転職の面接で「貴社に入社した際には」の後は、何と話せば良い?
志望動機で示す「自分の強み」を強調した内容を話せばOK。
転職面接で『貴社に入社した際には』という文言を使いたいけれど、その先が思い浮かばない…と悩んでいませんか?私にも経験があります。
『貴社に入社した際には…』の後には、入社後に何ができるのかを示す必要がありますが、的外れなことを話せば、採用が遠のきます。
志望動機の中で示す自分の強みに合う内容で、入社後に実現したいことを話せば、説得力を増すことができます。
がっくん
中堅企業で平社員だったがっくんです。就職倍率1000倍(2024名エントリー、採用2名)の超ホワイト企業に転職できた経験から、実績がない人でも転職成功するノウハウを発信してます。
この記事では、『貴社に入社した際には』を使う際のポイントについて、具体的な例文を交えて解説し、さらに採用される志望動機の作成法も紹介します。
「貴社に入社した際には」アンケートの結果
当サイトで「貴社に入社した際には」という文言を使う応募者の印象について、企業の採用担当者に独自アンケート調査を行いました。
その結果、70%以上の採用担当者が印象を『良い』と回答しました。『どちらでもない』との回答は23%でした。
「貴社に入社した際には」と始めることで、面接官の関心を引くことができるようですね。
「貴社に入社した際には」言い換え表現5選
「貴社に入社した際には」という表現は、他にもいくつかの言い換えが可能です。まずは代表的な言い換え表現を紹介します。
これらの表現は、ほぼ同じ意味になります。実際に声に出して話してみて、しっくりくるものを選べばOKです。
「貴社に入社した際には」に続けて書く内容
転職の志望動機で「貴社に入社した際には」というフレーズの後には、希望する企業で具体的に何を成し遂げたいか、どう貢献できるかを述べます。
ここで大切なのは、面接官が納得できる内容を伝えることです。いかに面接官が具体的なイメージを持てるかがカギです。
自分のスキルや実績を生かしたいという意欲を伝えるのも良いですが志望動機全体に一貫性があることが何より肝心です。
・志望動機全体に一貫性を持たせる
「貴社に入社した際には」転職理由と合わせる
「貴社に入社した際には」というフレーズの後に続ける言葉を転職理由と合わせた内容にすることで一貫性を示すことができます。
転職理由では自身の強みを伸ばしたいと考えていても、現在の職場ではそれが実現できないと述べることがおすすめです。
志望企業に入社することによって、転職の理由が叶うことを伝えることで、強い説得力が生まれます。そんな転職理由(強み)を軸にした志望動機作成法を紹介します。
・転職理由(強み)と合わせた内容を話す
「貴社に入社した際には」志望動機のつくり方(※重要)
「貴社に入社した際には」というフレーズを自然に志望動機で使用するために、転職理由(強み)を軸として志望動機作成法を紹介します。
志望動機には転職業界が考えた「型」が存在し、型に当てはめれば、面接官に刺さる志望動機は書けます。しかし採用される志望動機に必要不可欠なことがあります。
採用したい志望動機は「自分の強みを理解している」こと
一般企業の調査で8割以上の採用担当者は「自分の強みを理解している」志望動機を求めることが分かりました。
つまり強みが反映されていないとそもそも採用につながらない志望動機になってしまいます。
半数以上の採用担当は自己分析しない応募者を採用しない
半数以上の採用担当者は『自己分析をしていない応募者』は採用しないと一般企業の調査で判明しました。また9割は面接で自己分析しているか見抜けます。
『自己分析』をしないと半数が即不採用になるわけです。自己分析ナシでは強みが理解できないからです。
最強の志望動機をつくる【2つの方法】
いちど『自己分析結果』を反映した志望動機さえつくってしまえば面接で何を突っ込まれても『絶対に』ブレない志望動機になります。そもそも、あなたの強みで書くからです。
私は自己分析結果をもとに志望動機をつくり、実際に倍率1000倍の企業にも転職できました。以下に、これを試していただける2つの方法を紹介します↓↓
私が実際に無料自己分析ツールで志望動機を書いた方法です。スマホで簡単につくれます↓↓
AIに自己分析結果を学習させて志望動機を書く方法です。転職理由もAIが考えてくれます↓↓
私は保険会社の営業職で、チームメンバーと協力して目標を達成してきました。しかし、前職では既存顧客への保険商品提案が主で、チームワークを発揮する機会が少なかったため、転職を決意しました。貴社は挑戦的なベンチャー企業であり、新規市場への進出やプロジェクト全体の一体感が魅力です。私はチームワークを活かし、新たな事業展開に貢献したいと考え、貴社を志望しました。
AIが書いた志望動機例文です。人間が書く以上の精度です。文字数指定で『履歴書用』も書けるので、利用した方に大変好評です。簡単なので、挑戦してみてください。
「貴社に入社した際には」志望動機の例文3選
「貴社に入社した際には」というフレーズを転職の志望動機で使用した例文を3選紹介します。全て志望動機のつくり方で解説した方法で作成しています。
※面接時は「貴社」ではなく「御社」に言い換えましょう。
志望動機例文①(※貴社に入社した際には)
私は前職の不動産会社で営業職を担当していました。顧客のニーズに共感する力を培い、希望や要望に耳を傾けることで、成約に結びつけてきました。しかし、ご提案できる物件が限られることもあり、より柔軟な顧客対応ができる環境で営業スキルを高めたいと考えて転職を決意しました。
