転職面接で「自己啓発で取り組んでいること」にはどう答える?
あなたの強みを反映した志望動機をもとに回答すればOK。
転職面接で「自己啓発で取り組んでいること」にどう答えるべきか迷っていませんか?私も、突然の質問に困惑したことがあります。
単に自己啓発の話をするだけでは採用に結びつきません。面接官がこの質問をするのは、応募者の一貫性や継続力を確かめたいからです。
「自己啓発で取り組んでいること」を答える際には、自分の強みを反映した志望動機をベースに、面接官に対して一貫性を示すことがカギです。
がっくん
中堅企業で平社員だったがっくんです。就職倍率1000倍(2024名エントリー、採用2名)の超ホワイト企業に転職できた経験から、実績がない人でも転職成功するノウハウを発信してます。
この記事では、転職面接の「自己啓発で取り組んでいること」について回答例文を解説し、併せて採用される志望動機の作成法も紹介します。
「自己啓発で取り組んでいること」に関するアンケート
「自己啓発で取り組んでいること」がある応募者の印象について、当サイトで独自のアンケートを実施しました。
一般企業の採用担当者100名の調査では、印象が「大変良い」は22%、「良い」は53%という結果になりました。
「自己啓発で取り組んでいること」がある応募者に対して、75%の採用担当者は印象が良いと感じることが分かりました。
・「自己啓発で取り組んでいること」がある応募者:75%の採用担当者が好印象を持つ。
「自己啓発で取り組んでいること」を聞かれる理由とは?
転職で面接官が「自己啓発で取り組んでいること」を聞く理由について解説します。
志望動機との「一貫性」の確認
企業の採用担当者は、「自己啓発で取り組んでいること」を聞いて、志望動機と一貫性があるかを確認しています。
面接官は、応募者が自社を志望した動機を考えながら面接をしています。私も面接で何度も面接官が手元の履歴書を確認している様子を見ました。
面接が長引くと、つい本音が出てしまいがちです。しかし、常に志望動機を意識し、一貫性を持った回答をすることが面接官の信頼を得る上で欠かせません。
仕事に対する「継続力」の確認
採用担当者は、「自己啓発で取り組んでいること」を聞いて、応募者に仕事に対する継続力があるかを確認しています。
何事にも持続的に努力し、困難に直面しても諦めない能力は、あらゆる職種で重要な資質だからです。
自己啓発の取り組みを通じて、面接官は応募者が新しいスキルを学び、自己改善のために継続して努力できる人材かを判断しています。
志望企業との「マッチ度」の確認
採用担当者は、「自己啓発で取り組んでいること」を聞いて、企業とのマッチ度を確認しています。
自己啓発の取り組みひとつにも、応募者が自社の企業文化や価値観にどれだけマッチしているかは表れます。
企業にとって特定の職歴やスキルだけでなく、企業文化や価値観にマッチする人材を採用する方が、長く働いてもらえる可能性が高いからです。
・「自己啓発で取り組んでいること」を聞く理由⇒志望動機との一貫性、仕事に対する継続力、志望企業とのマッチ度を確認するため。
「自己啓発で取り組んでいること」で避けるべきNG回答
転職面接における「自己啓発で取り組んでいること」で避けるべきNG回答は、下記の通りです。
「志望動機」と一貫性がない回答
「自己啓発で取り組んでいること」を聞かれた際、志望動機と一貫性がない回答は避けるべきです。
面接官は、自己啓発という一見面接とは関係ないように思える質問を通じて、志望動機と矛盾がないかを確認しています。
もし志望動機と矛盾があったり、関連していない場合、面接官は応募者の転職活動に対する真剣度を疑ってしまいます。
「継続力」がないと感じる回答
「自己啓発で取り組んでいること」を聞かれた際、継続力がないと感じられる回答は避けましょう。
自己啓発として取り組んでいることでも、途中で断念したり、そもそも継続する意味があまりないように思える回答は避けましょう。
そのような回答は、自社の仕事でも同じ姿勢を取ると捉えられ、採用においてマイナスの印象を与えます。
企業との「マッチ度」が低い回答
「自己啓発で取り組んでいること」を聞かれた際、企業とのマッチ度が低いと思われる回答は避けてください。
もし自己啓発の取り組みが志望企業の仕事の進め方や企業文化と全く関連しない場合、採用候補から外れる可能性もあります。
企業とマッチする回答内容にするためには、事前に企業研究を行い、志望動機の作成と面接対策を進めることがカギです。
・「自己啓発で取り組んでいること」のNG回答⇒志望動機と一貫性がない、継続力がないと感じる、企業とのマッチ度が低い回答。
「自己啓発で取り組んでいること」は志望動機を中心に答える
転職面接で「自己啓発で取り組んでいること」は、自分の強みをもとに書いた志望動機を中心に答えましょう。
