面接で「やりたいことが見つかった」という退職理由はNG?
「やりたいことが見つかった」をキャリアアップに言い換えて伝えましょう。
転職面接で退職理由として「やりたいことが見つかった」からと説明して良いか悩んでいませんか?私もやりたいことが見つかり転職しました。
やりたいことが見つかって転職する人は多く、退職理由としては問題ありません。しかし、面接官を納得させるには、表現の言い換えが必要です。
「やりたいことが見つかった」という退職理由を伝えるときは、キャリアアップを目的とした志望動機の作成が採用に直結します。
がっくん
中堅企業で平社員だったがっくんです。就職倍率1000倍(2024名エントリー、採用2名)の超ホワイト企業に転職できた経験から、実績がない人でも転職成功するノウハウを発信してます。
この記事では、「やりたいことが見つかった」という退職理由を含む志望動機の例文3選を解説し、併せて採用される最強の志望動機をつくる【2つの方法】を紹介します。
「やりたいことが見つかった」が退職理由の人の割合は?
「やりたいことが見つかった」という退職理由で転職する人の割合について、リクナビNEXTの調査結果をご紹介します。
転職経験者による退職理由の本音ランキングでは、「仕事内容が面白くなかった」という退職理由が9%で5位にランクインしています。
人間関係や労働環境と比べれば、仕事が面白くなくて他にやりたいことが見つかった、という理由で退職する人はやや少ない傾向にあります。
なぜ今の仕事にやりがいを感じないのか?ということを深掘りする必要がありますね。
・「やりたいことが見つかった」ことが退職理由の割合:リクナビNEXTの調査では9%で5位。
「やりたいことが見つかった」と面接で話すデメリット
次に、「やりたいことが見つかった」という退職理由を転職面接で話すデメリットを考えてみましょう。
漠然としていて「具体性」に欠ける(※やりたいことが見つかったのデメリット①)
「やりたいことが見つかった」という退職理由は一見前向きに聞こえるものの、具体性に欠けるため企業の採用担当者にとっては漠然としています。
前職でどのような仕事をしていて、その中でどのような気づきがあったから「やりたいこと」が見つかったのか?転職理由として具体的に話す必要があります。
前職の仕事内容を具体的に話すことで、面接官は関心を持って応募者の話を聴いてくれます。
私も転職面接では、なるべく具体的に前職の仕事内容を話していました。
前職への「不満」と思われる(※やりたいことが見つかったのデメリット②)
「やりたいことが見つかった」という退職理由だけでは、前職に対する単なる不満や逃げの姿勢と思われてしまう可能性があります。
そのため、前職ではなく応募先の企業で「やりたいこと」が実現できる理由をしっかりと説明することが肝心です。
応募先企業にしかない会社の特徴や強みを挙げて、応募先の企業のことをきちんと調べている姿勢をアピールしましょう。
私は企業のホームページはもちろん、企業口コミサイトを使って応募企業の情報を収集していました。
「意欲や熱意」を感じない(※やりたいことが見つかったのデメリット③)
退職理由として「やりたいことが見つかった」という表現だけでは、応募者の意欲や熱意を採用担当者に伝え切れません。
やりたいことと応募先企業で実現できる理由を結び付けながら、応募先企業で何を成し遂げたいのか?を示す必要があります。
応募先企業でどう貢献できるかを詳しく話すことで、面接官に対して強い意欲や熱意が伝わり、企業としてあなたを採用するメリットが生まれます。
私は転職理由と応募先企業の特徴をマッチングすることで意欲や熱意をアピールしました。
・「やりたいことが見つかった」という退職理由のデメリット:具体性に欠ける、前職の不満と思われる、意欲や熱意を感じない。
「やりたいことが見つかった」という退職理由の伝え方
「やりたいことが見つかった」という退職理由は、キャリアアップに言い換えることで面接官も納得します。
実際に、リクナビNEXTの同調査でも「キャリアアップしたかった」という退職理由によって38%もの人が転職に成功しています。
「キャリアアップ」に言い換えることで、デメリットを全て克服し採用内定に直結する退職理由として伝えられます。
私もキャリアアップを中心に志望動機を作成し、複数の企業から内定を得ることができました。
・「やりたいことが見つかった」⇒「キャリアアップ」に言い換える。
