回答しました。しかし、「どちらでもない」「良い」という回答も一定数ありました。
志望動機や自己PRが覚えられないだけで、転職活動や企業に対する熱意を疑われるからです。
なるべく早急に、面接対策を進める必要がありそうですね。
「志望動機が覚えられない」のは無理もない
志望動機が覚えられないからと言って不安に思う必要はありません。そもそもヒトが覚えられる記憶の容量には限界があります。
「短期記憶」と呼ばれる領域では、ヒトが覚えられる無意味な数字の羅列は7つ前後です。例えば以下の数字の羅列を覚えてみてください。
1,9,9,4,7,2,8
口にしたあとは覚えていても、30分もすれば、半数が忘れているはず。しかし、この数字があなたが好きな人の誕生日ならどうでしょう。
1994年7月28日生まれ、「94年生まれで誕生日は梅雨明け7月末の28日」という意味なら、かなり記憶に残りやすくなるはずです。
つまり、やみくもに作った志望動機は、短期記憶はできても、中身がないので記憶として定着しません。しかし、意味のあるストーリーなら、記憶にしっかり刻まれます。
「志望動機が覚えられない」転職軸を明確化
志望動機が覚えられない場合は、意味あるストーリーにすれば良いと解説しました。志望動機におけるストーリーとは転職軸を明確化するということです。
転職軸はそもそも転職しようと考えた根拠、すなわち「転職理由」に当たるものです。
転職軸が明確になれば、後は応募企業ごとに研究を行い、個別にカスタマイズするだけで、志望動機を簡単に作成できます。さらに、それを忘れることも少なくなります。
「志望動機が覚えられない」転職軸の作り方
志望動機を覚えられない方が、転職軸をつくる流れは以下の通りです。
転職軸は簡単につくれます。自己分析で見出した強みや適性が前職でどのように発揮されたかを思い出し、今後のキャリアで実現したいことに繋げるだけです。
- ステップ1自己分析で強みを洗い出す
自己分析を通じて自身の強みを見つけます。自己分析は怠らずに行いましょう。そうしないと、志望動機に本心が反映されません。
- ステップ2強みが表れた経験を思い出す
前職や現職で、強みが具体的に表れた経験やエピソードを思い出します。
- ステップ3実現したいことを明確にする
強みが表れた経験こそ、自身が将来のキャリアで実現したいことだと説明します。これが転職軸(転職理由)です。
転職活動の軸については、下記記事でさらに詳しく解説しています↓↓
「志望動機が覚えられない」転職理由例文3選
志望動機が覚えられない方向けに、上記の3ステップでつくった転職軸(転職理由)の例文を紹介します。自己分析をした結果、このようなあなたの強みが分かったとします。
この強みが活きたエピソードを思い出しつつ、今後のキャリアで実現したいことを明確に伝えれば良いのです。
【1】サービス性が強み(※志望動機が覚えられない|転職理由例文)
私は不動産会社の営業職として、顧客ニーズに合わせたサービスを提供することに情熱を注いできました。賃貸物件紹介業務では、顧客の要望をヒアリングし、最適な物件を提案するために積極的に情報収集を行い、お客様の快適な生活をサポートしてきました。しかし、現職では特定のエリアや物件に特化した商品が主であり、幅広いニーズには対応できないため、より多様な商品とサービスを取り扱い、顧客に広範な選択肢とサポートを提供できる環境で働きたいと考えて、転職を決意しました。
※不動産会社営業職から転職を希望するケース
【2】機敏性が強み(※志望動機が覚えられない|転職理由例文)
私は現在、信用金庫の後方事務職として働いています。迅速かつ正確な業務処理に取り組みながら、融資申請審査業務においては機敏な対応力を心がけてきました。融資審査の迅速化のため、情報や書類が不足している場合には内部の関係部署と円滑にコミュニケーションを取り、スムーズな審査を実現しました。しかし、現職では業務の分業化が進んでおり、後方事務職の担当範囲が狭まり、部署間の連携が困難になっています。そのため、分業ではなく、事務業務を共同して効率化する社風の会社への転職を考えるようになりました。
※信用金庫後方事務職から転職を希望するケース
【3】社交性が強み(※志望動機が覚えられない|転職理由例文)
百貨店で販売職として働く中で、社交性を活かしチームをまとめ、積極的に接客業務に取り組んできました。イベント企画においても、新商品の発売や季節イベントなどの販促活動を計画し、チームと協力して魅力的なイベントを成功させ、顧客満足度の向上に貢献しました。しかし、現在の職場では販売目標の達成に焦点が当てられ、チームマネジメントに関わる機会が限られています。そのため、今後のキャリアでは目標設定や業績管理、育成プログラム策定などのマネジメント業務に深く関わりたいと考え、転職を決意しました。
※百貨店販売職からから転職を希望するケース
あとは転職理由に応募企業の特徴を加えれば、志望動機が覚えられない人でも記憶に定着する志望動機がつくれます。続いて嫌でも覚えられる志望動機作成法を伝授します。
「志望動機が覚えられない」志望動機の作り方(※重要)
