中途採用の面接がボロボロだったからもうダメだ…
そんなことはありません。一貫性と定着性が伝われば逆転内定もあり得ます。
中途採用の面接を受けて「ボロボロだ…落ちた」と思い悩んだことはありませんか?
私もボロボロで本当に落ちたこともあれば、明らかに失敗と思えた面接で逆転内定を勝ち取った経験もあります。
応募先企業に対し、一貫性ある志望動機と会社への定着性さえ伝われば、面接がボロボロでも逆転内定できる可能性は十分にあります。
がっくん
中堅企業で平社員だったがっくんです。就職倍率1000倍(2024名エントリー、採用2名)の超ホワイト企業に転職できた経験から、実績がない人でも転職成功するノウハウを発信してます。
この記事では、私の実際の中途採用面接の体験をもとに、面接がボロボロでも受かったケースや、ボロボロでも内定できる対策(採用される志望動機の作成法)を解説します。
「面接がボロボロでも受かった」独自のアンケート調査
当サイトで、一般企業採用担当者100名に「面接がボロボロ」と落ち込む応募者の印象をアンケート調査しました。
「面接がボロボロ」だと落ち込む応募者の印象は? | |
---|---|
大変良い | 0% |
良い | 4% |
どちらでもない | 45% |
悪い | 51% |
独自調査の結果、100名のうち半数以上が「悪い」印象をもち、残る半数は「どちらでもない」と回答しました。
面接がボロボロだった事実よりも、応募者の悲観的な態度が伝わる方が問題であると分かります。謝罪したり、悲観的な態度の方がマイナス印象を与えるのです。
常に、自分に自信を持った態度で選考を受けることが肝心です。
「面接がボロボロでも受かった」ボロボロと考える理由
「面接がボロボロでも受かった」体験談をお話しする前に、中途採用の面接がボロボロだと考えてしまう理由を解説します。
【1】緊張で頭が真っ白になり面接がボロボロ
中途採用で「面接がボロボロ」の理由として、あまりの緊張で頭が真っ白になることがあります。私も転職活動の初期で経験しました。こんなとき到底「受かった」とは思えませんよね。
新卒以来の就職活動だと、緊張してしまうのは仕方ありません。新卒なら応募者の背景は学生経験だけですが、中途には前職があります。
企業側も応募者を一人のビジネスパーソンと認識して面接に臨むので、求職者が受けるプレッシャーは半端ないものです。
【2】圧迫面接に屈して面接がボロボロ
圧迫面接に対応できず「面接がボロボロ」と感じることもあるでしょう。私にも経験がありますが、圧迫面接を経験するとやはり受かったとは思えません。
一般に中途で圧迫面接が行われる理由は、企業が応募者に対して職務を遂行できるだけのストレス耐性を見極めたいからです。
しかし、そう認識していても、いざ複数の面接官の前で圧迫面接にさらされれば、焦ってしどろもどろになるのは当たり前です。
【3】企業や業界の知識不足で面接がボロボロ
面接官の反応も上々で面接を継続していても、企業や業界の知識を問われて応えられず「ボロボロだった」と思うケースもよくあると思います。
中途採用では、即戦力を求めることが多いです。そのため、面接の最中で業界用語や細かい知識を問われることもあるでしょう。
私も同業他社の中途採用試験の面接で、専門用語を聞かれ、同業界にも関わらず全く答えられず凹んだ経験があります。
【4】書類のミス、遅刻で面接がボロボロ
面接の段階で提出書類を忘れた、あるいは提出した書類にミスがあった、また面接自体に遅刻してしまった、ということもありますよね。
書類提出に関するミスや、遅刻は応募先に対して転職後の応募者の仕事ぶりに疑問を持たれるきっかけになり得ます。
私も面接に遅刻したことがあります。その際は遅刻しそうになった段階で連絡し、到着後の面接で遅刻した理由を正直に話すことで誠意を示し、無事に通過できました。
