
志望動機に「お客様に寄り添う」ことを書くコツは?

自分の『強み』を反映した志望動機を作成しておけばOK。
転職の志望動機に「お客様に寄り添う」ことをどう書くべきか悩んでいませんか?
単にお客様に寄り添いたいと書いても、その根拠となる志望動機に一貫性がないと意味がありません。
まずは、自分の『強み』を反映した志望動機を作成し、最後にお客様に寄り添うことを加えることで、採用担当者に一貫性を示しましょう。

がっくん
中堅企業で平社員だったがっくんです。就職倍率1000倍(2024名エントリー、採用2名)の超ホワイト企業に転職した経験から、転職成功ノウハウを発信しています。
この記事では、私の転職経験から「お客様に寄り添う」ことを盛り込んだ転職の志望動機例文3選と一貫性のある志望動機の作成法を紹介します。
「お客様に寄り添う」を含む志望動機の調査結果

当サイトで「お客様に寄り添う」を含む志望動機の印象について、一般企業の採用担当者に独自調査を行いました。
「お客様に寄り添う」を含む志望動機の印象は? | |
---|---|
大変良い | 13% |
良い | 25% |
どちらでもない | 56% |
悪い | 6% |
採用担当者の100名のアンケートで、印象が「大変良い」が13%、「良い」が25%で38%以上あるものの、半数以上は「どちらでもない」と回答しました。

「お客様に寄り添う」というだけでは、採用担当者に強い印象を残すことは難しいと言えますね。
・「お客様に寄り添う」を含む志望動機の印象:38%が「良い」、56%が「どちらでもない」と回答。
「お客様に寄り添う」を志望動機に書くメリット

転職の志望動機に「お客様に寄り添う」ことを書くメリットについて解説します。
・「定着性」を示せる。
・「献身的な姿勢」を示せる。
・「コミュニケーション能力」を示せる。
「定着性」を示せる
志望動機に「お客様に寄り添う」と書くことで、採用担当者に定着性をアピールできます。
定着性とは、「長く会社で働く意欲」のこと。採用にかかるコストや労力を無駄にしたくない採用担当者は、定着性の高い人材を求めています。
お客様に寄り添える人は、お客様を中心に物事を考えます。

そのため、困難な状況でも諦めずに仕事に取り組み、早期退職のリスクが低いと判断されやすくなります。
「献身的な姿勢」を示せる
志望動機に「お客様に寄り添う」と書くことで、採用担当者に献身的な姿勢も伝えることができます。
お客様を第一に考え、自己犠牲や誠実な取り組みを惜しまない姿勢は、高い献身性の証です。
献身的な人は、何事にも柔軟に対応し、誠実に仕事に取り組む信頼できる人材として評価されやすくなります。

私も転職経験を通じて、「信頼性」が採用の決め手になることを学びました。
「コミュニケーション能力」を示せる
志望動機に「お客様に寄り添う」と書くことで、採用担当者にコミュニケーション能力をアピールできます。
良好な人間関係を築くためには、お客様はもちろん、職場の同僚や取引先とのコミュニケーションが不可欠です。
お客様に寄り添える人は、周囲ともしっかりコミュニケーションを取ることができます。

そのため、協調性をもって仕事ができる人材と見なされやすいです。
・「お客様に寄り添う」のメリット⇒定着性、献身的な姿勢、コミュニケーション能力を示せる。
「お客様に寄り添う」を志望動機に書くデメリット

次は、転職の志望動機に「お客様に寄り添う」ことを書くデメリットを解説します。
・「自己理解」の不足。
・「企業研究」の不足。
・「具体性」に欠ける。
「自己理解」の不足
志望動機に「お客様に寄り添う」と書くことで、自己理解が不足していると思われるデメリットがあります。
自分にどのような強みや適性があって、「お客様に寄り添える」と考えているのかが伝わりにくいためです。
採用担当者に対して「お客様に寄り添える」と考える根拠を示すには、自己理解が必要不可欠です。

私も自己分析を行い、必ず自己理解を深めてから志望動機を書くようにしていました。
「企業研究」の不足
志望動機に「お客様に寄り添う」と書くことで、企業研究が不足していると思われるデメリットがあります。
「お客様に寄り添う」ということは、言ってしまえばどの企業でもできることと考えられます。
なぜその企業のお客様に寄り添いたいのか。企業のお客様と自分の志望動機とを結びつける必要があります。

そのためには、企業研究を行い、企業の特徴や価値観を把握しておかねばなりません。
「具体性」に欠ける
志望動機に「お客様に寄り添う」と書くこと自体が、具体性に欠けると思われる可能性があります。
「お客様に寄り添う」という言葉は使い古されており、採用担当者によっては魅力を感じにくい場合もあります。
印象に残る志望動機にするには、前職での経験から、どのようにお客様に価値を提供できたかを示す必要があります。

