「書類選考なし」でいきなり面接OKの求人はブラック?
ブラック企業の可能性はあります。書類選考のあり、なしに関わらず受かる志望動機を書くことに専念しましょう。
求人サイトを見ていると「書類選考なし」でいきなり面接する求人に出会うことがあります。私も転職活動中に応募した経験があります。
一見、「書類選考なし」なので受かりやすいのでは?と感じてしまいますが中にはブラック企業もあるため注意が必要です。
書類選考があってもなくても、志望動機が肝心です。私は受かる志望動機を正しく作ることで、ホワイト企業に転職できました。
がっくん
中堅企業で平社員だったがっくんです。就職倍率1000倍(2024名エントリー、採用2名)の超ホワイト企業に転職できた経験から、実績がない人でも転職成功するノウハウを発信してます。
この記事では「書類選考なしでいきなり面接」の求人はブラック企業なのか?を解説し、併せて私の経験をもとに書類選考や面接を突破できる志望動機の作成法も紹介します。
「書類選考なしでいきなり面接」をアンケート調査
「書類選考なし」でいきなり面接をすることに関して、書類選考なしの応募者に対する採用担当者の印象をアンケート調査しました。
その結果、55%の採用担当者が「大変良い」「良い」と回答し、「どちらでもない」との回答は38%でした。
企業による差はあるものの、過半数の採用担当者は「書類選考なし」での選考に抵抗がないことが分かりますね。
・過半数の採用担当者は「書類選考なし」の応募者に良い印象を抱いている。
「書類選考なしでいきなり面接」をする7つの理由
求人を出している企業が「書類選考なし」でいきなり面接をする際は、主に以下のような理由があります。
人物やポテンシャル重視での採用(※「書類選考なし」いきなり面接の理由①)
企業によっては、20代の若手社員や第二新卒採用で、将来のポテンシャルや個人の人柄を評価したいと考えて書類選考なしで面接することがあります。
このような場合、履歴書や書類選考だけでは本当の価値が見えにくいため、直接面接して社風に合うか、長く働いてくれる人物か適性を見出したいと考えているわけです。
転職エージェントを利用している(※「書類選考なし」いきなり面接の理由②)
企業が転職エージェントを介して応募者を紹介される場合、エージェントがすでに経歴・スキルを確認済で、応募者をフィルタリングしていることが一般的です。
そのため、エージェントが確認済だと信頼している企業は、書類選考なしでいきなり面接に呼ぶことがあります。私もエージェントを利用した際は、ほとんどが面接確約でした。
転職サイトの情報で確認済だから(※「書類選考なし」いきなり面接の理由③)
転職サイトに登録する際に、ほとんどの人が履歴、職務経歴情報を入力していると思います。企業が登録情報を確認して経歴・スキルが適格と判断したら書類選考なしで面接オファーを出します。
転職サイトに登録していると、面接確約オファーなるものが来ると思います。私も登録しているだけで何件もオファーレターを貰った経験がありますが、こういったケースですね。
なるべく低コストで採用したい(※「書類選考なし」いきなり面接の理由④)
採用にかかる経費、労力を抑えたいと考えて、書類選考なしでいきなり面接する企業もあります。採用コストをかけられない企業だと経営状況は大丈夫?と心配になりますよね。
しかし、中小企業などでは採用プロセスを簡素化して経費を削減し、他部門に予算を回すということは一般的に行われます。
新規事業で人手が足りていない(※「書類選考なし」いきなり面接の理由⑤)
新しい事業を開始したばかりの企業は、急いで必要な人材を確保する必要があります。特にIT関連の企業やベンチャー企業は、新たなプロジェクトや製品開発に人手が不足していることがあります。
このような場合、書類選考なしでいきなり面接をして人材を確保し、事業の成長と共に採用した人材を適宜必要な部門に配置転換するという方法をとることもあります。
知名度が低く応募者が少ない(※「書類選考なし」いきなり面接の理由⑥)
中小企業や知名度が低い企業は、書類選考を実施しても応募者が集まりにくいことがあります。そのため、書類選考なしでいきなり面接し、会社の魅力を伝える機会を設けたいと考えています。
書類選考なしで求人を出すことで、書類選考が面倒だと考えている応募者にも参加してもらい、直接コミュニケーションを取って採用の機会を得たい、と考えるわけです。
常に人手不足、離職率が高い(※「書類選考なし」いきなり面接の理由⑦)
特定の業界や職種では雇用の安定性が低く、離職率が高い企業もあります。人材の入れ替わりが激しいので、書類選考なしでいきなり面接し、とにかく採用したいと考えるわけです。
個人的な経験では、このような会社こそブラック企業が多い印象です。転職サイトでいつも求人を出していて、面接確約オファーを毎回送ってくるような企業です。
・「書類選考なし」だからと言ってブラック企業とは限らない
