転職面接で「あなたを採用するメリット」には、どう答えるべき？
自分の強みを反映した志望動機をもとに回答すればOK。
転職面接の「あなたを採用するメリットは？」という質問に頭を悩ませる方も多いでしょう。私もその一人でした。
質問に対して、あなたの強みをどのように企業で活かせるかを伝え、企業のニーズと結びつけることがポイントです。
そのため、私は自分の強みを反映した志望動機を作成し、一貫性を示すことで内定を得ることができました。
がっくん
中堅企業で平社員だったがっくんです。就職倍率1000倍（2024名エントリー、採用2名）の超ホワイト企業に転職できた経験から、実績がない人でも転職成功するノウハウを発信してます。
この記事では、私の転職経験をもとに「あなたを採用するメリット」に回答する面接例文３選を解説し、採用される最強の志望動機作成法をご紹介します。
「あなたを採用するメリット」に関するアンケート
「あなたを採用するメリット」という質問に答えられる応募者の印象について、当サイトで独自アンケート調査を行いました。
その結果、一般企業の採用担当者100名のうち、「大変良い（39％）」「良い(44％)」の合わせて83％が良い印象を持つと回答しました。
「あなたを採用するメリット」を聞かれる理由をしっかりと理解し、適切に回答できれば採用担当者に対して好印象を残せます。
・「あなたを採用するメリット」に答えられる応募者：８３％の採用担当者が「印象が良い」と回答。
「あなたを採用するメリット」について聞く理由は？
転職面接で採用担当者が「あなたを採用するメリット」について聞く理由は、以下の通りです。
・「強み」を理解しているか確認したい
・「状況適応能力」があるか確認したい
・「志望動機」との一貫性を確認したい
「強み」を理解しているか確認したい
採用担当者は、「あなたを採用するメリット」を通じて、応募者が自分の強みを理解しているか確認しています。
自分の強みを理解している応募者は、自己分析をしっかりと行い、転職を通じて実現したい目標がはっきりしています。
採用担当者は、応募者が強みを理解し、入社後も目的意識を持って活躍することを期待しているわけです。
「状況適応能力」があるか確認したい
また、この質問を通して、応募者の状況適応能力を試しています。
「あなたを採用するメリット」と視点を変えることで、予測できない質問に対しても柔軟に対応できるかどうか見ています。
状況適応能力は、入社後の課題に対応する上で重要なスキルだからです。
採用担当者は、入社後に即戦力となるか見極めるためにも、このような質問を意図的に行うわけです。
「志望動機」との一貫性を確認したい
さらに、「あなたを採用するメリット」を通じて、志望動機との一貫性も確認しています。
履歴書や面接冒頭で述べる志望動機と、質問に対する回答が一貫しているか確認し、応募者が転職活動に一貫した姿勢で臨んでいるかを見ています。
応募者の転職活動に対する真剣さを確認し、採用後も会社に定着して長く働ける人材か知りたいわけです。
・「あなたを採用するメリット」を聞く理由⇒強みの理解、状況適応能力、志望動機との一貫性の確認。
「あなたを採用するメリット」で避けるべきNG回答
一方で、「あなたを採用するメリット」について避けるべきNG回答は以下の通りです。
・「強み」を理解していないと思われる回答
・「状況適応能力」がないと感じる回答
・「志望動機」と一貫性がない回答
「強み」を理解していないと思われる回答
「あなたを採用するメリット」に対して、自分の強みを理解していないと思われる回答は避けましょう。
自己分析を怠ると、自己理解が不足していると捉えられ、採用担当者にマイナスの印象を与えます。
自己理解が不足している応募者は、採用しても自分の経験やスキルの活かし方が分からず、企業に貢献できない人材と見なされます。
私も自己分析を行い、自分の強みを理解してから内定率が上がりました。
「状況適応能力」がないと感じる回答
「あなたを採用するメリット」に対して、状況適応能力がないと感じられる回答も避けましょう。
質問に即座に答えられない、または的外れな回答をすると、状況適応能力が不足しているとみなされます。
