
転職面接で「仕事を通じて成し遂げたいこと」はどう答える?

志望動機と一致した内容を答えるだけでOKです。
転職面接で「仕事を通じて成し遂げたいこと」を聞かれたとき、どう答えるべきか悩んでいませんか?私も、頭を抱えた経験があります。
質問に対して、応募企業と無関係な話や抽象的な内容を話すと、熱意や一貫性がないと受け取られる恐れがあります。
私は志望動機と志望動機と一致した内容を話すことで、採用担当者に納得感を与え、内定を得ることができました。

がっくん
中堅企業で平社員だったがっくんです。就職倍率1000倍(2024名エントリー、採用2名)の超ホワイト企業に転職できた経験から、転職成功ノウハウを発信しています。
この記事では、私の転職体験をもとに、「仕事を通じて成し遂げたいこと」の面接例文を紹介し、あわせて採用される志望動機の作成法も解説します。
「仕事を通じて成し遂げたいこと」の独自アンケート結果

当サイトで「仕事を通じて成し遂げたいこと」という質問に回答できる応募者の印象についてアンケート調査を実施しました。
「仕事を通じて成し遂げたいこと」に回答できる応募者の印象は? | |
---|---|
大変良い | 48% |
良い | 31% |
どちらでもない | 19% |
悪い | 2% |
一般企業の採用担当者100名のうち、約80%が「大変良い」「良い」と回答し、「どちらでもない」は19%でした。

この調査結果から、「仕事を通じて成し遂げたいこと」への回答に対する採用担当者の関心の高さが伺えますね。
・「仕事を通じて成し遂げたいこと」という質問:採用担当者の関心が高い。
「仕事を通じて成し遂げたいこと」について聞かれる理由

転職面接で「仕事を通じて成し遂げたいこと」について採用担当者が質問する理由を考えてみましょう。
・企業研究をしているか確認したい
・社風と一致しているか確認したい
・応募者の熱意や人柄を確認したい
企業研究をしているか確認したい
採用担当者は「仕事を通じて成し遂げたいこと」について質問することで、応募者がきちんと企業研究を行っているかを確認しています。
企業研究には、応募企業への関心だけでなく、転職活動に真剣に取り組む姿勢や、将来のキャリアに対する考え方が表れるからです。

私も、面接で企業研究の深さについて幾度も確認された経験があります。
社風と一致しているか確認したい
採用担当者は「仕事を通じて成し遂げたいこと」を聞くことで、応募者の考えが自社の社風と一致しているかを確認しています。
成し遂げたいことと仕事内容にギャップがないか、また、自社の環境に適応し、長く働ける人材かどうかを判断するためです。

私も、面接経験を通じて、企業が「定着し長く働けるかどうか」を重視していると強く感じました。
応募者の熱意や人柄を確認したい
採用担当者は「仕事を通じて成し遂げたいこと」を通して、応募者の仕事に対する熱意や人柄を見ています。
たとえ、成し遂げたいことが企業の方向性と多少異なっていても、それ自体は問題ではありません。

質問の意図を汲み取り、具体的かつ前向きに答えることで、熱意と人柄が伝わります。
・「仕事を通じて成し遂げたいこと」を聞く理由:企業研究、社風との一致、熱意や人柄の確認。
「仕事を通じて成し遂げたいこと」に回答する際の注意点

転職の面接で「仕事を通じて成し遂げたいこと」を聞かれたときは、志望動機と一致しない答えをしないよう注意が必要です。
たとえば、志望動機で「チームワーク」を述べているのに、面接では「一人で成し遂げたいこと」を話せば、軸がぶれていると判断されます。
このように、話に一貫性がないと、採用担当者からの信頼が下がってしまうのです。

私も面接で回答する際は、必ず志望動機に書いた内容を踏まえて話すことを意識していました。
・志望動機と「成し遂げたいこと」が一致していない。
「仕事を通じて成し遂げたいこと」は志望動機に合わせる

転職面接で「仕事を通じて成し遂げたいこと」を聞かれたら、志望動機と一致した内容を話すことがカギです。
成し遂げたいことと、履歴書や面接の冒頭で述べた志望動機に一貫性があることで、面接官からの信頼を得やすくなるからです。
そのためには、キャリアアップの志望動機をあらかじめ準備しておくと、回答に一貫性と説得力を持たせることができます。

私も、キャリアアップを目的とした志望動機を書くことで、採用担当者の信頼を得て内定につなげました。
・「仕事を通じて成し遂げたいこと」と一致するキャリアアップの志望動機を作成する。
「仕事を通じて成し遂げたいこと」の志望動機のつくり方(※重要)

