
志望動機に「資格取得したい」と書く方法は?

自分の『強み』を反映した志望動機をもとに、「資格を取得したい」ことを伝えましょう。
「資格取得したい」ことを志望動機にどう書くべきか、悩んでいませんか?私も面接で資格について話した経験があります。
ただし、資格取得だけが目的だと思われては本末転倒です。採用担当者にとって大切なのは、資格取得後にどのように活躍できるかです。
そのため、自分の『強み』を反映した志望動機をもとに、資格取得後にどう貢献したいかをアピールすることが、採用内定のカギになります。

がっくん
中堅企業で平社員だったがっくんです。就職倍率1000倍(2,024名エントリー、採用2名)の超ホワイト企業に転職した経験から、転職成功ノウハウを発信しています。
この記事では、私の転職体験から「資格取得したい」ことを志望動機に書く方法と例文を解説し、あわせて、『強み』を反映した志望動機の作成法も紹介します。
「資格取得したい」と書かれた志望動機の印象調査

「資格取得したい」と書かれた志望動機の印象について、一般企業採用担当者100名に独自アンケート調査を行いました。
「資格取得したい」と書いた志望動機の印象は? | |
---|---|
大変良い | 8% |
良い | 16% |
どちらでもない | 70% |
悪い | 6% |
その結果、「大変良い」「良い」が合わせて24%で、「どちらでもない」が最多で70%となりました。

「資格取得したい」と書くだけでは、採用担当者の関心を引きにくいことが分かります。
・「資格取得したい」と書かれた志望動機の印象:採用担当者の70%が「どちらでもない」と回答。
「資格取得したい」ことを志望動機に書くメリット

志望動機に「資格取得したい」と書くことで得られるメリットをお伝えします。
・「向上心」を示せる
・「仕事の幅」を示せる
・「定着性の高さ」を示せる
「向上心」を示せる
「資格取得したい」ことを志望動機に書くメリットその①は、採用担当者に向上心を示せることです。
資格を取得して今以上に知識を増やし、成長したいという姿勢は、自己啓発や向上心の高さの表れだからです。
また、企業にとって向上心のある人材を採用することは、周囲の社員にも良い影響を与えます。

私も面接を通して、いかに向上心や積極性を示せるかを意識していました。
「仕事の幅」を示せる
「資格取得したい」ことを志望動機に書くメリットその②は、採用担当者に仕事の幅の広さを示せることです。
新しく資格を取得することで任される仕事の幅が広がり、企業にとって貴重な人材と見なされやすいからです。
また、資格取得によって専門知識を得ることで、企業側も人材育成コストを削減できます。

なるべく育成コストをかけたくない企業にとって、仕事の領域が広い人材は歓迎されます。
「定着性の高さ」を示せる
「資格取得したい」ことを志望動機に書くメリットその③は、採用担当者に定着性の高さを示せることです。
資格を取得することは、将来にわたってその企業で長く働き、昇進や新しい職務に挑戦したいという意欲を示すものです。
早期退職を最も嫌がる企業の採用担当者にとって、定着率は重要な指標です。

私も面接で、早期退職しないかという採用担当者の不安を常に感じていました。
・「資格取得したい」と志望動機に書くメリット:向上心、仕事の幅、定着性の高さを示せること。
「資格取得したい」と志望動機に書くときの注意点

一方で、志望動機に「資格取得したい」と書くことには、注意すべき点もあります。
・「資格取得が目的」と思われること。
・「仕事との関連性」を疑われること。
・「仕事との両立」を心配されること。
「資格取得が目的」と思われること
「資格取得したい」と志望動機に書くときの注意点の一つに、資格取得が目的だと思われることがあります。
資格さえ取得できれば、すぐに辞めて他社へ転職するのではないかという不安を与えてしまうのです。
このため、資格取得だけが目的ではないことを、しっかり伝える必要があります。

私も面接で、資格取得後の計画を詳しく聞かれた経験があり、採用側の不安を肌で感じました。
「仕事との関連性」を疑われること
また、「資格取得したい」と志望動機に書くときには、資格と仕事との関連性を疑われることにも注意が必要です。
応募先企業の業務と直接関係のない資格や、取得しても実務で使えない資格もあるからです。
実務経験のある採用担当者であれば、使える資格かどうかはすぐに見抜かれます。

やみくもに資格取得をアピールするだけでは説得力を欠くため、注意が必要です。
「仕事との両立」を心配されること
さらに、「資格取得したい」と志望動機に書く際は、仕事との両立を心配されることにも気をつけましょう。
資格取得したいことを話す際は、時間管理やスケジュール管理についても採用担当者に説明する必要があります。
この説明が不十分だと、「通常業務に支障が出るのではないか?」という不安を与えます。

また、企業の教育支援を当然と考えているように見られないよう、配慮も求められます。
・「資格取得したい」と志望動機に書く注意点:資格取得が目的、仕事との関連性の疑い、仕事との両立の心配。
「資格取得したい」ことを転職の志望動機に書く方法

