
転職の面接で「貴社に入社した際には」の後は、何と話せば良い?

志望動機で伝えた自分の強みを強調して話せばOKです。
転職面接で「貴社に入社した際には」という言葉を使いたいけれど、その先が思い浮かばない…と悩んでいませんか?私も同じ経験があります。
通常は、入社後に自分が何をできるかを伝えるものです。ただし、的外れな内容では、かえってマイナス印象になることもあります。
私は志望動機で示した自分の強みと結びつけながら入社後に実現したいことを話し、内定を獲得しました。

がっくん
中堅企業で平社員だったがっくんです。就職倍率1000倍(2024名エントリー、採用2名)の超ホワイト企業に転職できた経験から、転職成功ノウハウを発信しています。
この記事では、「貴社に入社した際には」を使うポイントを具体的な例文を交えながら解説し、さらに採用される志望動機の作成法を紹介します。
「貴社に入社した際には」のアンケート調査結果

当サイトで「貴社に入社した際には」という文言を使う応募者の印象について、企業の採用担当者に独自アンケート調査を行いました。
「貴社に入社した際には」を使う応募者の印象は? | |
---|---|
大変良い | 31% |
良い | 45% |
どちらでもない | 23% |
悪い | 1% |
その結果、70%以上の採用担当者が印象を『良い』と回答しました。『どちらでもない』との回答は23%でした。

「貴社に入社した際には」と始めることで、面接官の関心を引くことができるようですね。
・「貴社に入社した際には」と言う応募者の印象:採用担当者の70%以上が『良い』と回答。
「貴社に入社した際には」の言い換えの表現5選

「貴社に入社した際には」というフレーズは、いくつか言い換えて表現することができます。
そこで、代表的な言い換え表現を紹介します。これらはいずれも意味に大きな違いはなく、ほぼ同じ意図で使うことができます。

実際に声に出してみて、自分にとって自然に感じられる表現を選んでください。
・貴社に入社できましたら
・貴社に入社できた暁には
・貴社にご縁がありましたら
・貴社に入社が叶いましたら
・貴社にご採用いただけましたら
「貴社に入社した際には」の後に続けて書く内容

通常、「貴社に入社した際には」というフレーズの後には、応募先企業で何を実現し、どう貢献できるのかを伝えます。
ここで大切なのは、面接官が納得できる内容であることです。面接官に「入社後のイメージ」を持ってもらえるかがカギです。

「自分のスキルや実績を活かしたい」という意欲も大切ですが、志望動機全体に一貫性があることが、何よりも肝心です。
・志望動機全体に「一貫性を持たせる」ことが肝心。
「貴社に入社した際には」は転職理由と合わせる

「貴社に入社した際には」というフレーズの後に、転職理由(自分の強み)と合わせた内容を続けることで、一貫性を示すことができます。
まず、転職理由として「自分の強みを伸ばしたい」と考えているが、現職ではそれが実現できないと伝えます。

そして、応募先企業であればその強みを伸ばし、貢献できると伝えることで、一貫性と説得力が生まれます。
・「貴社に入社した際には」の後に転職理由(自分の強み)と合わせた内容を話す。
「貴社に入社した際には」の志望動機のつくり方(※重要)

「貴社に入社した際には」というフレーズを使用するため、転職理由(自分の強み)をもとに志望動機を作成する方法を解説します。

志望動機には、面接官に刺さる「型」があります。しかし採用される志望動機に必要不可欠なことが『強み』の理解です。
採用したい志望動機は「自分の強みを理解している」こと

8割以上の採用担当者は「自分の強みを理解している志望動機」を求めることが企業アンケートで判明しました。

つまり『強み』が反映されないと、採用される志望動機にはなりません。
半数以上の採用担当は自己分析しない応募者を採用しない

半数以上の採用担当者は「自己分析をしていない応募者は採用しない」と追加調査で回答しました。また、9割が「自己分析済」か見抜けます。

『自己分析』をしないと半数が即不採用になるわけです。自己分析ナシでは強みが理解できないからです。
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最強の志望動機をつくる【2つの方法】
いちど自己分析で分かった『強み』を反映するだけで面接で何を突っ込まれても『絶対に』ブレない志望動機になります。

私は自己分析で分かった『強み』で志望動機を作り、倍率1000倍の企業に転職できました。以下に、これを試せる2つの方法を紹介します↓↓
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私は保険会社の営業職で、チームメンバーと協力して目標を達成してきました。しかし、前職では既存顧客への保険商品提案が主で、チームワークを発揮する機会が少なかったため、転職を決意しました。貴社は挑戦的なベンチャー企業であり、新規市場への進出やプロジェクト全体の一体感が魅力です。私はチームワークを活かし、新たな事業展開に貢献したいと考え、貴社を志望しました。

AIの志望動機例文です。文字数指定で『履歴書用』も書けるので、利用した方に大変好評です。
「貴社に入社した際には」の志望動機の例文3選

志望動機をつくる2つの方法を活用し、「貴社に入社した際には」というフレーズを使用した志望動機の例文3選を紹介します。

面接時は「貴社」ではなく「御社」に言い換えましょう。
志望動機例文①(※貴社に入社した際には)

