転職面接で「当社を知ったきっかけ」を聞かれたら?
応募者の強みを反映した志望動機をもとに回答すればOK。
転職面接で「当社を知ったきっかけ」を聞かれた際に、どう回答すれば良いか悩んでいませんか?私も面接で同じ質問を受けた経験があります。
求人サイトやテレビCM、ホームページなどがきっかけでも構いませんが、それだけでは採用担当者に強い印象を残すことはできません。
応募者の強みを反映した志望動機を中心に、一貫性をアピールし、企業にとっての採用メリットを示すことが肝心です。
がっくん
中堅企業で平社員だったがっくんです。就職倍率1000倍(2024名エントリー、採用2名)の超ホワイト企業に転職できた経験から、実績がない人でも転職成功するノウハウを発信してます。
この記事では、転職面接で「当社を知ったきっかけ」を聞かれたときの回答例文3選を解説し、併せて採用される志望動機の作成法を紹介します。
「当社を知ったきっかけ」を答える応募者の印象
「当社を知ったきっかけ」をしっかり答えられる応募者の印象に関して、当サイトで独自にアンケート調査を実施しました。
一般企業の採用担当者100名に調査したところ、印象が「大変良い」「良い」という肯定的な回答が82%を超えました。
「当社を知ったきっかけ」を答えられるだけでも、採用担当者の大幅な印象アップにつながることが分かります。
・「当社を知ったきっかけ」を答えられる応募者の印象:採用担当者の82%が「良い」と回答。
「当社を知ったきっかけ」を転職で聞かれる理由
転職の面接で「当社を知ったきっかけ」について聞かれる理由は以下の通りです。
「志望度」の確認
企業の採用担当者は「当社を知ったきっかけ」を聞くことで、志望度の高さを確認しています。
会社を知ったきっかけが曖昧だと、企業の採用担当者は会社に対する志望度も低いのではないか?と考えます。
志望度の高さはそのまま採用に直結しますので、きっかけを即答できるかは極めて重要です。
私も転職面接できっかけや企業の特徴をうまく答えられなかったとき、面接官の印象が悪くなったと感じた経験があります。
「一貫性」の確認
次に「当社を知ったきっかけ」を聞くことで、採用担当者は応募者の一貫性を確認します。
応募者の志望動機や自己PRの内容と会社を知ったきっかけを比べることで、内容が一貫しているかどうかを確かめています。
転職活動における一貫性を示すことは、採用担当者に信頼感を与えるために必要不可欠です。
私もまず志望動機を作り込んでから面接対策をすることで、採用担当者の信頼を得ることに注力しました。
「自己分析度」の確認
最後に「当社を知ったきっかけ」を質問することで、採用担当者は応募者の自己分析度を確認しています。
会社を知ったきっかけを聞くことで、応募者が自分の強みや適性を理解した上で転職活動をしているかどうかを探っています。
自己分析をして自分の強みや適性を理解していれば、会社でも強みを発揮して活躍できると判断されるからです。
この点については、自己分析を通じて志望動機を書く方法を紹介します。
・「当社を知ったきっかけ」を聞かれる理由:志望度、一貫性、自己分析度を確認するため。
「当社を知ったきっかけ」で避けた方が良い回答
次に転職面接で「当社を知ったきっかけ」を聞かれたときに避けた方が良い回答は以下の通りです。
「受け身」な姿勢
転職面接において「当社を知ったきっかけ」を聞かれた際に、受け身な姿勢の回答は避けましょう。
求人サイトやテレビCM、ホームページを見ただけ、転職エージェントに紹介されただけという回答では、受け身な姿勢と見なされます。
転職活動に受け身な人材は、内定を出しても入社しない、入社しても早期退職するリスクが高いと考えられて敬遠されます。
きっかけを話しつつ、自分の強みを絡めながら転職に対する「積極性」を示す回答が求められますね。
「一貫性」がない
面接で「当社を知ったきっかけ」を聞かれたときに志望動機と一貫性がない回答も避けましょう。
