
「当社を知ったきっかけ」を転職面接で聞かれたら?

自分の『強み』を反映した志望動機をもとに回答しましょう。
転職面接で「当社を知ったきっかけ」を聞かれた際に、どう答えれば良いか悩んでいませんか?私も面接で同じ質問を受けた経験があります。
求人サイトやテレビCM、ホームページなどがきっかけでも問題ありませんが、それだけでは採用担当者に強い印象を残すのは難しいです。
私は自分の『強み』を反映した志望動機をもとに一貫性をアピールし、企業にとっての採用メリットを示すことで採用につなげました。

がっくん
中堅企業で平社員だったがっくんです。就職倍率1000倍(2024名エントリー、採用2名)の超ホワイト企業に転職した経験から、転職成功ノウハウを発信しています。
この記事では、私の転職経験から面接で「当社を知ったきっかけ」を聞かれた際の回答例文3選を解説し、採用される志望動機の作成法も紹介します。
「当社を知ったきっかけ」の独自アンケート調査結果

「当社を知ったきっかけ」をしっかり答えられる応募者の印象に関して、当サイト独自のアンケート調査を実施しました。
「当社を知ったきっかけ」を答えられる応募者の印象は? | |
---|---|
大変良い | 39% |
良い | 43% |
どちらでもない | 17% |
悪い | 1% |
一般企業の採用担当者100名のうち、印象が「大変良い」「良い」という肯定的な回答が82%を超えました。

「当社を知ったきっかけ」を答えられるだけでも、採用担当者の大幅な印象アップにつながることが分かります。
・「当社を知ったきっかけ」を答えられる応募者の印象:採用担当者の82%が「良い」と回答。
「当社を知ったきっかけ」を転職面接で聞かれる理由

「当社を知ったきっかけ」について転職面接で聞かれる理由は、以下の通りです。
・「志望度」の確認。
・「一貫性」の確認。
・「自己分析度」の確認。
「志望度」の確認
採用担当者は、「当社を知ったきっかけ」を聞くことで、応募者の志望度の高さを確認しています。
会社を知ったきっかけが曖昧だと、企業の採用担当者は「本当に自社を志望しているのか?」と疑いを持ちます。
志望度の高さは、そのまま採用に結びつく重要なものです。

私も転職面接で「きっかけ」をうまく答えられず、志望度の低さを疑われた経験があります。
「一貫性」の確認
次に、「当社を知ったきっかけ」を質問することで、採用担当者は応募者の一貫性を確認しています。
特に志望動機の内容と、会社を知ったきっかけを比較することで、発言内容が一貫しているかを確かめています。
一貫性を示すことは、採用担当者に信頼感を与える上で欠かせません。

私は志望動機との一貫性を示すことで、採用担当者の信頼を得るように心がけました。
「自己分析度」の確認
最後に、「当社を知ったきっかけ」を質問することで、採用担当者は自己分析度を確認しています。
会社を知ったきっかけを尋ねることで、応募者が自分の『強み』を理解した上で転職活動をしているか?を見ているのです。
自己分析ができていれば、会社でも自分の『強み』を活かして活躍できると判断されます。

後半では、私の経験をもとに自己分析を通じて志望動機を書く方法を紹介します。
・「当社を知ったきっかけ」を聞かれる理由:志望度、一貫性、自己分析度の確認。
「当社を知ったきっかけ」の転職面接で避けるNG回答

「当社を知ったきっかけ」を転職面接で聞かれた際に、避けるべきNG回答例は以下の通りです。
・「受け身」な姿勢
・「一貫性」がない
・「自己理解」の不足
「受け身」な姿勢
転職面接で「当社を知ったきっかけ」を聞かれた際に、受け身な姿勢の回答は避けましょう。
「求人サイトで見た」「テレビCMで知った」というだけで終わらせると、採用担当者からは受け身の印象を持たれてしまいます。
受け身な人材は、入社後のモチベーションが低く、早期退職するリスクが高い人材と見なされます。

