転職面接で「今のあなたの課題は何ですか」と聞かれたら?
自分の強みを反映した志望動機をもとに回答しましょう。
転職面接における「今のあなたの課題は何ですか?」という回答方法に悩んでいませんか?私も似たような質問で頭を悩ませた経験があります。
自分の課題を即答できない人は、たとえ入社しても企業の課題に気付かない人だと見なされます。自己分析も不十分だと判断されるわけです。
この質問には、自分の強みを反映した志望動機をもとに回答することで、「課題」も強みとしてアピールできます。
がっくん
中堅企業で平社員だったがっくんです。就職倍率1000倍(2024名エントリー、採用2名)の超ホワイト企業に転職できた経験から、実績がない人でも転職成功するノウハウを発信してます。
この記事では、「今のあなたの課題は何ですか?」という質問に対する志望動機と回答例文3選、そして最強の志望動機をつくる2つの方法を解説します。
「今のあなたの課題は何ですか」の独自アンケート調査
当サイトで「今のあなたの課題は何ですか?」という質問に即答できる応募者の印象について、独自アンケート調査を行いました。
一般企業の採用担当者100名を対象にした調査の結果、印象が「大変良い(23%)」「良い(55%)」という回答を合わせて78%に達しました。
「今のあなたの課題は何ですか?」という質問に即答できれば、良いアピール材料になることが分かります。
・「今のあなたの課題は何ですか?」に即答できる応募者の印象:採用担当者の78%が良い印象と回答。
「今のあなたの課題は何ですか」と聞かれる理由とは?
転職の面接で「今のあなたの課題は何ですか」と聞かれる主な理由は以下の3つです。
志望動機と「一貫性」があるか確認したい
企業の採用担当者は、面接で「今のあなたの課題は何ですか?」と質問することで、応募者の志望動機に一貫性があるかを確認しています。
履歴書や面接冒頭で述べた志望動機の内容と、質問に対する回答が一致しているかを確認し、応募者の転職に対する真剣度を見ています。
志望動機と一貫性がある回答ができる応募者は面接官に信頼され、信頼関係は面接突破に必要不可欠です。
私もまずは志望動機をしっかりと練り上げ、面接対策を行いました。
「短所を認識」しているか確認したい
企業の採用担当者は、面接で「今のあなたの課題は何ですか?」と質問することで、応募者が自身の短所を認識しているかを確認しています。
採用担当者は課題、つまり応募者自身が自分の弱点や短所をきちんと自覚しているか?を知りたいわけです。
自分の短所を認識している応募者は、企業が抱える課題にも気付く洞察力があるでしょう。
私も転職活動で自分の強みと弱みを徹底的に分析して、面接対策を行っていました。
「課題解決力」があるか確認したい
企業の採用担当者は、「今のあなたの課題は何ですか?」と質問することで、応募者が課題解決力を持っているかを確認しています。
自分の弱みや短所を理解した上で、それをどう改善できるか?という応募者の意欲や実際の課題解決力を確認したいのです。
このため、どのように課題を解決しようとしているか?を面接官に対して分かりやすく説明する必要があります。
次に、「今のあなたの課題は何ですか」と聞かれた際に避けるべき回答を解説します。
・「今のあなたの課題は何ですか」と聞かれる理由:志望動機との一貫性、短所の認識、課題解決力の確認。
「今のあなたの課題は何ですか」で避けた方が良い回答
転職面接における「今のあなたの課題は何ですか?」と聞かれたときに、避けた方が良い回答は以下の通りです。
志望動機と一貫性がない
「今のあなたの課題は何ですか?」という質問に対して、志望動機と一貫性がない回答は避けましょう。
志望動機で示す転職理由や企業に入社したい理由と、面接での回答が一致していない場合、採用担当者の信頼を失うことにつながります。
私も面接では常に志望動機を意識しながら回答するよう心がけていました。
課題ばかりを挙げて話す
「今のあなたの課題は何ですか?」と聞かれた際、課題ばかりを挙げて話すことは避けましょう。
採用担当者は応募者の課題を知ることよりも、それらに対する応募者の解決意欲や実際の課題解決力の方に関心があります。
課題が多すぎると、それだけで面接官に悪印象を与える可能性があります。
解決できない課題を話す
「今のあなたの課題は何ですか?」と質問されたときに、解決できない課題を話すことは避けましょう。
応募者が解決不可能な課題を持ち出すと、採用担当者は応募者が自分の課題を自覚していない、ととらえてしまいます。
現実的で、あなたが対処できる課題だけを回答することがポイントです。