「転職理由」「入社してから実現したいこと」など志望動機の内容と面接での回答内容に一貫性がないと、信頼を得られません。
志望動機で示す応募者の強みや適性が会社を知ったきっかけに反映されていれば、企業は応募者の強い意志を感じることができます。
私も面接中に一貫性のない回答をしてしまい、不採用に繋がった経験があります。
「自己理解」の不足
面接で「当社を知ったきっかけ」を聞かれたときに、自己理解の不足を感じられる回答も避けましょう。
例えば、きっかけを複数話してしまったり、第三者からの紹介で知ったことを話せば、自己理解の不足を疑われます。
自己理解(強みの理解)が不足していると、仕事に対する軸が曖昧で早期退職するリスクが高い人材と見なされます。
転職活動は自己分析を行い、自己理解(強み)を深めることから始めましょう。
・「当社を知ったきっかけ」で避けるべき回答:受け身な姿勢、一貫性がない、自己理解の不足。
「当社を知ったきっかけ」に回答する際のポイント
「当社を知ったきっかけ」を聞かれたら、自分の強みを活かせる会社を探している姿勢を加えて話すことがポイントです。
素直にきっかけだけを話しても、採用担当者の記憶には残りにくいものです。そのため、応募者自身が強みを理解して会社を探している点をアピールしましょう。
これにより、応募者の強みや積極性を採用担当者に強く印象付けることができます。
・「当社を知ったきっかけ」の回答ポイント:強みを活かせる会社を探している姿勢を加える。
「当社を知ったきっかけ」は志望動機を中心に回答
転職面接における「当社を知ったきっかけ」には、応募者の強みを反映した志望動機を中心に回答しましょう。
これによって、受け身姿勢、一貫性がない、自己理解不足といったマイナスイメージを払拭し、採用に繋がる回答ができます。
私もまず自分の強みを反映した志望動機を作成し、それをもとに回答することで複数企業の内定を手にしました。
・「当社を知ったきっかけ」:自分の強みを反映した『志望動機』を中心に回答する。
「当社を知ったきっかけ」の志望動機のつくりかた(※重要)
「当社を知ったきっかけ」に回答するために、強みを理解する必要性と強みを反映した志望動機の作成方法を解説します。
志望動機には、面接官に刺さる「型」があります。しかし採用される志望動機に必要不可欠なことがあります。
採用したい志望動機は「自分の強みを理解している」こと
8割以上の採用担当者は「自分の強みを理解している」志望動機を求めることが企業アンケートで分かりました。
つまり強みが反映されないといつまでも採用されない志望動機になります。
半数以上の採用担当は自己分析しない応募者を採用しない
半数以上の採用担当者は『自己分析をしていない応募者』は採用しないと追加調査で判明しました。また、9割の面接官は応募者が「自己分析済」か見抜けます。
『自己分析』をしないと半数が即不採用になるわけです。自己分析ナシでは強みが理解できないからです。
最強の志望動機をつくる【2つの方法】
いちど『自己分析』で分かった強みを反映するだけで面接で何を突っ込まれても『絶対に』ブレない志望動機になります。
私は自己分析で分かった『強み』で志望動機をつくり、倍率1000倍の企業に転職できました。以下に、これを試せる2つの方法を紹介します↓↓
私が実際に無料自己分析ツールで志望動機を書いた方法です。スマホで簡単につくれます↓↓
AIに自己分析結果を学習させて志望動機を書く方法です。転職理由もAIが考えてくれます↓↓
私は保険会社の営業職で、チームメンバーと協力して目標を達成してきました。しかし、前職では既存顧客への保険商品提案が主で、チームワークを発揮する機会が少なかったため、転職を決意しました。貴社は挑戦的なベンチャー企業であり、新規市場への進出やプロジェクト全体の一体感が魅力です。私はチームワークを活かし、新たな事業展開に貢献したいと考え、貴社を志望しました。