「資格取得したい」ことは、資格の取得によって応募先企業で何ができ、どう貢献したいかまで書くことがポイントです。
資格取得だけが目的ではなく、その後応募企業で長く活躍できることを採用担当者に示せるからです。

私も、資格そのものではなく、その企業でどれだけ長く活躍したいかという点に絞って伝えました。
・「資格取得したい」⇒資格取得後にどう貢献したいかまで書く。
「資格取得したい」は強みを反映した志望動機に書く

「資格取得したい」ことは、自分の『強み』を反映した志望動機に加えて書くことを強くおすすめします。
志望動機に自分の『強み』を反映することで、仕事と関連性があり、両立できる資格であることを示せるからです。

私も、『強み』を反映した志望動機を作成して採用担当者を安心させ、内定につながる信頼を得ました。
・「資格取得したい」⇒自分の『強み』を反映した志望動機に加えて書く。
「資格取得したい」を書くための志望動機のつくり方(※重要)

「資格取得したい」ことを書くために、ベースとなる自分の『強み』を反映した志望動機の作成法を解説します。

志望動機には、面接官に刺さる「型」が存在します。しかし、採用されるために必要不可欠なことが『強み』の理解なのです。
採用したい志望動機は「自分の強みを理解している」こと

8割以上の採用担当者が「自分の強みを理解している志望動機」を求めることが企業アンケートで分かりました。

つまり『強み』が反映されないと、採用される志望動機にはなりません。
半数以上の採用担当は自己分析しない応募者を採用しない

半数以上の採用担当者は「自己分析をしていない応募者は採用しない」と追加調査で答えました。また、9割が「自己分析済」か見抜けます。

『自己分析』をしないと半数が即不採用になるわけです。自己分析ナシでは強みが理解できないからです。
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いちど自己分析で分かった『強み』を反映するだけで面接で何を突っ込まれても『絶対に』ブレない志望動機になります。

私は自己分析で分かった『強み』で志望動機を作り、倍率1000倍の企業に転職しました。以下に、これを試せる2つの方法を紹介します↓↓
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私は保険会社の営業職で、チームメンバーと協力して目標を達成してきました。しかし、前職では既存顧客への保険商品提案が主で、チームワークを発揮する機会が少なかったため、転職を決意しました。貴社は挑戦的なベンチャー企業であり、新規市場への進出やプロジェクト全体の一体感が魅力です。私はチームワークを活かし、新たな事業展開に貢献したいと考え、貴社を志望しました。

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「資格取得したい」ことを含めた志望動機の例文3選

志望動機をつくる2つの方法を使って「資格取得したい」ことを含めて書いた志望動機の例文3選を紹介します。

「資格取得したい」ことを志望動機に書く際は、以下のポイントに注意しましょう。
【1】「強み」を反映した志望動機後半で取得したい資格を述べる。
【2】資格取得によって応募先企業で「何ができるのか」を述べる。
【3】応募先企業で具体的に「どのように貢献できるか」を述べる。
志望動機例文①(※資格取得したい)

自己分析で分かった強み:状況適応力
【取得したい資格:宅地建物取引士(宅建)】
私は〇〇工務店で営業を務めています。お客様のご予算や家族構成の状況に応じた住宅提案を行い、成約に繋げてきました。しかし、新築住宅に特化している現職では一人のお客様と長く向き合う仕事が多いため、より幅広い顧客層に向けて多様な物件を提案できる環境で営業力を高めたい思いから、転職を決意しました。
貴社は地域に根差した不動産会社として賃貸仲介事業を展開し、地元オーナーや管理会社との提携により多種多様な物件を取り扱っていることに魅力を感じています。
貴社ならば、築年数や間取り、設備、立地などさまざまな条件を考慮し、幅広いお客様に最適な住まいを提案することで、契約率を高め貴社の更なる発展に貢献できると考えて志望いたしました。※また、現在宅地建物取引士の資格取得に向けて勉強中であり、資格取得後は物件選びの際に法的な観点や権利関係も踏まえた提案を行い、貴社の契約手続きや重要事項説明を担当することでサービス品質の向上に寄与できると考えています。
※工務店営業職から不動産会社賃貸仲介営業職への転職
志望動機例文②(※資格取得したい)

