
「黙々と作業するのが好き」なんだけど、志望動機はどう書くべき?

キャリアアップの志望動機を中心に、「黙々と作業するのが好き」という本音を加えましょう。
「黙々と作業するのが好き」だけど、志望動機にどう書けばいいのか分からない…と悩んでいませんか?私も、黙々と作業することが好きでした。
黙々と作業することは一つの強みと言えますが、採用担当者にとっては理解しづらいものです。
私はキャリアアップの志望動機を書いたうえで、「黙々と作業するのが得意」といった本音を加えることで内定を獲得しました。

がっくん
中堅企業で平社員だったがっくんです。就職倍率1000倍(2024名エントリー、採用2名)の超ホワイト企業に転職できた経験から、転職成功ノウハウを発信しています。
この記事では、私の転職経験をもとに、「黙々と作業するのが好き」に関する志望動機の例文3選と、採用される志望動機の作成法を紹介します。
「黙々と作業するのが好き」の独自アンケート調査

「黙々と作業するのが好き」な応募者の印象について、企業の採用担当者100名に独自アンケート調査を実施しました。
「黙々と作業するのが好き」な応募者の印象は? | |
---|---|
大変良い | 12% |
良い | 44% |
どちらでもない | 32% |
悪い | 12% |
『良い』『どちらでもない』が7割程度を占め、『大変良い』『悪い』はそれぞれ12%程度におさまりました。

「黙々と作業するのが好き」な人に対して、採用担当者が必ずしも悪い印象を持つわけではないことが分かります。
「黙々と作業するのが好き」なことは強みのひとつ

「黙々と作業するのが好き」なことはれっきとした強みのひとつです。黙々と作業することが得意でない人も多いからです。
・信頼性がある
・集中力がある
・忍耐力がある
【1】信頼性がある
黙々と作業するのが好きな人は、信頼できる人だと評価されやすいと言えます。
仕事に集中し、責任感を持って取り組む姿勢が、上司や同僚からの信頼につながるからです。

私も、時間を忘れて作業に没頭していたとき、「任せてよかった」と上司に言われた経験があります。
【2】集中力がある
黙々と作業するのが好きな人は、高い集中力を発揮します。
長時間にわたって集中して取り組めるため、ミスを最小限に抑えることができ、作業効率や生産性の向上に貢献できるのです。

私もコツコツと仕事に取り組む中で、業務のミスを減らし、効率化に成功した経験があります。
【3】忍耐力がある
「黙々と作業するのが好き」という人は、地道で繰り返しの多い作業や、他の人が敬遠しがちな仕事にも忍耐力をもって取り組めます。
忍耐力を持ち、モチベーションを保ちながら続けることが、仕事の成果や結果につながることも多いのです。

私も、忍耐強く顧客宅に丁寧に通い続けたことで、信頼を得て成約につながった経験があります。
・「黙々と作業するのが好き」のメリット:信頼性、集中力、忍耐力がある。
「黙々と作業するのが好き」だけでは採用されない

「黙々と作業するのが好き」なことには多くのメリットがありますが、それだけで採用されるとは限りません。
なぜなら、黙々と作業するのが好きなことは、ときにコミュニケーション能力や柔軟性に欠ける人材だと誤解されるからです。

しかし、この印象を払拭できれば、内定獲得に大きく近づくことができます。
・「黙々と作業するのが好き」だけではコミュニケーション能力を疑われる。
「黙々と作業するのが好き」なら建前の志望動機が必須

「黙々と作業するのが好き」という思いを採用担当者に納得してもらうためには、建前の志望動機が必須です。
実際、リクナビの調査では、転職者の38%が「キャリアアップしたい」という建前の退職理由で転職に成功しています。
つまり、「キャリアアップ」という建前の志望動機のほうが、圧倒的に採用されやすいのです。

志望動機で「黙々と作業するのが好き」という本音と建前を使い分けることで、コミュニケーション能力をアピールできます。
・志望動機⇒建前(キャリアアップ)+本音(黙々と作業するのが好き)で作成。
「黙々と作業するのが好き」を含めた志望動機の作り方(※重要)