【5】集団面接で孤立して面接がボロボロ
中途採用では少ないかも知れませんが、一次が集団面接で他の候補者に比べて上手く話せなかったために「面接がボロボロ」と考えてしまう場合もあります。
実は、私も応募者の多い選考で何度か集団面接を経験していて、自己紹介で他の候補者の在籍企業や職歴に圧倒されて何もできなかった経験があります。
集団面接で孤立したときは「受かった」などまったく思えず、自信もなくなり、大変落ち込みました。
「面接がボロボロでも受かった」お祈りされた体験談
中途採用で「面接がボロボロでも受かった」とは反対に、完璧な面接だと思いきや、落ちた体験についてお話しします。いずれも転職活動を始めたばかりの頃でした。
【1】会話が弾んだのに落ちた体験談
同業他社の中途採用に応募したところ、面接に呼ばれ会社に向かいました。面接室に通されて待っていると、採用担当者と部門長が笑顔で入室しました。
簡単な志望動機と自己PRが済み、職務経歴について色々な質問を受けました。彼らはずっと笑顔で「こういう業務経験はうちで活かせるね」と前向きな反応ばかり示してくれました。
「これは受かったな」と感じていたのですが、夕方にはお祈りメールが届きました。割と早い段階で不採用は決まっていて、好印象を残すためだけの面接だったのでしょう。
【2】長時間に渡る面接だったけど落ちた体験談
異業界の中途採用に応募した時の話。面接は、採用担当者2名と仕事の打ち合わせのような形式で進み、楽観的な雰囲気でした。
気が付けば面接時間は2時間半に及び、職務経歴や、会社の概要、経営の方針についても話しました。「ボロボロ」とは程遠い面接内容でした。
同じく受かったと考えていたものの、あえなくお祈りとなりました。面接時間が長いからといって、特別有力な応募者に見られているわけではないと痛感しました。
【3】希望給与や勤務地、入社日、待遇の話が出たけど落ちた体験談
こちらは同業界の中途採用試験での体験です。人事部の採用担当者と部門長に面接を受けました。
面接では、一般的な質疑応答が終わった後、希望給与、勤務地、入社日について話し合い、本社で働く場合に通勤しやすいおすすめ地域まで話題になりました。
「さすがに受かったのでは?」と期待したものの、お祈りメールが届きました。部門長本人から電話まで貰ったので、社内の上層部でストップがかかったことが理由であると推察してます。
「面接がボロボロでも受かった」内定した成功体験談
中途採用の「面接がボロボロでも受かった」体験についてお話しします。
【1】無反応の面接官だったけど受かった体験談
同業他社大手の中途採用試験の体験談です。私自身、この会社に入社したかったので志望動機を見直してしっかり準備して臨みました。
志望動機や自己PRを終えた後、質疑応答のなかで、回答できない質問があり、会社が求める人物像とは異なるとさえ言われ圧迫的な雰囲気も感じられました。
「ボロボロだ…」と思っていたところ、次回の選考に進むことになりました。面接官の反応が淡々としていても「受かった」経験がある方は多いのではないでしょうか。
【2】集団面接で孤立したけど受かった体験談
異業種、異職種の大手企業の中途採用一次面接に参加したときの話です。まさかの集団面接で、本当に緊張しました。
しかし、もっと最悪だったのは候補者の面々。メガバンクの営業マンや大手メーカーの出身ばかりで、中堅企業出身の私は完全に浮いてしまいました。
彼らに比べれば、面接の回答内容は、まさに「ボロボロ」でした。
到底受かったと思えず、うなだれて帰路についたのですが、次の選考に呼ばれました。人事部長の話では、採用では「人間性」「人柄」を重視したと言われました。
【3】面接に遅刻、誤字脱字の履歴書だけど受かった体験談
以前から強い関心があった会社でしたが、中途採用を募集しておらず諦めていたところ転職エージェントから「問い合わせました!」と連絡があり、面接を調整して貰えたケースです。