その結果、即戦力不足や社内コミュニケーション力が低い人材と判断され採用から遠のいてしまいます。
私も転職活動当初は面接対策に苦労しましたが、志望動機をしっかり作り込むことで、緊張せずに対応できるようになりました。
「志望動機」と一貫性がない回答
「あなたを採用するメリット」に対して、志望動機と一貫性がない回答は避けてください。
志望動機と面接時の回答が矛盾するだけで、転職活動に対する真剣さを疑われ、採用担当者からの信頼を失います。
採用担当者から信頼を得ることが、採用の決め手になります。そのため、まずは一貫性のある志望動機を作成することから始めましょう。
・「あなたを採用するメリット」のNG回答⇒強みを理解していないと思われる、状況適応能力がないと感じる、志望動機と一貫性がない回答。
「あなたを採用するメリット」は志望動機を中心に
「あなたを採用するメリットは？」という質問に対しては、自分の強みを反映した志望動機を中心に回答することで、採用担当者を惹きつけることができます。
志望動機を中心に答えることで、強みや状況適応能力を示しながら一貫性を保ち、NG回答を避けることができます。
私も転職活動において、志望動機を中心に面接準備を行い、複数の内定を得ることができました。
次は、そのような採用担当者を引きつける志望動機のつくり方を紹介します。
・「あなたを採用するメリットは？」⇒自分の強みを反映した志望動機を中心に回答する。
「あなたを採用するメリット」志望動機のつくり方（※重要）
「あなたを採用するメリットは？」に回答するため、ベースとなる志望動機のつくり方と強みを理解する重要性について解説します。
志望動機には、面接官に刺さる「型」が存在します。しかし採用される志望動機には「強みの理解」が必要不可欠です。
採用したい志望動機は「自分の強みを理解している」こと
８割以上の採用担当者は「自分の強みを理解している」志望動機を求めると企業アンケートの結果、分かりました。
つまり強みが反映されないと、いつまでも採用されない志望動機を書き続けることになります。
半数以上の採用担当は自己分析しない応募者を採用しない
半数以上の採用担当者は『自己分析をしていない応募者』は採用しないと追加調査で判明しました。また、９割の面接官は応募者が「自己分析済」か見抜けます。
『自己分析』をしないと半数が即不採用になるわけです。自己分析ナシでは強みが理解できないからです。
最強の志望動機をつくる【２つの方法】
いちど『自己分析』で分かった強みを反映するだけで面接で何を突っ込まれても『絶対に』ブレない志望動機になります。そもそも、強みをもとに書くからです。
私は自己分析結果で志望動機をつくり、倍率1000倍の企業にも転職できました。以下に、これを試せる２つの方法を紹介します↓↓どちらか試してみて下さい。
私が実際に無料自己分析ツールで志望動機を書いた方法です。スマホで簡単につくれます↓↓
AIに自己分析結果を学習させて志望動機を書く方法です。転職理由もAIが考えてくれます↓↓
私は保険会社の営業職で、チームメンバーと協力して目標を達成してきました。しかし、前職では既存顧客への保険商品提案が主で、チームワークを発揮する機会が少なかったため、転職を決意しました。貴社は挑戦的なベンチャー企業であり、新規市場への進出やプロジェクト全体の一体感が魅力です。私はチームワークを活かし、新たな事業展開に貢献したいと考え、貴社を志望しました。
AIが書いた志望動機例文です。人間以上の精度です。文字数指定で『履歴書用』も書けるので、利用した方に大変好評です。
「あなたを採用するメリット」志望動機と回答例文
志望動機のつくり方で書いた志望動機と「あなたを採用するメリット」に対する面接の回答例文３選を紹介します。
「あなたを採用するメリット」に回答するときは、以下のポイントに注意してください。
・「強み」を活かせることがメリットだと述べる。
・「転職理由」に関する前職のエピソードを述べる。
・「企業の特徴」でメリットを活かせると述べる。
志望動機と回答例文①（※あなたを採用するメリットは？）