「黙々と作業するのが好き」な気持ちを伝えられるかは、建前であるキャリアアップの志望動機の完成度にかかっています。
しかし、作り方は非常に簡単なのでご安心ください。ここでは、私が実践した志望動機の作成法を紹介します。

志望動機には、面接官に刺さる「型」があります。しかし採用される志望動機に必要不可欠なことがあります。
採用したい志望動機は「自分の強みを理解している」こと

8割以上の採用担当者は「自分の強みを理解している志望動機」を求めることが企業アンケートで分かりました。

つまり『強み』が反映されないと、採用される志望動機にはなりません。
半数以上の採用担当は自己分析しない応募者を採用しない

半数以上の採用担当者は「自己分析をしていない応募者は採用しない」と追加調査で答えました。また、9割が「自己分析済」か見抜けます。

『自己分析』をしないと半数が即不採用になるわけです。自己分析ナシでは強みが理解できないからです。
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最強の志望動機をつくる【2つの方法】
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私は保険会社の営業職で、チームメンバーと協力して目標を達成してきました。しかし、前職では既存顧客への保険商品提案が主で、チームワークを発揮する機会が少なかったため、転職を決意しました。貴社は挑戦的なベンチャー企業であり、新規市場への進出やプロジェクト全体の一体感が魅力です。私はチームワークを活かし、新たな事業展開に貢献したいと考え、貴社を志望しました。

AIが書いた志望動機例文です。文字数指定で『履歴書用』も書けるので、利用した方に大変好評です。
「黙々と作業するのが好き」を含めた志望動機例文3選

志望動機をつくる2つの方法に従って、「黙々と作業するのが好き」なことを加えた志望動機の例文3選を紹介します。

ポイントは、「黙々と作業すること」でどのように会社に貢献できるか?を説明することです。
・「黙々と作業するのが好き」だから会社に貢献できること(※太字)を伝える。
志望動機例文①(※黙々と作業するのが好き)
【自己分析で分かった強み:共感性】
私は不動産会社での営業職として働いています。共感性を活かして顧客ニーズを汲み取り、ライフスタイルや予算に合わせたプランを提案することで契約に結びつけてきました。しかし、現職では顧客に合わせてカスタマイズ可能な物件は少なく、よりお客様のご希望に添える商品を提案できる環境で、営業スキルを磨きたいと考えて転職を決意しました。
貴社は顧客の要望に応じて、資材にこだわり、柔軟な住宅プランを用意していると伺っています。
私は、共感性を活かして顧客の声に寄り添い、最良のご提案ができるよう尽力したいと考えています。また、黙々と仕事に打ち込むことが得意で、お客様のご要望に対し、粘り強く解決策を探ることで、顧客の信頼を勝ち取り、貴社の発展に貢献したいと考えて志望しました。
※不動産会社営業職からハウスメーカー営業職への転職
志望動機例文②(※黙々と作業するのが好き)
【自己分析で分かった強み:人あたり】
私はスーパーマーケット店員として働いています。人あたりの良い接客に努め、さらに製品の陳列や棚卸しはもちろん、レジ業務ではお客様を待たせることがないよう正確に対応してまいりました。既製品を扱うのみでなく、製品の製造過程に関わりたいという思いから転職を決めました。
貴社の食品工場では、地元の畜産品を扱い、製品の品質管理を徹底し、地域小売業の活性化に貢献していることが魅力的です。
貴社工場で、現職で培った正確性を活かして確かな製品の品質を保ち、お客様に喜ばれる製品の製造に関わりたいと考えています。また、私は黙々と作業することが得意で、製造過程において製品の品質管理や製造工程の向上にも貢献できると考えて、この度応募しました。
※スーパーマーケット店員から食品メーカー工場作業員への転職
志望動機例文③(※黙々と作業するのが好き)
【自己分析で分かった強み:迅速性(オーガナイズ能力)】
私は医療機器メーカーの営業事務職として働いてきました。迅速性を活かして、見積もりや受注処理、納期管理など営業活動を支援する業務に従事してきました。しかし、直接的に患者様と接する機会は限られており、今後のキャリアでは患者様にサービスを提供し、彼らの健康を支える仕事に就きたいと考えて転職を決意しました。
貴院は患者サービスを追求する美容クリニックとして、新しい医療機器や、医療支援システムを導入しています。
貴院のような患者サービスが行き届いたクリニックならば、患者様に対するサービス向上に携わる機会が豊富です。また、現職においてこつこつと作業する事務業務に取り組んだ経験から、即戦力として貴院の医療事務業務や予約管理、受付処理を迅速かつ正確に行える自信があります。患者様に最高の医療サービスを提供する医療スタッフの皆様を力強くサポートし、貴院の発展に貢献したいと考えて応募致しました。
※医療機器メーカー営業事務職から美容クリニック医療事務職への転職