・「今のあなたの課題は何ですか」で避けるべき回答:志望動機と一貫性がない、課題ばかりを挙げる、解決できない課題を話すこと。
「今のあなたの課題は何ですか」には強みの理解が必要
「今のあなたの課題は何ですか?」という質問に答えるときは、応募者が自分の強みを理解している必要があります。
自分の強みをしっかりと理解していなければ、自分の課題(短所・弱み)を伝えることもできないからです。
さらに、採用担当者の信頼を得るためには、志望動機と一貫性のある回答をする必要があります。
つまり自分の強みを反映した志望動機をもとに回答すれば、一貫性を示しつつ、「あなたの課題」に対しても効果的な回答ができます。
・「今のあなたの課題は何ですか」:自分の強みを反映した志望動機をもとに回答する。
「今のあなたの課題は何ですか」の志望動機のつくり方(※重要)
転職面接における「今のあなたの課題は何ですか」という質問に回答するため、強みを理解する必要性と実際の強みを反映した志望動機のつくり方を紹介します。
志望動機には【型】があります。しかし、採用される志望動機に必要不可欠なことが強みの理解です。
採用したい志望動機は「自分の強みを理解している」こと
8割以上の採用担当者は「自分の強みを理解している」志望動機を求めるとアンケート調査で判明しました。
つまり強みが反映されなければ、採用されない志望動機を書き続けることになります。
半数以上の採用担当は自己分析しない応募者を採用しない
半数以上の採用担当者は『自己分析をしていない応募者』は採用しないと追加調査で判明しました。また、面接官の9割は応募者が「自己分析済」か見抜けます。
『自己分析』をしないと半数が即不採用になるわけです。自己分析ナシでは強みが理解できないからです。
最強の志望動機をつくる2つの方法
いちど『自己分析』で分かった強みを反映すれば面接で何を突っ込まれても『絶対に』ブレない志望動機になります。
私は自己分析の結果で志望動機をつくり、実際に倍率1000倍の企業に転職しました。以下に、これを試せる2つの方法を紹介します↓↓
私が実際に無料自己分析ツールで志望動機を書いた方法です。スマホで簡単につくれます↓↓
AIに自己分析結果を学習させて志望動機を書く方法です。転職理由もAIが考えてくれます↓↓
私は保険会社の営業職で、チームメンバーと協力して目標を達成してきました。しかし、前職では既存顧客への保険商品提案が主で、チームワークを発揮する機会が少なかったため、転職を決意しました。貴社は挑戦的なベンチャー企業であり、新規市場への進出やプロジェクト全体の一体感が魅力です。私はチームワークを活かし、新たな事業展開に貢献したいと考え、貴社を志望しました。
AIが書いた志望動機例文です。文字数指定で『履歴書用』も書けるので、利用した方に大変好評です。
「今のあなたの課題は何ですか」の志望動機と回答例文
志望動機のつくり方で書いた志望動機と、「今のあなたの課題は何ですか?」への面接回答例文3選を紹介します。
「今のあなたの課題」について回答する際のポイントは、以下の通りです。
志望動機と回答例文①(※今のあなたの課題は何ですか?)
【応募者の強み:共感性】
私は不動産会社で営業職を務めております。お客様のご要望に深く共感し、信頼関係を築くことで最適な賃貸物件を提案し、成約を重ねてまいりました。しかし、既存の賃貸物件だけではなく、お客様の多様な要望に応える環境で営業力をさらに高めたいと考え、転職を決意しました。
貴社がハウスメーカーとして、自社開発の住宅設備や耐震性を高める資材を使用し、顧客満足度を追求している姿勢に深く感銘を受けました。
私は現職の営業経験を活かし、お客様一人ひとりのライフスタイルや価値観に合わせた住宅提案を行うことで成約率を高め、より高い顧客満足度を実現し、貴社の発展に貢献したいと考えて志望しました。
※不動産会社営業職からハウスメーカー営業職への転職
今のあなたの課題は何ですか?
私の課題は、お客様に共感し過ぎることです。例えば、騒音を気にするお客様のご要望を尊重するあまり、提案できる物件の幅が狭まり、結果としてお客様が重視していた通勤や公共施設の利便性を見落としてしまい、満足のいく提案ができないことがありました。御社にご縁があれば、お客様のご希望に共感しつつも、幅広い選択肢をご用意し、さまざまな視点から住宅設計について入念な説明を行うことで、お客様に多角的に検討していただく機会を提供し、提案力を磨くことで、より高い顧客満足度を実現したいと考えています。
志望動機と回答例文②(※今のあなたの課題は何ですか?)