志望動機が覚えられない人も、自己分析で強みを理解したうえでストーリー仕立ての志望動機に仕上げれば、記憶に定着し、必ず面接でもスラスラ話せるようになります。
そんな志望動機作成法を2つにまとめたので、ご紹介します。
実は、志望動機には面接官に刺さる【型】があります。しかし採用される志望動機に必要不可欠なことがあります。
【1】採用される志望動機は自分の強みを理解している
一般企業採用担当者に調査した結果8割以上の採用担当者は「自分の強みを理解している」志望動機を求めていると分かりました。
つまり強みが反映されていないと、採用につながらない志望動機を書き続けることになります。
【2】半数の採用担当者は自己分析をしない応募者は採用しない
追加調査で半数以上が『自己分析をしていない応募者』は採用しないと回答しました。また9割は面接で自己分析済かを見抜けます。
『自己分析』をしないと半数が即不採用になるわけです。自己分析ナシでは強みが理解できないからです。
最強の志望動機をつくる【2つの方法】
いちど『自己分析結果』を反映した志望動機さえつくってしまえば面接で何を突っ込まれても『絶対』にブレない志望動機になります。
私は自己分析結果をもとに志望動機をつくり、実際に倍率1000倍の企業にも転職できました。これを試していただける2つの方法を紹介します↓↓
私が実際に無料自己分析ツールで志望動機を書いた方法です。スマホで簡単につくれます↓↓
AIに自己分析結果を学習させて志望動機を書く方法です。転職理由もAIが考えてくれます↓↓
私は保険会社の営業職で、チームメンバーと協力して目標を達成してきました。しかし、前職では既存顧客への保険商品提案が主で、チームワークを発揮する機会が少なかったため、転職を決意しました。貴社は挑戦的なベンチャー企業であり、新規市場への進出やプロジェクト全体の一体感が魅力です。私はチームワークを活かし、新たな事業展開に貢献したいと考え、貴社を志望しました。
AIが書いた志望動機例文を貼っておきます。人間が書いたみたいですね。文字数指定で『履歴書用』も書けるので、利用した方に大変好評です。
「志望動機が覚えられない」私の転職体験談
転職の志望動機が覚えられないことには、私も本当に苦労しました。正直に言うと、最初の転職活動では良い会社に早く入りたいという気持ちだけで、志望動機のつくりもテキトーでした。
こんな状態では、応募するたびに志望動機を考え、覚え直し、結局のところ面接では頭が真っ白…ということも良くありました。
しかし、自己分析を行い、転職の軸を見つめ直し、少しだけ面接の経験を積めば、自然に志望動機を覚えられるようになりました。
それでも、自信がない場合は、転職エージェントに頼んで模擬面接を受け、志望動機を覚えるのがスピーディーな方法です。
志望動機を忘れないためには「緊張しないこと」も大切です。緊張して、面接がボロボロだった…は良く聞く話。ボロボロでも気にしなくていい理由は、以下の記事でまとめています↓↓
企業研究で前もって他の候補者が知りえない情報を仕入れておけば、「その話をいつしようか」と緊張も吹き飛びますよ。事前準備が肝です。
「志望動機が覚えられない」転職成功テクニック
「志望動機」を覚えたら、ぜひ実践して欲しい転職を成功に導くテクニックを紹介します。
私が倍率1000倍の転職成功時に駆使したテクニックです↓↓
若手向けの「中規模転職サイト」を利用
大手転職サイトだけの登録で満足していませんか?実は、私も含め転職成功者の32%は大手以外の転職サイトも利用して初めて内定しています。
大手だけを使うと中規模転職サイトの掘り出し求人を見逃すからです。下記では、ホワイト企業に内定する「若手向け」中規模転職サイトを紹介します↓↓
「人柄」特化の転職エージェントを利用
実は「人柄」こそ、最大の定着性のアピール法です。「人柄の良さ」を自分で伝えられないことが不採用の大きな原因と言えます。
しかし「人柄」のアピールに特化した転職エージェントを利用すれば、圧倒的に(ホワイト企業に)採用されやすくなります↓↓
「家族のための転職」を面接でアピール
面接で「家族のために転職する」ことをアピールすれば信頼性と定着性を示すことができます。私も実践しました。
アピール方法は以下の記事を参考にしてください↓↓
まとめ
以上、私の転職経験から『志望動機が覚えられない』方向けに、転職活動の軸を固めて嫌でも覚えてしまう志望動機の作り方について解説しました。
・「志望動機が覚えられない」のは、やみくもに志望動機をつくるから。ストーリー仕立ての転職活動の軸(転職理由)を固めると記憶に定着します。
・「志望動機が覚えられない」人は、まずは転職軸(転職理由)をしっかり固めましょう。
・「志望動機が覚えられない」人が転職活動の軸をつくる場合、自己分析の結果から強みが具体的に表れた経験を思い出し、将来的に実現したいキャリアを考えるだけで良い。
・「志望動機が覚えられない」人が採用される志望動機をつくる場合、自己分析と企業研究の徹底が必須。私が実践した方法を試してみてください。
・「志望動機が覚えられない」人が、次に内定獲得に近づくために転職成功テクニックを活用してください。
みなさんの転職成功を心から祈っております。