【自己分析で診断した強み：傾聴力】
私は不動産会社で営業職をしております。お客様に傾聴する営業によって、ニーズに合う物件をご提案し、契約実績を積み重ねてまいりました。しかし、さらに柔軟な住宅提案を通じてお客様の多様な要望に応えたいという強い思いがあり、転職を決意しました。
貴社がハウスメーカーとして展開する自社開発の住宅設備や、顧客満足を第一に考えた充実したアフターサービスに深い感銘を受けました。
私は現職での営業経験を活かし、お客様の細かな要望をくみ取る営業スタイルを貫くことで、新規契約率の向上はもちろんのこと、顧客満足度の向上にも尽力し、貴社のさらなる発展に貢献したいと考え、志望いたしました。
※不動産会社営業職からハウスメーカー営業職への転職
「あなたを採用するメリット」を教えてください。
はい。私を採用するメリットは、お客様に傾聴する姿勢で培った提案営業力を、御社の新規住宅契約率の向上に役立てられることです。現職では、単にお客様の希望条件に合う物件をご提案するだけでなく、お客様のライフスタイルまで伺い、地域の特性や将来の開発計画を考慮した提案をしてきました。これにより、お客様との信頼関係を築き、顧客満足度を高めることができました。御社でも、住宅の機能性や快適性以外に、お客様から新たなニーズを引き出し、御社の住宅設備や充実したアフターサービスと結び付けた営業活動を通じて、新規契約率と顧客満足度の向上に貢献したいと考えています。
志望動機と回答例文②（※あなたを採用するメリットは？）
【自己分析で診断した強み：人当たり】
私は紳士服専門店で販売職を務めております。人当たりの良い丁寧な接客を心がけ、リピート購入率の向上に貢献し、店舗売上の拡大に繋げてきました。今後は、この接客販売の経験をさらに発展させ、接遇スキルを身につけてキャリアアップを目指したいと思い、転職を決意しました。
貴社ホテルが地域企業と協力し、観光案内サービスや接遇研修に力を入れ、高いホスピタリティを追及していることに大きな魅力を感じました。
前職での販売経験を生かし、さらに磨きをかけた接遇スキルで、お客様一人ひとりに寄り添う温かみのあるサービスを提供し、お客様のリピート利用を促進することで、貴社ホテルの一層の発展に貢献したいと考えて応募いたしました。
※紳士服専門店販売員からホテリエへの転職
「あなたを採用するメリット」を教えてください。
はい。私を採用するメリットは、困難な状況でも人当たりの良い接客力を発揮し、リピート利用に繋げるスキルがあることです。前職で、購入後のスーツの色合いに関するクレームに対応しました。私は謝罪だけではなく、スーツの使用目的を伺い、それに合う色味やデザインのネクタイやハンカチを選び、組み合わせの提案を行いました。このように、お客様に新しいスタイリングを楽しむ付加価値をご提案することで、その後のリピート購入に繋げました。御社ホテルでも、接遇や観光案内を付加価値として、宿泊客の皆様に寄り添うサービスを提供することで、ホテルのリピート利用率の促進に貢献できると考えます。
志望動機と回答例文③（※あなたを採用するメリットは？）
【自己分析で診断した強み：迅速性】
私は自動車販売会社で営業事務として勤務しています。販売契約の迅速かつ正確な処理と顧客データの管理を通じて、顧客満足度と業務効率の向上に努めてきました。このバックオフィスでの経験を生かし、より直接的にお客様と関わる環境で、事務処理能力を伸ばすことを目指し、転職を決意しました。
貴院が地域に根差したクリニックとして、新しい予約管理システムや電子カルテの導入で業務効率と患者満足度の向上に取り組んでいることに強い関心を抱きました。
現職で培った事務経験を活かし、新システムに迅速に対応し、患者様をお待たせしない効率的な事務処理を実現することで、医療スタッフを力強く支え、患者満足度の向上と貴院の発展に貢献したいと考えて志望いたしました。
※自動車販売会社営業事務職からクリニック医療事務職への転職
「あなたを採用するメリット」を教えてください。