自己分析で分かった強み:共感性
私は前職の不動産会社で営業職を担当していました。顧客のニーズに共感する力を培い、希望や要望に耳を傾けることで、成約に結びつけてきました。しかし、ご提案できる物件が限られることもあり、より柔軟な顧客対応ができる環境で営業スキルを高めたいと考えて転職を決意しました。
貴社は、ハウスメーカーとして、顧客の希望する設備や資材、間取りに関するアイデアを積極的に取り入れ、柔軟に対応できる提案力ある人材を求めていると伺っています。
貴社に入社した際には、現職で培った共感性を活かし、顧客の声に真摯に向き合いながら、その声を技術的な知識と結びつけ、最適な提案をすることで、顧客満足度の向上と貴社の発展に貢献したいと考えて志望しました。
※不動産会社営業職からハウスメーカー営業職への転職
志望動機例文②(※貴社に入社した際には)

自己分析で分かった強み:人あたり
私は紳士服専門店で販売職を担当しています。人あたりの良さを活かし、接客を通じて顧客のニーズを汲み取り、信頼関係を築くことで店舗の売上に貢献してきました。今後は、顧客の声をもとに販売戦略にも関われる仕事でキャリアアップを図りたいと考えて転職を決めました。
貴社は、食品メーカーとして顧客のフィードバックを重視し、製品の改良において顧客の意見や不満点を集約し、それを元に改良案を策定、販売拡大に活かしておられます。
貴社に入社した際には、人当たりの良い顧客対応で、お客様の要望やご意見を営業部門のサポートに反映することで販売戦略に役立て、顧客満足度の向上を図り、貴社の更なる発展に貢献したいと考えて応募しました。
※紳士服専門店販売職から食品メーカー営業事務職への転職
志望動機例文③(※貴社に入社した際には)

自己分析で分かった強み:機敏性(オーガナイズ能力)
私は信用金庫で後方事務職として働いています。機敏性を活かして金融業務を効率的に処理し、迅速な対応でチームと上司から高い評価を頂きました。しかし、ひとりで行う手作業の業務も多く、より職員同士で連携する環境で事務スキルを高めたいと考えて転職を決意しました。
貴院は、職員同士の連携を重視し、オンラインでの患者予約システムやレセプト請求などの医療支援システム導入に積極的だと伺っています。
貴社に入社した際には、機敏性を活かし、予約やレセプト請求の事務業務を迅速に習得し、職員が連携して業務遂行できる環境を整えることで医療スタッフを支える存在となり、貴院と地域医療発展の一翼を担いたいと考えて志望しました。
※信用金庫後方事務職からクリニック医療事務職への転職

転職理由で自分の強みを示し、「貴社に入社した際には」の後でもう一度強みを印象付ける形で話しましょう。
「貴社に入社した際には」の私の転職活動体験談

私は転職活動の中で、「貴社に入社した際には」というフレーズを含め、さまざまな表現を使ってきました。
ただ、これって使い方が間違っているかも?と、面接官の反応を気にしていたのを覚えています。
ところが今、内定をもらった企業の志望動機も含めて当時の文章を見返すと、「これはちょっとひどいな…」と感じることがあります。
倍率の高い採用試験で内定を得られたのは、言葉の正しさよりも、志望動機に一貫性がある点を評価されたからだと思います。
誤字脱字が多いと、選考に悪影響なことはあります。しかし、それ以上に大切なのは、文章全体に筋が通っていて、応募者の熱意や信頼性が伝わることです。
「貴社に入社した際には〜」のような表現を気にしすぎるよりも、まずは内容に集中することのほうが内定に繋がります。
実際、面接になると、あらかじめ用意した堅苦しい志望動機を話してもうまくいきません。会話を通じて、応募者の人となりは自然と伝わるからです。

だからこそ、「なぜ転職するのか」「この企業で何がしたいのか」を自分の中でしっかり整理しておけば、面接でも言葉にブレがなくなります。
転職成功テクニック

「貴社に入社した際には」の書き方が決まったら、ホワイト企業内定に導く転職成功テクニックをお試しください。

私が倍率1000倍の転職成功時にも使ったテクニックです↓↓
・若手向けの「中規模転職サイト」を利用
・「人柄」特化の転職エージェントを利用
・面接で「家族のための転職」をアピール
若手向けの「中規模転職サイト」を利用

実は、私も含め転職成功者の32%は大手以外の転職サイトも利用して初めて内定しています。

大手サイトだけでは掘り出し求人を見逃すからです。そこで、ホワイト求人の多い「若手向け」中規模転職サイトを紹介します↓↓
「人柄」特化の転職エージェントを利用

残念ながら、自分の「人柄の良さ」を伝えきれずに不採用になる方がとても多いです。

しかし、「人柄」のアピールに特化した転職エージェントを利用すれば、圧倒的にホワイト企業に採用されやすくなります↓↓
面接で「家族のための転職」をアピール

面接で「家族のために転職する」ことをアピールすれば信頼性を示すことができます。

アピール方法は下記記事が参考になります↓↓
まとめ

以上、「貴社に入社した際には」を使うポイントを具体的な例文を交えながら解説し、採用される志望動機の作成法について紹介しました。
・独自アンケート調査の結果、採用担当者の70%以上が「貴社に入社した際には」という文言の印象が『良い』と回答。
・「貴社に入社した際には」というフレーズには様々な言い換えがあります。紹介した5選を参考に、自分に合う表現を選んでください。
・「貴社に入社した際には」に続けて書く内容は、希望企業で具体的に何をしたいか、どう貢献できるかを述べますが、志望動機全体に一貫性を持たせることが肝心。
・「貴社に入社した際には」というフレーズに続く内容は、転職理由(自分の強み)と合わせることで一貫性と説得力が生まれる。
・志望動機は自己分析で分かった強みを反映することで、面接で何を聞かれてもブレない回答ができる。
・転職成功テクニックを実践することで、ホワイト企業の内定獲得率は飛躍的に上がります。

みなさんの転職成功を心から祈っております。