「仕事を通じて成し遂げたいこと」に説得力を持って答えるため、キャリアアップを目的とした志望動機の作成法を解説します。

志望動機には、面接官に刺さる「型」があります。しかし採用される志望動機に必要不可欠なことがあります。
採用したい志望動機は「自分の強みを理解している」こと

8割以上の採用担当者は「自分の強みを理解している志望動機」を求めることが企業調査で分かりました。

つまり『強み』が反映されないと、採用される志望動機にはなりません。
半数以上の採用担当は自己分析しない応募者を採用しない

半数以上の採用担当者は「自己分析をしていない応募者は採用しない」と追加調査で答えました。また、9割が「自己分析済」か見抜けます。

『自己分析』をしないと半数が即不採用になるわけです。自己分析ナシでは強みが理解できないからです。
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私は保険会社の営業職で、チームメンバーと協力して目標を達成してきました。しかし、前職では既存顧客への保険商品提案が主で、チームワークを発揮する機会が少なかったため、転職を決意しました。貴社は挑戦的なベンチャー企業であり、新規市場への進出やプロジェクト全体の一体感が魅力です。私はチームワークを活かし、新たな事業展開に貢献したいと考え、貴社を志望しました。

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「仕事を通じて成し遂げたいこと」の志望動機と回答例文

志望動機をつくる2つの方法に従って書いた志望動機と、「仕事を通じて成し遂げたいこと」に答える面接回答例文3選を紹介します。

「仕事を通じて成し遂げたいこと」に答えるときは、以下のポイントに注意してください。
・成し遂げたいことを結論から話す
・転職理由をもう一度強調して話す
・応募企業の特徴に結び付けて話す
志望動機と回答例文①(※仕事を通じて成し遂げたいこと)
【自己分析で分かった強み:コミュニケーション力】
私は不動産会社で、コミュニケーション力を活かし、賃貸物件の営業に取り組んできました。不動産取引はお客様との信頼が不可欠ですが、長期的な関係を築くことは少ないため、お客様と長く関係を築ける環境で営業スキルを高めたいと考え、転職を決意しました。
貴社は、自動車ディーラーとして整備やアフターサポートに重点を置き、お客様との長期的な関係を築くことをモットーにしていると伺っています。
貴社であれば、現職での営業経験を活かし、お客様と長い関係を築くことで顧客満足度を高め、貴社の発展に貢献できると考えて志望致しました。
※不動産会社営業職から自動車ディーラー営業職への転職

仕事を通じて成し遂げたいことは何ですか?

はい。お客様と長期的な関係を築くことで、社内外を問わず信頼される人間になることです。丁寧な整備やアフターサポートの提供を通じて、お客様ひとりひとりと信頼関係を築くことで、お客様だけでなく、社内でも信頼のおける社員として良好な人間関係を築きたいと考えています。
志望動機と回答例文②(※仕事を通じて成し遂げたいこと)
【自己分析で分かった強み:人あたり】
私は紳士服専門店で販売職を務めています。人あたりの良い接客を心がけ、店舗の売上に貢献してまいりました。しかし、商品の提案以上にお客様へのサービスや接遇によって付加価値を提供できる仕事でキャリアを築きたいと考え、転職を決めました。
貴ホテルは地元企業と協力し、観光案内サービスや接遇マナーの勉強会を定期的に開催し、従業員の統一を図りながら宿泊客へのホスピタリティを追求しています。
私は、現職で培った接客スキルを活かしつつ、ホテリエとして高い学習意欲を持ち、最高の滞在体験を提供することで貴ホテルの発展に貢献したいと考え、応募させていただきました。
※紳士服専門店販売職からホテル従業員への転職

仕事を通じて成し遂げたいことは何ですか?

はい。接遇を徹底することで、商品やサービスの価格以上の価値を提供することです。ホテリエとして接遇スキルを磨き、ホスピタリティを追求することで、お客様に宿泊料金以上の価値を提供できるよう努力したいと考えています。
志望動機と回答例文③(※仕事を通じて成し遂げたいこと)
【自己分析で分かった強み:チームワーク】
私は食品メーカーで営業事務を担当しています。チームワークを活かして資料作成や電話対応などの事務業務に従事し、顧客および営業部門から高い評価を受けてきました。しかし、分業が増えたこともあり、より連携して業務に取り組む環境で事務スキルを更に向上させたいと考え、転職を決意しました。
貴院は医療事務員を含むチーム医療の向上を目指し、医療支援システムの拡充や患者様へのサービス向上を目指していると伺っております。
私は現職の経験を活かし、チームで協力しながら医療スタッフをサポートすることで、貴院と地域医療の更なる発展に貢献できると考え志望いたしました。
※食品メーカー営業事務職からクリニック医療事務職への転職

仕事を通じて成し遂げたいことは何ですか?