「書類選考なしでいきなり面接」ブラックの可能性
しかし「書類選考なし」でいきなり面接する企業には、どうしてもブラック企業が含まれます。常に人材不足で離職率が激しく、書類選考を省きなるべく人を集めたい企業ですね。
特に以下のような特徴がある求人はブラック企業の可能性が高いので、要注意です。
募集期間が長い求人を何度も出す(※書類選考なしでいきなり面接するブラック企業の特徴①)
募集期間が長く、何度も求人を出す企業には要注意です。経営状況が安定しているホワイト企業は人気があるので、求人の募集期間が比較的短いからです。
従業員が次々辞めるような企業は「書類選考なし」でいきなり面接できると謳い、何としても人を集めようとします。転職サイトやオファーメールでは、こうした会社に注意してください。
給与額が低い、あるいは高すぎる(※書類選考なしでいきなり面接するブラック企業の特徴②)
極端に低い給与を提示している企業は、仕事が楽なのではなく、労基法に違反するレベルの労働環境であるブラックの可能性があります。
また、逆に高すぎる給与でも、単に営業成績やノルマなどの成果給に頼っており、実際の基本給が低いブラックの可能性あります。給与幅に十分注意してください。
募集要項が魅力的な文言ばかり(※書類選考なしでいきなり面接するブラック企業の特徴③)
求人広告に「アットホーム」「未経験可」「学歴不問」「中途採用多数」「若手が活躍」などの魅力的な文言が溢れている場合、ブラックである可能性が高いです。
ブラック企業は魅力的なキャッチフレーズと、書類選考なしでいきなり面接することを売りにして応募者を引き寄せようとします。
私の経験上、ホワイト企業ほど労働環境ではなく会社の歴史やポリシーを求人広告で謳っている
印象です。会社の社会貢献度ややりがいといった内容ですね。
・ブラック企業か否かは求人広告で判断できる
「書類選考なしでいきなり面接」実は選考している
「書類選考なし」でいきなり面接を行う企業の中には、ブラック企業も含まれますが、募集要項をよく見れば、判別できます。
ただし、書類選考ありなしに関わらず実際にはほとんどの企業が事実上書類選考を実施しています。
通常、面接には履歴書を持参しますし、面接の最中でも履歴書や職務経歴書と同じ内容について話すからです。
そのため、「書類選考なし」でいきなり面接の場合でも簡単に採用されるわけではないと覚えておいてください。私も書類選考なしで落ちた経験があります。
・「書類選考なし」でも実際には面接で選考している
「書類選考なしでいきなり面接」志望動機の重要性
たとえ「書類選考なし」でいきなり面接を行う企業でも、採用されるには受かる志望動機を書かねばなりません。
また、なかなか書類選考が通らないからと言って書類選考なしの企業ばかりに応募するのも、数少ない転職の成功機会を逃すことになります。
志望動機次第で書類選考は必ず通るようになります。まずは志望動機の書き方を見直してみてください。
ここからは、私が実践して転職に成功した面接にも対応できる志望動機の作り方を紹介します。
・書類選考のあるなしに関わらず「受かる志望動機」が重要
「書類選考なしでいきなり面接」志望動機の作り方(※重要)
「書類選考なし」でいきなり面接する企業へ応募する、また、そもそも書類選考が通過しない方へ、受かる志望動機の書き方を紹介します。
志望動機には、転職業界が考えた面接官に刺さる「型」が存在します。しかし採用される志望動機に必要不可欠なことがあります。
採用したい志望動機は「自分の強みを理解している」こと
8割以上の採用担当者は「自分の強みを理解している」志望動機を求めることが企業アンケートで分かりました。
つまり強みが反映されないといつまでも採用されない志望動機を書き続けることになります。
半数以上の採用担当は自己分析しない応募者を採用しない
半数以上の採用担当者は『自己分析をしていない応募者』は採用しないと追加調査で判明しました。また、9割の面接官は応募者が「自己分析済」か見抜けます。
『自己分析』をしないと半数が即不採用になるわけです。自己分析ナシでは強みが理解できないからです。
最強の志望動機をつくる【2つの方法】
いちど『自己分析』で分かった強みを反映するだけで面接で何を突っ込まれても『絶対に』ブレない志望動機になります。そもそも、強みで書いているからです。
私は自己分析結果から志望動機をつくり、倍率1000倍の企業にも転職できました。以下に、これを試せる2つの方法を紹介します↓↓どちらかの方法で書いてみてください。
私が実際に無料自己分析ツールで志望動機を書いた方法です。スマホで簡単につくれます↓↓
AIに自己分析結果を学習させて志望動機を書く方法です。転職理由もAIが考えてくれます↓↓
