
事務職の面接で「職務の中で学んだこと」を聞かれたら?

応募先企業で活かせる学びを答えるだけでOKです。
事務職の面接で「職務の中で学んだこと」にどう答えるべきか悩んでいませんか?私も事務経験があるので、よく分かります。
しかし、単に事務職を通じて自分が学んだことを話すだけでは、採用担当者に好印象を与えるのは難しいと言えます。
自分の『強み』を反映した志望動機をもとに、応募先企業でこそ活かせる学びを答えることが、採用の決め手になります。

がっくん
中堅企業で平社員だったがっくんです。就職倍率1000倍(2024名エントリー、採用2名)の超ホワイト企業に転職した経験から、転職成功ノウハウを発信しています。
この記事では、私の経験から、事務職の面接で「職務の中で学んだこと」に答えるポイントと例文、さらに『強み』を反映した志望動機の作成法を解説します。
「職務の中で学んだこと」に関する独自アンケート

事務の「職務の中で学んだこと」に答えられる応募者の印象は? | |
---|---|
大変良い | 6% |
良い | 25% |
どちらでもない | 67% |
悪い | 2% |
事務の「職務の中で学んだこと」に答えられる応募者の印象について、当サイトで独自アンケート調査を実施しました。
一般企業採用担当者100名に調査した結果、「大変良い」「良い」の31%に対して、「どちらでもない」が67%と大きく上回りました

事務の職務の中で何をどのように学んだか、説得力を持って説明できるかが好印象に繋がるカギと言えます。
・事務の「職務の中で学んだこと」に答えられる応募者の印象:67%の採用担当者が「どちらでもない」と回答。
「職務の中で学んだこと」を事務職で聞かれる理由は?

「職務の中で学んだこと」について、事務職の面接で聞かれる理由を考えてみましょう。
・「業務適応力」の確認。
・「自己成長意欲」の確認。
・「コミュニケーション力」の確認。
「業務適応力」の確認
事務職の面接で「職務の中で学んだこと」を聞かれる最大の理由は、応募者の業務適応力を確認するためです。
一言で事務職と言っても、その仕事内容は多岐にわたります。企業は応募者が新しい職場環境や業務に対応できるかを見たいのです。
応募者が過去の職務で学んだことを自社でどう活かせるか?に最も関心があるからです。

私も面接では、学んだことを話した後、必ず応募先企業でどのように活かせるかまで説明していました。
「自己成長意欲」の確認
また、事務職の面接で「職務の中で学んだこと」を聞かれる理由には、自己成長意欲の確認もあります。
前職の職務の中で学んできた人ほど、転職後も新しい職場で成長しようとする意欲の高い人材だからです。
企業の採用担当者は即戦力となる人材を求めているため、成長意欲は欠かせません。

私も、事務作業を効率化した経験をアピールして、自己成長意欲を示してきました。
「コミュニケーション力」の確認
さらに、事務職の面接で「職務の中で学んだこと」を聞かれる理由として、コミュニケーション力の確認があります。
事務と言ってもひたすら机に向かって仕事をするわけではありません。仕事の分担や他部門との連携力も必要となります。
採用担当者は、職務の中での学びから応募者にコミュニケーション力があるかを見ているわけです。

私も、質問への答え方など常にコミュニケーション力を意識しながら面接を受けていました。
・「職務の中で学んだこと」を事務職で聞かれる理由:業務適応力、自己成長意欲、コミュニケーション力の確認。
「職務の中で学んだこと」の事務職で避けるべき回答

一方で、「職務の中で学んだこと」について事務職の面接で避けるべきNG回答もあります。
・「学んだことだけ」を話す。
・業務と「無関係な学び」を話す。
・志望動機と「矛盾する学び」を話す。
「学んだことだけ」を話す
「職務の中で学んだこと」を聞かれて、学んだことだけを話すのは避けましょう。
企業が関心を持つのは、応募者が学んだことそのものよりも、学びを自社でどう活かせるかという点だからです。
採用担当者は、学びを活かして具体的に働いている姿を想像したいのです。

私もよく質問の背後にある意図を読み取れずに失敗していました。
業務と「無関係な学び」を話す
「職務の中で学んだこと」を聞かれて、業務と無関係な学びまで話すことも避けてください。
事務職の業務内で学んだことを簡潔に話さなければ、質疑応答力やコミュニケーション力を疑われかねないからです。
無駄に話が長くなることは、採用担当者の心象を悪くするだけです。

私もまとまりのない長い話をしてしまい、面接官の心象を悪くした経験があります。
志望動機と「矛盾する学び」を話す
「職務の中で学んだこと」を聞かれたときに、志望動機と矛盾する学びを話すことは絶対に避けましょう。
転職の志望動機は履歴書や面接の際の「顔」であり、各企業の採用担当者は志望動機を手元に置いて面接を進めています。
その内容が質問と食い違って矛盾を生めば、一気に採用担当者の信頼を失います。

