「人をサポートするのが好き」だと志望動機に書きたい…。
素晴らしい志望動機です。ただし採用担当者を納得させるには、どう貢献できるのか?を必ず示す必要があります。
人をサポートするのが好きという気持ちを志望動機に書く方法に悩んでいませんか?サポートしたいという気持ちは、多くの企業から歓迎されます。
ただし、「人をサポートするのが好き」だと書くだけでは、採用担当者に消極的な印象を与える可能性があります。
私は、自分が企業にどのように貢献できるか、というキャリアを中心に志望動機を書くことで複数の企業から内定を獲得してきました。
がっくん
中堅企業で平社員だったがっくんです。就職倍率1000倍(2024名エントリー、採用2名)の超ホワイト企業に転職できた経験から、実績がない人でも転職成功するノウハウを発信してます。
この記事では、私の転職経験をもとに「人をサポートすることが好き」を志望動機に取り入れた例文3選を解説し、併せて最強の志望動機作成法も紹介します。
「人をサポートするのが好き」の志望動機に関する印象調査
「人をサポートするのが好き」という志望動機に関して、当サイトで独自に企業アンケート調査を実施しました。
採用担当者100名中、64%が「大変良い(21%)」または「良い(43%)」と回答し、過半数が良い印象を持っていることが分かりました。
一方で、「どちらでもない(23%)」や「悪い(13%)」といった回答もみられました。
・「人をサポートするのが好き」という志望動機の印象:64%の採用担当者が「良い印象」と回答。
「人をサポートするのが好き」という志望動機は歓迎される
「人をサポートするのが好き」という気持ちは、企業にとっても非常に価値のあるものです。それは、どの企業も社員同士の「サポート」なしには成り立たないからです。
経営の神様と呼ばれる松下幸之助も「企業は人なり」と述べています。社員が協力し合う文化がなければ、企業の成長は望めません。
人をサポートすることが好きな人は、企業にとって、またその顧客にとっても、魅力的な人材と言えるでしょう。
・「人をサポートするのが好き」⇒企業にとって歓迎される魅力的な人材。
「人をサポートするのが好き」よりもどう貢献するかが大切
しかし、採用担当者の視点から見ると、「人をサポートするのが好き」というだけでは、採用にあたって不安が残ります。
採用担当者は、自社に定着して長く活躍できる人材を求めています。早期退職されると、採用にかかったコストや労力が無駄になるからです。
そのため、採用担当者は、会社にどう貢献できるか?を説得力をもって伝えることができる、貢献意欲の高い人材に関心があります。
ですから、「人をサポートするのが好き」という思いを裏付ける貢献意欲の高い具体的な志望動機を書く必要があります。
・「人をサポートするのが好き」というだけでは、採用されにくい。
「人をサポートするのが好き」は建前の志望動機に加えよう
「人をサポートするのが好き」という気持ちを採用担当者に伝えたいなら、建前(キャリアアップ)を中心にした志望動機を書きましょう。
リクナビNEXTの調査によれば、転職希望者の38%が建前の「キャリアアップ」を退職理由として挙げることで転職に成功しています。
実際のところ、「キャリアアップ」を志望動機にする方が、採用される確率がぐんと高まるというわけです。
私も、キャリアアップを中心にした志望動機に、その他の思いを加えることで転職に成功しました。
・建前(キャリアアップ)を中心にした志望動機に「人をサポートするのが好き」と加える。
「人をサポートするのが好き」志望動機の作り方(※重要)
「人をサポートするのが好き」という思いを加えるため、ベースとなる建前(キャリアアップ)の志望動機の書き方を解説します。
志望動機には、面接官に刺さる「型」が存在します。しかし採用される志望動機に必要不可欠なことがあります。
採用したい志望動機は「自分の強みを理解している」こと
8割以上の採用担当者は「自分の強みを理解している」志望動機を求めることが企業アンケートで分かりました。
つまり強みが反映されないといつまでも採用されない志望動機を書き続けることになります。