自己分析で分かった強み:協調性
【取得したい資格:総合旅行業務取扱管理者】
私は〇〇レンタカーにおいてサービススタッフを担当しました。同僚のスタッフと協力して車両の整備や予約管理業務を分担し、サービス品質と売上の向上に貢献しました。しかし、店舗業務では短時間でお客様との接点が終わってしまうため、お客様の旅行全体に深く関わりたいと考えるようになり、転職を決意しました。
貴社は旅行代理店として旅行前の手配から旅行中のサポート、旅行後のフォローまで一貫してお客様に寄り添うことを理念に掲げ、顧客満足度向上を目指していると伺いました。
私は、カウンターセールス業務においてチーム内でお客様情報を共有し、最適な旅行プランを提案することでリピート利用率を高め、貴社発展の一翼を担いたいと考えて志望しました。※また、入社後は総合旅行業務取扱管理者の資格取得を考えており、旅行業務全般に関する知識を活かして、旅行プランの企画、提案、アフターフォローを行い、貴社のお客様に安心して旅行を楽しんでいただけるよう尽力したいと考えています。
※レンタカー会社サービススタッフから旅行代理店カウンターセールスへの転職
志望動機例文③(※資格取得したい)

自己分析で分かった強み:サポート力
【取得したい資格:日商簿記検定】
私は内科クリニックで医療事務を務めています。患者対応やレセプト請求などを通じて、医療スタッフが診療に専念できるようサポートしました。しかし、現職では主に患者様の受付対応や請求業務が中心であるため、今後は経営支援や財務管理に直接携わり事務処理能力を磨きたい思いから、転職を決意しました。
貴事務所では会計ソフトの新規導入や電子申請システムを活用して経理業務の効率化を行い、経営者の方々が本業に集中できる体制を整えておられます。
私は、顧客から預かった領収書や請求書の管理、相談対応によって会計士の方々の業務負担を減らし、顧客満足度向上に貢献することで貴所の発展に寄与したいと考えて志望しました。※また、現在日商簿記検定の取得を予定しており、採用いただけた場合、仕訳処理や財務諸表の作成、経費管理などの経理業務を正確かつ効率的に行うことで、貴事務所の業務効率化に貢献したいと考えています。
※クリニックの医療事務職から会計事務所事務スタッフへの転職
「資格取得したい」ことを話した私の転職面接体験

私も転職活動の面接で、入社後に金融関連の資格を取得したいことを話した経験があります。
応募先企業で必須の資格ではありませんでしたが、「資格取得したい」ことが入社意欲につながると考えたからです。
しかし、面接官は資格そのものにはあまり触れず、資格をどう活かすのか、どのような業務に関心があるのかを聞いてきました。
これは当然のことで、企業の採用担当者の関心は、すぐに辞めず、業務に貢献できる人材かどうかにあるからです。
実際、ある企業では「正直、役に立たない資格はいりません」とはっきり言われたことさえあります。
この経験から、ただ「資格取得したい」と伝えるだけでは企業の採用担当者には響かないと実感しました。
まずは志望動機を固めたうえで、どのように資格が活かせるか、どう企業に貢献できるかを語ることが肝心です。

皆さんも、企業に長く貢献する志望動機を土台に、「資格取得したい」という気持ちを伝えてみてください。
転職成功テクニック

「資格取得したい」ことを伝える志望動機の例文に加えて、ホワイト企業入社のための転職成功テクニックを紹介します。

私が倍率1000倍の転職成功時にも使ったテクニックです↓↓
・若手向けの「中規模転職サイト」を利用
・「人柄」特化の転職エージェントを利用
・面接で「家族のための転職」をアピール
若手向けの「中規模転職サイト」を利用

実は、私も含め転職成功者の32%は大手以外の転職サイトも利用して初めて内定しています。

大手サイトだけでは掘り出し求人を見逃すからです。そこで、ホワイト求人の多い「若手向け」中規模転職サイトを紹介します↓↓
「人柄」特化の転職エージェントを利用

残念ながら、自分の「人柄の良さ」を伝えきれずに不採用になる方がとても多いです。

しかし、「人柄」のアピールに特化した転職エージェントを利用すれば、圧倒的にホワイト企業に採用されやすくなります↓↓
面接で「家族のための転職」をアピール

面接で「家族のために転職する」ことをアピールすれば信頼性を示すことができます。

アピール方法は下記記事が参考になります↓↓
まとめ

以上、私の転職体験から「資格取得したい」ことを志望動機に書く方法と例文を解説し、あわせて『強み』を反映した志望動機の作成法について解説しました。
・「資格取得したい」ことを志望動機に書くメリットは、向上心、仕事の幅、定着性の高さを示せること。
・「資格取得したい」ことを志望動機に書く際の注意点は、資格取得が目的と思われる、仕事との関連性を疑われる、仕事との両立を心配されること。
・「資格取得したい」ことは、資格取得後にどう貢献したいかまで書くことがポイント。
・「資格取得したい」ことは、応募者の強みを反映した志望動機に加えて書く。
・「資格取得したい」ことを書くため、無料自己分析ツールで分かった強みをもとに志望動機をつくる。
・「資格取得したい」ことを書くポイントは、強みを反映した志望動機後半で取得したい資格を述べる、資格取得によって応募先企業で何ができるのかを述べる、応募先企業で具体的にどのように貢献できるかを述べること。
・転職成功テクニックを活用すれば、ホワイト企業の内定獲得が早まります。

みなさんの転職成功を心から祈っております。