AIが書いた志望動機例文です。人間以上の精度です。文字数指定で『履歴書用』も書けるので、利用した方に大変好評です。
「当社を知ったきっかけ」の転職面接回答例文3選
志望動機のつくり方に従って書いた志望動機と、転職面接における「当社を知ったきっかけ」の回答例文3選を紹介します。
「当社を知ったきっかけ」を回答する流れは、以下の通りです。
志望動機と回答例文①(※当社を知ったきっかけ)
【応募者の強み(自己分析結果):協調性】
私は不動産会社で賃貸仲介営業を務めております。営業担当者や不動産オーナー、関連業者と協力しながら、顧客に最適な物件を提案し顧客満足度の向上に努めてきました。しかし、単なる既存物件の提案にとどまらず、家づくりに直接携わる営業力をさらに磨きたいという思いから転職を決意しました。
貴社はハウスメーカーとして、充実した住宅設備やデザイン性に優れた住宅開発に取り組み、社員同士がチームを組んで営業ノウハウや知識を共同で育てる風土があることに感銘を受けました。
私はこれまでの営業経験を生かし、チームの一員として協力しながら、住宅提案の営業スキルを高め、顧客満足度と契約率の向上に努めることで貴社の発展に貢献したいと考えて志望致しました。
※不動産会社営業職からハウスメーカー営業職への転職
「当社を知ったきっかけ」を教えてください。
御社を知ったきっかけは、求人サイトでの募集広告です。現職では、営業担当者や不動産オーナー様、関連業者と協力することで、お客様の要望に応え、不動産営業の質を高めてきました。そのため、チームの協調性を活かせる仕事を探していたところ、御社の社員同士がチームを組み、営業ノウハウや知識を共有し合う風土について詳しく書かれた求人広告に目が留まりました。御社でなら、協調性を発揮しチームに馴染みながら、顧客ニーズに合わせた住宅提案ができると考えて応募致しました。
志望動機と回答例文②(※当社を知ったきっかけ)
【応募者の強み(自己分析結果):人当たり】
私は旅行代理店でカウンターセールスを担当していました。人当たりの良い丁寧な接客を心掛けながら、お客様に合った旅行プランを提案し、信頼関係を築くことで多くのリピーター客を獲得してきました。今後は幅広く深い接客サービスを身に付けられる環境でのキャリアアップを求めて転職を決意しました。
貴社は業界をリードするホテルとして、コンシェルジュサービスに力を入れ、全従業員が接遇研修を受けることでホスピタリティを追求している姿勢に強く惹かれました。
私は前職で培った接客経験を活かし、接遇スキルをさらに磨き、宿泊客のニーズに応じたサービス提供によってリピート利用率を高め、貴社ホテルの発展に貢献したいと考えて応募いたしました。
※旅行代理店カウンターセールスからホテリエへの転職
「当社を知ったきっかけ」を教えてください。
御社を知ったきっかけは、前職で御社の評判を耳にしたことです。前職では、私の接客を気に入られ、毎回ご指名をいただく固定客がおられました。そのため、お客様の満足度に直結する人当たりの良い接客を極められる企業を考えていたところ、かねてより伺っていた御社のコンシェルジュサービスや、徹底された接遇研修によるホスピタリティの追求に共感し、この度応募いたしました。御社において、接客力をさらに発展させ、ホテルの顔としてお客様から信頼されるホテリエになりたいと考えております。
志望動機と回答例文③(※当社を知ったきっかけ)
【応募者の強み(自己分析結果):サポート力】
私は自動車ディーラーで営業事務を担当しています。受付事務や契約管理、整備車検案内で営業担当者をサポートし、営業部門から高い評価を得てきました。しかし、分業化に伴い、よりお客様と直接関わる環境で事務処理能力を高めたいという思いから転職を決意しました。
貴院は予約システムや電子カルテを導入し、患者様の待ち時間短縮やスタッフ間で患者情報を共有することで患者満足度の向上に努めていると伺いました。