半数以上の採用担当は自己分析しない応募者を採用しない
半数以上の採用担当者は『自己分析をしていない応募者』は採用しないと追加調査で判明しました。また、9割の面接官は応募者が「自己分析済」かを見抜けます。
『自己分析』をしないと半数が即不採用になるわけです。自己分析ナシでは強みが理解できないからです。
最強の志望動機をつくる2つの方法
いちど『自己分析』で分かった強みを反映するだけで面接で何を突っ込まれても『絶対に』ブレない志望動機になります。
私は自己分析結果で志望動機をつくり、実際に倍率1000倍の企業にも転職できました。以下に、これを試せる2つの方法を紹介します↓↓
私が実際に無料自己分析ツールで志望動機を書いた方法です。スマホで簡単につくれます↓↓
AIに自己分析結果を学習させて志望動機を書く方法です。転職理由もAIが考えてくれます↓↓
私は保険会社の営業職で、チームメンバーと協力して目標を達成してきました。しかし、前職では既存顧客への保険商品提案が主で、チームワークを発揮する機会が少なかったため、転職を決意しました。貴社は挑戦的なベンチャー企業であり、新規市場への進出やプロジェクト全体の一体感が魅力です。私はチームワークを活かし、新たな事業展開に貢献したいと考え、貴社を志望しました。
AIが書いた志望動機例文です。人間を超える精度ですね。文字数指定で『履歴書用』も書けるので、利用した方に大変好評です。
「人をサポートするのが好き」の志望動機例文3選
志望動機の作り方で書いた建前(キャリアアップ中心)の志望動機に「人をサポートするのが好き」という思いを加えた志望動機の例文3選を紹介します。
「人をサポートするのが好き」という文言を加えるときは、以下のポイントに注意してください。
・建前の志望動機に「サポートが好きな思い」を加える。
・前職における「サポート業務」の経験について述べる。
・応募先企業でも「サポート力を活かしたい」と述べる。
志望動機例文①(※人をサポートするのが好き)
【自己分析で分かった強み:共感力】
私は不動産会社で営業職を務めています。お客様のご要望に深く共感し、信頼を獲得することで契約実績を積み重ねてきました。しかし、不動産取引の性質上、短期的な契約で終わるため、より長くお客様と関係を築ける環境でキャリアアップしたいと思い、転職を決意しました。
貴社は、自動車販売会社として、購入後のアフターサービスを重視し、新車販売につながる定期的な車検や整備案内に力を入れていると伺っています。
現職での営業経験を生かし、お客様からの問い合わせ対応や、アフターサービスのご提案によってお客様と継続的な信頼関係を築き、顧客満足度を高めることで貴社の発展に貢献したいと考え志望しました。
※不動産会社営業職から自動車販売会社営業事務職への転職
また、現職では営業担当者同士がサポートし合いながら、最善の営業活動を目指してきました。貴社においても、営業担当者が安心して新車販売業務に専念できるよう、顧客対応や契約資料の手配など、営業事務として全力でサポートしたいと考えています。
志望動機例文②(※人をサポートするのが好き)
【自己分析で分かった強み:人当たり】
私は紳士服専門店で販売を担当しておりました。お客様一人ひとりに合わせた人当たりの良い接客でリピート購入を促し、店舗売上に貢献してきました。今後は、これまでに培った接客スキルをさらに発展させ、接遇スキルを高めることでキャリアアップを目指したいと考え、転職を決意しました。
貴社のホテルは接遇研修を徹底し、観光案内サービスを充実させて常にホスピタリティを追求していることに、大きな魅力を感じました。
前職での販売経験を活かし、接遇スキルに磨きをかけ、お客様の心に残るサービスを提供し、ホスピタリティを実現することで、滞在客のリピート利用率の向上と貴社の発展に貢献したいと考え、応募しました。
※紳士服専門店販売職からホテリエへの転職
さらに、前職では販売業務の中でクレーム対応や新人教育において、サポート役として尽力しました。貴社でも、滞在客だけでなく、職員間のサポート体制を充実させ、風通しの良い職場を実現したいと考えています。