このため、私はきっかけを話す際、自分の強みを織り交ぜながら「積極性」を示しました。
「一貫性」がない
「当社を知ったきっかけ」と志望動機に一貫性がない回答も避けるべきです。
例えば、志望動機と矛盾するようなきっかけを挙げると、一貫した思いがない、信頼できない人材だと疑われます。
転職活動では、面接官との信頼関係を構築することが内定に直結します。

私も転職面接で一貫性のない回答をしてしまい、不採用に繋がった経験があります。
「自己理解」の不足
「当社を知ったきっかけ」を聞かれた際に、自己理解の不足を感じさせる回答も避けましょう。
例えば、きっかけを複数挙げてしまったり、第三者からの紹介で知ったことだけを話すと、自己理解が不足していると受け取られます。
自己理解(強みの理解)が不足していると、仕事の軸が曖昧で早期退職のリスクが高い人材と見なされます。

私もまず自分の強みを理解することで、「当社を知ったきっかけ」に一貫性を持たせるようにしました。
・「当社を知ったきっかけ」で避けるべき回答:受け身な姿勢、一貫性がない、自己理解の不足。
「当社を知ったきっかけ」は志望動機を中心に答える

「当社を知ったきっかけ」を聞かれた際には、自分の『強み』を反映した志望動機を中心に回答しましょう。
『強み』を示すことで、「受け身姿勢」や「自己理解不足」といったNG回答を避けつつ、採用につながる回答ができるからです。
さらに志望動機を中心に回答することで、一貫性を示し、採用担当者の信頼を得ることもできます。

私も、自分の『強み』を反映した志望動機をもとに回答したことで、複数企業の内定を手にしました。
・「当社を知ったきっかけ」⇒自分の『強み』を反映した志望動機を中心に回答する。
「当社を知ったきっかけ」に答える志望動機の作り方(※重要)

「当社を知ったきっかけ」に答えるため、自分の『強み』を反映した志望動機の作成法を紹介します。

志望動機には、面接官に刺さる「型」が存在します。しかし、採用されるために必要不可欠なことが『強み』の理解なのです。
採用したい志望動機は「自分の強みを理解している」こと

8割以上の採用担当者が「自分の強みを理解している志望動機」を求めることが企業アンケートで分かりました。

つまり『強み』が反映されないと、採用される志望動機にはなりません。
半数以上の採用担当は自己分析しない応募者を採用しない

半数以上の採用担当者は「自己分析をしていない応募者は採用しない」と追加調査で答えました。また、9割が「自己分析済」か見抜けます。

『自己分析』をしないと半数が即不採用になるわけです。自己分析ナシでは強みが理解できないからです。
※すぐに自己分析をして自分の『強み』だけを知りたい方はこちら↓↓
最強の志望動機をつくる【2つの方法】
いちど自己分析で分かった『強み』を反映するだけで面接で何を突っ込まれても『絶対に』ブレない志望動機になります。

私は自己分析で分かった『強み』で志望動機を作り、倍率1000倍の企業に転職できました。以下に、これを試せる2つの方法を紹介します↓↓
私が実際に無料自己分析ツールで志望動機を書いた方法です。スマホで簡単につくれます↓↓
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私は保険会社の営業職で、チームメンバーと協力して目標を達成してきました。しかし、前職では既存顧客への保険商品提案が主で、チームワークを発揮する機会が少なかったため、転職を決意しました。貴社は挑戦的なベンチャー企業であり、新規市場への進出やプロジェクト全体の一体感が魅力です。私はチームワークを活かし、新たな事業展開に貢献したいと考え、貴社を志望しました。