志望動機を中心に答えることで、一貫性があり、なおかつNG回答を避けて面接官に好印象を与える回答ができるからです。
私も、志望動機を中心に面接対策することで、複数の企業から内定を獲得できました。これから、このような志望動機の作成法を紹介します。
・「自己啓発で取り組んでいること」⇒強みをもとに書いた志望動機を中心に答える。
「自己啓発で取り組んでいること」志望動機のつくり方(※重要)
「自己啓発で取り組んでいること」に回答するためにベースとなる志望動機の作成法と、強みを理解する重要性について解説します。
志望動機には、面接官に刺さる「型」が存在します。しかし採用される志望動機に必要不可欠なことがあります。
採用したい志望動機は「自分の強みを理解している」こと
8割以上の採用担当者は「自分の強みを理解している」志望動機を求めることが、企業アンケートの結果分かりました。
つまり強みが反映されないと採用されない志望動機を書き続けることになります。
半数以上の採用担当は自己分析しない応募者を採用しない
半数以上の採用担当者は『自己分析をしていない応募者』は採用しないと追加調査で判明しました。また、9割の面接官は応募者が「自己分析済」かを見抜けます。
『自己分析』をしないと半数が即不採用になるわけです。自己分析ナシでは強みが理解できないからです。
最強の志望動機をつくる【2つの方法】
いちど『自己分析』で分かった強みを反映すれば面接で何を突っ込まれても『絶対に』ブレない志望動機になります。そもそも、強みをもとに書くからです。
私は自己分析結果で志望動機をつくり、倍率1000倍の企業にも転職できました。以下に、これを試せる2つの方法を紹介します↓↓
私が実際に無料自己分析ツールで志望動機を書いた方法です。スマホで簡単につくれます↓↓
AIに自己分析結果を学習させて志望動機を書く方法です。転職理由もAIが考えてくれます↓↓
私は保険会社の営業職で、チームメンバーと協力して目標を達成してきました。しかし、前職では既存顧客への保険商品提案が主で、チームワークを発揮する機会が少なかったため、転職を決意しました。貴社は挑戦的なベンチャー企業であり、新規市場への進出やプロジェクト全体の一体感が魅力です。私はチームワークを活かし、新たな事業展開に貢献したいと考え、貴社を志望しました。
AIが書いた志望動機例文です。人間以上の精度です。文字数指定で『履歴書用』も書けるので、利用した方に大変好評です。
「自己啓発で取り組んでいること」志望動機と回答例文
志望動機のつくり方で書いた志望動機と「自己啓発で取り組んでいること」について面接の回答例文を紹介します。
「自己啓発で取り組んでいること」に回答する際のポイントは下記の通りです。
【1】志望動機と回答例文(※自己啓発で取り組んでいること)
【強み:共感性】
私は不動産会社で営業職を務めております。共感性を活かした営業スタイルで顧客に最適な物件を提案することで、営業成績を積み重ねてきました。しかし、顧客ニーズに更に柔軟に対応できる商品を扱うことで、営業力を高めたいと考え、転職を決意しました。
貴社はネット生命保険の先駆けとして、子ども保険や医療保険など、多様な顧客ニーズに応える柔軟な商品ラインナップに大きな魅力を感じています。
現職での営業経験を活かし、顧客の生活状況や将来の不安に共感しながら、最適な保険プランを提案することで、貴社の顧客満足度の向上と発展に貢献したいと考えて志望いたしました。
※不動産会社営業職から生命保険会社営業職への転職
自己啓発で取り組んでいることはありますか?
はい。私は自己啓発の一環として、共感性を培うために読書に力を入れています。特に、コミュニケーションに関する書籍を読むことで、人の感情や人間関係に関する理論を学び、顧客の立場に立って物事を考える力が身に付きました。現職の経験と読書から得た知識を実務に活かすことで、モチベーション高く保ち継続できています。貴社においても、自己啓発で培った共感性を活かして、顧客一人ひとりのニーズに応える営業活動に努めたいと考えています。
【2】志望動機と回答例文(※自己啓発で取り組んでいること)
【強み:人当たりの良さ】
私は中古車販売店で営業事務を務めておりました。人当たりの良さを活かして顧客対応や書類管理、営業部門のサポート業務に励み店舗の売上に貢献してまいりました。今後は、お客様と直接関わる環境で接客スキルを磨きたい思いから、転職を決めました。
貴社の百貨店は、新商品の取り扱いが多く、接遇マナーの研修を徹底することで、常に顧客目線の商品提案と洗練された接客を実現していると伺いました。
現職での顧客対応経験を生かしつつ、親切丁寧な接客を通じてお客様一人ひとりに合った商品を提案し、アドバイスを行うことで、美容部門の売上向上と貴社の更なる発展に貢献したいと考えて応募しました。
※中古車販売店営業事務職から百貨店美容部員への転職
自己啓発で取り組んでいることはありますか?
