転職の面接で「周りからどんな人と言われるか」を聞かれたら、どう答えるべき？
志望動機で話す自分の強みと合った内容を話せばOK。
転職面接で「周りからどんな人と言われるか」と聞かれることがあります。私自身も転職活動で質問された経験があります。
他己分析ができているかを問う質問ですね。しかし、このときネガティブな内容はもちろん、前職での周りの評価をそのまま伝えるのはリスキーです。
自己分析の結果をもとに志望動機と合致する内容を話すことで、面接官に好印象を残すことができます。
がっくん
中堅企業で平社員だったがっくんです。就職倍率1000倍（2024名エントリー、採用2名）の超ホワイト企業に転職できた経験から、実績がない人でも転職成功するノウハウを発信してます。
この記事では、私の転職経験から「周りからどんな人と言われるか」という質問に回答するポイントを例文付きで解説し、併せて採用される志望動機の作成法も紹介します。
「周りからどんな人と言われるか」のアンケート調査
「周りからどんな人と言われるか」という質問に対しうまく回答できる応募者の印象について、当サイトで独自アンケートを行いました。
一般企業採用担当者１００名の調査で、８割以上の採用担当者が「大変良い」「良い」と回答しました。
「周りからどんな人と言われるか」という質問にうまく回答できるかがいかに有利に働くかが分かりますね。
・「周りからどんな人と言われるか」に回答できる応募者には、採用担当者の８割が良い印象を持つ。
「周りからどんな人と言われるか」を聞かれる理由は？
転職で面接官が「周りからどんな人と言われるか」を尋ねる理由には、主に以下のようなものがあります。
・自己分析とのズレを確認したい（※重要）
・会社に馴染む人材か確認したい
・入社後に活躍するか確認したい
自己分析とのズレを確認したい（※重要）
面接官は、応募者の自己評価と周りの評価に「ズレ（違い）」があるか見極めようとしています。
これが「周りからどんな人と言われるか」を聞かれる最大の理由です。自己評価と周りの評価に違いがあれば、自己分析ができていない悪印象を与えてしまいます。
後半では自己分析結果から志望動機をつくる方法を解説しています。
会社に馴染む人材か確認したい
面接官は、応募者が自社の企業文化や職場の雰囲気に合っているか非常に気にしています。すぐに辞めてしまう人材は極力避けたいからです。
「周りからどんな人と言われるか」を聞くことで、自社に馴染んで長く働いてくれる人材かどうかを判断しているわけです。
入社後に活躍するか確認したい
面接官は、過去の職場の評価から、候補者の能力や成果、リーダーシップの潜在能力などを見出して自社でどれだけ活躍しそうか考えています。
「周りからどんな人と言われるか」を聞いて、純粋に応募者のポテンシャルを測り、自社にふさわしい人材かを判断しているわけです。
・面接官は「自己評価と周りの評価にズレ」がないか確認したい
「周りからどんな人と言われるか」に対するNG回答
転職の面接で「周りからどんな人と言われるか」尋ねられた場合、評価された内容をそのまま答えたり、ネガティブな内容を答えることはNGです。
しかし、単に仕事に取り組んだ熱意や協調性を話しても、面接官にとっては不十分と言えます。
周りがどう評価しているか「作り話」なら誰でもできるからです。すでに解説したように、重要なのは自己評価と他者評価が一致することです。
・自己評価と他者評価が一致することが大切
「周りからどんな人と言われるか」回答するポイント
自己分析の結果と合う内容を話す
転職の面接で「周りからどんな人と言われるか」尋ねられた際は、自己評価と一致する内容を話すことがポイントです。
自分の強みや適性をしっかり理解し、それを改めて示すことで、面接官に納得して貰えるわけです。
そのためには事前に自己分析を行い、それを応募時に採用担当者に伝える必要があります。
自己分析の結果で志望動機を書く
事前に採用担当者に自己評価の内容を伝えるためには、自己分析の結果をもとに志望動機を書くことが最も効果的です。
こうすることで「周りからの評価」を聞かれても志望動機に沿った内容を回答するだけで済み、一貫性を示せるからです。
「周りからどんな人と言われるか」志望動機のつくり方（※重要）
面接官の「周りからどんな人と言われるか」との質問に欠かせない志望動機のつくり方を解説します。
まず志望動機には面接官に刺さる「型」が存在します。加えて、採用される志望動機に必要不可欠なのが自己分析によって強みを理解していることなのです。
採用したい志望動機は「自分の強みを理解している」こと
