「営業から事務」への転職理由は、どう伝える?
自分の強みと事務職を結びつけた志望動機を作成し、面接に備えましょう。
「営業から事務」に転職する際の転職理由をどう伝えるべきか悩んでいませんか?私も営業経験を活かして事務職に転職しました。
しかし、単に営業職から離れたいだけだと誤解されると、企業の採用担当者にとっては大きなマイナスイメージになりかねません。
まずは、自分の強みと事務職を結びつけた志望動機を作成し、事務職に転職したい思いを伝えることが採用のポイントです。
がっくん
中堅企業で平社員だったがっくんです。就職倍率1000倍(2024名エントリー、採用2名)の超ホワイト企業に転職できた経験から、転職成功ノウハウを発信しています。
この記事では、私の経験をもとに、「営業から事務」が転職理由である場合の面接例文3選を解説し、併せて採用される志望動機の作成法を紹介します。
「営業から事務」という転職理由の割合は?
「営業から事務」の転職理由を考える際には、異業種から事務職に転職する人の割合が参考になります。
dodaによる調査では、異職種からの転職者が多い職種として『事務/アシスタント系』が76%と最も多い結果となっています。
つまり、営業職を含めて、事務職は比較的転職しやすい職種と言えるでしょう。
私も前職で営業経験と事務経験があり、事務職の求人で営業経験が歓迎されたことがありました。
・「営業から事務」という転職理由の割合:異職種から事務に転職する人の割合は76%で最多。
「営業から事務」という転職理由の懸念点
次いで、「営業から事務」という転職理由に潜む懸念点(デメリット)について考えていきましょう。
「責任逃れ」の懸念
まず、「営業から事務」という転職理由は、採用担当者に責任逃れの懸念を抱かせる可能性があります。
営業職は成果を求められる厳しい職種であり、そこから逃げ出すように事務職を選んでいると受け取られる恐れがあるからです。
企業の事業内容に関心があること、そして事務職として実現したいことをしっかりと伝え、意欲の高さをアピールしましょう。
私もかつて安易な気持ちで事務系職種を選びましたが、採用担当者にはすぐに見抜かれてしまいました。
「貢献意欲」の懸念
また、「営業から事務」という転職理由だと、貢献意欲の懸念を疑われることもあります。
営業職と異なり、事務職は成果が目に見えにくいものです。そのため、キャリアアップして会社に貢献したいという意欲が伝わりにくいのです。
面接では、営業職で培ったスキルを事務職でどう活かせるかを具体的に伝え、採用担当者に貢献意欲を示すことが重要です。
私も、採用担当者に納得してもらうために、前職での経験をどのように事務職で応用できるかを説明しました。
「育成コスト」の懸念
さらに、「営業から事務」という転職理由には育成コストの懸念も伴います。
営業職のみの経験しかない場合、即戦力となる事務スキルを持っていないため、その分会社側に育成コストがかかります。
そのため、面接では長く働き続ける人材として定着性を示し、育成コストが無駄にならない人材だとしっかりアピールする必要があります。
私も面接で定着性を強調して、採用担当者に安心感を持ってもらいました。
・「営業から事務」という転職理由の懸念点(デメリット):責任逃れ、貢献意欲、育成コストの懸念。
「営業から事務」という転職理由の伝え方
「営業から事務」への転職理由を伝えるときは、自分の強みと事務職を結びつけた志望動機を作成することが採用のポイントです。
自分の強みを事務職でどう活かせるかを示せば、採用担当者が抱く責任逃れ、貢献意欲、育成コストといった懸念点をすべて払しょくできます。
そのため、まずは自分の強みをベースに志望動機を作り、そこに事務職へ転職したい思いを加えれば良いのです。
私も、自分の強みをもとに志望動機を作成し、実際に多くの応募先から内定を得ることができました。
・「営業から事務」の転職理由⇒自分の強みと事務職を結びつけた志望動機で伝える。
「営業から事務」の志望動機のつくり方(※重要)
「営業から事務」の転職理由を伝えるため、強みを理解する必要性と強みをベースとした志望動機のつくり方を解説します。
志望動機には、面接官に刺さる「型」があります。しかし志望動機に必要不可欠なことが「強み」の理解です。
採用したい志望動機は「自分の強みを理解している」こと
8割以上の採用担当者は「自分の強みを理解している志望動機」を求めることが企業アンケートで分かりました。
つまり強みが反映されないと、採用される志望動機は書けません。
半数以上の採用担当は自己分析しない応募者を採用しない
半数以上の採用担当者は「自己分析をしていない応募者は採用しない」と追加調査で答えました。また、9割の面接官は応募者が「自己分析済」か見抜けます。
『自己分析』をしないと半数が即不採用になるわけです。自己分析ナシでは強みが理解できないからです。
最強の志望動機をつくる【2つの方法】
いちど『自己分析』で分かった強みを反映するだけで面接で何を突っ込まれても絶対にブレない志望動機が書けます。
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私は保険会社の営業職で、チームメンバーと協力して目標を達成してきました。しかし、前職では既存顧客への保険商品提案が主で、チームワークを発揮する機会が少なかったため、転職を決意しました。貴社は挑戦的なベンチャー企業であり、新規市場への進出やプロジェクト全体の一体感が魅力です。私はチームワークを活かし、新たな事業展開に貢献したいと考え、貴社を志望しました。