貴社は、ハウスメーカーとして、顧客の希望する設備や資材、間取りに関するアイデアを積極的に取り入れ、柔軟に対応できる提案力ある人材を求めていると伺っています。
貴社に入社した際には、現職で培った共感性を活かし、顧客の声に真摯に向き合いながら、その声を技術的な知識と結びつけ、最適な提案をすることで、顧客満足度の向上と貴社の発展に貢献したいと考えて志望しました。
※不動産会社営業職からハウスメーカー営業職への転職
志望動機例文②(※貴社に入社した際には)
私は紳士服専門店で販売職を担当しています。人当たりの良さを活かし、接客を通じて顧客のニーズを汲み取り、信頼関係を築くことで店舗の売上に貢献してきました。今後は、顧客の声をもとに販売戦略にも関われる仕事でキャリアアップを図りたいと考えて転職を決めました。
貴社は、食品メーカーとして顧客のフィードバックを重視し、製品の改良において顧客の意見や不満点を集約し、それを元に改良案を策定、販売拡大に活かしておられます。
貴社に入社した際には、人当たりの良い顧客対応で、お客様の要望やご意見を営業部門のサポートに反映することで販売戦略に役立て、顧客満足度の向上を図り、貴社の更なる発展に貢献したいと考えて応募しました。
※紳士服専門店販売職から食品メーカー営業事務職への転職
志望動機例文②(※貴社に入社した際には)
私は信用金庫で後方事務職として働いています。機敏性を活かして金融業務を効率的に処理し、迅速な対応でチームと上司から高い評価を頂きました。しかし、ひとりで行う手作業の業務も多く、より職員同士で連携する環境で事務スキルを高めたいと考えて転職を決意しました。
貴院は、職員同士の連携を重視し、オンラインでの患者予約システムやレセプト請求などの医療支援システム導入に積極的だと伺っています。
貴社に入社した際には、機敏性を活かし、予約やレセプト請求の事務業務を迅速に習得し、職員が連携して業務遂行できる環境を整えることで医療スタッフを支える存在となり、貴院と地域医療発展の一翼を担いたいと考えて志望しました。
※信用金庫後方事務職からクリニック医療事務職への転職
転職理由で自分の強みを明確に示しておいて、最後のマッチングの「貴社に入社した際には」の後に、もう一度強みを印象付ける形で話せばOKです。
「貴社に入社した際には」私の転職体験談
私は転職活動で「貴社に入社した際には」と同じような表現を色々使ってきました。こんな言葉は使い方が間違っているかも?と面接官の反応を気にしていました。
事前に用語をネットで調べたり、色々苦労して志望動機を書いていました。しかし、今になって内定した企業も含めて当時の志望動機を見返すと、結構ひどいな…と思ったりします。
それでも高倍率の採用試験には内定してきました。つまり何が言いたいかというと、正しい言葉を正しく使うことは重要ですが、それより面接官は内容に一貫性があるかを見ます。
あまりに誤字脱字が多いと採否に関わります。しかし、採用のカギになる応募者の熱意や信頼性は、文字で書かれた文章の全体に筋が通っているかで伝わります。
あまり深く悩むことなく、使用する言葉よりも内容に集中することの方が大切と言えます。
いざ、面接となったときに無理に堅苦しい言葉で志望動機を用意していても、会話になれば応募者の人となりはバレてしまいます。
なぜ転職するのか、応募する企業で何がしたいのか、明確にしておく方が遥かに重要で、それがしっかりしていると面接でもブレません。
「貴社に入社した際には」転職成功テクニック
「貴社に入社した際には」の書き方が決まったら、転職を成功に導くテクニックを実践してください。
私が倍率1000倍の転職成功時に駆使したテクニックです↓↓
若手向けの「中規模転職サイト」を利用
大手転職サイトだけの登録で満足していませんか?実は、私も含め転職成功者の32%は大手以外の転職サイトも利用して初めて内定しています。
大手だけを使うと中規模転職サイトの掘り出し求人を見逃すからです。下記では、ホワイト企業に内定する「若手向け」中規模転職サイトを紹介します↓↓
「人柄」特化の転職エージェントを利用
実は「人柄」こそ、最大の定着性のアピール法です。「人柄の良さ」を自分で伝えられないことが不採用の大きな原因と言えます。
しかし「人柄」のアピールに特化した転職エージェントを利用すれば、圧倒的に(ホワイト企業に)採用されやすくなります↓↓
「家族のための転職」を面接でアピール
面接で「家族のために転職する」ことをアピールすれば信頼性と定着性を示すことができます。私も実践しました。
アピール方法は以下の記事を参考にしてください↓↓
まとめ
以上、『貴社に入社した際には』を使う際のポイントと例文、採用される志望動機の作り方について解説しました。
・独自アンケート調査の結果、採用担当者の70%以上が「貴社に入社した際には」という文言の印象が『良い』と回答。
・「貴社に入社した際には」というフレーズには様々な言い換えがあります。紹介した5選を参考に、自分に合う表現を選んでください。
・「貴社に入社した際には」に続けて書く内容は、希望企業で具体的に何をしたいか、どう貢献できるかを述べますが、志望動機全体に一貫性を持たせることが肝心です。
・「貴社に入社した際には」というフレーズに続く内容は、転職理由(自分の強み)と合わせることで一貫性と説得力が生まれる。
・志望動機は自己分析結果からつくることがおすすめ。自分の強みを反映することで、面接で何を聞かれてもブレない志望動機にできる。
・転職成功テクニックを実践することで、内定獲得率は飛躍的に上がります。
みなさんの転職成功を心から祈っております。