はい。私を採用するメリットは、現職の営業事務経験で培った、迅速かつ正確な事務処理能力と業務効率化を、御院の医療スタッフのサポートと患者満足度の向上に活かせることです。現職では、顧客データから過去の購入履歴をまとめ、新車販売戦略に悩む営業部門に情報共有することで、顧客ニーズに合わせた営業を行えるよう支援し、販売台数の増加に貢献しました。御院の業務でも、予約管理や電子カルテの管理を通じて、患者様のデータを迅速かつ正確に処理し、医療スタッフが患者様のニーズに応じた診療が行える環境を整え、患者満足度の向上及び御院の発展に貢献できると考えています。
「あなたを採用するメリット」私の転職活動体験談
私も転職活動中の面接で、「あなたを採用するメリット」に似た質問を受けた経験があります。この種の質問は、やや圧迫感がありますよね。
企業側の視点、すなわち採用担当者の立場から、採用するメリットを考えてほしいと突然求められると、多くの人が戸惑うでしょう。
圧迫面接は、私も何度か経験があります。たとえ緊張しても、普段から自己の強みを把握していることが肝心です。
私は意図しない質問をされたときは、常に自分が自信を持っている強みや適性をもとにエピソードを考えていました。
自分の強みを理解していれば、どのような質問にも自分の強みを活かしたエピソードで回答できるからです。
まず、自己の強みを反映した志望動機を作成し、転職への一貫した姿勢を示しながら面接準備を進めてください。
「あなたを採用するメリット」X（Twitter）の意見
転職における「あなたを採用するメリット」についてX（Twitter）の意見を紹介します。
「あなたを採用するメリット」に悩む方も多いですね。採用担当者の視点から、常に自分の採用メリットを考えて欲しい、という意見もありました。
転職成功テクニック
「あなたを採用するメリット」について志望動機作成、面接対策ができたら実践して欲しい、転職を成功に導くテクニックを紹介します。
私が倍率1000倍の転職成功時に駆使したテクニックです↓↓
・若手向けの「中規模転職サイト」を利用
・「人柄」特化の転職エージェントを利用
・「家族のための転職」を面接でアピール
若手向けの「中規模転職サイト」を利用
大手転職サイトだけの登録で満足していませんか？実は、私も含め転職成功者の32％は大手以外の転職サイトも利用して初めて内定しています。
大手だけを使うと中規模転職サイトの掘り出し求人を見逃すからです。下記では、ホワイト企業に内定する「若手向け」中規模転職サイトを紹介します↓↓
「人柄」特化の転職エージェントを利用
実は「人柄」こそ、最大の定着性のアピール法です。「人柄の良さ」を自分で伝えられないことが不採用の大きな原因と言えます。
しかし「人柄」のアピールに特化した転職エージェントを利用すれば、圧倒的に（ホワイト企業に）採用されやすくなります↓↓
「家族のための転職」を面接でアピール
面接で「家族のために転職する」とアピールするだけで信頼性と定着性を示せます。私が実際に試した方法です。
詳しいアピール方法は、下記記事を参考にしてください↓↓
まとめ
以上、転職面接における「あなたを採用するメリット」の回答例文３選と、採用される志望動機の作成法について解説しました。
・独自のアンケート調査で「あなたを採用するメリット」に答えられる応募者の印象について、８３％の採用担当者が「良い」と回答した。
・「あなたを採用するメリット」について、面接官が聞く理由は、強みの理解、状況適応能力、志望動機との一貫性の確認。
・「あなたを採用するメリット」についてのNG回答は、強みを理解していないと思われる、状況適応能力がないと感じる、志望動機と一貫性がない回答。
・「あなたを採用するメリット」は、自分の強みを反映した志望動機を中心に回答する。
・「あなたを採用するメリット」に回答するため、自己分析で診断した自分の強みをもとに志望動機を作成する。
・「あなたを採用するメリット」に回答するポイントは、強みを活かせることがメリットだと述べる、転職理由に関する前職のエピソードを述べる、企業の特徴でメリットを活かせると述べる。
・転職成功テクニックを活用し、内定獲得率を向上させてください。
みなさんの転職成功を心から祈っております。