AIの志望動機例文です。文字数指定で『履歴書用』も書けるので、利用した方に大変好評です。
「当社を知ったきっかけ」の転職面接の回答例文3選

志望動機をつくる2つの方法で作成した志望動機と、転職面接での「当社を知ったきっかけ」の回答例文3選を紹介します。

「当社を知ったきっかけ」を回答する流れは、以下の通りです。
・会社を知ったきっかけについて「結論」から述べる。
・前職での「強み」を活かせる職を求めていたと述べる。
・応募企業なら「強み」を発揮し貢献できることを述べる。
志望動機と回答例文①(※当社を知ったきっかけ)
【自己分析で分かった強み:協調性】
私は不動産会社で賃貸仲介営業を務めております。営業担当者や不動産オーナー、関連業者と協力しながら、顧客に最適な物件を提案し顧客満足度の向上に努めてきました。しかし、単なる既存物件の提案にとどまらず、家づくりに直接携わる営業力をさらに磨きたいという思いから転職を決意しました。
貴社はハウスメーカーとして、充実した住宅設備やデザイン性に優れた住宅開発に取り組み、社員同士がチームを組んで営業ノウハウや知識を共同で育てる風土があることに感銘を受けました。
私はこれまでの営業経験を生かし、チームの一員として協力しながら、住宅提案の営業スキルを高め、顧客満足度と契約率の向上に努めることで貴社の発展に貢献したいと考えて志望致しました。
※不動産会社営業職からハウスメーカー営業職への転職

「当社を知ったきっかけ」を教えてください。

御社を知ったきっかけは、求人サイトでの募集広告です。現職では、営業担当者や不動産オーナー様、関連業者と協力することで、お客様の要望に応え、不動産営業の質を高めてきました。そのため、チームの協調性を活かせる仕事を探していたところ、御社の社員同士がチームを組み、営業ノウハウや知識を共有し合う風土について詳しく書かれた求人広告に目が留まりました。御社でなら、協調性を発揮しチームに馴染みながら、顧客ニーズに合わせた住宅提案ができると考えて応募致しました。
志望動機と回答例文②(※当社を知ったきっかけ)
【自己分析で分かった強み:人あたり(気配り)】
私は旅行代理店でカウンターセールスを担当していました。きめ細やかな接客を心掛けながら、お客様に合った旅行プランを提案し、信頼関係を築くことで多くのリピーター客を獲得してきました。今後は幅広く深い接客サービスを身に付けられる環境でのキャリアアップを求めて転職を決意しました。
貴社は業界をリードするホテルとして、コンシェルジュサービスに力を入れ、全従業員が接遇研修を受けることでホスピタリティを追求している姿勢に強く惹かれました。
私は前職で培った接客経験を活かし、接遇スキルをさらに磨き、宿泊客のニーズに応じたサービス提供によってリピート利用率を高め、貴社ホテルの発展に貢献したいと考えて応募いたしました。
※旅行代理店カウンターセールスからホテリエへの転職

「当社を知ったきっかけ」を教えてください。

御社を知ったきっかけは、前職で御社の評判を耳にしたことです。前職では、私の接客を気に入られ、毎回ご指名をいただく固定客がおられました。そのため、お客様の満足度に直結するきめ細やかな接客を極められる企業を考えていたところ、かねてより伺っていた御社のコンシェルジュサービスや、徹底された接遇研修によるホスピタリティの追求に共感し、この度応募いたしました。御社において、接客力をさらに発展させ、ホテルの顔としてお客様から信頼されるホテリエになりたいと考えております。
志望動機と回答例文③(※当社を知ったきっかけ)
【自己分析で分かった強み:サポート力】
私は自動車ディーラーで営業事務を担当しています。受付事務や契約管理、整備車検案内で営業担当者をサポートし、営業部門から高い評価を得てきました。しかし、分業化に伴い、よりお客様と直接関わる環境で事務処理能力を高めたいという思いから転職を決意しました。
貴院は予約システムや電子カルテを導入し、患者様の待ち時間短縮やスタッフ間で患者情報を共有することで患者満足度の向上に努めていると伺いました。
私は現職の事務経験を活かし、迅速かつ正確な事務対応によって医療スタッフをサポートし、患者様一人ひとりに対する丁寧な窓口対応を通じて、患者満足度の向上と貴院の発展に貢献したいと考えて志望しました。
※自動車ディーラー営業事務職からクリニック医療事務職への転職

「当社を知ったきっかけ」を教えてください。

御院のホームページを拝見したことがきっかけです。現職では、お客様の受付事務や整備案内を通して、営業や整備担当者をサポートしてまいりました。この経験から、事務業務が組織全体の運営に欠かせないことを実感しました。そこで、職員間のサポート力が求められる業界として医療業界が浮かび、御院のホームページにたどり着きました。御院が事務業務の効率化を図り、スタッフ間で分け隔てなくサポートし合うことで患者様第一に診療を展開している姿に魅了され、私もぜひその一助となりたいと考えて応募いたしました。
「当社を知ったきっかけ」を面接で答える際の注意点