私は保険会社の営業職で、チームメンバーと協力して目標を達成してきました。しかし、前職では既存顧客への保険商品提案が主で、チームワークを発揮する機会が少なかったため、転職を決意しました。貴社は挑戦的なベンチャー企業であり、新規市場への進出やプロジェクト全体の一体感が魅力です。私はチームワークを活かし、新たな事業展開に貢献したいと考え、貴社を志望しました。
AIが書いた志望動機例文です。人間以上の精度です。文字数指定で『履歴書用』も書けるので、利用した方に大変好評です。
「書類選考なしでいきなり面接」志望動機の【例文】
志望動機の作り方に沿って作成した志望動機例文を紹介します。
「書類選考なし」でいきなり面接がある場合、また書類選考に通らない方は、今回紹介した方法で自分の強みを反映した志望動機を作り選考を突破してください。
【志望動機例文】(強み:共感力)
私は不動産会社で営業を担当しております。共感力を活かした営業スタイルにより、顧客との信頼関係を築き、賃貸物件の契約において成果を上げてまいりました。しかしながら、契約が成立した後も、顧客満足度を高め、新規および既存顧客とより長期的な関係を築く環境で、キャリアアップしたいという強い思いから、転職を決意しました。
貴社は自動車ディーラーとして、特に整備や点検などのアフターサービスを重視し、既存顧客と長い信頼関係を築くことを大切にされていると伺いました。
私は現職の営業経験を活かしながら、持ち前の共感力を発揮し、新規顧客はもちろん、既存顧客と強い信頼関係を築き、リピート顧客を増やすことで、貴社の発展に貢献したいと考えて志望しました。
※不動産会社営業職から自動車ディーラー営業職への転職
「書類選考なしでいきなり面接」私の転職活動|体験談
転職活動中に、私も「書類選考なし」でいきなり面接OKの企業を受けたことがあります。また、面接確約のオファーに応じ、選考を受けたこともあります。
両社とも「ブラック企業かもしれない…」と不安を覚えつつ、面接に臨みました。書類選考なしということで、比較的簡単な対策しかしませんでした。
その結果、面接を受けた企業の一方は不合格で、もう一方は逆に選考を通過しました。実際に面接を受けてみて、両方の企業がとてもしっかりとした会社であると感じました。
特に一社は新規事業を展開中で、新しい人材を求めていました。どちらかと言えば、この会社に関心があったのですが、残念ながら不合格でした。
この経験を通じて、書類選考がないからこそ、志望動機をしっかり考え、面接対策をしっかり行う必要があることを痛感しましたね。
「書類選考なしでいきなり面接」転職成功テクニック
「書類選考なし」でいきなり面接する企業でも、しっかり志望動機を書き、入念な対策が必要です。しかし、内定獲得を早め転職を成功に導くテクニックがあります。
私が倍率1000倍の転職成功時に駆使したテクニックです↓↓
若手向けの「中規模転職サイト」を利用
大手転職サイトだけの登録で満足していませんか?実は、私も含め転職成功者の32%は大手以外の転職サイトも利用して初めて内定しています。
大手だけを使うと中規模転職サイトの掘り出し求人を見逃すからです。下記では、ホワイト企業に内定する「若手向け」中規模転職サイトを紹介します↓↓
「人柄」特化の転職エージェントを利用
実は「人柄」こそ、最大の定着性のアピール法です。「人柄の良さ」を自分で伝えられないことが不採用の大きな原因と言えます。
しかし「人柄」のアピールに特化した転職エージェントを利用すれば、圧倒的に(ホワイト企業に)採用されやすくなります↓↓
「家族のための転職」を面接でアピール
面接で「家族のために転職する」ことをアピールすれば信頼性と定着性を示すことができます。私も実践しました。
アピール方法は以下の記事を参考にしてください↓↓
まとめ
以上「書類選考なしでいきなり面接」の求人はブラック企業なのか?について解説し、併せて書類選考や面接を突破できる志望動機の書き方について紹介しました。
・独自アンケート調査により、過半数の採用担当者は「書類選考なし」の応募者に良い印象を抱いていることが判明した。
・「書類選考なしでいきなり面接」をする理由は、人物やポテンシャル重視での採用、転職エージェントを利用している、転職サイトの情報で確認済だから、なるべく低コストで採用したい、新規事業で人手が足りていない、知名度が低く応募者が少ない、常に人手不足、離職率が高いの7つ。
・「書類選考なしでいきなり面接」する企業がブラック企業とは限らない。ブラック企業か否かは求人広告で判断できる。
・「書類選考なしでいきなり面接」する企業でも実際には面接で書類選考をしていると言える。
・「書類選考なしでいきなり面接」する企業でも、書類選考がある企業でも受かる志望動機を書くことが重要。
・「書類選考なしでいきなり面接」する企業を受ける、また書類選考が通らない方は、私が実践した志望動機作成法を活用して志望動機を書いてみてください。
・転職成功テクニックを活用することで、内定獲得率の向上が図れます。
みなさんの転職成功を心から祈っております。