志望動機例文③(※人をサポートするのが好き)
【自己分析で分かった強み:責任感】
私は地方銀行で後方事務を担当しています。文書管理や電話応対に責任を持って取り組み、行内でも高く評価されてきました。しかし、事務作業の増加により、お客様と直接関わる機会が減少してしまったため、よりお客様と接する機会の多い環境で事務職のキャリアを築きたいと考え、転職を決意しました。
貴院は地域に根差したクリニックとして医療事務システムを刷新し、医療事務員がチーム医療に参加することで患者満足度の追求に努めていると伺っています。
私は、現職での事務経験を活かし、チーム医療の一員として責任感を持って医療事務業務に従事し、患者様一人ひとりへの丁寧な対応や情報管理を通じて、安心と信頼を提供し、患者満足度の向上に貢献したいと考え、貴院を志望しました。
また、現職では契約書類の準備や融資申請に必要な書類のチェックを通じて、融資担当者をサポートしてきました。貴院でも医療スタッフを力強くサポートし、診療に専念できる環境作りに尽力したいと思います。
「人をサポートするのが好き」私の転職活動体験談
私も前職では人をサポートするのが好きで、実際に事務業務を通じて顧客サポートや営業部門のサポートを担当していました。
転職活動においては、この経験を生かして、顧客サポートや査定業務を行う部門へ応募したこともあります。
面接では前職でのサポート力を強調しましたが、採用担当者の反応は思ったほど良くありませんでした。
これは、実務でサポート力が重視される一方で、挑戦心や積極性といった意欲が不足していると捉えられがちだからです。
そのため、中途採用ではメインとなる志望動機をしっかりと作り込み、採用担当者にキャリア志向を示す必要があります。
まずは、自己分析で明らかになった強みと、企業とのマッチングを考慮した志望動機を作成し、採用担当者に採用メリットをアピールしましょう。
転職成功テクニック
「人をサポートするのが好き」なことに関する志望動機が完成したら、ぜひ実践して欲しい転職成功テクニックを紹介します。
私が倍率1000倍の転職成功時に駆使したテクニックです↓↓
若手向けの「中規模転職サイト」を利用
大手転職サイトだけの登録で満足していませんか?実は、私も含め転職成功者の32%は大手以外の転職サイトも利用して初めて内定しています。
大手だけを使うと中規模転職サイトの掘り出し求人を見逃すからです。下記では、ホワイト企業に内定する「若手向け」中規模転職サイトを紹介します↓↓
「人柄」特化の転職エージェントを利用
実は「人柄」こそ、最大の定着性のアピール法です。「人柄の良さ」を自分で伝えられないことが不採用の大きな原因と言えます。
しかし「人柄」のアピールに特化した転職エージェントを利用すれば、圧倒的に(ホワイト企業に)採用されやすくなります↓↓
「家族のための転職」を面接でアピール
面接で「家族のために転職する」ことをアピールすることで「信頼性と定着性」を示すことができます。私も実践しました。
詳しいアピール方法は、以下の記事をご覧ください↓↓
まとめ
以上、「人をサポートすることが好き」を志望動機に取り入れたい方に、具体的な例文3選と志望動機の作り方を解説しました。
・「人をサポートするのが好き」という志望動機の印象に関する調査では、64%の採用担当者が「良い印象」と回答。
・「人をサポートするのが好き」な応募者は、企業にとって歓迎される魅力的な人材。
・「人をサポートするのが好き」というだけでは、貢献意欲が感じられず採用されにくい。
・「人をサポートするのが好き」なことは、建前(キャリアアップ)を中心にした志望動機に加える。
・「人をサポートするのが好き」という思いを加えるため、自己分析で分かった強みを反映した建前(キャリアアップ)の志望動機を作成する。
・「人をサポートするのが好き」なことは、建前の志望動機にサポートが好きな思いを加え、前職におけるサポート業務の経験、応募先企業でもサポート力を活かしたいことを述べる。
・転職成功テクニックを活用し、内定獲得率アップを図ってください。
みなさんの転職成功を心から祈っております。