「やりたいことが見つかった」の志望動機のつくりかた(※重要)
面接で「やりたいことが見つかった」という退職理由を伝えるため、キャリアアップを目的とした志望動機を簡単に作成する方法を紹介します。
志望動機には、面接官に刺さる「型」があります。しかし採用される志望動機に必要不可欠なことがあります。
採用したい志望動機は「自分の強みを理解している」こと
8割以上の採用担当者は「自分の強みを理解している」志望動機を求めると企業アンケート調査で分かりました。
つまり強みが反映されないと採用されない志望動機を書き続けることになります。
半数以上の採用担当は自己分析しない応募者を採用しない
半数以上の採用担当者は『自己分析をしていない応募者』は採用しないと追加調査で判明しました。さらに、9割の面接官は応募者が「自己分析をしているか」を見抜けます。
『自己分析』をしないと半数が即不採用になるわけです。自己分析ナシでは強みが理解できないからです。
最強の志望動機をつくる【2つの方法】
いちど『自己分析』で分かった強みを反映するだけで面接で何を突っ込まれても『絶対に』ブレない志望動機になります。
私は自己分析で分かった「強み」をもとに志望動機をつくり、実際に倍率1000倍の企業にも転職できました。以下に、これを試せる2つの方法を紹介します↓↓
私が実際に無料自己分析ツールで志望動機を書いた方法です。スマホで簡単につくれます↓↓
AIに自己分析結果を学習させて志望動機を書く方法です。転職理由もAIが考えてくれます↓↓
私は保険会社の営業職で、チームメンバーと協力して目標を達成してきました。しかし、前職では既存顧客への保険商品提案が主で、チームワークを発揮する機会が少なかったため、転職を決意しました。貴社は挑戦的なベンチャー企業であり、新規市場への進出やプロジェクト全体の一体感が魅力です。私はチームワークを活かし、新たな事業展開に貢献したいと考え、貴社を志望しました。
AIが書いた志望動機例文です。文字数指定で『履歴書用』も書けるので、利用した方に大変好評です。ぜひ、挑戦してみてください。
「やりたいことが見つかった」の退職理由を含む面接例文
志望動機のつくりかたの方法で書いた志望動機例文3選を紹介します。
「やりたいことが見つかった」という退職理由を含むキャリアアップを目的とした志望動機の面接例文です。
・「転職理由」に自己分析の診断結果(強み)を書く。
・「企業の特徴」に企業について調べたことを書く。
・転職理由と企業の特徴を「マッチング」する。
【1】志望動機の面接例文(退職理由:やりたいことが見つかった)
【応募者の強み:共感性】
私は不動産会社で営業を担当しています。お客様のご要望に共感しながら最適な賃貸物件をご提案し、契約実績を積み重ねてきました。しかし、既存の物件のみを扱う中で、お客様の多様なニーズにより柔軟に応えるために、住宅づくりに営業として携わることでキャリアアップしたいと考えるようになり、転職を決意しました。
貴社が業界を牽引するハウスメーカーとして、自社開発の住宅設備やデザイン性に優れた資材を使用し、お客様のご要望に寄り添う家づくりを理念としていることに感銘を受けました。
私は現職で培った営業経験を活かし、一人ひとりのお客様のご要望に柔軟に応える営業によって真にご満足いただける住宅を共に作り上げ、成約率を高めることで貴社の発展に貢献したいと考えて志望しました。
※不動産会社営業職からハウスメーカー営業職への転職
【2】志望動機の面接例文(退職理由:やりたいことが見つかった)
【応募者の強み:人当たり】
私はレンタカー会社でサービススタッフとして勤務しています。人当たりの良い丁寧な接客によってお客様と信頼関係を築き、リピーター客の獲得に努めてまいりました。しかし、現職では接客に割ける時間が限られており、お客様に対してより満足度の高い接客サービスを提供できる環境でキャリアを築きたいと考え、転職を決意しました。
貴社が老舗旅館としての伝統を守りつつ、海外のホテルや外部コンサルを通じて接遇マナーを取り入れ、顧客満足度を追求している姿勢に大変魅力を感じております。
私は現職で培った接客経験を活かし、お客様の期待を超えるおもてなしの接遇によって最高の滞在体験をご提供し、リピート利用率を高めることで貴社の発展に貢献したいと考えて志望しました。
※レンタカー会社サービススタッフから旅館接客スタッフへの転職
【3】志望動機の面接例文(退職理由:やりたいことが見つかった)