私も前職での経験を、できるだけ詳しくアピールするように心がけました。
・「お客様に寄り添う」のデメリット⇒自己理解の不足、企業研究の不足、具体性に欠けること。
「お客様に寄り添う」ために志望動機の一貫性が肝心

「お客様に寄り添う」ことを書くためには、事前に一貫性のある『強み』を反映した志望動機を用意しましょう。
転職理由や企業を選んだ理由まで一貫した志望動機を示すことで、「お客様に寄り添う」ことを書くデメリットをすべて克服できます。
さらに、強みを反映した志望動機に「お客様に寄り添う」という気持ちを加えることで、採用担当者の信頼を得られるのです。

私も、まずは志望動機をしっかりと作り込むことから始め、その結果、複数の内定を得ることができました。
・「お客様に寄り添う」⇒あなたの『強み』を反映した志望動機に加えて書く。
「お客様に寄り添う」ことを伝える志望動機の作り方(※重要)

「お客様に寄り添う」ことを書くため、まずはベースとなる『強み』を反映した志望動機のつくり方を解説します。

志望動機には、面接官に刺さる「型」が存在します。しかし、採用されるために必要不可欠なことが自分の『強み』の理解なのです。
採用したい志望動機は「自分の強みを理解している」こと

8割以上の採用担当者は「自分の強みを理解している志望動機」を求めることが企業アンケートで分かりました。

つまり『強み』が反映されないと、採用される志望動機にはなりません。
半数以上の採用担当は自己分析しない応募者を採用しない

半数以上の採用担当者は「自己分析をしていない応募者は採用しない」と追加調査で判明しました。また、9割が「自己分析済」か見抜けます。

『自己分析』をしないと半数が即不採用になるわけです。自己分析ナシでは強みが理解できないからです。
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最強の志望動機をつくる【2つの方法】
いちど自己分析で分かった『強み』を反映するだけで面接で何を突っ込まれても『絶対に』ブレない志望動機になります。

私は自己分析で分かった『強み』で志望動機を作り、倍率1000倍の企業に転職できました。以下に、これを試せる2つの方法を紹介します↓↓
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私は保険会社の営業職で、チームメンバーと協力して目標を達成してきました。しかし、前職では既存顧客への保険商品提案が主で、チームワークを発揮する機会が少なかったため、転職を決意しました。貴社は挑戦的なベンチャー企業であり、新規市場への進出やプロジェクト全体の一体感が魅力です。私はチームワークを活かし、新たな事業展開に貢献したいと考え、貴社を志望しました。

AIの志望動機例文です。文字数指定で『履歴書用』も書けるので、利用した方に大変好評です。
「お客様に寄り添う」を含めた志望動機の例文3選

志望動機をつくる2つの方法に従って「お客様に寄り添う」ことを含めた志望動機の例文3選を紹介します。

志望動機を書く際は、以下のポイントに注意してください。
・「転職理由」でお客様に対するあなたの姿勢を述べる。
・「企業の特徴」で企業のお客様に対する姿勢を述べる。
・「マッチング」でお客様に寄り添いたい思いを述べる。
志望動機例文①(※お客様に寄り添う)

自己分析で分かった強み:共感性
私は不動産会社にて営業職を務めています。お客様に共感し、ご要望に応える物件を提案することで、契約実績を重ねてまいりました。しかし、既存住宅の販売における制約を超え、お客様のご要望に柔軟に対応できる環境で営業力を高めたい思いから、転職を決意しました。
貴社がハウスメーカーとして自社で住宅設備を開発し、五年ごとの無償点検を通じた充実したアフターサービスを提供している点に大きな魅力を感じています。
私は、貴社の住宅を通じてお客様の生活に寄り添い、持続的かつ深い信頼関係を築く柔軟な営業スキルを発揮し、顧客満足度を高めることで貴社の発展に貢献したいと考えて志望しました。
※不動産会社営業職からハウスメーカー営業職への転職
志望動機例文②(※お客様に寄り添う)

自己分析で分かった強み:人あたり(気配り)
私は自動車ディーラーで営業事務を務めておりました。お客様一人ひとりに合わせた誠実かつ丁寧な接客を心がけ、営業部門をサポートすることで売上目標達成に貢献してまいりました。今後は、接遇を通じてお客様に価格以上の価値を提供できる環境でキャリアアップしたいという思いから転職を決意しました。
貴社は地域密着型のホテルとして、地域の観光案内サービスやご当地メニューを取り入れた朝食サービスなど、観光業と宿泊客へのホスピタリティを両立していることに感銘を受けました。
私は前職の接客経験を活かしながら、お客様一人ひとりに寄り添ったホスピタリティ溢れるサービスを提供し、最高の滞在体験を創出することで、リピート利用率の向上及び貴社ホテルの更なる発展に貢献したいと考えて応募しました。
※自動車ディーラー営業事務職からホテリエへの転職
志望動機例文③(※お客様に寄り添う)