はい。私は自己啓発として人当たりの良い接客技術を高めるため、「顧客満足度を高めるための接客術」など、接客業務に関連するセミナーを受講しております。セミナーを通じて、お客様の言葉の背後にあるニーズを読み取る方法や、傾聴する技術を学びました。受講後、顧客からの反応が良くなったため、継続的に取り組むことができています。貴社の業務でも、セミナーで習得した接客スキルを駆使し、美容部門の売上向上に貢献したいと考えております。
【3】志望動機と回答例文(※自己啓発で取り組んでいること)
【強み:迅速性】
私は信用金庫で後方事務を担当しております。迅速かつ丁寧な電話応対やデータ入力、書類処理に努め、庫内でも高く評価されてまいりました。しかし、後方事務業務の増加に伴い、よりお客様と近い環境で事務処理能力を高めたいと考え、転職を決意しました。
貴院は、予約管理システムやレセプトの電子化など、最新技術を導入し業務の効率化を図ることで医療サービスの質と患者満足度の向上を目指していると伺いました。
私は現職の事務経験を生かしつつ、患者様の予約管理やレセプト処理を迅速に対応し、医療スタッフを力強く支えることで、診療の質と患者満足度の向上に寄与し、貴院の発展に貢献したいと考えて志望しました。
※信用金庫後方事務職からクリニック医療事務員への転職
自己啓発で取り組んでいることはありますか?
はい。私は自己啓発として、仕事の迅速性を高めるために「ビジネス文書技能検定」の資格取得の勉強をしています。ビジネス文書を作成する際の正確性や効率化を学ぶことで、事務処理能力を磨くのに最適だと考えたからです。実務でも書類作成の速度と正確性が明らかに向上したと実感したので、現在も継続して勉強しています。御院の事務業務でも、書類作成業務の質と速度を向上させ、より効率的な業務運営に貢献できればと思います。
「自己啓発で取り組んでいること」私の転職活動体験談
私も面接で「自己啓発で取り組んでいること」を聞かれたことがあります。前職が金融系だったので、FP(ファイナンシャルプランナー)や中小企業診断士の勉強について話しました。
しかし、面接官の反応は良くなかったです。自己啓発として難関資格の勉強をアピールしても、あまり意味がありませんでした。
自己啓発の内容よりも、なぜ継続して取り組めたか?何を学んだか?それを志望先企業でどう活かせるかを伝える方が重要だからです。
たとえ小さな自己啓発の取り組みでも、これらを踏まえた上で面接対策を行えば、面接官が納得する回答はできるようになります。
まずは、自分の強みをしっかりと理解し、志望動機を固めることから始めてみて下さい。
転職成功テクニック
「自己啓発で取り組んでいること」について面接対策ができたら、実践して欲しい転職を成功に導くテクニックを紹介します。
私が倍率1000倍の転職成功時に駆使したテクニックです↓↓
若手向けの「中規模転職サイト」を利用
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しかし「人柄」のアピールに特化した転職エージェントを利用すれば、圧倒的に(ホワイト企業に)採用されやすくなります↓↓
「家族のための転職」を面接でアピール
面接で「家族のために転職する」ことをアピールするだけで信頼性と定着性を示すことができます。私も転職活動で実践しました。
詳しいアピール方法は、以下の記事を参考にしてください↓↓
まとめ
以上、転職面接の「自己啓発で取り組んでいること」について、回答例文と志望動機のつくり方を解説しました。
・「自己啓発で取り組んでいること」を聞かれる理由は、志望動機との一貫性、仕事に対する継続力、志望企業とのマッチ度を確認するため。
・「自己啓発で取り組んでいること」に対するNG回答は、志望動機と一貫性がない、継続力がないと感じる、企業とのマッチ度が低い回答。
・「自己啓発で取り組んでいること」は、自分の強みを反映した志望動機を中心に答えることで、NG回答を避け、面接官に好印象を与えることができる。
・「自己啓発で取り組んでいること」に回答するため、自己分析で診断した強みをもとに志望動機を作成する。
・「自己啓発で取り組んでいること」には、強みに関連する自己啓発の取り組み、取り組みが継続できている理由と学び、志望先企業でも強みを活かしたい、の順に述べる。
・転職成功テクニックを活用して、内定獲得率向上を目指してください。
みなさんの転職成功を心から祈っております。