【応募者の強み:人当たり】
私は百貨店で美容部員をしております。人当たりの良い丁寧な接客に努め、リピート客の獲得によって店舗の売上に貢献してまいりました。しかし、今後は男性客を含む新しい顧客層のニーズに触れ、接客スキルをさらに高めたいと考え、転職を決意しました。
貴社が紳士服専門店として新たにオーダーメイドサービスを開始し、接客に関する高い専門性を求めていることに大変魅力を感じました。
前職で培った接客スキルを活かし、店舗の顔としてお客様一人ひとりに寄り添った接客を行うことでリピート客を獲得し、貴社の発展に貢献したいと考え志望しました。
※百貨店美容部員から紳士服専門店販売員への転職
今のあなたの課題は何ですか?
私の課題は、ひとりのお客様に対して人当たり良く丁寧な接客に没頭し過ぎることです。お客様と深い関係を築くことでリピート客は増えましたが、丁寧な接客に集中しすぎて、他の商品や新商品の紹介に躊躇してしまうことがありました。御社に入社が叶いましたら、お客様にとって気持ちの良い接客に努めながらも、新しいオーダーメイドサービスや最新のトレンド、シーズンに合わせた新商品の提案を積極的に行い、新たな顧客層の開拓とリピート客の獲得に邁進したいと思います。
志望動機と回答例文③(※今のあなたの課題は何ですか?)
【応募者の強み:サポート力】
私は信用金庫で後方事務を担当しております。迅速かつ正確な事務処理を通じて融資や窓口担当者のサポートを行い、高い評価を得てまいりました。しかし、後方事務にとどまらず、お客様と直接接する機会の多い環境で事務処理能力をさらに高めたいと考え、転職を決意しました。
貴院では、医療事務員がチーム医療の一員として積極的に患者対応を行うことを推奨し、事務対応だけでなく医療に参加している実感を持てる点に非常に魅力を感じました。
現職で培った事務経験を活かし、患者様に寄り添う丁寧な事務対応を行うことで医療スタッフを支え、患者満足度を高め貴院の更なる発展に貢献したいと考えて志望いたしました。
※信用金庫後方事務職からクリニック医療事務職への転職
今のあなたの課題は何ですか?
私の課題は、他の職員の期待に応えサポートしたいと考え過ぎるあまり、通常業務に支障が出ることもある点です。例えば、融資担当者から緊急の書類チェックを求められると、私は迅速に対応する一方で、その他の業務がおろそかになることがありました。御院での事務業務では、医療スタッフを支えると同時に、日常の医療事務業務においても効率化を図り、優先順位を設定しながら同僚とも協力し、業務全体のバランスを保つことで患者満足度を高められるよう精進したいと考えております。
「今のあなたの課題は何ですか」に関する私の転職体験
私も転職活動中の面接で「今のあなたの課題は何ですか?」と聞かれた経験があります。最初は、頭が真っ白になりました。
しかし、日頃から自己分析を行い、自分の強みを把握していたので、課題を通して自分の強みをさらに印象付ける好機だと考えました。
短所や弱みを説明するときは、『~し過ぎることがある』という言い回しが面接官の印象を損ねない定石です。
一見短所に思えても、それは強みだからです。強みを理解しておけば、それを『~し過ぎること』に変換するだけで、再度強みを採用担当者に強調できます。
まずは、自分の強みを自己分析ツールで診断し、それをもとに作成した志望動機を軸として回答すれば、あらゆる質問に対応できるようになります。
自分の強みを反映した志望動機を用意することが面接突破のカギです。ぜひ、皆さんも志望動機の作成から始めてください。
「今のあなたの課題は何ですか」転職成功テクニック
転職活動における「今のあなたの課題は何ですか?」への面接対策ができたら、転職成功テクニックをぜひお試しください。
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若手向けの「中規模転職サイト」を利用
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面接で「家族のために転職する」ことをアピールするだけで、企業の採用担当者に信頼性と定着性を示すことができます。
より詳しいアピール方法は、以下の記事を参考にしてください↓↓
まとめ
以上、「今のあなたの課題は何ですか?」という質問に対する志望動機と回答例文3選を解説し、最強の志望動機をつくる2つの方法について紹介しました。
・「今のあなたの課題は何ですか」と聞かれる理由は、志望動機との一貫性、短所の認識、課題解決力の確認。
・「今のあなたの課題は何ですか」で避けた方が良い回答は、志望動機と一貫性がない、課題ばかりを挙げる、解決できない課題を話すこと。
・「今のあなたの課題は何ですか」という質問に答えるときは、自分の強みを反映した志望動機をもとに、自分の課題(短所・弱み)を伝えることがポイント。
・「今のあなたの課題は何ですか」に回答するため、自己分析ツールで診断した強みをもとに志望動機を作成する。
・「今のあなたの課題は何ですか」の回答ポイントは、応募者の強みを「~し過ぎる」に変換、前職で課題に直面したエピソードを述べる、応募先企業で課題を克服する思いを述べること。
・転職成功テクニックを活用し、内定獲得を果たして下さい。
みなさんの転職成功を心から祈っております。