【応募者の強み:サポート力】
私は地方銀行で後方事務を担当しています。迅速かつ正確な書類管理や電話応対を通じて融資担当者の業務をサポートし、行内の業務効率化に貢献してまいりました。しかし、後方事務では業務上お客様と接する機会が限られており、お客様の声を直接聞きながら事務処理能力を高められる環境でキャリアアップしたいと考え、転職を決意しました。
貴院が地域に根差したクリニックとしてチーム医療を理念に掲げ、医療事務員も含めたチームで患者様の診療に当たり、患者満足度の向上を目指していることに大変魅力を感じました。
私は現職の事務経験を活かし、患者様に安心感を与える受付対応や医療事務に努め、チームの一員として他の医療スタッフを支えることで、患者満足度の向上と貴院の発展に貢献したいと考えて志望しました。
※地方銀行後方事務職からクリニック医療事務職への転職
「やりたいことが見つかった」という退職理由の面接体験
『やりたいことが見つかった』という退職理由については、私自身もとても共感できる部分があります。
求人情報を見たり、面接で会社の説明を聞くと、『これがやりたかったことだ!』と感じることがあり、実際に多くの企業に応募していました。
しかし、本当にやりたかったことかどうかは、転職してみなければ分かりません。私の経験上、面接官もそのことはよく理解しています。
だからこそ、面接では単に『やりたいことが見つかった』という思いを先走って伝えるのではなく、『なぜ』という問いを自分に投げかけ続ける必要があります。
なぜ今の仕事をやりたくないのか?なぜ今の仕事ではできないのか?これらの問いを繰り返しながら、志望動機や自己PRを固めていく必要があります。
いざ転職した後に、あなたも企業側も後悔しないよう、自己分析や企業研究を徹底して転職活動に挑んでください。
「やりたいことが見つかった」のX(旧Twitter)のポスト
「やりたいことが見つかった」という退職理由や面接についてX(旧Twitter)のポストを紹介します。
「やりたいことが見つかった」という退職理由をネガティブに捉える人もいる一方で、ポジティブに言い換えることができる、という意見もありました。
「やりたいことが見つかった」転職成功テクニック
「やりたいことが見つかった」という退職理由の面接対策ができたら、転職成功に繋がるテクニックを実践してみてください。
私が倍率1000倍の転職成功時に駆使したテクニックです↓↓
若手向けの「中規模転職サイト」を利用
大手転職サイトだけの登録で満足していませんか?実は、私も含め転職成功者の32%は大手以外の転職サイトも利用して初めて内定しています。
大手だけを使うと中規模転職サイトの掘り出し求人を見逃すからです。下記では、ホワイト企業に内定する「若手向け」中規模転職サイトを紹介します↓↓
「人柄」特化の転職エージェントを利用
実は「人柄」こそ、最大の定着性のアピール法です。「人柄の良さ」を自分で伝えられないことが不採用の大きな原因と言えます。
しかし「人柄」のアピールに特化した転職エージェントを利用すれば、圧倒的に(ホワイト企業に)採用されやすくなります↓↓
「家族のための転職」を面接でアピール
面接で「家族のために転職(退職)する」ことをアピールすれば信頼性と定着性を示すことができます。
詳しいアピール方法は、以下の記事を参考にしてください↓↓
まとめ
以上、「やりたいことが見つかった」という退職理由を含む志望動機の例文3選と、採用される最強の志望動機の作り方について解説しました。
・「やりたいことが見つかった」ことが退職理由である人の割合は、リクナビNEXTの調査によると9%で5位にランクイン。
・「やりたいことが見つかった」ことを面接で話すデメリットは、具体性に欠ける、前職の不満と思われる、意欲や熱意を感じないこと。
・「やりたいことが見つかった」という退職理由は、キャリアアップに言い換える。
・「やりたいことが見つかった」という退職理由を伝えるため、自己分析ツールで分かった強みをもとにキャリアアップを目的とした志望動機を作成してください。
・「やりたいことが見つかった」ことが退職理由である志望動機は、転職理由として自己分析の診断結果(強み)、企業の特徴に企業について調べたこと、転職理由と企業の特徴をマッチング、の順番に書く。
・転職成功テクニックを活用して、内定獲得率アップを目指してください。
みなさんの転職成功を心から祈っております。