私は現職の事務経験を活かし、迅速かつ正確な事務対応によって医療スタッフをサポートし、患者様一人ひとりに対する丁寧な窓口対応を通じて、患者満足度の向上と貴院の発展に貢献したいと考えて志望しました。
※自動車ディーラー営業事務職からクリニック医療事務職への転職
「当社を知ったきっかけ」を教えてください。
御院のホームページを拝見したことがきっかけです。現職では、お客様の受付事務や整備案内を通して、営業や整備担当者をサポートしてまいりました。この経験から、事務業務が組織全体の運営に欠かせないことを実感しました。そこで、職員間のサポート力が求められる業界として医療業界が浮かび、御院のホームページにたどり着きました。御院が事務業務の効率化を図り、スタッフ間で分け隔てなくサポートし合うことで患者様第一に診療を展開している姿に魅了され、私もぜひその一助となりたいと考えて応募いたしました。
「当社を知ったきっかけ」に関する私の転職体験談
転職活動を始めたばかりの頃、「当社を知ったきっかけ」という質問には正直に答えるのが一番だと思っていました。
求人サイトで見つけたといった回答を繰り返していましたが、どれも採用担当者に刺さらないと感じていました。
しかし、採用担当者の立場になって考えたとき、応募者の定着性や早期退職に対する不安が大変大きいことに気づきました。
そのため、採用担当者の不安を払拭するためには、自己理解と転職理由から志望動機までの一貫性が重要だと分かりました。
それ以降は、求人サイトはきっかけに過ぎず、実際に応募を決意したのはこれまで大切にしてきた強みと企業の特徴が結びつくことだと説明しました。
こうして、きっかけを正直に話しつつ、応募に至った理由として自分の強みを発揮し、長く働けると示すことで面接の評価が大きく変わりました。
「当社を知ったきっかけ」転職成功テクニック
「当社を知ったきっかけ」について面接対策ができたら、実践して欲しい転職成功テクニックを紹介します。
私が倍率1000倍の転職成功時に駆使したテクニックです↓↓
若手向けの「中規模転職サイト」を利用
大手転職サイトだけの登録で満足していませんか?実は、私も含め転職成功者の32%は大手以外の転職サイトも利用して初めて内定しています。
大手だけを使うと中規模転職サイトの掘り出し求人を見逃すからです。下記では、ホワイト企業に内定する「若手向け」中規模転職サイトを紹介します↓↓
「人柄」特化の転職エージェントを利用
実は「人柄」こそ、最大の定着性のアピール法です。「人柄の良さ」を自分で伝えられないことが不採用の大きな原因と言えます。
しかし「人柄」のアピールに特化した転職エージェントを利用すれば、圧倒的に(ホワイト企業に)採用されやすくなります↓↓
「家族のための転職」を面接でアピール
転職面接で「家族のために転職する」ことのアピールで信頼性と定着性を示すこともできます。
アピール方法は、以下の記事を参考にしてください↓↓
まとめ
以上、転職面接で「当社を知ったきっかけ」を聞かれたときの回答例文3選と、採用される志望動機の作成法について紹介しました。
・「当社を知ったきっかけ」を転職面接で聞かれる理由は、志望度、一貫性、自己分析度の確認。
・「当社を知ったきっかけ」で避けた方が良い回答は、受け身な姿勢、一貫性がない、自己理解の不足。
・「当社を知ったきっかけ」に回答する際は、強みを活かせる会社を探している姿勢を加えることがポイント。
・「当社を知ったきっかけ」は自分の強みを反映した志望動機を中心に回答する。
・「当社を知ったきっかけ」に回答するため、自己分析ツールで分かった強みをもとに志望動機を作成する。
・「当社を知ったきっかけ」は、会社を知ったきっかけについての結論、前職での強みを活かせる職を求めていたこと、応募企業なら強みを発揮し貢献できることを述べる。
・転職成功テクニックを活用し、内定獲得率アップを目指してください。
みなさんの転職成功を心から祈っております。