「当社を知ったきっかけ」を聞かれた際には、自分の『強み』を活かせる会社を探している姿勢を伝えましょう。
単にあなたがその会社を知ったきっかけだけを話しても、採用担当者の記憶には残りにくいものです。
そのため、自分の『強み』を理解した上で企業を選んでいることを必ずアピールしましょう。

私も面接で、自分の『強み』や積極性を採用担当者に強く印象付けることを意識しました。
・「当社を知ったきっかけ」を答える注意点:『強み』を活かせる会社を探している姿勢を伝える。
「当社を知ったきっかけ」に関する私の転職面接体験

転職活動を始めたばかりの頃、「当社を知ったきっかけ」という質問には、正直に答えるのが一番だと思っていました。
求人サイトで見つけた、という回答を繰り返していましたが、どれも採用担当者の印象に残ることはありませんでした。
しかし、採用担当者の立場になって考えたとき、応募者の定着性や早期退職への不安が非常に大きいことに気づきました。
そのため、採用担当者の不安を払拭するためには、自己理解と転職理由から志望動機までの一貫性が重要だと分かりました。
それ以降は、「求人サイトで見つけた」というのはあくまできっかけに過ぎないと伝えるようにしました。
実際に応募を決意したのは、自分がこれまで大切にしてきた強みと企業の特徴が結びついたからだと説明しました。
このように、きっかけを正直に話しつつも、応募に至った背景には自分の強みを活かして長く働ける企業だと確信したことを強調しました。

その結果、面接の評価が大きく変わり、強みを中心にした一貫性のある回答が効果的であると実感しました。
転職成功テクニック

「当社を知ったきっかけ」の転職面接の例文に加えて、ホワイト企業に内定を貰える転職成功テクニックを紹介します。

私が倍率1000倍の転職成功時にも使ったテクニックです↓↓
・若手向けの「中規模転職サイト」を利用
・「人柄」特化の転職エージェントを利用
・面接で「家族のための転職」をアピール
若手向けの「中規模転職サイト」を利用

実は、私も含め転職成功者の32%は大手以外の転職サイトも利用して初めて内定しています。

大手サイトだけでは掘り出し求人を見逃すからです。そこで、ホワイト求人の多い「若手向け」中規模転職サイトを紹介します↓↓
「人柄」特化の転職エージェントを利用

残念ながら、自分の「人柄の良さ」を伝えきれずに不採用になる方がとても多いです。

しかし、「人柄」のアピールに特化した転職エージェントを利用すれば、圧倒的にホワイト企業に採用されやすくなります↓↓
面接で「家族のための転職」をアピール

面接で「家族のために転職する」ことをアピールすれば信頼性を示すことができます。

アピール方法は下記記事が参考になります↓↓
まとめ

以上、私の転職経験から面接で「当社を知ったきっかけ」を聞かれた際の回答例文3選と採用される志望動機の作成法について解説しました。
・「当社を知ったきっかけ」を転職面接で聞かれる理由は、志望度、一貫性、自己分析度の確認。
・「当社を知ったきっかけ」で避けるべきNG回答は、受け身な姿勢、一貫性がない、自己理解の不足。
・「当社を知ったきっかけ」は自分の強みを反映した志望動機を中心に回答する。
・「当社を知ったきっかけ」に回答するため、自己分析ツールで分かった強みをもとに志望動機を作成する。
・「当社を知ったきっかけ」は、会社を知ったきっかけについての結論、前職での強みを活かせる職を求めていたこと、応募企業なら強みを発揮し貢献できることを述べる。
・「当社を知ったきっかけ」を答える際の注意点は、強みを活かせる会社を探している姿勢を伝えること。
・転職成功テクニックを活用し、ホワイト企業の内定獲得率アップを目指してください。

みなさんの転職成功を心から祈っております。