自己分析で分かった強み:迅速性(オーガナイズ能力)
私は郵便局で後方事務を務めております。迅速かつ正確な郵便業務とお客様対応によって、局内外から高い評価を頂いております。しかしながら、分業化に伴い、直接お客様に接する機会が減ったため、よりお客様と密接に関わる環境で事務能力を活かしたいと考え、転職を決意しました。
貴院がチーム医療の一環として、医療事務員にも患者様への積極的なコミュニケーションと説明責任を求め、患者満足度の向上を目指していることを知り、大いに魅力を感じました。
現職で培った事務処理能力を活かし、患者様一人ひとりに丁寧に寄り添い、不安を和らげることで、医療スタッフを支え、患者満足の向上と、貴院の更なる発展に貢献したいと考えて志望いたしました。
※郵便局後方事務職からクリニック医療事務職への転職
「お客様に寄り添う」と話した私の転職面接体験談

私も転職活動中に、「お客様に寄り添う」ことを志望動機や面接でアピールした経験があります。実際の面接でも、この言葉を繰り返し使い、自分の価値観として伝えようと意識していました。
しかし、面接官の反応はあまり良くありませんでした。今振り返ると、志望動機全体に一貫性がなく、「お客様に寄り添う」という言葉に説得力が欠けていたと感じます。
当時の私は、「お客様に寄り添う」というフレーズを、なんとなく好印象に聞こえるキャッチフレーズとして使っていたに過ぎませんでした。だからこそ、面接官に響かなかったのです。
その結果、面接官から「お客様に寄り添えなかった経験はありますか?その時、どう感じましたか?」と質問されたとき、答えに詰まってしまいました。
表面的な言葉だけで話していたため、実体験と結びつけて語ることができなかったのです。準備不足のままでは、少し突っ込まれるだけで答えに困ることになります。
転職理由から応募企業を選んだ背景まで、すべてがつながっている一貫したストーリーがないと、簡単な圧迫質問にも対応できません。
ですからまずは、自己分析を通じて自分の強みを明確にすることが大切です。そして、その強みをもとにした志望動機を丁寧に作り込むようにしましょう。

「お客様に寄り添う」気持ちを伝えるためにも、言葉に中身を持たせる準備が欠かせません。説得力ある志望動機は、信頼される第一歩になると私は実感しています。
転職成功テクニック

「お客様に寄り添う」ことについて志望動機対策ができた方へ、ホワイト企業の内定率を上げる転職成功テクニックを紹介します。

私が倍率1000倍の転職成功時にも使ったテクニックです↓↓
・若手向けの「中規模転職サイト」を利用
・「人柄」特化の転職エージェントを利用
・面接で「家族のための転職」をアピール
若手向けの「中規模転職サイト」を利用

実は、私も含め転職成功者の32%は大手以外の転職サイトも利用して初めて内定しています。

大手サイトだけでは掘り出し求人を見逃すからです。そこで、ホワイト求人の多い「若手向け」中規模転職サイトを紹介します↓↓
「人柄」特化の転職エージェントを利用

残念ながら、自分の「人柄の良さ」を伝えきれずに不採用になる方がとても多いです。

しかし、「人柄」のアピールに特化した転職エージェントを利用すれば、圧倒的にホワイト企業に採用されやすくなります↓↓
面接で「家族のための転職」をアピール

面接で「家族のために転職する」ことをアピールすれば信頼性を示すことができます。

アピール方法は下記記事が参考になります↓↓
まとめ

以上、私の転職経験から「お客様に寄り添う」ことを盛り込んだ転職の志望動機例文3選と一貫性のある志望動機の作成法について解説しました。
・独自調査の結果、「お客様に寄り添う」を含む志望動機の印象について38%が「良い」、56%が「どちらでもない」と回答した。
・「お客様に寄り添う」を志望動機に書くメリットは、定着性、献身的な姿勢、コミュニケーション能力を示せる。
・「お客様に寄り添う」を志望動機に書くデメリットは、自己理解の不足、企業研究の不足、具体性に欠けること。
・「お客様に寄り添う」ことを伝えるためには、事前に一貫性のある強みを反映した志望動機を用意することで、デメリットを全て克服できる。
・「お客様に寄り添う」ことを志望動機に書くため、自己分析を行った上で自分の強みを反映した志望動機を作成する。
・「お客様に寄り添う」ことを志望動機に書く際は、転職理由でお客様に対するあなたの姿勢、企業の特徴で企業のお客様に対する姿勢、マッチングでお客様に寄り添いたい思いを述べる。
・転職成功テクニックを活用し、ホワイト企業の内定獲得率アップを目指してください。

みなさんの転職成功を心から祈っております。