私は常に志望動機をもとに一貫した回答をすることで採用担当者の納得する回答を目指しました。
・事務職の「職務の中で学んだこと」で避けるべきNG回答:学んだことだけ、業務と無関係な学び、志望動機と矛盾する学びを話す。
「職務の中で学んだこと」は志望動機をもとに答える

「職務の中で学んだこと」は、自分の『強み』を反映した志望動機をもとに、応募先企業で活かせる学びを答えましょう。
応募先企業で活かせる学びであれば、NG回答を避けながら、採用担当者に好印象だけを残せるからです。
さらに、『強み』を反映した志望動機をもとに答えることで、矛盾する回答をすることもなくなります。

私も、自分の『強み』をどう活かせるかを具体的に話すことで、実際に多くの事務系求人で内定を得てきました。
・事務職の「職務の中で学んだこと」⇒自分の『強み』を反映した志望動機をもとに応募先企業で活かせる学びを答える。
「職務の中で学んだこと」に答える志望動機の作り方(※重要)

事務職の面接で「職務の中で学んだこと」に答えるために、自分の『強み』を反映した志望動機の作成法を解説します。

志望動機には、面接官に刺さる「型」が存在します。しかし、採用されるために必要不可欠なことが『強み』の理解なのです。
採用したい志望動機は「自分の強みを理解している」こと

8割以上の採用担当者が「自分の強みを理解している志望動機」を求めることが企業アンケートで分かりました。

つまり『強み』が反映されないと、採用される志望動機にはなりません。
半数以上の採用担当は自己分析しない応募者を採用しない

半数以上の採用担当者は「自己分析をしていない応募者は採用しない」と追加調査で判明しました。また、9割が「自己分析済」か見抜けます。

『自己分析』をしないと半数が即不採用になるわけです。自己分析ナシでは強みが理解できないからです。
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私は保険会社の営業職で、チームメンバーと協力して目標を達成してきました。しかし、前職では既存顧客への保険商品提案が主で、チームワークを発揮する機会が少なかったため、転職を決意しました。貴社は挑戦的なベンチャー企業であり、新規市場への進出やプロジェクト全体の一体感が魅力です。私はチームワークを活かし、新たな事業展開に貢献したいと考え、貴社を志望しました。

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「職務の中で学んだこと」の志望動機と面接例文3選(事務職)

志望動機をつくる2つの方法で作成した志望動機をもとに、事務職での「職務の中で学んだこと」に答える面接例文3選を紹介します。

事務職での「職務の中で学んだこと」に答えるポイントは、下記の通りです。
【1】事務職のなかで学んだことを「結論」から述べる。
【2】事務職務の中で「強み」を活かした経験を述べる。
【3】応募先企業の業務で「活かせる具体例」を述べる。
志望動機と回答例文①(※事務職での職務の中で学んだこと)
【自己分析で分かった強み:状況適応力】
私は生命保険会社で保険金支払いの査定事務を担当しています。各保険金請求の状況に応じた支払い判断を行うことで、お客様からの信頼を築いてまいりました。日々変化する数字を追う中で、保険金支払いの原資である会社の資金管理そのものに関心が高まり、経理職へのキャリアチェンジを希望し転職を決意しました。
貴社は損害保険会社として、従来の保険商品にとらわれず、ライドシェア向け保険など顧客ニーズに即した新商品を次々と開発されており、大変魅力を感じています。
現職での事務経験を活かし、迅速かつ柔軟な予算管理や資金計画の立案を通じて、貴社の財務基盤の安定に貢献したいと考え、志望いたしました。
※生命保険会社の支払い査定事務から損害保険会社の経理職への転職

事務職の「職務の中で学んだこと」は何ですか?

私が事務職の職務の中で学んだことは、お客様の状況に応じて対応することです。現職の保険金請求では案件ごとに異なる判断が求められるため、その場の状況に応じて対応を変え、お客様の信頼を得ることに努めました。この対応力は、常に新商品を開発し、財務状況が市場動向に影響を受けやすい御社の経理業務でも、予算管理や資金計画の立案に活かせると考えています。
志望動機と回答例文②(※事務職での職務の中で学んだこと)
【自己分析で分かった強み:協調性】
私は自動車ディーラーで営業事務を担当しました。他の事務員と協力しながら在庫管理や納期調整を行い、営業部門のサポートに努めてまいりました。しかし、今後は住宅のように高額でお客様の生活に大きな影響を与える不動産業界において、お客様とより長い信頼関係を築いていきたいと考え、転職を決意しました。
貴社は地域密着型の工務店として、自社開発の高品質な住宅設備を提供し、地域のお客様のご要望に合わせたサービスを展開している点に感銘を受けました。
私は事務経験を活かし、地域ごとのお客様の声をしっかりと拾い、迅速かつ正確な書類管理や顧客対応を通じて営業担当者を支え、貴社の発展に貢献したいと考えて志望いたしました。
※自動車ディーラー営業事務職から工務店営業事務職への転職

事務職の「職務の中で学んだこと」は何ですか?

