人と接することが好きな気持ちを志望動機に書きたい…。
素晴らしいです。人と関わることが好きだからこそ、会社にどう貢献できるか?を書けば、文句なしの志望動機になります。
「人と接することが好き」な気持ちを、志望動機にどう書くべきか悩んでいませんか?私も人と関わることが好きだったので、アピールする方法に悩みました。
「人と接することが好き」なことは素晴らしいですが、どうしても自己中心的な志望動機になることが問題です。
大切なことはどのようにあなたが会社に貢献できるかを説明することです。私も、会社側が採用するメリットを示すことで、内定につながりました。
がっくん
中堅企業で平社員だったがっくんです。就職倍率1000倍(2024名エントリー、採用2名)の超ホワイト企業に転職できた経験から、実績がない人でも転職成功するノウハウを発信してます。
この記事では、「人と接することが好き」という志望動機を書く方法を例文付きで解説し、私が実践した採用される志望動機の作成法も紹介します。
「人と接することが好き」独自アンケートの結果
当サイトで、一般企業の中途採用経験者100名に「人と接することが好き」という志望動機の印象をアンケート調査しました。
「人と接することが好き」が志望動機の印象は? | |
---|---|
大変良い | 11% |
良い | 52% |
どちらでもない | 33% |
悪い | 4% |
6割以上の採用担当者は「良い印象」と回答した一方で、「どちらでもない」という回答が約3割でした。わずかですが「悪い」との回答もあります。
人と接することが好き、人と関わることが好き、といった志望動機だと、内容が漠然としていて「どちらでもない」印象を与えるのでしょう。
採用担当者の興味関心を惹くため、志望動機を工夫する必要がありそうです。
「人と接することが好き」は印象が良い志望動機
「人と接することが好き」という志望動機は、一般的に採用担当者(面接官)に良い印象を与えます。それは会社という組織を見れば分かります。
会社を成り立たせるには、人付き合いは必要不可欠なものであり、「人と接することが好き」な人材はすぐに会社に馴染んでくれると思われやすいのです。
「人と接することが好き」転職成功者の志望動機
「人と接することが好き」という志望動機に説得力を持たせるためには、建前(キャリアアップ)の志望動機をしっかり書いておくことが前提です。
リクナビNEXTの調査で転職者の38%は本音ではなく「キャリアアップ」など、建前の志望動機を書いて実際に転職に成功しています。
本音⇒人と接することが好き
建前⇒キャリアアップしたいから
すなわち、本音より「キャリアアップ」を志望動機にする方が遥かに採用されやすいということです。
いわゆる本音と建前の使い分けです。私も実際に本音と建前の志望動機を使い分けることで、転職に成功しました。
「人と接することが好き」志望動機の例文集3選
「人と接することが好き」が企業でどう役立つかをアピールする
志望動機で単に「人と接することが好き」と書いても、説得力に欠けます。大切なのは、「人と接することが好き」だから会社にどう役立てるか?を示すことです。
・顧客(お客様)と接することが好きだから、売上に貢献できる
・社内で社員と接することが好きだから、連携して仕事ができる
・取引先と接することが好きだから、納期や品質の向上に貢献できる
「人と接することが好き」「人と関わることが好き」という思いを具体的に語れば、企業に採用メリットが生まれ、採用内定率も上がります。
本音(人と接することが好き)の志望動機は、建前の志望動機に付け加えて書けば良い
「人と接することが好き」という思いは、建前(キャリアアップ)の志望動機を書いた上で、それに付け加えて書くことを勧めます。
建前(キャリアアップ)の志望動機+人と接することが好きという志望動機
例文を3つ紹介します。(太字:人と接することが好きという本音の志望動機)
志望動機例文①(※人と接することが好き)
私は自動車ディーラー営業職として、コミュニケーションを重視し、日々顧客のニーズや要望を理解し、最適な自動車を提案することに熱意を注いできました。しかし、自動車ディーラーの営業職では、顧客の関心が購入時に集中するため、顧客とより長期的な関係構築ができる仕事でキャリアを積みたいと考えて転職を決意しました。貴社は顧客との長期的な関係構築に重点を置いており、賃貸物件の選定や契約手続きのサポートを通じて、顧客との信頼関係を築くことができます。貴社の不動産賃貸営業職において、顧客との関係構築と満足度向上を図り、貴社の発展に貢献したいと考えて志望しました。
私は人と接することが好きで、顧客との良好な関係構築によって売上の拡大に貢献できると考えています。
※自動車ディーラー営業職から不動産賃貸営業職への転職
志望動機例文②(※人と接することが好き)
私は百貨店で販売職を担当しています。持ち前の社交性を活かして、笑顔や丁寧な言葉遣いを心掛けることで、お客様に心地よいショッピング体験を提供してきました。商品の陳列や在庫管理などもやりがいを感じながら取り組んできましたが、ただ販売するだけでなく、幅広いおもてなしスキルを活かす職場で働きたいという思いから、転職を決意しました。貴ホテルは観光案内や健康増進の施設を拡充し、多様な面からお客様へのホスピタリティを実現しています。おもてなしの心を持ってお客様をサポートし、貴ホテルのさらなる発展に貢献したいと考えて応募しました。
私は人と接することが好きで、ひとりひとりのお客様から信頼を獲得することでリピート利用率の向上に貢献できると考えています。
※百貨店販売職からホテルフロント業務への転職
志望動機例文③(※人と接することが好き)
私は信用金庫の後方事務職として、迅速性を活かして顧客からの各種申請や手続きをスムーズに処理できるよう努力しました。しかし、数字を追う一方で、顧客と直接対話し、関係を構築しながら営業部門をサポートできる仕事がしたいという思いが強くなり、転職を決めました。