はい。チームで協力しながら業務効率化を図ることです。医療支援システムやチーム医療を重視し、お互いの職域を尊重する環境であれば、職員同士の理解が深まり、効率的に事務業務に取り組むことができると考えています。

キャリアアップの志望動機と一致した内容を答えることで「仕事を通じて成し遂げたいこと」に説得力を持たせることができました。
「仕事を通じて成し遂げたいこと」と私の転職面接体験談

私は転職活動を始めたばかりの頃、面接で「仕事を通じて成し遂げたいことは何ですか?」と質問されても、学生時代の就活のような返答をしていました。
たとえば、「社会に貢献したい」といった、抽象的でふわっとした内容ばかりを話してしまい、面接官の印象には残らなかったと思います。
しかし、転職の面接では、なぜ転職を考えたのか、なぜ応募企業で「成し遂げたいこと」が実現できるのかといった、より踏み込んだ説明が求められます。
このことに気づいてからは、志望動機とつながるように「仕事を通じて成し遂げたいこと」を具体的に伝えるようにしました。
たとえば、「チームをまとめる経験を重ね、将来的にはマネジメントに挑戦したい」といったように、キャリアアップの方向性を伝えました。
特に意識したのは、「志望動機」と「成し遂げたいこと」に一貫性を持たせながら答えるということです。
軸がブレていないと感じてもらえることで、面接官からの信頼を得やすくなり、最終的に内定を勝ち取ることができました。

これから面接を受ける方は、ぜひ志望動機とセットで「仕事を通じて成し遂げたいこと」を整理して、自分らしい言葉で伝えてみてください。
「仕事を通じて成し遂げたいこと」転職成功テクニック

「仕事を通じて成し遂げたいこと」の例文をもとに面接対策ができた方に、ホワイト企業の内定が決まる転職成功テクニックを紹介します。

私が倍率1000倍の転職成功時にも使ったテクニックです↓↓
・若手向けの「中規模転職サイト」を利用
・「人柄」特化の転職エージェントを利用
・面接で「家族のための転職」をアピール
若手向けの「中規模転職サイト」を利用

実は、私も含め転職成功者の32%は大手以外の転職サイトも利用して初めて内定しています。

大手サイトだけでは掘り出し求人を見逃すからです。そこで、ホワイト求人の多い「若手向け」中規模転職サイトを紹介します↓↓
「人柄」特化の転職エージェントを利用

残念ながら、自分の「人柄の良さ」を伝えきれずに不採用になる方がとても多いです。

しかし、「人柄」のアピールに特化した転職エージェントを利用すれば、圧倒的にホワイト企業に採用されやすくなります↓↓
面接で「家族のための転職」をアピール

面接で「家族のために転職する」ことをアピールすれば信頼性を示すことができます。

アピール方法は下記記事が参考になります↓↓
まとめ

以上、私の転職体験をもとに、「仕事を通じて成し遂げたいこと」の面接例文と採用される志望動機の作成法について解説しました。
・独自調査の結果、「仕事を通じて成し遂げたいこと」に回答できる応募者に対して、約80%の採用担当者が良い印象をもつことが分かった。
・「仕事を通じて成し遂げたいこと」について採用担当者が聞く理由は、企業研究をしているか、社風と一致しているか、応募者の熱意や姿勢を確認するため。
・「仕事を通じて成し遂げたいこと」に回答する際の注意点は、成し遂げたいことと志望動機が一致していないこと。
・「仕事を通じて成し遂げたいこと」に回答する際は、成し遂げたいことと一致するキャリアアップの志望動機を作成する。
・「仕事を通じて成し遂げたいこと」に回答するための志望動機は、自己分析で分かった強みをもとに作成する。
・「仕事を通じて成し遂げたいこと」に回答する際は、成し遂げたいことを結論から話す、転職理由をもう一度強調して話す、応募企業の特徴に結び付けて話すことがポイント。
・転職成功テクニックを活用して、ホワイト企業の内定獲得率向上を目指してください。

みなさんの転職成功を心から祈っております。