私が事務職の職務の中で学んだことは、他部門と協力することの大切さです。前職では在庫管理や納期調整において営業担当者や整備スタッフと協力し、顧客情報を共有してサービス品質向上に努めてきました。御社でも、地域のお客様と長い信頼関係を築くために、営業担当者と顧客情報を共有し、個々のお客様に合わせた営業資料の作成に活かせると考えています。
志望動機と回答例文③(※事務職での職務の中で学んだこと)
【自己分析で分かった強み:サポート力】
私は信用金庫で後方事務を担当しております。契約書類の確認や顧客対応を通して融資担当者をサポートしてまいりました。しかし、後方業務にとどまらず、より直接お客様と接し、お客様の細かな要望に応えることで事務処理能力を高めたいと考えるようになり、今回の転職を決意いたしました。
貴院では、医療事務員も含めたチーム医療を推進し、患者様をお待たせしない迅速な事務対応で患者満足度の向上を目指していると伺い、強く共感いたしました。
私は現職の事務経験を活かし、医療スタッフが働きやすい環境づくりと患者様一人ひとりに丁寧に対応する事務を通じて、患者満足度の向上と貴院の発展に貢献したいと考え、志望いたしました。
※信用金庫後方事務職からクリニック医療事務職への転職

事務職の「職務の中で学んだこと」は何ですか?

私が事務職の職務の中で学んだことは、正確さが求められる環境で職員をサポートすることの重要性です。現職では、融資担当者に責任が及ばないよう、書類ミスの防止を徹底してまいりました。御院でも、患者様の健康に関わる仕事であることを自覚し、職員が安心して働けるように正確な事務対応に尽力し、医療スタッフを支えたいと考えています。
「職務の中で学んだこと」に関する私の事務職経験

私も転職活動中の面接で、「職務の中で学んだこと」について質問された経験が何度かあります。
自分の仕事には詳しいため、面接ではつい前職での顧客対応の経験を長々と話してしまったこともありました。
しかし、企業の採用担当者は私の具体的な仕事内容には、それほど関心がないと実感するようになりました。
採用担当者が本当に知りたいのは、「職務の中で学んだこと」をどう自社で活かせるのかという点です。
そのため、話が冗長になったり、本題から外れたりすると、採用担当者にはすぐに伝わってしまいます。
私も過去に、話が長すぎて質問の意図に合っていなかったと反省した面接が数え切れないほどあります。
だからこそ、自分の『強み』をもとに「職務の中で学んだこと」を整理して話す意識こそが肝心です。

皆さんも、志望動機と一貫性のある答えを意識すれば、採用担当者にしっかり響く回答になります。
転職成功テクニック

事務職の「職務の中で学んだこと」の面接例文に加えて、ホワイト企業に内定する転職成功テクニックをお試しください。

私が倍率1000倍の転職成功時にも使ったテクニックです↓↓
・若手向けの「中規模転職サイト」を利用
・「人柄」特化の転職エージェントを利用
・面接で「家族のための転職」をアピール
若手向けの「中規模転職サイト」を利用

実は、私も含め転職成功者の32%は大手以外の転職サイトも利用して初めて内定しています。

大手サイトだけでは掘り出し求人を見逃すからです。そこで、ホワイト求人の多い「若手向け」中規模転職サイトを紹介します↓↓
「人柄」特化の転職エージェントを利用

残念ながら、自分の「人柄の良さ」を伝えきれずに不採用になる方がとても多いです。

しかし、「人柄」のアピールに特化した転職エージェントを利用すれば、圧倒的にホワイト企業に採用されやすくなります↓↓
面接で「家族のための転職」をアピール

面接で「家族のために転職する」ことをアピールすれば信頼性を示すことができます。

アピール方法は下記記事が参考になります↓↓
まとめ

以上、私の経験から事務職の面接で「職務の中で学んだこと」に答えるポイントや例文、さらに『強み』を反映した志望動機の作成法について解説しました。
・「職務の中で学んだこと」を事務職で聞かれる理由は、業務適応力、自己成長意欲、コミュニケーション力を確認するため。
・「職務の中で学んだこと」の事務職で避けるべきNG回答は、学んだことだけ、業務と無関係な学び、志望動機と矛盾する学びを話すこと。
・「職務の中で学んだこと」は、自分の強みを反映した志望動機をもとに応募先企業で活かせる学びを答える。
・「職務の中で学んだこと」に答えるために、自己分析ツールで分かった強みをもとに志望動機をつくる。
・「職務の中で学んだこと」では、事務職のなかで学んだことの結論、事務職務の中で強みを活かした経験、応募先企業の業務で活かせる具体例を述べる。
・転職成功テクニックを使ってホワイト企業の内定を目指してください。

みなさんの転職成功を心から祈っております。