貴社では医療機器に関わる営業資料の作成や契約書類の整備、医療従事者からの問い合わせ対応など、迅速な対応が求められる業務において、営業部門と連携して仕事ができる魅力的な環境があります。貴社において迅速かつ正確な事務処理能力を発揮し、社員の連携を図りながら、貴社の発展に貢献したいと考えています。
私は人と接することが好きであり、営業事務においても社員同士で良好な関係を築きながらチームの連携を図ることに貢献したいと考えています。
※信用金庫後方事務職から医療機器メーカー営業事務職への転職
建前(キャリアアップ)の明確な志望動機に加えて、人と接することが好きであることを強調し、どのように会社に貢献できるかをしっかり伝えています。
「人と接することが好き」志望動機のつくり方(※重要)
「人と接することが好き」という思いを伝えるため、ベースとなる建前(キャリアアップ)の志望動機のカンタンな作成法を紹介します。
志望動機には、面接官に刺さる【型】があります。しかし採用される志望動機に必要不可欠なことがあります。
採用したい志望動機は「自分の強みを理解している」
一般企業採用担当者の調査で8割以上の採用担当者は「自分の強みを理解している」志望動機を求めていることが分かりました。
つまり強みが反映されていないと、どうしても採用につながらない志望動機を書き続けることになります。
半数以上の採用担当は『自己分析をしていない応募者』は採用しない
半数以上の採用担当者が『自己分析をしていない応募者』は採用しないとアンケート調査に回答しました。また9割は面接だけで自己分析しているか見抜けると回答しました。
『自己分析』をしないと半数が即不採用になるわけです。自己分析ナシでは強みが理解できないからです。
最強の志望動機をつくる【2つの方法】
いちど『自己分析結果』を反映した志望動機さえつくってしまえば面接で何を突っ込まれても絶対にブレない志望動機になります。そもそも、あなたの強みをもとに書くからです。
私は自己分析の結果をもとに志望動機を作成することで、実際倍率1000倍の企業にも転職できました。以下2つの方法から選んで試してみてください。
私が実際に無料自己分析ツールで志望動機を書いた方法です。スマホで簡単につくれます↓↓
AIに自己分析結果を学習させて志望動機を書く方法です。転職理由もAIが考えてくれます↓↓
AIが書いた志望動機例文を貼っておきます。人間が書いたみたいですよね。文字数指定で『履歴書用』も書けるので、利用者した方に大変好評です。
私は保険会社の営業職で、チームメンバーと協力して目標を達成してきました。しかし、前職では既存顧客への保険商品提案が主で、チームワークを発揮する機会が少なかったため、転職を決意しました。貴社は挑戦的なベンチャー企業であり、新規市場への進出やプロジェクト全体の一体感が魅力です。私はチームワークを活かし、新たな事業展開に貢献したいと考え、貴社を志望しました。
「人と接することが好き」私の転職体験談
「人と接することが好き」という志望動機について、私は良好な人間関係を築ける能力を転職活動で良くアピールしていました。
私は転職活動を通じ、会社側はスキルや実績を発揮するだけでなく長期的に会社に貢献してくれる人材を強く求めていることを学びました。
そのため、人と接することが好きだという思いは、お客様との関係にとどまらず、社内で人間関係をうまく構築できる、とアピールする方が有効だったりします。
上司や後輩と良好な関係を築ける良い人間性があり、長く働いてくれそうだと思わせるわけです。
実績やスキル以上に、人間性を重視して採用されることが、転職成功につながります。
皆さんもぜひ、人と接することが好きな思いを、自身の人間性の良さに結びつけて、転職活動に取り入れてみてください。
転職成功テクニック
「人と接することが好き」について志望動機が作成できたら、ぜひ実践して欲しい転職を成功に導くテクニックを紹介します。
私が倍率1000倍の転職成功時に駆使したテクニックです↓↓
若手向けの「中規模転職サイト」を利用
大手転職サイトだけの登録で満足していませんか?実は、私も含め転職成功者の32%は大手以外の転職サイトも利用して初めて内定しています。
大手だけを使うと中規模転職サイトの掘り出し求人を見逃すからです。下記では、ホワイト企業に内定する「若手向け」中規模転職サイトを紹介します↓↓
「人柄」特化の転職エージェントを利用
実は「人柄」こそ、最大の定着性のアピール法です。「人柄の良さ」を自分で伝えられないことが不採用の大きな原因と言えます。
しかし「人柄」のアピールに特化した転職エージェントを利用すれば、圧倒的に(ホワイト企業に)採用されやすくなります↓↓
「家族のための転職」を面接でアピール
面接で「家族のために転職する」ことをアピールすれば信頼性と定着性を示すことができます。私も実践しました。
アピール方法は以下の記事を参考にしてください↓↓
まとめ
以上、「人と接することが好き」という志望動機を書く方法を例文付きで解説し、私が実践した志望動機作成法も合わせて紹介します。
・「人と接することが好き」という志望動機は面接官の受けが良い。人と接することが好きだから、どのように会社の利益に貢献できるのかという点まで話せれば文句なし。
・「人と接することが好き」という思いだけの志望動機はやや弱い。転職成功者にならって、キャリアアップを中心とした志望動機を書き、あなたの採用メリットを底上げすることがポイント。
・「人と接することが好き」という思いは建前(キャリアアップ)の志望動機に付け加えて書くこと。さらに会社への採用メリットを示そう。
・「人と接することが好き」という志望動機において、自己分析は必須。私が実践した志望動機作成法に挑戦してみてください。
・内定獲得のため、転職成功テクニックを活用してください。
皆さんの転職成功を心からお祈りしています。