一般企業に調査したところ８割以上の採用担当者は「自分の強みを理解している」志望動機を求めていると分かりました。
そもそも強みが反映された志望動機でないと採用には繋がらないということです。
半数以上の採用担当は自己分析しない応募者を採用しない
半数以上の採用担当者は『自己分析をしていない応募者』は採用しないと追加調査で判明しました。また９割の面接官は面接中に「自己分析済か見抜ける」と回答しました。
『自己分析』をしないと半数が即不採用になるわけです。自己分析ナシでは強みが理解できないからです。
最強の志望動機をつくる【２つの方法】
いちど『自己分析結果』を反映した志望動機さえ作れば面接で何を突っ込まれても『絶対に』ブレない志望動機になるわけです。
私は自己分析結果から志望動機を作り、倍率1000倍の企業にも転職できました。以下に、これを試せる２つの方法を紹介します↓↓
私が実際に無料自己分析ツールで志望動機を書いた方法です。スマホで簡単に作れます↓↓
AIに自己分析結果を学習させて志望動機を書く方法です。転職理由もAIが考えます↓↓
私は保険会社の営業職で、チームメンバーと協力して目標を達成してきました。しかし、前職では既存顧客への保険商品提案が主で、チームワークを発揮する機会が少なかったため、転職を決意しました。貴社は挑戦的なベンチャー企業であり、新規市場への進出やプロジェクト全体の一体感が魅力です。私はチームワークを活かし、新たな事業展開に貢献したいと考え、貴社を志望しました。
AIが書いた志望動機例文です。人間以上の精度です。文字数指定で『履歴書用』も書けるので、利用した方に大変好評です。
「周りからどんな人と言われるか」志望動機と回答例文
志望動機のつくり方に従って書いた志望動機と「周りからどんな人と言われるか」聞かれた際の応答例文を３つ紹介します。
「周りからどんな人と言われるか」聞かれた際に答えるポイントは以下の通りです。
自己分析で分かった「強み」を示す
⇩
強みが表れた前職のエピソードを語る
⇩
入社後にどのように活かせるかを語る
志望動機と応答例文①（自己分析で分かった強み：コミュニケーション力）
私は不動産会社で営業職をしています。コミュニケーション力を活かし、対話によって顧客が望む物件をご紹介し、成約に結びつけてきました。しかし、現職では成約後の顧客のケアは行わないため、より長期的な信頼関係を築ける営業スタイルでキャリアアップを図りたいと考えて、転職を決意しました。
貴社は自動車ディーラーとして新車販売はもちろん、特にアフターサポートに重点を置き、顧客満足度向上に注力しています。
貴社ならば、私のコミュニケーション力を最大限に活かしつつ、顧客と長期的な信頼関係を築く営業スキルを磨くことができると考えています。丁寧な営業で顧客満足度を高め、貴社の更なる発展に貢献したいと考え、志望致しました。
※不動産会社営業職から自動車ディーラー営業職への転職
「周りからどんな人と言われるか」教えてください。
はい。周りからはコミュニケーション力があると言われます。不動産物件において、お客様の予算に合わない物件でも、対話を通じて立地や設備など他のニーズを見つけ出し、成約に結びつけてきました。御社においても、自動車の契約における予算上の課題があっても、オプションや損害保険契約など対話を通じて隠れたニーズを発見し、お客様の満足を追求する営業ができると自負しています。
志望動機と応答例文②（自己分析で分かった強み：人当たりの良さ）
私は百貨店で販売職を担当しています。人当たりの良さを生かした接客でお客様のニーズを予測し、店舗の売上に貢献してきました。しかし、現職では商品の幅広さがあり、特定の分野に専念する機会がないため、専門分野に特化した販売職を希望して転職を決めました。
貴社は家電量販店として、専門分野に基づいた人員配置と、商品に関する高品質な接客を通じて顧客満足度向上に注力していると伺っています。
私は現職で培った接客スキルを活かし、商品知識を深め、お客様と深い関係を築いて貴社の売上に貢献したいと思い、応募しました。
※百貨店販売職から家電量販店販売職への転職
「周りからどんな人と言われるか」教えてください。
はい。周りからは人当たりが良いと言われます。百貨店で買い物をされる若い方が減っている状況でも、丁寧な接客を心掛けることで私の販売員としての人柄を気に入って頂き、お子様やご家族から紹介で来店されるお客様がいらっしゃいました。御社にご縁があれば、販売員としてスキルを磨き、リピート購入頂けるような信頼される接客を目指したいと思います。
志望動機と応答例文③（自己分析で分かった強み：チームワーク）