キャリアアップの志望動機があるからこそ、黙々と作業するのが好きだという主張に信頼感が生まれます。
「黙々と作業するのが好き」と私の転職活動体験談

私はもともと、黙々と作業するのが好きなタイプです。前職では営業と事務を兼任していましたが、一人で集中して作業する時間のほうが性に合っていました。
しかし、転職活動中に面接で「黙々と作業するのが好き」と伝えても、採用担当者の反応はいまひとつで、手応えを感じられませんでした。
そこでキャリアアップを中心にした志望動機を作成し、黙々と作業が得意な点も補足して伝えたところ、選考の通過率が大きく上がりました。
企業が求めているのは、単に一人で作業できる人ではありません。黙々と作業する力に加え、コミュニケーション能力も重視されます。
実際、「黙々と作業するのが好き」だけを強調すると、「協調性に欠ける」と誤解される恐れがあります。私も面接でそう見られたと感じたことがありました。
そこで、私は建前として「キャリアアップしたい」という志望動機を前面に出し、その裏づけとして「黙々と作業するのが得意」という本音を加えました。
本音と建前を使い分けることで、コミュニケーション力が伝わり、「真面目に仕事へ取り組む姿勢」も評価されるのです。

「黙々と作業するのが好き」という本音は、そのままでは理解されにくい面もあります。だからこそ、志望動機の中での伝え方が転職成功のカギになります。
転職成功テクニック

「黙々と作業するのが好き」という志望動機対策に加え、ホワイト企業に入社する転職成功テクニックを紹介します。

私が倍率1000倍の転職成功時にも使ったテクニックです↓↓
・若手向けの「中規模転職サイト」を利用
・「人柄」特化の転職エージェントを利用
・面接で「家族のための転職」をアピール
若手向けの「中規模転職サイト」を利用

実は、私も含め転職成功者の32%は大手以外の転職サイトも利用して初めて内定しています。

大手サイトだけでは掘り出し求人を見逃すからです。そこで、ホワイト求人の多い「若手向け」中規模転職サイトを紹介します↓↓
「人柄」特化の転職エージェントを利用

残念ながら、自分の「人柄の良さ」を伝えきれずに不採用になる方がとても多いです。

しかし、「人柄」のアピールに特化した転職エージェントを利用すれば、圧倒的にホワイト企業に採用されやすくなります↓↓
面接で「家族のための転職」をアピール

面接で「家族のために転職する」ことをアピールすれば信頼性を示すことができます。

アピール方法は下記記事が参考になります↓↓
まとめ

以上、私の転職経験をもとに、「黙々と作業するのが好き」に関する志望動機の例文3選と採用される志望動機の作成法を解説しました。
・「黙々と作業するのが好き」な人に対して、採用担当者が悪い印象を持つわけではないことがアンケート調査で判明した。
・「黙々と作業するのが好き」な人には、信頼性、集中力、忍耐力といった強みがあります。
・「黙々と作業するのが好き」なだけでは採用されません。企業は仕事をする上で、コミュニケーション能力を同時に求めているからです。
・「黙々と作業するのが好き」なことを強調するためには、多くの転職者が成功しているようにキャリアアップの志望動機の作成が必須です。
・「黙々と作業するのが好き」なことを強調するために、自己分析ツールを通じて分かった強みをもとに志望動機を作成してください。
・「黙々と作業するのが好き」なことを建前の志望動機に書くなら、黙々と作業するのが好きだから、会社にどう貢献できるかを説明しましょう。
・ホワイト企業の内定を得るために、転職成功テクニックを活用して下さい。

みなさんの転職成功を心から祈っております。