しかし、面接は電車の遅延で遅刻。さらに面接中に履歴書の誤りを指摘されるなど「ボロボロだ…」と思っていたところ、エージェントを通じて最終面接の連絡がありました。
エージェントによると、この企業の採用担当者とは長い付き合いがあるそうで、全力でプッシュしてくれたとのこと。受かった瞬間は感動しました。
「面接がボロボロでも受かった」のはナゼ?対策3選(※重要)
成功体験談やTwitter民の口コミで紹介したように、中途採用では「面接がボロボロ」に感じることはあるあるです。
しかし、面接がボロボロでも受かったケースがあるように、共通して再現可能な面接に受かるための対策があります。
ここからは、面接がボロボロだと感じても、受かるために有効な対策を3つ紹介します。ぜひ実践してみてください。
【1】「面接がボロボロでも受かった」のは一貫性ある「志望動機」を作成したから(※重要)
中途採用の「面接がボロボロでも受かった」という場合志望動機に一貫性があることが評価されたと考えられます。
志望動機は内容そのものより一貫性があるかが重視されます。すなわち、なぜ転職するのか、なぜその会社なのか必ず企業を納得させる必要があります。
面接官を納得させ、一貫性のある志望動機を作成する方法を解説します。
志望動機のつくり方
志望動機には転職業界が考えた【型】が存在し、この型に当てはめるだけで、面接官に刺さる志望動機は書けます。しかし採用される志望動機に必要不可欠なことがあります。
採用したい志望動機は「自分の強みを理解している」
一般企業の調査で8割以上の採用担当者は「自分の強みを理解している」志望動機を求めることが分かりました。
つまり強みが反映されていないと、採用されない志望動機を書き続けてしまうことになります。
半数以上の採用担当は『自己分析をしていない応募者』は採用しない
採用担当者への追加調査で半数以上が『自己分析をしていない応募者』は採用しないと回答しました。また9割は面接だけで自己分析しているか見抜けるとも回答しました。
『自己分析』をしないと半数が即不採用になるわけです。自己分析ナシでは強みが理解できないからです。
最強の志望動機をつくる2つの方法
いちど『自己分析結果』を反映してしまえば面接で何を突っ込まれても『絶対』にブレない志望動機になります。そもそも、あなたの強みをもとに書くからです。
私は自己分析結果をもとに志望動機をつくることで、実際倍率1000倍の企業にも転職できました。以下にこれを試していただける2つの方法を紹介します↓↓
私が実際に無料自己分析ツールで志望動機を書いた方法です。スマホで簡単につくれます↓↓
AIに自己分析結果を学習させて志望動機を書く方法です。転職理由もAIが考えてくれます↓↓
AIが書いた志望動機例文です↓↓人間が書いたみたいですよね。文字数指定で『履歴書用』も書けるので、利用した方に大変好評です。
私は保険会社の営業職で、チームメンバーと協力して目標を達成してきました。しかし、前職では既存顧客への保険商品提案が主で、チームワークを発揮する機会が少なかったため、転職を決意しました。貴社は挑戦的なベンチャー企業であり、新規市場への進出やプロジェクト全体の一体感が魅力です。私はチームワークを活かし、新たな事業展開に貢献したいと考え、貴社を志望しました。
【2】「面接がボロボロでも受かった」のは若手向けの「中規模転職サイト」を利用したから
大手転職サイトだけの登録で満足していませんか?実は、私も含め転職成功者の32%は大手以外の転職サイトも利用して初めて内定しています。
大手だけを使うと中規模転職サイトの掘り出し求人を見逃すからです。下記では、ホワイト企業に内定する「若手向け」中規模転職サイトを紹介します↓↓
【3】「面接がボロボロでも受かった」のは「人柄」特化の転職エージェントを利用したから