私は信用金庫で後方事務職を担当しています。事務職員同士のチームワークに注力し、電話対応や資料作成などの業務をまとめ、お客様に還元することで評価されてきました。しかし、分業化が進む中で、より職員同士が連携して業務に取り組む環境でキャリアアップを図りたいと考え転職を決意しました。
貴院は、事務職員同士が連携してレセプト請求や医療支援システムの活用に取り組むことで、医療スタッフを支える風土だと伺っています。
私は貴院において、現職で培ったチームワークを活かし、職員同士が連携し、患者様に最高の医療サービスを提供できる環境を作り、貴院と地域医療の発展に貢献したいと考え志望しました。
※信用金庫後方事務職からクリニック医療事務職への転職
「周りからどんな人と言われるか」教えてください。
はい。周りからはチームワークのできる人だと言われます。信用金庫のオンラインシステムが利用できない非常事態の際、私は電話受付のために職員の役割分担を提案して対応しました。御院でも医療という常に緊急の事態に対応できるよう、チームで医療事務業務に取り組み、患者様のために早期に解決できるよう尽力したいと考えています。
「周りからどんな人と言われるか」私の転職体験談
「周りからどんな人と言われるか」についての質問は転職の面接ではあるあるです。私も何度も聞かれた経験があります。
転職活動を始めた当初は、前職で受けた評価をもとに、とにかくポジティブなことを話せば良いと考えていました。
しかし、面接官は応募者がポジティブな話をすると予想しています。そのため、単に自分の評価された取り組みや実績を話すだけでは効果的でないことに気付きました。
私は周りからの評価と自身の志望動機を結びつけ、それを企業ごとにアレンジすることで、自分の転職理由や適性を印象的に伝えるよう心掛け、内定を貰いました。
皆さんもぜひ、このサイトで紹介した志望動機の作成法を実践し、面接官の印象に残る質疑応答に挑戦してみてください。
「周りからどんな人と言われるか」転職成功テクニック
「周りからどんな人と言われるか」という質問に対する応答と志望動機が用意できた方に、ぜひ実践して欲しい転職成功テクニックを紹介します。
私が倍率1000倍の転職成功時に駆使したテクニックです↓↓
・若手向けの「中規模転職サイト」を利用
・「人柄」特化の転職エージェントを利用
・「家族のための転職」を面接でアピール
若手向けの「中規模転職サイト」を利用
大手転職サイトだけの登録で満足していませんか？実は、私も含め転職成功者の32％は大手以外の転職サイトも利用して初めて内定しています。
大手だけを使うと中規模転職サイトの掘り出し求人を見逃すからです。下記では、ホワイト企業に内定する「若手向け」中規模転職サイトを紹介します↓↓
「人柄」特化の転職エージェントを利用
実は「人柄」こそ、最大の定着性のアピール法です。「人柄の良さ」を自分で伝えられないことが不採用の大きな原因と言えます。
しかし「人柄」のアピールに特化した転職エージェントを利用すれば、圧倒的に（ホワイト企業に）採用されやすくなります↓↓
「家族のための転職」を面接でアピール
面接で「家族のために転職する」ことをアピールすれば信頼性と定着性を示すことができます。私も実践しました。
アピール方法は以下の記事を参考にしてください↓↓
まとめ
以上、「周りからどんな人と言われるか」という質問に回答するポイントと例文を解説し、合わせて志望動機作成法について紹介しました。
・独自アンケート調査の結果、「周りからどんな人と言われるか」に回答できる応募者には、採用担当者の８割が良い印象を持つことが分かった。
・「周りからどんな人と言われるか」を聞かれる理由は、自己分析とのズレ、会社に馴染む人材か、入社後に活躍するかを確認したいから。なかでも自己分析とのズレの確認が最重要。
・「周りからどんな人と言われるか」に対するNG回答は、ネガティブな評価や、評価内容をそのまま伝えること。
・「周りからどんな人と言われるか」に回答するポイントは、自己分析の結果と合う内容を話し、自己評価と他者評価の一致を示すこと。
・「周りからどんな人と言われるか」という質問に回答するため、無料自己分析ツールの診断結果から最強の志望動機を書く方法を実践してみてください。
・「周りからどんな人と言われるか」に回答する際は、自己分析で分かった「強み」、強みが表れた前職のエピソード、入社後にどのように活かせるか、の順に回答するよう心掛けてください。
・内定獲得率を向上させるため、転職成功テクニックを活用してみてください。
みなさんの転職成功を心から祈っております。