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「営業から事務」の転職理由を含む例文3選
志望動機をつくる2つの方法をもとに、「営業から事務」の転職理由を含めた志望動機例文3選を紹介します。
「営業から事務」という転職理由を含めるポイントは、以下の通りです。
志望動機例文①(※営業から経理事務の転職理由)
自己分析で判明した強み:協調性
私は不動産会社で賃貸仲介営業を務めています。営業担当者間で物件情報を共有し協力し合うことで、きめ細やかな顧客対応と適切な物件提案を実現し、契約を獲得してまいりました。契約に伴う賃料や保証金の流れに触れる中で、資金の流れが企業の安定経営に直結することを実感し、経理職として財務基盤の安定化に貢献したいとの思いが強まり、転職を決意いたしました。
貴社はハウスメーカーとして、自社開発の住宅設備を活用し、経理部門と開発部門が協力してコスト管理を徹底することで、高品質かつ低価格な住宅開発を実現していることに感銘を受けました。
私は現職で培った協調性を活かし、設備調達や費用管理において他部門と密に連携し、効率的な業務体制を築くことで、貴社の財務基盤の健全化と発展に貢献したいと考え、志望いたしました。
※不動産会社営業職からハウスメーカー経理職の転職
志望動機例文②(※営業から営業事務の転職理由)
自己分析で判明した強み:状況適応力
私は自動車ディーラーで営業を担当していました。お客様のご要望やご予算の状況に応じて最適な一台をご提案し、顧客満足度の向上と売り上げ拡大に努めてまいりました。特に、契約書類を作成するなかで、営業活動を支えるバックオフィス業務の大切さを強く感じ、営業の裏方を支える事務業務に挑戦したいという思いが芽生え、転職を決意いたしました。
貴社が自動車部品メーカーとして新技術開発や高品質な部品製造を追求し、コストや性能のバランスを保ちながら要件を満たす製品を提供し続ける姿勢に大変惹かれました。
私は前職で培った状況適応力を活かし、営業担当者や顧客の要望に応じた受発注業務や部品管理、納期調整を通じて業務の効率化に努め、貴社のさらなる発展に貢献したいと考えて志望しました。
※自動車ディーラー営業職から自動車部品メーカー営業事務職の転職
志望動機例文③(※営業から医療事務の転職理由)
自己分析で判明した強み:サポート力
私は損害保険会社で営業を担当しています。代理店開拓に加え、資料作成や研修を通じた販売促進のサポートに注力し、営業利益の向上に貢献してきました。しかし、業務の中で事故や被害に遭われたお客様と接するうちに、今後はより直接的に困難に直面する方々を支援したいという想いが強まり、転職を決意いたしました。
貴院が医療事務員も含めたスタッフ一同で患者様との関わりを大切にし、チーム医療の推進を通じて患者満足度の向上に力を入れていると伺いました。
私は現職で代理店をサポートしてきた対応力を活かし、患者様に安心感を与える事務対応に尽力し、医療スタッフを力強くサポートすることで、貴院の患者満足度向上に貢献したいと考えて志望いたしました。
※損害保険会社営業職からクリニック医療事務職の転職
「営業から事務」に関する私の転職面接体験
私も過去に「営業から事務」への転職活動を行い、複数の企業で面接を受けた結果、倍率の高い事務系求人でいくつか内定をいただきました。
当初は「事務なら難しい仕事はないだろう」と高をくくって応募していましたが、その考えが面接官に伝わってしまい、不採用になることもありました。
しかし、営業経験で得た数字を追う力や、コミュニケーション能力といった自分の強みを武器にすることで、面接対策が随分と楽になりました。
また、異業界の事務職に挑戦したときは、営業経験に加え、「異業種出身として新しい風を吹き込む存在になりたい」とアピールし、自分の希少性を強調しました。
営業で培った強みを理解し、それを事務職にどう応用できるかをアピールすれば、むしろ有利になるというのが私の実体験です。
まずは自身の営業経験を振り返り、どのような強みを培ってきたかを明らかにし、採用担当者に好印象を与える志望動機を作成してみてください。
転職成功テクニック
「営業から事務」への転職理由について対策ができたら、ぜひ転職成功テクニックをお試しください。
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転職面接の際に「家族のための転職」をアピールすれば信頼性と定着性を採用担当者に示すことができます。
詳細は、以下の記事で詳しく解説しています↓↓
まとめ
以上、私の経験から「営業から事務」が転職理由である場合の面接例文3選と、採用される志望動機の作成法を解説しました。
・「営業から事務」という転職理由に関して、異職種から事務に転職する人の割合が76%で最多である。
・「営業から事務」という転職理由における懸念点(デメリット)として、責任逃れ、貢献意欲、育成コストが挙げられる。
・「営業から事務」という転職理由は、自分の強みと事務職を結びつけた志望動機を作成して伝えることが重要である。
・「営業から事務」という転職理由を伝えるため、自己分析ツールで分かった強みをもとに志望動機を作成する。
・「営業から事務」という転職理由は、現職・前職で強みを活かした経験、転職理由と合う企業の事業内容、自分の強みと事務職を結び付けて書くことがポイント。
・転職成功テクニックを活用して、最短での内定を目指してください。
みなさんの転職成功を心から祈っております。