たとえ面接がボロボロでも、「人柄」が伝われば一発逆転できるチャンスが大いにあります。企業は人柄を最重要視して採用するからです。ただ自分で「人柄」を伝えようとしても大抵失敗します。
しかし「人柄」のアピールに特化した転職エージェントを利用すれば、圧倒的に(ホワイト企業に)採用されやすくなります↓↓
「面接がボロボロでも受かった」緊張しない対策3選
中途採用の面接がボロボロだと感じる場合、「緊張」が原因であることが多いです。緊張を克服するために最も有効な方法は自信を持つことです。
そのため、すでに解説したように一貫性のある志望動機を作成することは、緊張を克服するにはもっとも強力な方法です↓↓
自分の強みをもとにつくる志望動機はあなたの本質を反映しているため、自然と記憶に残り、志望動機を話した後も、緊張せずに面接に対応できるからです。
しかし、実際の面接の場では緊張してしまうもの。私が実践して効果があった気軽な対策3選を紹介します。
【1】面接後の習慣を決めておく(※面接がボロボロにならない緊張対策)
私は面接が終わった後にいつもコンビニに寄って、あるメーカーのコーヒーを飲むようにしていました。それを飲むと面接のデキに関わらず落ち着くんですよね。
面接が始まる前に、会場となる会社の周りでコンビニを見つけたら、面接がボロボロだろうと「早く終わらせてコーヒー飲もう」と考えていました。
控室からコンビニが見えれば最高です。面接後の習慣を頭の隅に入れておくことで、過度に面接に集中することがなくなり緊張を和らげられます。
【2】直前に好きな音楽を聴く(※面接がボロボロにならない緊張対策)
好きな音楽を聴いている時は、大抵リラックスしています。音楽を聴いている時は、現実世界から一時的に離れることができるからです。
このため、面接の前に好きな音楽を聴くことは、精神的な世界に感情を移すことで、面接で緊張しない対策になります。
私の場合は、面接が終わったら「受かった」と想像しながらアップテンポな曲を聴き、面接の前にはスローでダウン系の音楽を聴いて気持ちを落ち着かせていました。
【3】相槌を決めておく(※面接がボロボロにならない緊張対策)
人によって異なるかもしれませんが、私は中途採用の面接中に受け答えする際の相槌を決めていました。
「かしこまりました(納得)」「おっしゃる通りです(同意)」「さようでございますか(了解)」など、使い慣れた言葉を一旦挟むことで小休憩し、緊張がほぐれます。
ぜひ、ご自身でも緊張対策として、これらの緊張克服法を取り入れてみてください。
まとめ
以上、私の実際の中途採用面接の体験をもとに、面接がボロボロでも受かったケースや、ボロボロでも内定できる対策(志望動機の作成法)を解説しました。
・「中途の面接がボロボロでも受かった」の前提としてボロボロと考えてしまう理由を確認しておきましょう。
・「中途の面接がボロボロでも受かった」とは反対に、うまくいったと思っても落ちることがあります。面接の雰囲気に一喜一憂する必要はありません。
・「中途の面接がボロボロでも受かった」体験談を紹介しました。圧迫面接でもしっかり対策したこと、企業が重視している採用条件に当てはまったこと、エージェントの力量次第で、ボロボロと感じても受かる可能性は十分あります。
・「中途の面接がボロボロでも受かった」対策として、一貫性のある志望動機の作成、若手向けの中規模転職サイトの利用、転職エージェントの利用があります。
・「中途の面接がボロボロ」を避けるため、緊張しないための対策を紹介。面接後の習慣、音楽を聴く、相槌をうつ等の緊張克服法を実践してみてください。
・「中途の面接がボロボロ」でも、それを悲観的に考える態度を面接官にさとられないようにしましょう。面接官は応募者の自信のなさに対してマイナスイメージを抱きます。
皆さんの転職成功を心からお祈りしています!